ギルドアインズウールゴウン解散   作:遮二無二

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前回のあらすじ
スタッフ壊れたけど気にせず前向きに生きるよ
ガゼフを殺しちゃった


第二話 第一のボス マーレ

カルネ村をある程度離れるとまたしても馬のかける音が響いてきた

ひとつ大きなため息を吐いた後

次は失敗しないように嫉妬マスクを被り臨戦態勢をとる

馬がモモンガの前までやってきてモモンガは驚愕する

 

『なんだ貴様?この陽光聖典の行く先を遮るとは万死に値する』

突然現れた男はいきなりこちらに殺気を飛ばしてくるがモモンガの注意を引くことができなかった

モモンガの目を奪ったのはその男の後ろにいた褐色の少女だった

 

『あの、えっとすみません死んでください』

キョドキョドしながらもモモンガに向ける殺意はニグンのそれを遥かかに上回っていた

 

『なっ!?マーレ何故お前がここにいる?お前はギルド武器と同時に消えたはずだろ』

ギルド崩壊と同時に拠点が消えNPC達も消えたのでモモンガはてっきり全てのデータが消えたものだと考えていた

 

『えっと・・・なんのことでしょうか?どうして僕の名前をご存知なのですか?』

予想外の言葉にあっけをとられ殺気が薄らいでゆく

 

『フハハハハ構うなマーレよ

人は見かけで99%は分かる

その仮面をみてみろ

まともな人間のそれではない

あの仮面を見るに恐らく今まで女のオの字ともまともに会話をしてこなかった男なのだろう

どうせ毎日仕事三昧で女ともふれあえずただ遊びばかりしてきた人間に相応しい仮面じゃないか?

そしてその遊び友達にも見放されて

放浪してきたのだろう?

俺には分かるぞ小童』

 

核心をつかれ動揺をしてしまうモモンガだが無視をしてマーレのほうを向く

『ゴ、ゴホンッ・・・・・マーレお前はブクブク茶釜さんのことも忘れたというのか?』

 

『え?えっと、ブクブク茶釜さん?どこかで聞いたことがあるような・・・何か大切な何かだった気が・・・』

 

『ブクブク茶釜さんはお前の創造主だ』

 

『マーレお前の創造主は幸男さんと花子さんだ

まあある意味神人のお前は神に想像されたようなものだがな!』

 

(記憶を覚えていないみたいか、なら姉のほうに聞いたほうが良さそうだな)

『マーレお前の姉は一緒じゃないのか?』

 

『え、えっと僕にお姉ちゃんがいるんですか?』

 

『あぁアウラというお前とは真逆の姉がいるぞ』

 

『姉などいないっお前にいるのは幸雄お兄さんだけだろ?マーレ』

 

『そ、そうですよね

そんないきなりお姉ちゃんがいるなんて信じられないですよね

幸雄お兄ちゃんしか知りませんし..』

 

『そのとーりだこいつただの戯言だ

さてお遊びは終わりだ

無駄口を叩き過ぎたようだな

死ぬが良いショックウェイブッ!』

バシッバシッ

 

(まずいな今ここでこいつを殺すとマーレに反感を買ってしまう

記憶も忠誠心もない以上嫌われるわけにはいかない)

 

『なにっ!?まともに攻撃を受けて何故ダメージをうけない?』

 

(だがどうやって仲間に誘う?

洗脳されてるみたいだしかなり厄介だな、何か手はないのか?)

 

『ははーんさては受けてないフリをしてるんだな

おろかな奴め抵抗なく死ぬが良い』

ショックウェイブショックウェイブ

 

(だがブクブク茶釜さんのことで少し反応があったなそこを責めるか)

バシッバシッ

 

『なにーっ!?何故死なん?』ショックウェイブショックウェイブショックウェイブ

 

『マーレお前はブクブク茶釜さんに姉のアウラと一緒に創造されたんだ

思い出すがいいマーレ

第五階層守護者だった頃の記憶を

全て思い出せ』

 

『う、ご、ごめんなさい

何も分からないんです思い出せないんです

でもブクブク茶釜さんは僕にとって何か大切な人だったような・・・』

 

『くそっマーレ手伝えこの不死者を殺すのだ』フンッハッソリャッ

ショックウェイブショックウェイブショックウェイブ

 

『あ、えっと、その・・・そうですよね

法国の邪魔をする人間は殺すべきですよね?

でもブクブク茶釜さんのことも気になるし・・・そもそもこの人を無視して通り過ぎればいいだけな気もしますけど・・・』

そしてマーレが魔法を唱え始める

流石にヤバイと思ったモモンガは即座に躊躇させようと考え始める

100レベのモモンガでも同レベルのマーレの攻撃はかなり大ダメージを負う

死霊に特化したモモンガでは単純な火力ではマーレに負けてしまうのだ

 

『待てっ!!神は本当に俺を殺せといっているのか?

俺には殺すべきでは無いといっているぞ、本当にいいのか本当にいいんだな?マーレ

本当に本当に本当にいいんだな?』

気弱なマーレに最も効果的であるセリフを吐きながらも必死に宥めようとする

 

効果的だったのか少しマーレが躊躇をするが

 

『フハハハハ戯言を神はこの男を殺せと言っているぞマーレ

安心して殺戮を楽しむが良い』

ショックウェイブショックウェイブショックウェイブ

また詠唱を再開し始める

 

このままでは説得は無理と判断し

新たな情報を引き出し有利な展開に持って行こうと考える

『ままま待つのだマーレお前の信仰している神を言ってみろ

本当にその神は俺を殺せといっているのか?少し考えたほうが良いんじゃないか?』

 

『え?えっと...その....』

 

魔法発動まで時間がなかったので適当に時間稼ぎをしていると

 

『おいっマーレいい加減にしろよ?

さっさと発動しろ、あんな戯言を聞くな』

ショックウェイブショックウェイブ

マーレが慌てて詠唱を始めようとして

 

『いい加減にするのはおまえじゃあああああああああああ

さっきから目障りなんじゃああああああああ』

と怒声をあげながら嫉妬マスクをニグンニに投げつける

 

ひいいっっ!?ス、スルシャッゴフッ!??

ニグンの顔が吹っ飛ぶ

 

『人が説得してるときにさっきから邪魔すんなああああああああああ』

ネガティブバースト

 

陽光聖典全員が一瞬でチリとなる

 

『な!?ス、スルシャーナ様!?

も、申し訳ございません。

まさかスルシャーナ様とは思わず無礼な真似をしてしまいました。

生命をもって償います。』

そして杖を喉元に向け詠唱を始めるマーレ

 

『良いおまえの全てを許そう』

(何いきなり自殺しようとしてんだよっ!ってかスルシャーナって誰??)など心の中でツッコミを入れながらも急いでマーレを止めに入る

 

『おまえの罪はこれから私に忠誠を誓うことで償うが良い』

 

『そ、そんなもったいないお言葉です

僕は生きていることが許されない立場の筈なのに...このような配慮を頂けるなんて本当にありがとうございます』

 

こうしてマーレが仲間になった

 

『そ、そのところでスルシャーナ様、これから何をなされるのでしょうか?』

 

『ふむ、マーレよ私は今はモモンガと名乗っている今後そう呼ぶように

そしておまえがいるということは他の守護者もいるということだ

そのためにまず情報収集から始める

とりあえず近くの街を目指すぞ』

 

『はいモモンガ様』

エ・ランテル

 

街は中世のレベルだが所々魔法を使った独特の文化が見受けられる

現実の世界では台車のようなものが

こちらでは魔法の宙に浮いた板にものを乗っけて運ぶなど

現代よりも優れた魔法もチラホラ存在する

そんな珍しい光景を横目でチラチラと田舎者と思われないよう自然に眺めながら

二人はとりあえず適当な後払いの宿を探し歩いていた

 

アインズはユクドラシルの金しかもっていない、マーレも法国から逃げないように金は渡されていなかった

そんなマーレをガゼフ討伐に向かわせたのはちょっとした実験でありマーレの性格から裏切れない、監視があるから大丈夫と鷹をくくったためである

がしかし結果的なモモンガの自動防御システムに引っかかり土の巫女は死亡してマーレは法国を裏切ってしまう訳だが

 

つまりモモンガ達の金はすっからかん

そこで後払いの宿屋を探し一泊して金を払わず逃げようとしているのだ

本当にずるい男なのだ

高級そうなローブをまとったモモンガは難なく宿泊することができ

後日の計画を練り始め

冒険者になることを決意する

 

次の日の朝結局寝れなかったモモンガだが日の光を浴びながら

冒険者に俺はなるっ!!

と宣言して高揚した気分で宿泊施設を何食わぬ顔ででていこうとするモモンガ達を後ろから誰かが掴む

後ろを振り向くと女将の笑顔があった

結局一日中宿屋で皿洗いをしてその日は終わってしまう

 

終わったころには外は夜で暗くなりまた宿屋を探さなければならなかった

デジャブを感じながら悩んでいると

仕事っぷりをみていた女将が笑顔で今日だけはサービスしてあげるよ明日から頑張んなと

マーレの頭を撫でながら部屋に案内する

そしてモモンガも一緒に部屋に入ろうとすると襟を掴み宿泊施設から投げ出される

『あんたはもう二度とくんじゃないよっ!!』

最後にその言葉だけ吐かれ扉を強く閉められた

仕事っぷりが評価されなかったのだ

 

マーレをおいて何処か行けるわけもなく一人宿泊施設の壁によたれ道ゆく人間達にガンをとばしながら一晩過ごそうとする

すると宿からマーレがでてきて暖かいスープとパンをモモンガに献上する

そんな姿に感動したモモンガは泣きながら汁物を口から地面にこぼして行く

 

 

そんなこんなでやっとリエスティーゼを散策し始めるモモンガ一行は

冒険者ギルドに向かうのであった

 




スルシャーナの兄という部分を修正しました
句読点修正は少々お待ちください
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