異論は認める。
ヒロインはリディアだと思います?
いや、他にもいんじゃね?
エッジなら本気対話をするので、皆のまともじゃない願いを木っ端微塵にしてくれるはず!
てことで、どうぞ!
これは、雁夜が目覚める一時間ほど前の話である。
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sideエッジ
「(しっかし、うちのマスターは魔力少なすぎね?カイン並みに低いじゃねーか。ま、俺の場合は現界するだけの魔力さえもらえればいいんだが。
さて、とりあえずは飯でも食わせてから、イザヨイに診せるか。無理そうならポロムかレオノーラでも呼びだしゃなんとかなんだろ。
で、この国の食事はっと?
お!エブラーナに似た食事じゃねーか!これなら簡単に作れそうだな。)」
そんな風に思いながら、エッジは台所を目指していた。そして、冷蔵庫の中身を確認してご飯を作り始めた時、誰かが部屋に入ってきた。言わずもがな、桜ちゃんである。
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side桜?
私は朝起きて、顔を洗うと居間へ向かった。その隣の台所には昨日会ったお兄さんがいて、私に気づいたようだ。
「お、たしかサクラだったよな?おはようさん。よく眠れたか?」「おはようございます。たぶん、寝れたと思います。」
私が曖昧な返事を返すと、そのお兄さんは笑いながら、
「何じゃそりゃw
んまぁ、とりあえずテレビでもつけて座ってな。飯作ってやっから。」
などと言って、ご飯を作り始めた。
でも私はこの人のことが気になった。この間桐の家に来て、蟲に犯され続けもう何も感じないはずなのにどうしても気になってしまったのだ。雁夜おじさんを気にかけるこの男を見て、何かを思ったのだろうか?よく分からないがとりあえず今疑問に思ってることを消化するのが一番いいことなのだろう。
そうして桜は目の前の男に話し掛ける。
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「あ、あの、」
「ん?どうした?」
「あなたは誰なんですか?おじさんが召喚したってどういうことですか?それにお爺様は?」
「お、おお。一気に来るな〜」
ニヤニヤしながら答えているが、全くこの男は基本的にバカである。つまりどんな些細なことだろうと頼られるのが嬉しいバカである。
「んーと、じゃあまずお爺様ってのは、あの陰気じじぃのことだと思って言わせてもらうとだな。
昨日の晩、お前さんに会う前に俺が燃やしちまった。あの蔵ごと全部な。
さすがにこの家にある全部の蟲を焼き殺すにゃ屋敷ごとやんないと無理だが、少なくともあそこの蔵にいた蟲どもはじじぃも含め跡形もなく消し去ってやったよ。」
とんでもないことをさも当然のように笑いながら話す得体の知れない男を見て桜はこの人は馬鹿なのだろうか?と本気で思った。
しかし、そう思うのもこの幼き娘が受けてきたことやじじいのことを少しでも知ってる人ならば仕方がなかった。だから桜はその問いに「そう」とだけしか、答えなかった。
しかし。しかしだ!そんな反応されてあのエッジが不満を抱かないはずがない。根は子供のエッジは不機嫌そうな顔で告げた。
「んだぁ?信じてねぇのかよ!
オレはな、政以外で嘘つくのが好きじゃねんだよ。本当ならそれですら嫌いなんだよ。まあでも王として国のみんな守るため仕方なくやってんだ。
それ以外でな、オレが嘘つくやつはな、敵さんしかいねんだよ。
よってオレは嘘ついてない。だからあの蟲じじぃは死んだ。わかったな?」
「でも私はあなたの敵かもしれない。少なくともあなたが誰かを私は知らないから、味方ではないよ?」
「んあー、そっかー。んじゃ始めの二つの疑問に答えるとしますか!」
また、ニヤニヤしながら始めるエッジであった。
「とりあえず、だ。何の目的かは知らんからオレが召喚された理由は雁夜に聞け。で、オレが何者かというとだな…。」
〜5分後〜
「てことで、サクラ。
オレのことはエッジお兄ちゃんとでも呼んでくれていいぞ!」
「わかった。よろしくね、お兄ちゃん。」
「おう、よろしくな!」
カカッ!と笑いながら桜の頭を撫で回す。
さながらその光景は歳の離れた本物の兄妹のようであった。まあ、髪の色も違うし、少女の方はなんの感情も表情からは見受けられないが。
「そんじゃ、サクラ。今から兄ちゃんが飯作ってやっから、その間に自分の大事な荷物だけまとめといてくれるか?」
「うん、わかった。」
桜は疑問に思ったが、それをさっきのように言葉にはしなかった。それに敏感に反応したエッジは、
「サクラ、お前は子供だぜ?なんか言いてぇことあんなら、気にせず聞けよ?もうお前さんらを縛るじじぃはいないだからよ。ガキはガキらしく生きろや!」
ニヒッ!と笑いまた頭を撫でると、
「ただし、今回は後でのお楽しみだ。」と笑いながら台所に消えていった。
桜はその後ろ姿を見ながら、自分の中で何かが変わるのを感じた。
だがそれが何なのかは、まだ桜にはわからなかった。。。
エッジが何を考えているかって?
まあそりゃあ、次のお楽しみってことで。
それではまた次回!