話し方に違和感を覚えるかもしれませんが
気にしないでもらえると幸いです
それでは第一話ことの始まりをお楽しみ下さい
第一話カルネ村まで
『はぁー結局誰も来なかったか...
今日でユクドラシルも終わるっていうのに...何で..クソックソックソッ
ふざけるなっふざけるなっふざけるなっ!!バカヤロー!
俺たちの友情はこんなもんだったのかよ...このスタッフオブアインズウールゴウンを作った日のことを忘れたのかよ...』
玉座の間にてスタッフオブアインズウールゴウンを眺めながらため息をはくように怒りを吐き出すのは骸骨の姿をした異業種
彼はこのナザリック大墳墓の主にして誰も来なくなったギルドの管理をたった一人で行って来たギルドアインズウールゴウンの長である
そんな彼は目の前のNPCに目をやると足元から視線を上げていき胸で止まる
近くに寄り流麗なその姿を見ていると
今まで怒り心頭だったのが嘘のように落ち着きを取り戻しアルベドの設定を見始める
『アルベドか、久しぶりに見るな
玉座なんて普段用がないなら来ないからなー
それはさておきどんな設定だったかな?どれどれ?うわながっ
流石設定魔なタブラさん、作り込んでるなー・・・・って長すぎてしょ』
と適当にツッコミをいれながら見ていると最後の最後に罵倒の一文が書かれていた
ちなみにビッチである
『ちょっとこれは流石に酷いですよタブラさん
アインズは右手に持ったスタッフで設定を書き換え始める
モモンガを愛している
っっクー流石に調子に乗りすぎたかな?
まあでも最後ですし来なくなったちょっとした仕返しですよタブラさん。
っとこんなことしてたらもうこんな時間か!!
はやく玉座に座らないと』
そう独り言を呟きながら骸骨は小走りに階段を上る
本来なら自然に行えるはずの動作だった
ただ右足と左足を交互に前に出すだけの誰にでもできる行為
だがアルベドの設定を変更して興奮していたこと
小走りであったことが不運を招く
ボキッッッッッッッ!!!!!
一瞬何が起きたのか分からなかった
目の前の景色が回転をして地面が近づいてくる
そして地面とキスをしたと思った瞬間今まで聞いたことのない信じられない音がする
骨が折れた??咄嗟に自分の肋骨を確認するアインズだがその視界の中に青いヒビ割れた宝珠が目に入る
『え?なにこれ?』
52.53.54
『え?うそ....』
モモンガの目に数多のひび割れた宝珠が目に入る
55.56.57
『ギルド武器壊れたあああああああああああああああああああ』
58.59.0
『あああああああああああああってあれ?
ここどこ?・・・・え?いや本当どこここ?』
モモンガの周りには殺風景な景色が広がっていた
視界の端から端まで全てが緑に染まっており草の独特な香りが漂っていた
『えーっとどうしようどうしようどうしよう』
と慌てているとすーっと精神が沈静化される
とりあえず時間は・・・0時過ぎてるな
『ログアウトは・・・できないか
GMコールも無理と・・・
ってか何でこんな冷静に考えれてるの?
それにさっきから足に草が触れて少しこそばゆいし
この匂いは何だ?
手の感覚もある
もしかしてアップデートの新機能?
いや、でも法律的にありえないしなー』
と色々な可能性を考察しながら少し歩き出すとメキッと下から音がする
『ああああああああああああ
忘れてたあああああああ
ギルド武器壊れたんだったああああ
ってことはギルドが解散になったから本拠地丸ごと消えたってことかあああああ?』
なんどもなんども鎮静化するが一向にに興奮が収まらない
アインズの頭の中で様々な思い出が駆け巡る
たっちさんに出会った時のことや
大規模討伐隊を返り討ちにした時のことや
他愛のない会話にみんなの最後に会った顔
そんな彼らとの思い出が脳内を駆け巡る
そんな記憶を思い出すたびに憤怒の感情が吹き出す
『あり得ないだろ何で転けただけで壊れるんだよ
なんでそんなに脆いんだよ
そんなの戦場で使えねえじゃねえかっっっ!!!』
冷静になれないアインズはGMコールを連打するも一向にGMには繋がらない
何度も何度も連打して數十回の鎮静化の後魂の抜けた廃人のようなゆったりとした動きで七つの宝珠をアイテムに入れていく
全てを入れ終わると仰向けに寝転がり青い空を眺める
『あー綺麗だなー
魂の抜けた覇気のない声で呟きながら考える
まあどのみち今日で終わる筈だったんだ
ギルド武器もギルドも今日で全て終わる筈だったんだ
だから結果的にはなにも変わらない
そうだ・・・そう
今日は早く寝よう明日は四時おきだ・・・・・』
・・・・数時間仮眠をとろうとするものの眠れないことに気が付く
そうだった体もおかしいんだった
『あんなことがあった後だから正直驚く気力はないな』
そしてゆっくり立ち上がり適当にブラブラと目標もなく歩いていく・・・
何時間歩いただろうか?
いつの間にか日が落ちて草が銀色に輝いていた
ナザリック第五階層にも自然はある
だがその自然は人工的に作った偽物でしかない
この匂いもこの草のように一本一本が違う形をしていないのだ
『綺麗だな・・・』
(ブループラネットさんにもこの自然を見て欲しかったな・・・いや、是非呼ぼう
もしログアウトできたらみんなにこのことを伝えて一からギルドを作ろう
そうだそれが良い)
そう思い急に機嫌がよくなったモモンガはGMコールをかけるのだが結局はかからないしログアウトもできなかったのだ
だがむしろ今更ログアウトできても仕事にいかなくてはならなくなるので逆に困ると思ったモモンガはGMコールを押すのをやめた
現金な男である
そうこうしていると村が見えてきた
小さな村だが何だか騒がしい
何か祭りをしているようだ
なんだかんだで
一人ユクドラシルに残されたモモンガは不安だったため急いで村まで飛ぶ
やっと村までついたアインズは近くで見て気が付く
祭りなんかじゃなくて虐殺だということに
恐ろしくなったモモンガは一目散に逃げだす
だがそれを一人の兵士に見つかってしまう
『おいエルダーリッチがいるぞ、隊長に至急報告をっ!!』
まずい、報告をされると逃げるのが困難になるといつもではテンパって思考できない頭をアンデッドになったおかげで冷静に判断をし
報告に向かった兵士に第九位界魔法グラスプハートを放ち追撃の準備をしようとしていたのだが追撃の必要なく一撃で倒れる
予想外の結果に驚きながらも少し安心し落ち着くモモンガは自分を発見した兵士にも小手調べに第五位界魔法ドラゴンライトニングをはなつ
またたった一撃で倒れたことに驚く
予想以上に弱かったので少し警戒をときながらも兵士を虐殺しながら実験していった
『何の耐性もなく第一位界魔法でも即死か・・・三十以下なのは間違いないな』
そんな風に淡々と兵士を虐殺するモモンガをみていた村の住人達の顔は恐怖でゆがんでいることにモモンガは気がつかない
そのまま兵士の大半を虐殺し、数人を生かし村の中央に集め
魔法で無理やり情報を吐かせ
王国戦士長を呼ぶための罠ということやバハルス帝国の振りをしていたことや
この世界では異業種は恐怖の存在であることを聞くとすかさず村長の方を振り向く
村長の顔を見た瞬間自分のミスに気が付く
(しまった!!)
兵士に情報を聞き始めてここがユクドラシルではないことを知ったので仕方ないことなのだが
自分がやった行動を振り返るといっそここにいる住人達も頃した方が良いのでは無いかと冷静に考える
そんな冷静な自分に恐怖を覚えながらもツッコミを入れながら村長に
言い訳をしようと頭を回転させる
『やあ村長さん』
『ヒィッ!?』
『あ、いやそんな怖がらなくても・・』
『何でもいたしますのでどうか御慈悲を・・・・』
『いや大丈夫ですから
この老体でよければなんでもいたします
いやいらないから』
としょうもないやりとりをしていると数十ものの騎馬隊が村に向かってやってきた
またさっきの仲間が来たかと警戒をしているとその騎馬隊の一番先頭にいるガタイの良い男こっちに突進しながら
『俺は王国戦士長ガゼフストロノーフ村を襲ったお前を絶対に許さん』
とモモンガ目掛けて斬りかかってきた
王国戦士長と聞き何かに使えるかもと冷静に考えていたものの
突然狙われて驚いたモモンガは思わず反射的にその男を殺してしまった
(しまったっ!!)
そしてそれがその騎馬隊の怒りを買うことになる
『嘘だろ戦士長がエルダーリッチに一撃で殺されただと!?』
『違う、違うんだこれは事故だ事故』
『くそったれっ!!なにが事故だふざけるなっ!戦士長の仇とらせてもらうぞっ!!』
集団がモモンガ一人を狙うも誰一人傷一つつけられず倒れてゆく
結果戦士長達は全滅をしてしまった
『あー、びっくりしたー...
まあ起きたことは仕方ない・・・よね?俺悪くないよね?』
一応ガゼフは役に立つと思ったモモンガはガゼフをアイテムボックスにいれていつでも蘇生できる準備をしたのだが急に現れた黒い空間に人間一人を入れてる光景はシュールである
そしてモモンガは気まずい空気をなんとかしたく早々と逃げるように村を出て行った
兵士さんからの情報には
天使の目撃情報
森の生態系が変わった
王国裏組織がヤバイ
戦士長より強い人間が入隊したこと
ズーラーノーンのトップが変わった
冒険者にやばい奴がいる
最強の魔法使いがこっちにはいる
という情報も貰いました