わたしは絵里と話しをすることに。話している内にかなえが穂乃果に似ている事を話した。でも、海未達に辞めた理由を知られてしまった。メンバーと平行線のまま、わたしは店を飛び出した。
Side かなえ
わたしは、入院してどれくらいたっただろう・・・・
「まっ、眩しい・・・・・」
「「かなえちゃん!」」
白い天井・・・・・ここって、何処だろ・・・・んっ?誰か、呼んでる?
「お姉ちゃん!かなえちゃんが・・・・・」
「分かってるわよ!ここあ、先生呼んで来て!」
わたしは重いまぶたをゆっくり開けると、女子高生が立っていた。
「ここって・・・・・」
「かなえちゃぁぁぁん。良かったよ~」
「・・・・こころ、痛いよ・・・・」
わたしは、こころに抱き着かれた。良かった、まだ、忘れてない・・・・
「こころ、なんでわたしは・・・・」
「健康診断の日に吐血して、倒れて、意識が無かったから入院してたの。かなえちゃん、覚えてないの?」
えっ?全く、覚えてない
「覚えてないよ・・・」
「お姉ちゃん~先生呼んで来たよ~!」
「こら!ここあ。病院なんだから走るんじゃないわよ!」
先生がわたしのベッドの脇に来た。
「かなえちゃん、どうかしら?」
「はい、大丈夫です。先生、なんでわたしは病院にいるですか?」
わたしは先生に質問した。
Side 真姫
わたしは、病院の看護ルームで引き継ぎやカルテをまとめていた。
「真姫先生~かなえちゃんが・・・・・」
かなえちゃんの友達のここあが慌てた様子で走って来た。
「どうしたのよ?」
「ハァ、ハァ・・・・・かなえちゃんが目覚めたよ!」
わたしは内心、入院して二週間眠っていたから安心した。わたしは、ここあとかなえちゃんの病室に向かった。ここあは、早くかなえちゃんに会いたいからか走っていた。
「こら!ここあ。病院なんだから走るんじゃないわよ!」
「ごめん!真姫先生。うれしいからつい・・・・」
ハァ・・・・でも、ここあを見てると凛を思い出すわ。
わたしはかなえちゃんのベッドの脇に着いた。
「かなえちゃん、どうかしら?」
「はい、大丈夫です。先生、なんでわたしは病院にいるですか?」
やっぱり、記憶の欠如が始まってる・・・・・
「かなえちゃん、二週間前の健康診断の出来は覚えてる?」
「いえ・・・・・」
進行が速いかもしれない。検査したけど、手術はできない。
わたしは、診察を終え病室を後にした。一応、友達のこころとここあを診察室に呼んだ。
「二人とも、聞いて欲しいだけどいいかしら?」
「はい、真姫先生。」
母親にも話した事を説明した。
「かなえちゃんは進行性の病院なの。もしかしたら、記憶障害で二人を忘れてしまうかもしれないわ。だから、かなえちゃんの為に面会に来てあげて」
「えっ?かなえちゃんが私達を忘れちゃうんですか!」
こころが食らいついた。
「あくまでも、可能性よ」
二人はショックだったが承諾してくれた。
二人は病院から出て帰って行った。
Side 絵里
わたしは、かなえさんが入院してから毎日、医学書を読みあさっていた。少しでも、かなえちゃんを救いたくて・・・
「エリチ、たま無理してるんやない」
のぞみが心配して部室に来ていた。
「かなえちゃんの為に知識を・・・・・」
「エリチ、今はする事が違うと思うんや。かなえちゃんの為と思うんやったら、私達、μ'sを再結成してライブすることやない。」
「ライブしてどうなのよ!」
わたしはのぞみの言っている意味が分からなかった。
「わたしは思うんよ。記憶の女神から生まれたのが歌の女神。だから、μ'sは奇跡が起こるかもしれないって・・・・」
わたしはどうしたらいいのか分からなかった。
Side かなえ
病院って淋しいな。誰もいない。
先生が見回りに来た。
「まだ、起きているの」
「はい、なかなか眠れなくて・・・・」
「じゃ、昔話しようか。」
「はい、聞きたいです。」
「こころから聞いていると思うけど、わたしは昔、μ'sのメンバーだったの。あの頃は楽しかったわ。毎日、練習して、踊って、歌って、充実してた。」
「先生はなんで、医師に」
「わたしは、解散してからパパに音楽を辞めさせられたの。だから、あの時でわたしの音楽が終わったのよ」
「でも、先生の瞳はまだ、やりたいって、訴えてるよ」
「そうね。やれるなら、また、歌いたいわ。」
「なら、やりたいからやる。やってみたいからやる。最初はそうじゃないですか?」
「かなえちゃんは穂乃果と同じ事言うのね。」
「そうなんですか?」
「でもね、かなえちゃん見てるとわたし、宣言したくなるんだ。」
「えっ?」
「かなえちゃんの病気はわたしが治すわ。何年かかっても治すわ。だって、わたしはスーパードクターになるのは決定事項なんだから。だから、その前にμ''sでもう一度、歌いたいよ!」
「先生なら、出来るよ!だって、今の先生は輝いてるから・・・・」
わたしは眠気に襲われ眠ってしまった。
「ありがとう。かなえちゃん・・・・」
先生のお礼だけは聞こえた。
Side 真姫
わたしは翌日の夕方、学校の部室に行った。
ガチャリ
「あれ、誰もいないじゃない!」
わたしは、練習着に着替え、校社内を散策しながら、屋上に行った。
カツン、カツン・・・・昔の様に屋上に上がった。
ガチャリ・・・・ドアを開けると、昔と同じ様にみんなが練習していた。
「えっ?真姫・・・・」
絵里が気付くとみんながわたしを見た。
「真姫ちゃん・・・・」
「わたしもμ'sに参加するわ。だから・・・・」
穂乃果がやって来た。
「おかえり。真姫ちゃん・・・・」
穂乃果がわたしを抱きしめた。
「うん、ただいま・・・・」
わたしも、穂乃果に抱き返した。
わたしの止まっていた、時間が動き出した。だから、少しだけ、いいよね。わたしはまだ歌いたいんだ!