ラブライブ! μ'sあれから君達は    作:まもる

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 前回のラブライブ!

 いつも、変わらない絵里先生の授業・・・・・それは、日常だったりする。理事長に呼ばれたμ'sのメンバーは百周年記念祭で復活することに。しかし、ことりさんと穂乃果さんが微妙な空気になっていたのは誰も気が付かなった・・・・・


かなえ達が見付けた黒歴史 

 

 Side かなえ

 

 絵里先生達が呼び出された後、わたし達は部室に残っていた。それは、わたし達三人だけがいた、いつもの部室光景。でも、違うのは、部室ににこさんのアイドルコレクションがある事とこころが持って来た、『にこ日記』だった。その日記には、にこさんがこの学院に入った時からわたしと出会った頃までが書かれていた。他には、μ'sメンバーが在学中に撮ったPVのビデオがたくさんあった。他にも、メンバーでなければ、開けられない謎の衣装部屋、鍵が閉まってて、開けられないロッカーがあった。入部当初は気にならなかったが、以前に希さんが穂乃果さんのダイエットを決意させる為に一度、開いていた。そのほかにも、ロッカーがある隣の部屋には、南京錠で閉じられた扉の付いた大きな本棚も謎だった。先生達が戻るまでの間、私達は『にこ日記』を読んでいたが、塗り潰されていたページがあった。

 

 「ねぇ、こころ」

 

 「どうしたの?かなえちゃん」

 

 「日記の一部が、マジックで塗り潰されてるけど、知ってる?」

 

 「わたしは、知らなかったよ。後ね、PVのビデオで、日記が黒く塗り潰されているところが無いよ。多分、よっぽど知られたく無いのかな?」

 

 「絵里先生達が知られたく無いって、よっぽどだよ」

 

 わたしもそう思う。あの、穂乃果さん達だけに有り得る。わたしは、『にこ日記』の塗り潰された、前のページを読み漁った。

 

 『にこ日記』

 

 20XX年 9月1日 晴れ

 

 予選前に、アライズのPVを確認したけど、アライズのパフォーマンスには遠く及ばない。でも、私達に何か足りない・・・・・足りない気がする。

 

 登校後、わたしと絵里、希などのμ'sのメンバー全員が理事長に呼ばれた。どうやら、アキバでハロウィンライブをやって欲しいとの依頼らしい・・・・・他校はUTX学院や渋谷女子などのスクールアイドルがいる学校が呼ばれているらしい・・・・・わたしは放課後、部室で他校のスクールアイドルのPVを確認したけど、インパクトが足りない事が分かった。

 

 

 20XX年 9月2日 雲

 

 わたしは、みんなにインパクトが足りない事を話した。みんな悩むが解決方法が見つからない。穂乃果は何やら、思いついた様だが、嫌な予感しかしない。東京都地区予選も近いのにどうしたら良いのか、わからない・・・・・・

 

 

 

 20XX年 9月10日 晴れ

 

 放課後、穂乃果が何かを思いつい付いたらしく、部室に呼ばれた。

 

 本当に嫌な予感が当たった。どうやら、空気の入れ換えでメンバーの入れ替わりらしい・・・・

 

 穂乃果が海未に、ことりが絵里になり。海未が凛に、凛が真姫に、真姫が希に、花陽がわたしに、わたしは海未に、希が穂乃果に絵里が花陽に入れ替わった。

 

 はっきり言って、馬鹿馬鹿しい・・・・この後に撮った、PVは永遠に封印したい・・・・いや、消したい。何故か、

 

 

 

 

 

 

 

 

 追記、書いたけど、わたしの一生の汚点。何度、読み返すと怒りしか湧かない。思い出したく無いから塗り潰した。PVは保存してあるけど、部室に隠した。誰も見ない事を心から願う。

 

 

 

 見つけた・・・・・人生の汚点?PVは隠してあるんだ・・・・・

 

 「こころ!ここあ!日記にあっよ!」

 

 「「えっ?本当?」」

 

 「ここの最後の追記に書いてある」

 

 「本当だ!じゃあ、部室にあるね!」

 

 「うん、あるね。こころ、まさか・・・見つける気なの?」

 

 「え~ダメなの?」

 

 「ダメじゃないけど・・・・・じゃあ、探して見ちゃおうか。でも、こころ。にこさんが隠しそうな場所解るの?」

 

 「エッヘン!これでも、お姉ちゃんの妹だよ。大体、検討は付いてるよ。お姉ちゃんの性格なら・・・・・良く、分厚い本をくり抜いて隠すから。現に、お姉ちゃんの日記を見付けた時も本の表紙裏をくり抜いて鍵を隠していたからね。」

 

 えっ?この、日記黙って持って来ちゃまずいのでは?

 

 「それに、お姉ちゃんの日記は部室のアイドルコレクションの中に隠しているから大丈夫!」

 

 「そう・・・・なんだ・・・・・」

 

 「じゃあ、かなえちゃん。探そっか?」

 

 こころは、鞄から小さい機械を取り出し、にこさんのアイドルコレクションの本に当てながら探していた。

 

 「こころ、その機械何?」

 

 「えっへへへ・・・対お姉ちゃん用に買った、金属探知機だよ。他にも、あるけどね。」

 

 「そう、なんだ・・・・・」

 

 にこさん・・・・・こころが小悪魔じゃなく、本当の悪魔に見えます。にこさん、お願いだから・・・こころには隠し事はしないでね・・・・・心が病んで行くから・・・・・

 

 探知機で探しながらも、こころの目に光りが無かった。時々、こころは聞こえないけど呟きながら、本棚を探した。わたしも、探し回っていた。

 

 こころの持っていた探知機がピィィィィとブザーが鳴った。振り返ると、こころがにやけていた。

 

 「みーつけた!うっふふ・・・・・・やっぱり、本の中にあった・・・・・昔から、変わってないね・・・・・」

 

 こころは躊躇い無く、本を開き、くり抜かれた場所を外した。カランと音を立て、真鍮色の鍵が出て来た。

 

 こころは、鍵を握ると部室隣の部屋の開かずの本棚に向かった。

 

 「うっふふ・・・・・やっぱり、馬鹿よね。鍵のかたちから、あの本棚ですよと言ってるじゃない・・・・・」

 

 「こころ?」

 

 「かなえちゃん、大丈夫だよ。直ぐに開けるから・・・・」

 

 こころは本棚の鍵穴に鍵を刺し回した。

 

 ガチャリ・・・・・

 

 「開いた・・・・・」

 

 「うん、開いたね。じゃ、中を漁ろうか」

 

 こころは、本棚を漁り始めた。本棚から出て来たのは伝説のアイドルの全巻ボックスや変な衣装が人数分入った段ボールなどがあったりと、出て来る、出て来る。彼女らが在学中に若気の至りでやらかしたと過言ではない品々が次から次へと大量に入っていた。しかも、全て、彼女らの私物。処分出来ずに本棚に隠されていた。当時、部長だったにこさんはこの本棚に隠した。そして、本棚の中身を一言で表すなら、カオスだった。そして、奥からクリアピンクのビデオボックスが出て来た。

 

 「かなえちゃん!あったよ!多分、このビデオボックスじゃないかな?」

 

 わたしは、こころが開けたビデオボックスの中身を見た。抜けてるナンバーが確かに全て入っていた。例えば、どうやって(意味深的な)撮影したか解らないけど、わたしも恐怖のどん底に落ちた恐怖の枕投げやにこさんやことりさん(ミナリンスキー)の逃走劇など、いろいろ入っていた。その中に塗り潰された日記の部分かなと思う、ビデオテープがあった。

 

 「こころ、これじゃないかな?」

 

 「うん、これだよ!早速、見ようよ!」

 

 「お姉ちゃん、ここあも見たい!」

 

 「二人共、待って!」

 

 「どうしたの?かなえちゃん」

 

 「部室で見るには再生機器がないし、仮に、絵里先生達が戻って来たらかなりやばいよ。だから、わたしの家なら再生機器もあるし、絵里先生達に見つかる心配も無い。どうかな?」

 

 「うん、そうだね!三人だと、練習出来ないから帰って見よう!」

 

 「ここあ、テンションがおかしくないかな?」

 

 「お姉ちゃん絡みだからだよ・・・・・・」

 

 呆れたようにここあが答える。どうやら、にこさんがまた、隠し事してないか心配らしく、そのせいでスイッチが入ったらしい・・・・・

 

 「じゃあ、行こうか・・・・・」

 

 わたしは、こころ達と自宅に帰った。

 

 わたしの自宅はこころの母親が再婚する前に住んでいたアパートの上の階で、わたしが小学三年生になった頃に母親と住みはじめた。以前は、父親と茨城に住んで居たけど、父親が再婚。わたしは、新しい母親と馴染めずに虐められ、父親が見兼ねて母親と住む事になった。学校で、たまたま出会ったのが、こころとここあだった。そして、同じアパートの住人なので直ぐに友達になれた。二人が引っ越してからは遊びに来るのも無くなったけど、中学、高校が同じだったので、街で良く遊んだ。だから、二人がわたしの自宅に来るのは、小学生以来だった。

 

 「かなえちゃんの部屋は変わらないね~」

 

 「ここあ、どう言う意味かな?」

 

 「学校だと、綺麗にしてるのに、部屋が・・・・・・」

 

 「悪かったわね!どうせ、汚い部屋ですよ」

 

 そう、言いながらも、わたしは、押し入れからビデオの再生機器を出し、テレビにセットした。鞄から持って来た、ビデオテープを入れ再生を押した。

 

 「じゃ、再生するね」

 

 「「うん」」

 

 ビデオが再生を始めた。

 

 

 

 「穂乃果!本当にやるつもり!」

 

 部室での一コマ。にこさんが激怒している。

 

 「一度、やって見ようよ!」

 

 「なっ、何を考えているのですか!練習着を替えて、みんなの物真似まで破廉恥です!」

 

 「海未ちゃん、ことりは面白そうかな」

 

 「凛もやる!」

 

 「わ、わたしはちょっと・・・・・」

 

 「わたしは、反対」

 

 「おかしいにゃ~?真姫ちゃんは自信がないのかにゃ~」

 

 「べ、別に出来ないわけじゃないわよ!」

 

 「何か、ハラショーね。」

 

 「せやね。何か、面白そうやん」

 

 「希まで・・・・」

 

 「じゃ、やって見よう!」

 

 「ハァー・・・・やるしか、なさそうね・・・・」

 

 何かみんなが変なテンションになってる・・・・・

 

 部室での一コマから屋上に変わった。ことりさんが絵里先生の練習着に着替え、海未さんが凛さんの練習着・・・・初めてみる・・・・着替えて屋上に居た。そして、入り口から穂乃果さんが出て来た。

 

 「おはようございます~あっ、ごきげんよう」

 

 「海未、ハラショ~」

 

 「絵里、早いですね。」

 

 「「そして、凛も」」

 

 「なっ・・・うっぅぅ・・・無理です!」

 

 「ダメですよ!海未。ちゃんと、凛になりきってください!」

 

 「うっぅぅ~」

 

 「あなたが言い出したのでしょ!空気を替えてみた方が良いと!さぁ、凛!」

 

 「くっ、うっぅぅ・・・にゃぁぁぁぁ!今日も練習行くにゃぁぁぁぁ」

 

 真姫の格好をした凛が出て来た。

 

 「何それ、意味わかんない」

 

 「真姫、そんな話し方はいけません!」

 

 「面倒な人」

 

 そこに、希の格好をした真姫が出て来た。

 

 「ちょっと、凛!それ、わたしの真似でしょ!やめて!」

 

 「お断りします!」

 

 「なぁ・・・」

 

 「おはようございます。希」

 

 「う゛ぇぇ」

 

 「あ~喋らないのはずるいにゃ~」

 

 「そうよ、みんなで決めたでしょ」

 

 「べ、別にそんなこと・・・・」

 

 「にゃ~」

 

 「言った覚えないやん・・・・」

 

 「お~希、凄いです」

 

 「ん~」

 

 今度は、にこの格好した花陽が出て来た。

 

 「「「「「ん?」」」」」

 

 「にっこにっこに~あなたのハートににこにこに~笑顔届ける矢澤にこにこ、青空もにっこ」

 

 「お~」

 

 「ハラショ~にこは、思ったよりにこぽいよね」

 

 「にっこ~」

 

 今度は、ことりの格好したにこが出て来た。

 

 「にこちゃん~にこちゃんはそんな、感じじゃないよ~」

 

 「ことり」 

 

 今度は穂乃果の格好した希が出て来た。

 

 「いや~今日もパンがうまい」

 

 「えっ・・・」

 

 「穂乃果、また遅刻よ」

 

 「ごっめぇん~」

 

 「え・・・・わたしって、こんな・・・・」

 

 「うん」

 

 「あっぁぁ・・・・」

 

 最後は、花陽の格好した絵里が出て来た。

 

 「大変です!」

 

 「「「「ん?」」」」

 

 「どうしたのです?」

 

 「ス~ハァ、ス~ハァ・・・・みっ、みんなが・・・・」

 

 「「「「「「「「ん・・・・・」」」」」」」

 

 「みんなが・・・・・・・変よ!」

 

 「「「「「「・・・・・」」」」」」

 

 「そうね」

 

 

 部室の一コマに戻った。

 

 そして、私達が見た、映像はヘビメタの格好した彼女達だった・・・・・・

 

 

 

 再生も終わり、わたしの部屋に静寂が戻ったがテレビを消した途端にこころが吹き出した。

 

 「あっははははははははは・・・・・何あれ!」

 

 「笑っちゃまずいよ~くっ、くくく・・・・・お腹が痛い・・・・・」

 

 「かなえちゃんだって、笑ってるじゃん!絵里先生とお姉ちゃんのヘビメタだよ!笑っちゃうよ・・・・」

 

 「そうだよ~くっ、くくく・・・・お姉ちゃん・・・・死にそうだよ」

 

 「こころ、あれじゃあ隠したくなるよ~くっ、くくく・・・・・」

 

 私達が部屋で笑って居ると、わたしの部屋の扉が勢い良く開いた。

 

 「あんた達、何してるの!」

 

 「えっ?にこさん?」

 

 「本棚の扉に紙を挟んで置いてよかったわ。開けて見れば、綺麗に整頓さてるし」

 

 わたしは恐る恐る、振り向くとにこさんやメンバーが仁王立ちしていた。

 

 「まさか、あなた達が私達の、秘密を見るなんて信じられません!破廉恥です!」

 

 海未さんまで、激おこ?

 

 「穂乃果ちゃん~、かなえちゃん達をことりのおやつにしても良いかな~?」

 

 嫌、絶対に着せ替え人形確定じゃん!

 

 「ことりちゃん、それよりも、海未ちゃんに預けた方がいいかも」

 

 「穂乃果、期間限定の園田道場の門下生ですね?朝から晩までしごきます!」

 

 あの、園田道場?やばいって!私達は悲鳴を上げた。

 

 「「「ひぃぃぃ」」」

 

 「海未、それは認めないわ。」

 

 絵里先生~

 

 「絵里!どうしてです?」

 

 「もちろん、罰は受けて貰うわね。この、プリントでね~」

 

 「「「えっ?」」」

 

 どこから出したか解らないけど、厚さは軽く20cmはあった。

 

 「後、うちからプレゼントや。」

 

 「「「えっ?」」」

 

 「これは、うちが神田明神から頼まれた、おみくじなんよ。かなえちゃん達によろしゅうな」

 

 そのあと、彼女達からお仕置き話で悲鳴の連発だった。結局、絵里先生のプリント地獄で収まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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