地獄の枕投げから夜が明け、目覚めると穂乃果さん達が居ない?何処に行っただろう。
Side かなえ
朝起きると、フロアで眠って居たはずの絵里先生達。そう、μ'sのメンバー達がいなかった。わたしは、こころとここあを起こした。
「こころ、ここあ起きて!」
眠そうに、こころ、ここあが起きた。
「な~に~かなえちゃん?」
「そうだよ~まだ早いよ~」
「絵里先生達が何処にも居ないの!」
理解したのか二人が驚いた。
「「えっ!」」
「フロアにも、2階の部屋にも、何処にも・・・・」
何かを思い出した、こころは姉の日記をリュックから取り出した。
「かなえちゃん、絵里先生達なら大丈夫だよ。これ、お姉ちゃんの日記だけど見て」
わたし達はにこさんの日記を読んだ。あった、このページだ。
〇月×日(日曜日)
朝から、穂乃果から電話があった。全く、朝っぱらから何、考えているだか。
わたしは、支度を済ませ、集合場所に向かった。途中、希や絵里と会い、二人も穂乃果に呼ばれたらしい。
集合場所の日本橋に着いた。既に、真姫達の一年生組と穂乃果達二年生組が既に集まっていた。
本人に呼び出した理由を聴いたら、「せっかく、休みの日だし、みんな集まって遊ぶのは初めてだから、遊ぼう!」と言うのだ。私達は何処に行く?の質問は未だに、穂乃果らしいと思う。
,「だったら、みんなが行きたいところを全部回ろう!」
穂乃果らしい・・・・ゲームセンターやアイドルショップ、遊園地、神田明神、ショッピングモール・・・・全てを回った。まぁ、楽しかったけど・・・穂乃果が行きたいところは海だった。誰も居ない海?
私達は宇都宮線の宇都宮行きに乗り、小山駅で水戸線に乗り替え、水戸駅で大洗線に乗り換えた。
駅名は読めなかったけど、無人駅に着いたわたし達は目の前の海が綺麗だった。
浜辺には誰も居ない私達だけの世界だった。みんな、無邪気に遊んだ。夕方になり横一列に列んだ私達は私達だけの海や夕日を眺めた。穂乃果は何か言いたそうだったのは分かった。私達、三年生はもうすぐ、卒業する。だから、これからを決意したんだろう・・・・穂乃果は在校生になるメンバーから背中を押され、私達に言ったこの言葉は忘れたくない。
「「「「「「私達は、この九人がμ'sなんです。だから・・・・だから、私達はμ'sをおしまいにします!」」」」」」
わたしは、アイドルを続けて欲しいと思う。だけど、μ'sはこの九人。誰にも、欠けて欲しくない。だから、穂乃果達の決断は凄いと思う。
何だろ・・・・涙が止まらないよ。穂乃果は終電だよと叫び、私達は駅に走って戻った。
穂乃果の提案で、駅前の証明写真で、全員の写真を撮った。ホームに行くと、花陽が泣き出し、凛、真姫も泣き出した。海未は絵里に抱き着き、泣いていた。穂乃果もことりと抱き合って声を上げて泣いた。わたしは泣いては、駄目なんだと思いながらも、泣いていた希に抱きしめられ、わたしの涙のダムが決壊した。わたしも、希を抱き返して、涙が枯れるまで、声を上げて泣いた。
一生忘れない。九人だけの景色。 だから、また、泣いても良いよね。
日記を読み終えたわたしは、ほに涙が流れていた。一緒に読んでいた、こころ、ここあは抱き合って泣いていた。わたしは、日記を閉じこころのリュックに戻し、ベランダに出た。
「やっぱり、絵里先生達は凄いよ・・・・・」
わたしはベランダから朝日を眺めた。
Side 穂乃果
朝早く、私達は誰も居ない浜辺に来ていた。
「かなえさん達大丈夫かしら?」
「まだ、眠っておったし、大丈夫やない。エリチ」
「穂乃果!日の出見ようなんて」
分かってるよ。でも、わたしは再び、あの景色を見たい!わたしは振り返りった。
「また、見ようよ!私達だけの景色を!また、始めようよ!夢を叶える物語を」
「穂乃果ちゃんったら・・・・」
ことりちゃん・・・・
「穂乃果らしいわ」
海未ちゃん・・・・
「そうね。穂乃果らしい」
真姫ちゃん・・・・
「そうだね。凛ちゃん」
「かよちんと頑張るんだね!」
花陽ちゃんに凛ちゃん・・・
「穂乃果!また、わたしに夢を見せなさいよ!」
にこちゃん・・・・
「やっと、始まりやな。穂乃果ちゃん」
「そうね。かなえさん達に負けてられないわ。穂乃果、やりましょ!」
希ちゃん・・・・絵里ちゃん・・・・
みんな、ありがとう・・・・わたしは海未ちゃんとことりちゃんの手を握った。二人の顔合わせ、みんなで海に叫んだ。
「「「「「「「「「μ'sは、私たち九人!だから、夢を叶える為に羽ばたこう!」」」」」」」
わたしは、みんなの前に立ち、海に叫んだ。
「だから、ずっと一緒だよ!だから・・・・・ヒック・・・・ヒック・・・・また、羽ばたけるんだ!」
わたし達は太陽が昇る海の景色を目に焼付けた。
私達は別荘に戻った。
それから、合宿の日程は順調に消化し、合宿最終日。
「ワン、ツー、スリー、フォー・・・・・・」
「合宿であの頃の状態まで戻ったわね。穂乃果」
「うん!絵里ちゃんのおかげだよ。」
「穂乃果、そんなことないわ。みんなが夢を叶える為なんだからね」
「そうですよ。穂乃果」
「そうだよ~!穂乃果ちゃん」
そうだね!だから、わたし、みんなが大好きなんだ!。