未定(募集中です(>_<))   作:希空

1 / 1
はじめまして!希空(そら)と申します!
初投稿&恋愛経験なしで恋愛小説を書いてみました!
タイトル募集中です!読んでみて、気に入った方はタイトル「こんなのがいいよ!」などありましたら教えて下さい!


全く恋愛経験なしの女の子の物語

寒い冬の朝。いつもの駅の改札前、ここはいつも混んでいてあまり好きじゃない。でも、先に行く訳にはいかない。だってもうすぐここに待ち人が来るから。

「あ!来た!」

私は待っていた姿を見つけ、手を振る。向こうも、私に気づいて手を振る。

「おっす!咲良(さくら)!」

「おはよう!楓(ふう)くん!」

高校一年の時から同じクラスで、高校二年になってもそれは変わらず。楓くんは爽やかな笑顔で挨拶してくれた。

普段は自転車通学の楓くんだけど、冬の間は定期を買って電車でくる。私は、毎朝ここで楓くんが来るのを待ってる。去年の冬に楓くんに約束されて以来ずっと。

「今日も寒いねー。」

「そうだな。てか、電車めっちゃ混んでた!」

「そうなの?私の電車は全然混んでなかったけど・・・」

「マジか!いいなー、ずりーぞ!」

「ず、ずるいっていわれても・・・」

私が困って言うと楓くんは「バーカ、冗談だよ!それより、早く行くぞ」と言って行ってしまう。私はその背中を追いかける。そんな、毎日であり、そんな冬の日常。でも、私にとっては幸せ。なぜかはわからない。でも、なんだか幸せに感じてしまう。何でだろう?

「なあ、今日の放課後あいてる?」

「へ?今日はあいてるけど、どうしたの?」

「いや、話てーことがあるから・・・」

「・・・?いいけど・・・」

話したい事ってなんだろう?なんだか、楓くん照れてるみたい。なんだかわからないけど、とりあえず今は聞かない方が良いかも。

 

教室に入ると、明日香ちゃんが突進して来た!

「咲良おはよー!」

「わ!ちょ、明日香ちゃん、待って!」

そう言ったのに明日香ちゃんは私に衝突!背の高い明日香ちゃんを支えきれずヨタヨタしていると、後ろから楓くんが支えてくれた。

「あ、ありがとう、楓くん。もう、明日香ちゃん!楓くんに支えてもらえなかったら二人して、入口で倒れるとこだったよ!」

「だって~、今日咲良の誕生日じゃん?なんかしよっかなー、て」

「ほえ?今日2月14日?」

「そうだよ!もう、忘れてたの?」

「うん・・・」

「全く、おバカさんなんだからー。ほら、咲良にプレゼントフォーユー」

「わ!いいの?ありがとう!」

「開けてみて!」

明日香ちゃんがくれた包みを開けてみた。そこに入っていたのは、かわいいネックレスだった。

「わあ・・・かわいいネックレス!ありがとう!すごく嬉しい!」

「えへへ・・・良かった!」

その後も明日香ちゃんと話していると、チャイムがなった。

 

放課後、明日香ちゃんが部活に行った後私と楓くんは特にやることもなく、駅まで歩いていた。今日は2月14日と言う事もあって、道はカップルでいっぱいになっていた。そっか、今日はバレンタインデーだもんね。てことはもしかして私と楓くん、周りからはカップルだと思われてるのかな?・・・そんな筈ないよね。楓くんにはもっと良い人がいるもん。明日香ちゃんとか、クラスのみんなとか、私なんて、比べ物にならないくらいかわいい人、綺麗な人がいるからね。でも、なんだろ?そう考えると、胸がズキズキと痛くなってきた。なんでだろう?楓くんといることが幸せと感じたり、楓くんに素敵な人がいると思うと胸が痛んだり・・・。

そんな事を考えている間に、もう駅前の広場に着いてしまって、はっ!とする。そう言えば楓くん私に話があるんじゃ・・・。

「ねえ、朝言ってた話って何?」

すると楓くんは突然顔が真っ赤になってそっぽを向いてしまった。え?なんか変な事言ったかな?

「あ、あのー・・・」

「これ!」

楓くんが差し出したのは大きな包みだった。

「え?」

「き、今日、誕生日、だろ!」

「もしかして、誕生日プレゼント?」

「あ、ああ。」

「わ!え?本当!?ありがとう!嬉しい!」

わーい!楓くんからプレゼント貰っちゃった!嬉しい過ぎるよー!

「咲良、そろそろ時間ヤバいんじゃ?」

「え?本当だ!電車来ちゃう!あうー・・・親に頼んで一本遅らせてもらおうかなー?」

「だ、だめだろ!ほら、さっさと行け!」

「じゃあ家に帰ってから開けるね!」

「おう!また、明日な!」

「うん!じゃねー!」

そう言って電車のホームまで走る。もうすでに電車は来ていたけど、割と空いてて座る事が出来た。電車の中で包みを抱きしめると、包み紙だろうか?クシャっと音がした。

 

「これ・・・!」

家に帰って、部屋で包みを開けると、そこに入ってたのはかわいいコートを着たクマのぬいぐるみだった。前に楓くんと登校していた時に私が見つけて買おうか悩んだ物だ。

「覚えててくれたんだ・・・。」

その時は、お金が足りなくて買えなかったけど、今度お金をためて絶対買おうと思ってたんだけど、楓くんはその事を覚えててくれたんだ。

「あれ?でも、手紙なんて持ってたっけ?」

最初に見た時は手紙なんて持ってなかった筈・・・。あれ?なんで?

「・・・・・・開けてみよっかな。」

クマの手から手紙を取って開いてみる。電車の中でクシャっていったのはこれなんだ・・・。

手紙は楓くんの字で書かれていた。

『咲良へ

いきなりプレゼントなんてびっくりしただろ?それなら成功だな!俺ドッキリ的なの好きだから。

 

実は、今日大事な話があったんだ。でも、言ってないだろ、俺。だから、ここで言う。面と向かわないのは卑怯だと思うけど、多分、明日も言えないと思うから・・・』

「あれ?ここで終わってる・・・」

どうしよう、明日楓くんに聞いてみよっかな?

 

そして朝。いつもと同じように楓くんと登校して、いつものようにくだらない話をして、不意に楓くんが「そう言えば」と言った。

「ん?」

「昨日渡したやつ・・・」

「あ、そうだ!あの手紙、途中で終わってたんだけど・・・」

「え?」

楓くんはキョトンとして、立ち止まった。

「もしかして、最後まで書いてなかったとかか?」

「うん、あの、伝えたい事って?」

「あ、え、えっと・・・それは、そのー」

いきなり楓くんが挙動不審になった。どうしたんだろう?

「ほ、放課後でも、いいか?」

「え?うん、今日は一本遅い電車でもいいんだ。」

「そ、そうか・・・」

なんだろう?昨日も同じだったような・・・

 

放課後、連れて来られたのは駅から少し外れた所にある公園。イルミネーションがとってもきれい!

「わぁ・・・!」

「きれいだろ?ここ、季節ごとにイルミネーション変えてるんだ。」

「すごいね!でも、楓くんなんで知ってるの?」

「え?あー親が詳しいんだよ。」

「へー・・・」

すると、楓くんは急に真剣な顔になって私に向き直った。

「咲良、手紙の続きなんだけど。」

「あ、うん。」

そう言えば、それのために来たんだった・・・

「その、なんか予想してることとかある?」

「へ!?」

全然そんな事考えてなくて、フルフルと首を振ると、楓くんは小さく笑って「そえだよな」と言う。

「何?話って」

「ああ、その、な」

楓くんの顔を見ていると、みるみるうちに真っ赤になった。こっちまでつられて赤くなる。

「・・・その、俺」

「ん?」

「お前が好きだ!」

「え?」

好き?楓くんが私の事好き?そう言ったの?え?嘘!だって、私好きとかの感情がよくわかんないし、初恋まだだし・・・。

え?待って!でも、楓くんには、素敵な人が周りにたくさん・・・。

「あ、あの、楓くん・・・」

「・・・っ!なん、だ?」

「えっと、私でいいの?」

「は?」

意味が分からないと言った感じで楓くんが聞き返してきた。

「だって、楓くんには明日香ちゃんとか、クラスの人とか、私なんかより素敵な人がいっぱいいると思うんだけど・・・」

「え?」

「それに私、好きとかよくわかんないの・・・。初恋もまだだし・・・。」

「え!そうなのか?」

「うん」

「そ、そう言うもんか・・・。」

楓くんが寂しげに呟く。

「でもね、楓くんとの事考えたり、柳くんと一緒にいるときとか、変なの。」

「変?」

私が言うと、楓くんは変のところだけ、オウム返しにする。

「うん。楓くんと一緒にいると、明日香ちゃんと一緒にいるときとは違う幸せを感じたり、楓くんに素敵な人がいっぱいいると思うと胸が痛んだり・・・。」

「え!?」

「楓くん、こういうのの原因知ってる?」

「・・・」

私が言うと楓くんは口ごもってしまった。な、なんか変な事言ったかな?

やがて、楓くんが「プッ」と吹き出した。

「え!?何何?」

「いや、そう言えばお前恋愛ものあんま見ないって言ってたな」

「うん・・・」

「そっかそっか。」

そう言って楓くんは私を抱きしめた。

「え?ちょ、離して!」

びっくり、抜け出そうと思うけど力が強くて抵抗しても無駄みたい・・・

「しかし、お前も鈍感だよな。」

「え?」

耳元で楓くんの声が聞こえる。それにすごくドキドキする。

「お前の感情の原因、分かるぞ。」

「本当?」

「ああ、今咲良がドキドキしてるなら確定だな。」

「・・・してる・・・」

「じゃあ、決まり!」

「なに?」

不安で、でも、楓くんの腕の中では安心出来て・・・。

「咲良も、俺と同じ感情を俺に対して持ってるって事。」

「へ!?」

柳くんと同じ感情を楓くんに対して持ってるって事は・・・。

そっか、私、楓くんの事好きなんだ・・・。

でも、でもね、楓くん。

「私でいいの?」

どうしてもその疑問が出てきてしまう。

楓くんが腕の力を抜いて、私を離した。

そして、私の目をしっかり見て言った。

「咲良がいいんだ。」

「・・・っ!」

「だって、咲良にあって、咲良の挙げたクラスのやつとか、明日香には無い物が多いんだ。」

「私にあって、みんなに無い物・・・?」

「ああ、咲良は優しいじゃん。」

「え?優しいって?」

「これ。」

楓くんが出してきたのは手作りの御守りだった。たしか、去年の冬、柳くんが落ち込んでた時に作ってあげたものだったはず。

「他のやつらは俺が落ち込んでた事なんて知らない。それどころか、相談してきたんだ。なのに、咲良はすぐ声かけてくれたじゃん。」

「それは、気になったから・・・」

「それが嬉しかったんだよ。」

「・・・?なんで?」

「ん?なんかいいじゃん、そう言う人の事ちゃんと見れる人」

「そう?」

「そう!」

そう断言されると、嬉しくて仕方なくなる。

「ありがとう・・・」

「いいよ。」

ちゃんと、私から言わなきゃ。

「その、楓くんさえ良ければ、お付き合いさせて下さい。」

「・・・っ!」

私は笑顔でそう言った。楓くんは「こっちこそ!」と、言ってくれた。




最後まで読んでいただきありがとうございます!初投稿で緊張していますがこれからも頑張りますので、よろしくお願いします!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。