前回のラブライブ!!
まさか、絵里先生が元μ'sのメンバーだったなんて。かなえちゃんの急な提案、μ's再結成の話しに戸惑う、絵里先生。練習中に来たのぞみさんは乗り気だったけど、先生は走って行ってしまった。これからどうなるやら、かなえちゃんは穂むらに通っているみたいけど大丈夫なのかな。
Side 絵里
「はぁ・・・・・わたし、かなえ達に悪い事したな・・・・・」
物思いにふけながら帰宅していると後ろから希が追いかけて来た。
「エリチ~待ってよ~」
わたしは、無視して歩こうとしたら・・・・
「待ってくれへんとわしわしMAXするよ~」
なおさら、待てないわ。昔、にこや穂乃果や凛が屋上でわしわしMAXされていたのを生徒会室から見てたから・・・・・逃げなきゃ
「だから、言うとるやろ、逃げたら・・・・・」
わたしは、走った。あれ?なんで、胸に手が・・・・
「エリチ、やっと捕まえたわ。体力使わされた恨みや」
まさか・・・・・振り向くと笑っていない笑顔の希がわたしの胸を掴んでいた。
「はぁ、はぁ・・・・・・わしわしMAXや~」
いっ、いゃぁぁぁぁぁ
わたしは希に胸を揉みくちゃにされその場に座り込んだ。
「エリチ、なんで、再結成嫌がったん?」
希が質問して来た。
「はぁ、はぁ・・・・もう、終わった事なの!みんな、それぞれの道を歩んでるわ!今更、再結成出来るの?」
嘘よ!わたしだって、再結成したい。みんなとまた、羽ばたきたい!
「わたし、思うんよ。いつまでも、μ'sはあの九人。それだけは変わらない。」
分かってる!だけど、今更、どうしたらいいの?
「エリチ、昔から不器用だから悩んでいた事ぐらい分かるんよ。昔、穂乃果が言ってやん。やってみたいからやる、やりたいからやる最初はそれでいいじゃないのって・・・・・」
わたしも知ってる。いつも、穂乃果達に励まされてた。そして、みんながいたから・・・・・ここまでやってこれた。だけど、今のわたしは廃校を止めなきゃ・・・・かなえ達にしっかり踊れて歌えるようにと頑張って来た。わたしもかなえ達の期待に答えたい。なら・・・・
「分かったわ。再結成に動きましょ。その前に、説得するメンバーがいるわ」
「エリチ~」
希はわたしに抱き着いて来た。ただ、彼女の眼には涙が流れていた。
「のぞみったら・・・・」
「じゃ、久しぶりにパフェ食べに行こうか」
「のぞみ、行きましょ」
Side かなえ
わたしは、今日も穂むらに通っている。
「かなえちゃん、毎日来るのは売上貢献でうれしいけど、再結成の話しならお姉さん怒るよ!」
「おまんじゅう下さい。」
わたしは、いつものように饅頭を買って穂乃果さんと話して帰る日々を送った。
次の日も同じく、穂むらに通った。
「穂乃果さん、どうして、再結成が嫌なんですか?」
「どうしても駄目です。」
「なんで、嫌なのか教えて下さい!」
「もう、全く・・・・昔のわたしを見てるみたいだよ・・・ひっく・・・・」
穂乃果さんは少し涙を流していた。
「雪穂~悪いけど、店番変わって~」
妹かな?奥ののれんから穂乃果さんと正反対そうな女性が出てきた。
「はじめまして、音ノ木坂学院、一年の春日井 叶です。」
「こちらこそ、わたし、妹の高坂雪穂です。どうぞ上がって」
妹に奥に通され、穂乃果さんと2階に上がった。
「汚い部屋だけど、座って」
わたしは、穂乃果さんの部屋に入った。わたしの部屋より綺麗かも・・・・
「かなえちゃん、少し長くなるけど大丈夫かな。」
「大丈夫です。話してくれますか」
「わたしが再結成の話しを嫌がったのは、もう、みんなに我が儘言えないし、今、わたし和菓子の修業しているんだよ。毎日、試作をして、試食ばかりしてたら太ったし、アイドルなんて出来ないよ。それに、8年前でμ'sは終わったの。うんん、終わりにしたのだから・・・・だから・・・・・でも、出来るなら、また、歌いたいよ!踊りたいよ!でも・・・・ヒック・・・ヒック・・・・うっ、ウワァァァァァァァァァン・・・・・」
わたしは、いつの間にか穂乃果さんを抱きしめていた。
ガッラァ
ふすまがいきなり開いた。
「かなえさん、ハラショーよ」
「かなえちゃんナイスや」
振り向くと絵里先生と希さんが立っていた。
Side 絵里&希
あの日から私達は仕事が終わると二人でパフェを食べに行っていた。話しの内容はメンバーの行方だった。
「なぁ、エリチ、真姫ちゃんの行方しらへん」
「そうね。真姫なら、多分・・・・心当たりあるわ。家の病院継いだって聞いたことあるし・・・」
「凛や花陽はまだ、アイドルやってるて話しやし」
前途多難ね・・・・あれは・・・・かなえさんかな・・・・
二人が話しているうちにわたしは、かなえさんを見つけた。
「ねぇ、のぞみちょっとかなえさんの跡付けてみない?」
「あっ、かなえちゃんやわ」
私達はかなえの跡を付けた。しばらく歩くと看板を見つけた。
『穂むら』
まさかね・・・・
店内を覗くとかなえと店員が話していた。しばらく見てると
「・・・・今更、我が儘言えないよ!」
えっ?まさか、穂乃果なの?
わたしは跡を追うように店内に入った。店番に雪穂がしていた。
「あれ、絵里さんに希さんじゃないですか!」
「久しぶりね、雪穂。」
「はい、亜里沙元気してます?」
「元気にしてるわ。今、日本に来ているから会ってあげてね。」
「はい、今日にでも会いに行きます」
「エリチ」
「あっ、いけない、雪穂、さっき居た女子高生と店員さんは」
「あっ、かなえさんとお姉ちゃんね。二人なら部屋に行ったよ」
やっぱり、穂乃果だった。
「ありがとう、雪穂。ちょっと上がるね。」
私達は、のれんを潜り奥に入った。階段を上がり穂乃果の部屋に向かった。
部屋の前に着くと中から話して声が聞こえた。
「だから・・・・また、出来るなら、歌いたいよ!踊りたいよ!でも・・・・・・・ヒック・・・ヒック・・・うっ、ウワァァァァァァァァァン・・・・・」
かなえさん、穂乃果の本心を聞いてくれたのね。後は私達の番だよね。
「のぞみ、行くよ」
「エリチ、行こう」
ガッラァ ふすまを開けた。
「かなえさん、ハラショー」
「かなえちゃん、ナイスや」
「えっ!絵里先生にのぞみさん?」
「後は、先生に任せてかなえさん。」
「後はうちらに任せてな。」
「穂乃果、久しぶりね」
わたしは穂乃果を抱きしめながら話した。
「ヒック・・ヒック・・・えっ?・・・絵里ちゃん!会いたかったよ~ウワァァァァァァァァァン」ハナミズベチョー
「穂乃果ち、久しぶりや」
「のぞみちゃんも・・・・・」ヒック・・・ハナミズダラ~
「ほら、涙拭きなさい。」
わたしは穂乃果にハンカチを渡した。
「ありがとう~」ハナチーン
「鼻かむかい!」
のぞみのツッコミはさておき、本題を繰り出した。
「穂乃果、我が儘言えないって言ってるけど、μ'sで我が儘言えるの穂乃果だけよ。だから、また、言ってもいいだよ。」
「絵里ちゃん、でも、迷惑じゃないの?」
「今更、何言ってるんよ。穂乃果ちは我が儘言ってこそ穂乃果や。それに、告げておるんよ。」
希は『THE Star』のカードを見せた。
「だから、今度は私の番」
私達は穂乃果に手を差し出した。
「「穂乃果(ち)、μ's再結成しよ。」
穂乃果は何かを決心したかように、涙を拭くと立ち上がった。
「わたし、やるよ!μ's再結成しよ!」
「絵里先生、やっと一人ですね!」
「かなえちゃん、一人やない、三人や」
「そうよ、わたしもμ's再結成に参加するんだから。」
再び、歌の女神は降臨した。残り、六人