わたしは、保健室で真姫ちゃんに出会った。8年前の事を謝られ、困惑する。わたしもどうしたらいいのか分からないまま、家に帰った。家で凛ちゃんに話したら、どうしたいのと質問され、わたしの心が揺らいでいた。
Side 凛
わたしは取材当日、乗り気じゃなかった。ロケバスが学校に着くと撮影スタッフ達が撮影の準備をしていた。
「凛ちゃん、がんばろう!」
「そうですね・・・」
カメラが周り撮影が始まった。
「凛と」
「花陽の」
「「潜入!スクールアイドル!」」
「凛ちゃん、実はこの学院でスクールアイドルが復活したと噂がありまして、私達は潜入調査したいと思います」
「そうですの?どんなアイドルか楽しみですわ!」
「何と、事前調査で、ライブがあるらしいです。」
「見たいですわ。」
「では、講堂に潜入したいと思います。」
私達は講堂に移動した。
Side 絵里
今日はあの子達に頑張って貰わないとね。
わたしは、控室に入った。
ガチャリ
「入るわよ!」
入ると、かなえ達が衣装に着替え準備していた。
「みんな、衣装大丈夫?」
「はい、ことりちゃんが最後まで調整してくれたので大丈夫です。」
良かった。まさか、ことり、短時間で間に合わせるなんてさすがね。
「あっ、絵里ちゃん。衣装は大丈夫だよ。なんか、昔見たいでワクワクしちゃった。」
「ことり、悪いわね。衣装・・・・」
「気にしないで良いよ。だって、衣装はわたしの会社が全面サポートするからね。」
「さすがは、社長ね。」
準備が終わり、かなえさん達はステージ裏に向かった。
Side 凛
わたし達は講堂に入った。懐かしいな。ここで、ライブしたり、卒業式で歌ったな・・・
「懐かしいね。凛ちゃん」
花陽ちゃん・・・・μ'sに罪はないの。ただ、昔の喋り方を知ってるメンバーに会いたくない・・・・
「間もなく本番です」
スタッフの声でわたしは本番に入った。
「凛ちゃん、間もなくライブですね。」
「そうですわね。何か、凄い緊張感が伝わって来ますわ」
観客席の照明が落ち、カーテンが上がった。
「ライブが始まりましたね!楽しみです~」
ステージに光がさした。
Side かなえ
わたしはステージに立っていた。
「かなえちゃん・・・・緊張してきたよ・・・・」
「お姉ちゃんも緊張してるの?かなえちゃんは」
「こころ、ここあ、大丈夫だよ!だって、あんなに練習したんだよ!それに、絵里先生達が頑張って準備しただから、わたし達もがんばろう!」
「「うん、かなえちゃん」」
「じゃ、行くよ!」
「「「チョコレートキッス、ミュージックスタート!」」」
私達のライブが始まった・・・
Side 凛
ライブが始まったね。あれ?この、曲・・・・聞き覚えが・・・
I say・・・
Hey、hey、hey、START;DASH!!
Hey、hey、hey、START;DASH!!
うぶ毛の小鳥たちも
いつか空に羽ばたく
大きな強い翼で飛ぶ
・・・・・・・・
この曲、μ'sのSTART;DASH・・・・ なんで・・・
「凛ちゃん、凄いライブですね。事前調査では、顧問は元スクールアイドルでμ'sのメンバーで教師の絢瀬絵里さんらしいです。素晴らしい、指導です。」
「凄いライブですわね。メンバーは誰かしら」
「何と、驚きです。三人ですが、全員、一年生です。リーダーは春日井 叶さん、アイドル研究部の部長は内藤 こころさんそして、残りのメンバーは妹の内藤ここあさんです。二人は双子ですよ。」
「一年生ですか?素晴らしいですわ。」
ライブも終わり、取材も終わった。
Side 真姫
わたしは、昔の様にライブを聴いていた。懐かしい・・・・・でも、凛と話したい・・・・
わたしは、取材を終えた二人に会いに行った。
二人はまだ、校内にいたらしく、すぐに見つけた。
「凛ちゃん、また、μ'sを再開したいの!だから、参加してくれないかな?」
えっ?穂乃果・・・・
「無理ですわ。いくら穂乃果さんの頼みでも、できませんわ」
何か喋り方が・・・・違う・・・・
「穂乃果さん、わたしは参加します。」
えっ?花陽・・・・
「だって、みんなわたしの喋り方を馬鹿にしてたんでしょ!」
凛・・・・
「馬鹿にしてないよ!だって、仲間だもん!」
「嘘だ、嘘だ、嘘だ・・・・・そう、言って、また、いじめるんだ!」
「凛ちゃん、私達はいじめて無いよ。」
わたしは、凛に駆け寄った。
「個性の無い凛は凛じゃないわよ!」
「真姫に言われたくない!だから、決別してアイドル頑張って来たのに、みんなを忘れてがんばろうとしたいの!」
スッパン
えっ?花陽
「凛ちゃん、それは言っちゃだめだよ!みんなを忘れるって、μ'sを否定してるのと同じだよ。」
「うっ、ウワァァァァァ!」
「あっ、凛が壊れた!」
「うるさい、うるさい、うるさい、うるさい・・・・うるさいにゃ」
「喋り方が戻った?」
「真姫ちゃんも花陽ちゃんもうるさいにゃ!」
そこに、希と絵里達がやって来た。希は凛を抱きしめた。
「凛ちゃん、自分の個性を否定する必要ないんや。九人の個性が集まってのμ'sや。だから、自分を否定せんでええんよ。辛かったやろ。私達は凛ちゃんを否定せんよ。」
「うっ、ウワァァァァァン」
わたしは、花陽と一緒に凛を抱きしめた。
Side 凛
わたしは、花陽ちゃんと一緒に翌日、事務所に辞表を出した。
「ふん、まさか、あなた達素人と組んで、アイドルを目指すですって、馬鹿じゃないの!μ'sだか知らないけど、過去の栄光に縋るつもりなの?」
お前に言われたくない!だから・・・・・
「一度も栄光を掴んだことが無い、あなたに言われたくないにゃ!それに、個性を否定する、あなた達とやりたくない!」
「覚えてなさい!絶対、潰してやるから!」
わたしは、事務所を出た。
「凛ちゃん、スッキリしたね」
「スッキリしたにゃ!みんなのところに行くにゃ!」
私達はμ'sに参加する事にした。