ラブライブ! μ'sあれから君達は    作:まもる

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 前回のラブライブ!

 本番当日、いろんな思いを思いながらライブに挑んだ。そして、私達の出番となった。


百周年記念祭 最高のステージを!(後編)

 Side かなえ

 

 ついに来た、ライブ本番。目の前に広がるサムネイルの星の様な光。観客席から揚がる、『お帰りなさいμ''s』やいろいろな言葉を横断幕に掲げ、歓声が上がっていた。

 

 もちろん、私達、音乃木坂学院アイドル研究部のスクールアイドルの五年越しの復活。雪穂さんも卒業までスクールアイドルを絵里先生の妹の亜里沙さんとしていたのを出し物の練習の時に聞いていた。だから、応援にも来ていた。

 

 ステージに立った、私達はそんな夢のような光景を見ながら立つことが出来た。

 

 「行こう!こころ、ここあ!」

 

 やっと、スクールアイドル『チョコレートキッス』としての第一歩・・・・・自分達の初めての曲で・・・・・・わたしは一時期、病気に負けそうになった。でも、絵里先生達、μ'sの皆やこころ、ここあの大事な仲間のおかげで病気を克服できた。だから、頑張る!

 

 Side out

 

 Side こころ

 

 こころもかなえちゃんと同じステージに立てた事に凄くドキドキしている。一時期はかなえちゃんの病気の事やお姉ちゃんを助ける為にお姉ちゃんと喧嘩して危うく仲たがいしそうになったけど、みんなやあの『にこ日記』のおかげで解決出来たと思う。だから、部長としてのこころはみんなの為に頑張れる所をみんなに見せたい!「お姉ちゃんに良いアイドル研究部でしょ」って自慢したい。だって、お姉ちゃんのいたアイドル研究部はもっと素晴らしい仲間が居たんだからね。こころも負けない様に良いアイドル研究部にすると決めたから・・・・・最高のステージにするんだ!

 

 かなえちゃんの掛け声を聴いたわたしは最高の笑みで

 

 「うん、行こう!かなえちゃん」

 

 Side out

 

 Side ここあ

 

 ここあも二人の問題の中、わたしは笑顔でいる事しか出来なかった。でも、わたしだけでも、元気一杯で居れば、みんなは笑顔になってくれた。にこお姉ちゃんやこころお姉ちゃんの問題もお姉ちゃんから聞かなければ知らなかったし、ショックだった。知らない方が幸せと言葉にあるけど、茅の外にならない様に頑張らないとと感じた。でも、かなえちゃんはわたしを止めた。二人で笑顔で待とうと言ってくれた。何もないわたし・・・・・と思うのは間違いだった。ことりさんに「ここあちゃんの元気はみんなを笑顔に出来る。だから、その元気を大事にしてね」と言われた。最初は意味が判らなかった。でも、今なら、判る気がする。わたしが、ムードメーカーなんだって、自信を持って言える。だから、最高の元気で笑顔にするんだ!

 

 かなえちゃんの掛け声にわたしも最高の元気で

 

 「うん、行こう!」

 

 Side out

 

 

 Side 絵里

 

 わたしは控室でかなえさん達を見守っていた。既に、衣装に着替え、椅子に座りながらモニター越しに見ていた。

 

 「教えられる事は全てやったつもり・・・・だから、頑張って・・・・」

 

 神様に祈りを捧げる様に祈った。モニターからはかなえさん達の曲が流れ始めた。

 

 「エリチ、大丈夫や。」

 

 「希・・・・・」

 

 希に心配そうなわたしに声をかけてきた。

 

 「エリチの教え子だし、なにせ、アイドルの強化合宿を乗りきった子達や。絶対、大丈夫やよ。ほら、モニターのかなえちゃん達の目は生き生きしとるよ。だから、大成功間違いなしなんよ。」

 

 全く、希は・・・・

 

 「うん、そうだよ!かなえちゃん達は大丈夫だよ!」

 

 えっ?穂乃果まで・・・・・

 

 「だって、かなえちゃんはやるって、決めたらやる子だよ。」

 

 穂乃果の眼差しは真剣だった。

 

 「そうです絵里。かなえ達はわたしのスペシャルメニューをやり切ったです。だから、大丈夫です。」

 

 海未まで・・・・

 

 「そうよ!妹達なら大丈夫に決まってるでしょ!にこの自慢の妹だから」

 

 にこまで・・・・

 

 「にこちゃんの言う通り。絶対、大丈夫なんだから。作曲したのわたしだし、歌の練習もきっちり、練習したんだから大丈夫に決まってるでしょ!」

 

 真姫まで・・・・・

 

 「そうだにゃ~かなえちゃん達なら大丈夫にゃ~ねっ、かよちん」

 

 「そうですよ。かなえちゃん達なら大丈夫だと思うよ。」

 

 凛に花陽まで・・・・

 

 心配を余所にかなえさん達は最後まで、歌い、踊り切っていた。わたし達のいる控室まで歓声が聴こえて来た。

 

 「ねっ、エリチ。大丈夫やったろ」

 

 「そうね・・・・大丈夫だったわね。」

 

 いらない心配だった見たいね。

 

 かなえさん達の初ライブも終わり、アクア、アライズとライブが後に続いた。

 

 

 Side out

 

 

 

 Side ???

 

 とあるアイドル事務所

 

 わたしは、ネット中継で彼女達のライブを見ていた。他にも、卯月や未央達も画面を食い入る様に見ていた。

 

 「凛ちゃん、凄いですね・・・・」

 

 卯月の言う通り、確かに凄いと思う。スクールアイドルのチョコレートキッスや新星のアクア。最近、人気が落ち込んでいたけど、ひっくり返す勢いのアライズ・・・・まだ、μ'sの出番がまだみたいだけど、わたしには嫌な予感しかしない。アクアやアライズ以上にライバルになるかも知れない・・・・そう、年末のアイドルフェスティバルに参加したら・・・・・

 

 「凛はまた、難しい顔してどうしたの?」

 

 「いや・・・・・・」

 

 確かに、8年ぶりとは言え、アキバドームや学院の動員数がわたし達のライブより多いのは確かだけど・・・・・伝説のスクールアイドルの復活は伊達じゃないのかな?

 

 きっと、わたしの知らない何かがある。私達のシンデレラプロジェクトのメンバーより何か惹かれる物が・・・・・判らない・・・・・

 

 「凛ちゃん!彼女達(μ's)のライブが始まるよ!」

 

 「えっ?分かった。今、行くわ。」

 

 わたしは彼女達のライブを見逃さないと思いつつ、画面を見つめた。

 

 Side out

 

 

 

 Side μ's

 

 ステージ裏には、メンバーが集まっていた。みんなの眼差しは、あのラブライブの決勝の時みたいに真剣そのものだった。8年の歳月がみんなを成長させたかも知れない。いや、現実は違うかもしれないと穂乃果は思う。

 

 穂乃果は・・・・あれ以降、みんなに我が儘を言うのを遠慮して、専門学校卒業してからは実家の為に修業に明け暮れた。そう、怠慢と纏めれば簡単かも知れない。でも、引かれたレールを親孝行と言う逃げ道にして、ただ歩きたかっただけかも知れない。家業と言う隠れみのを理由にして・・・・でも、かなえちゃん達と出会い、まだ自分には、歌や踊りは捨て切れなかった。諦められなかった。本当にやりたい事はなんだだろうか。今なら、言える。また、アイドルをやりたい!やりたいからやる。そこじゃないかと穂乃果は思う。

 

 わたし事、海未は心の奥底のもやもやが何なのか、判らないで悩み続けた。結局、園田流の稽古に身が入らず、園田道場を継ぐの辞め、登山に逃げた。いつの間にか登山家になり、世界の山を制覇して来た。でも、心のもやもやは消えなかった。それどころか、増すばかりだった。悩み、苦しんでも答えが見つからず、8年が過ぎた。スイス最高峰のマッターホルンの登山し、山頂からの景色で、本当にやりたい事の答えを見つけた。そう、わたしは、アイドルをやりたかったと・・・そして、穂乃果が見せてくれる景色が見たいのだとやっと、分かった気がする。

 

 ことりは、デザイナーにも社長として成功したけど、全てにおいて挫折していた。日本に帰り、気を紛らわしてデザインをしたけど、納得出来なかった。慢性的なスランプだ。社長としても、社員との溝を感じていた。いや、違う。自分で壁を作った挙げ句、自爆したのだ。そう、自信の無い昔の自分に戻ってしまったのだと思う。でも、実際は穂乃果ちゃん達と再会して気付いた。でも、再びみんなと居る事で思えたのは自分だけで悩むのは止めようと思えたし、また、穂乃果ちゃん達と一緒に頑張りたいからだと思いたい。

 

 わたし事、絵里は夢だった教師になれた。だけど、赴任先、出身の音乃木坂学院の廃校の危機や教え子達の心配。理事長にはアイドル研究部の顧問にされ、悪い事に意地になっていた。かなえさん達との出会いは自分を大きくしてくれたと思う。時間が許す限り、教師で居たいと思えたし、アイドルとして高みを目指したい。このメンバーなら何でも出来る気がする。

 

 うち事、希は大学卒業後はOLとして普通の暮らしをしていた。だけど、何か足りない。心から楽しめる、友達や仲間がいない。気付いた時には遅かった。社内では、常に出張に行かされ、忙しい毎日だった。メンバーと一緒なら心から笑顔になれたかも知れない。だから、かなえちゃんの提案を応援した。うちは、ただ、寂しさから逃げたくて、一緒に居たかっただけかも知れない。淋しがり屋のわたしでも、前に進める気がする。

 

 わたし事、西木野真姫は、音楽が大好きだった。だけど、夢中になり過ぎた。だから、成績を落とし、父親にも音楽がやりたい事を隠した天罰かもしれない。だから、父親に音楽を奪われた・・・・それからは、父親に決められたレールを歩いた。医学部に行き、わたしは医者になった。だけど、反発心から教員免許だけは習得した。研修医から外科医として修業し、父親の病院に戻った。病院生活では、何か足りない気がした。そんな時に、絵里の教え子が倒れた。診察して行く内に、その娘はかつての穂乃果とだぶって見えた。自分の心に空いた、何かががっちりはまった気がした。空けて居たのは、大好きな音楽だった。後、大切な仲間・・・・・・また、悩み苦しむかもしれない。だけど、大切な仲間ならどんな壁にも越えられる気がした。

 

 わたし事、花陽はアイドルになる夢が叶った。だけど、現実は甘かった。いつまでも、レギュラーになれず、下積みやレギュラー達の身の回りの世話ばかりだった。売れないアイドルと言ってしまえば簡単かも知れない。真姫ちゃんとの確執もあった。いつまでも囚われたわたしだった。そんな時に、かなえちゃん達の頑張りを見て、昔の穂乃果ちゃんとだぶって見えた。再びやり直す決意が出来た。

 

 凛はかよちんとアイドルになった。だけど、周りから個性を否定された。悪い事に陰湿なイジメ、妬みで精神的に追い詰められた。だから、個性を捨てた。あの、渋谷凛とユニットを組んでステージに立てた。でも、再び周りからさらにイジメられた・・・・・もう、精神的、肉体的に限界だった。再び、みんなに再会した時に真姫ちゃんと和解出来た。海未さんや絵里ちゃんに説得され、精神的に楽になった。個性は大事だって気づけた。だから、みんなと一緒に頑張りたい・・・・星空の様に輝きたい・・・・・

 

 にこは余りにも不幸が続き過ぎた。最初は絵里や希と一緒の大学に行けた。さらに、元スクールアイドルのメンバーと友達にもなれた。そして、三人でアイドルユニットを組んでにアイドル事務所にスカウトされアイドルになれた。偽りのシンデレラロードだったかも知れない。そんな、幸運は続かなかった。始まりはママが、働き過ぎで過労で倒れた。妹達の為にアイドルを辞め、アルバイトを数件掛け持ちで働いた。ママの負担を減らす為に実家を出た。そんな時にママが再婚。知らずに、私もアルバイトのやり過ぎで単位を落とし、大学を中退した。でも、ママや妹達の為にスーパーや警備会社で働いた。毎月の給料は生活費とアパート代、携帯代を除き仕送りした。年頃の女の子としても捨てた。またに、妹達の所に遊び行ったけど、昔見たいにまた嘘で固めた。いつ、ばれるかもしれない嘘に・・・・・そんな時、妹のこころが絵里に助けを求めた。本当は、私が助けを求めるべきだった。ついには、こころに嘘がばれた・・・・神田明神の境内で平手打ちの応酬は忘れない。だって、初めて兄弟喧嘩だから・・・・みんなに助けられ、立ち直ったわたしは恩返しで頑張れる事は頑張りたい・・・・・

 

 いつの間にか、みんなは手を繋ぎ、目を閉じていた。みんなは、穂乃果を見ていた。やることは一つだった。わたしは叫んだ。

 

 「最高のライブにしよう!」

 

 「「「「「「「うん!」」」」」」」

 

 そう、心は一つなんだ。

 

 「じゃあ、行くよ!」

 

 輪になり、数字を叫んだ・・・・

 

 「いち」

 

 「にい」

 

 「さん」

 

 「よん」

 

 「ごう」

 

 「ろく」

 

 「なな」

 

 「はち」

 

 「きゅう」

 

 「「「「「「「「「「μ'sミュージック、スタート!」」」」」」」」

 

 ステージに駆け上がった。

 

 

 観客席からはファンや生徒達で満員だった。聞こえるのはμ'sコールだった。わたしはマイクで観客席に叫んだ。

 

 「皆さん、集まって頂きありがとう!いろいろあったけど、こうして、再結成出来ました。だから、精一杯歌い、踊りたいと思います!最後まで聴いて下さい。最初の曲は『僕らは今の中で』です。」

 

 ミュージックが流れた。私達は時間が許す限り、歌い、踊った。

 

 

 そして、歌い切った・・・・・・余韻が残るなか、ライブは大成功だった・・・・・

 

 ステージ裏では、大成功に喜び抱き合い喜んだ。

 

 

 百周年記念祭のライブは大成功に終わった。

 

 

 まさか、数日後に届いた手紙が騒ぎを起こすとはわたしは、知らなかった・・・・・

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