Side かなえ
待ちに待った、スキー旅行当日。
私は、東京駅の待ち合わせのホール前に来ていた。生憎、サバイバルゲームをしていた事を絵里先生、穂乃果さん、海未さん、ことりさんにはバレてしまったけど、主催者が遅刻する訳には行かない。一応、絵里先生達には秘密にして貰っている。穂乃果さんなら、
「秘密にする必要ないじゃない?」
って、言っていたけどけ、ちゃんと判る様に軽くお願いした(躾けた)から大丈夫かな?あの後の穂乃果さんはかなり、怯えていたから・・・
「叶ちゃん・・・・判ったから・・・・・赦して・・・・・」
あれだけ、お願いしたから大丈夫だろう。お願いした内容(一晩中、機関銃を片手に乱射しながら、サバゲーフィールドを追い回した)は口が裂けても言えない・・・・多分、知ったら海未さんが許さないだろし。
それにしても、あの馬鹿には頭が来る。神田明神で奇襲して来て、境内で二丁のモデルガンを乱射、得意の二刀流の刀で襲って来たんだから・・・・しかも、あいからずのツンデレ・・・・・全国大会以来だけど変わってない。しかも、長崎のスクールアイドルと来た・・・・ラブライブの本戦で会えるかな?
私が、考えていると、三姉妹が走って来た。
「「かなえちゃん~」」
「ちょっと!こころ、ここあ。危ないから走るんじゃないわよ!」
にこさんの注意も虚しく・・・・・ここあがずっこけた。
「イテテ」
「全く、ここあも注意しなさいよね!」
抱き抱える形でにこさんはここあを起こした。
「ごめんなさい・・・・・お姉ちゃん・・・・」
「そう言えば、かなえ。長崎のキリスト学院の制服を着た少女が警察に補導されてた見たいだけど、何か知ってる?」
まさか・・・・・うん、まさかだよね・・・・・
「えっ?知らないよ・・・・・」
「なんかね、模造刀二本を背中に隠していたみたいよ。」
あっ、やっぱり・・・・・あの馬鹿だ・・・・
私から嫌な汗が滲み出ていた。
「かなえちゃん、大丈夫?何か、顔色が・・・・・「こころ、わたしは大丈夫だから!大丈夫だから気にしないで!」えっ・・・判った・・・」
こころ、ごめん・・・・
「でも、かなえちゃん何か隠している様な・・・」
「気のせいだよ!ここあ」
「そうかな・・・・・」
「いい加減、無視するじゃないわよ!千葉の魔女!」
「「「千葉の魔女?」」」
やっぱり、こうなるのね・・・・・案の定、矢澤姉妹は私を見る。わたしは、声のする方に振り向いた。やっぱり、警察の補導から解放された、真理亜だった。模造刀は没収されていたが、わたしに対して殺る気満々だった。
「ハァー」
「いきなり溜息?何よ!いい加減に・・・」
私に飛び掛かった瞬間、黒い影が真理亜の背後に立っていた。
スッパァーン
「「「「えっ?」」」」
「ッ~・・・・」
真理亜の後頭部に首席簿で叩いたのはスーツ姿の女性だった。
「げっ、関羽!」
「誰が三国志の英雄か!」
スッパァーン
「織斑先生だ!」
「ッ~何で、織斑先生が・・・・」
「ほぅ・・・・たまたま、自由時間の見回りに来たら、警察に補導されてる小娘がいると見に来たら、今度は他校の生徒に喧嘩を売るか馬鹿者め!「いや、その・・・」・・・・・良かろ。直々に扱いてやろう」
「えっ・・・」
「遠慮はいらん。」
ゴッチン・・・ドッサァ・・・・
「フ、ギャ」
意識を刈り取られ先生に引きずられ連行されて行った。しばらく私達は呆然としていた。
「「「「・・・・・・・・・」」」」
呆然としている間に全員が集まっていた。