わたしはにこっちの足取りを追っていたけど、つかめずにいた。そんな時、内藤こころが告白し、にこっちの妹である事を告白してくれた。こころはにこっちの生活などを話し、状態がわかった。もう、会ったら、わしわしMAXや。
Side こころ
わたしは絵里先生と希さんに全てを話した。
「まさかね・・・・にこっち、妹達の為に仕送りで苦しい生活してたなんて・・・・」
「そうね。この状態だと、にこを呼べないわね。」
わたしは、かばんから通帳を出した。
「絵里先生、言われたものを持って来ました。」
わたしは絵里先生に通帳を渡した。
「ごめんね。こころさんちょっと、通帳を見るね。」
絵里先生と希さんは通帳を見はじめた。
「やっぱり、お父さんの仕送りが約・・・・で、にこの仕送りが約三倍か・・・・」
「エリチ、生活費と学費を足しても・・・・」
絵里先生が振り返った。
「こころさん、妹と一緒理事長室に行ってくれるかしら。」
「えっ?」
「詳しい事はことりに話してあるから、心配しなくていいわ」
「はい・・・・」
「後、通帳少し借りるね」
わたしは理事長室に向かった。
理事長室の前にはことりさんが待っていた。
「こころちゃん、ここあちゃん来たね。」
コン、コン
「ママ、入るよ。」
わたしは妹とことりさんと三人で理事長室に入った。
「ことり、用は何かしら?」
「ママに話しがあってね。こころちゃんとここあちゃんを特待生に出来ないかって・・・」
「それは、いくら娘でも出来ない相談だわ。でも、アイドル研究部がラブライブに出場出来たら、話しは別よ。確か、以前にことり達もなったわね。だから、出場出来るように頑張りなさい。」
ことりさんが涙目になって、上目遣いに・・・・・
「それでも、ほっとけないの。だから、ママおねがぁい!」
何故か、わたしと妹は胸を撃ち抜かれた気がした。
「はぅ・・・・仕方ないわね。ことり、今回だけよ。何とかやってみるわね。ただし、特待生はチョコレートキッスのメンバーだけよ。」
「ママ!ありがとう!」
三人は、理事長室を出た。
「「ことりさん、ありがとうございます!」」
「気にしないで良いよ。」
わたしは特待生について聞いてみた。
「ところで、特待生って何ですか?」
「特待生はね、ラブライブに出場して優勝したり、全国大会に出場すると、スクールアイドル協会で奨学金が出て、学費が免除されるの。」
「知らなかった・・・・」
わたし達は部室に向かった。
部活も終わり、わたしとここあは家に帰った。玄関を開けると、お姉ちゃんが夕飯の支度をしていた。わたしは意を決して、お姉ちゃんと話しをする事にした。
「お姉ちゃん、話しがあるんだ。一緒に外に来てくれるかな。」
「なに、こころ。わたしに話しがあるって?」
「ここあ、お姉ちゃんと話しして来るから、後お願い出来る。」
「お姉ちゃん、わかった。」
わたしは、お姉ちゃんを連れ、神田明神に向かった。
「ちょっと、こころ。何処まで行くつもり!」
「いいから、来て下さい!もう、着きますから。」
階段を上り、神田明神に着いた。
「お姉ちゃん、話しはわたしとここあは、アイドル研究部に入っているのは知ってますよね。」
「知ってるわよ。テレビで見てたから。」
「お姉ちゃんに悪いけど、あの番組はないの。撮影後に、凛さんと花陽さんは事務所を辞めたから、放映中止になったの。あの映像は、のぞみさんが入手して、勤め先のスーパーに協力してもらったの。」
「なっ・・・・ちょっと!いくら、妹でも許さないわよ!」
「許さないかぁ・・・・それは、わたしの台詞よ!また、わたし達に嘘ついてそんな事言えるの!」
「こころ、その前になんで・・・・わたしはアイドルよ!」
スパッン
「つっ・・・・痛いじゃない!」
わたしはお姉ちゃんに平手打ちをしていた。
「ばかぁぁぁぁ!そうやって、嘘ついて恥ずかしくないの!勤め先位分かるわよ。だって、夕飯を作ってくれる時に、持って来るの、スーパーの廃棄品じゃない!わたしはもう子供じゃない、高校生だよ。それくらいわかるよ!」
「叩くこと無いじゃない!」
「わたしだって・・・・叩きたくないよ。でも、今のお姉ちゃんは・・・・ヒック・・・・お姉ちゃんは・・・・ヒック・・・・昔見たいな自慢のお姉ちゃんじゃないよ!だから・・・・戻って来てよ。自慢のお姉ちゃんに・・・・」
わたしの目に涙が流れていた。お姉ちゃんを殴った後悔と失望の思いで・・・・
「こころ、わたしは、どうしたらいいのよ!」
「お姉ちゃん。お姉ちゃんには素敵な仲間がいるじゃない!だから、明日、一緒に学校に行こうよ。」
「わたしは・・・・今更、どうやって会えばいいのよ!」
「大丈夫だよ。みんなが待っているから。」
わたしは泣きながら、お姉ちゃんを抱きしめた。
Side にこ
わたしは、翌日妹達と学校に行った。途中、メンバーのかなえに会った。
「お姉ちゃん、メンバーのリーダーの春日井 叶ちゃんだよ。」
仕方ない、あれをやるしかないわね。
「にっこ、にっこにーみんなのアイドル、にこだよ。」
「えっ?こころのお姉ちゃん・・・・・」
かなえに反応が無い・・・・滑ったかな・・・・
ニッコリ笑った、こころが睨んでる・・・・恐い・・・さらりと流されていた。
「かなえちゃん、おはよう!」
苦笑気味のかなえが挨拶を返した。
「うっ、うん、こころ、ここあおはよう」
三人が行っていた。
「ちょっと、置いて行かないでよ!」
私達は部室に向かった。
部室にはみんながいた。絵里が切り出した。
「にこ良く来てくれたわ。」
「久しぶりね。絵里。」
「にこっち、久しいな。」
「えっ?のぞみ!なんで・・・・」
こころが話した。
「お姉ちゃん、言ったでしょ。みんな待ってるよって」
見渡すと、絵里や希、穂乃果、真姫・・・・・メンバーがわたしを見ていた。
「にこちゃん、私達、また、μ'sを再開したいの!だから、参加して欲しいの」
「穂乃果、今のわたしにアイドルなんて出来ないわよ!だって、働かないと・・・・妹達の学費や生活費はどうするのよ!」
「にこちゃん、大丈夫だよ。絵里ちゃん、あれをこころちゃん達に渡して上げて。」
「わかったわ。まずは、こころさん、ここあさん、かなえさん来て。」
「「「は~い、絵里先生。」」」
「みんな、おめでとう。今日からみんなは特待生よ」
わたしは現実に着いていけなかった。絵里が・・・・教師?しかも、妹達が特待生?
「真姫、にこに渡して上げて。」
絵里は、何処から出たのか通帳を真姫に渡した。
「ハァ、何それ、意味わかんない。もう、にこ。これを使って。」
渡されたのは、一冊の通帳だった。でも、何か・・・見覚えが・・・・
「真姫!それって、わたしの通帳じゃない!」
「そうよ。中身見て。」
「えっ?」
わたしは通帳の中身を見た。えっ?何、この金額・・・・一、十、百、千、万・・・・・約二百万が入っていた。
「ちょっと!こんな金額貰えないわよ!」
「誰が上げるって、言ったのよ!私達メンバーからの融資よ。みんなに頼んで集めたの。これを元に、にこが参加して未来を切り開く為の融資。だから、妹達の心配しなくていいわ。」
「そうよ。だから、また、にこと一緒に歌いたいわ。」
絵里、真姫・・・・
「そうだよ!だから、一緒に歌おう!」
穂乃果まで・・・・
「「お姉ちゃん!」」
わかったわよ。こころが言いたかった事がやっとわかった。もっと、仲間を頼れってね。
「みんな、ありがとう。μ'sに参加するわ。」
「にこっち、お礼はこころちゃんに言ってな。良い妹やわ。」
「こころ、ありがとう。」
「お姉ちゃん、それより、あれやろう。」
「「うん!」」
「「「にっこ、にっこにーみんなのアイドル矢澤三姉妹よ!」」」
「キモチワルイ・・・」
「真姫、酷い!」
みんなが一斉に笑った。
「あっ、はぁははは・・・・」
わたしはやっと仲間の大切さを知った。だから、今度はみんな為に頑張る。