寄生少年の学園生活日誌   作:生まれ変わった人

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完全なオリジナル……幼女視点だから稚拙な文で書いてみましたが、凄く不安な話です。

今回は主人公(他)と原作キャラ(仮)との交流イベントです。凄く短い!

何でこんな展開になったかは次回に持ち越しです。


もう一つの始まり~一つ目オバケさん~

みんな、おかしくなっちゃった。

どうして、こんなことになったのかが分からない。

 

だって、今日も何気ない一日で終わろうとしてたはずなのに。

 

 

分かんない。

 

 

ただ、怖くて震えてた。

 

 

学校のみんなが先生にかみついて、友達にも飛びかかって皆、死んじゃった。

 

 

みんな、みんな、床に寝て血を吐いた。

 

 

そしたら、床に寝てた先生が起き上がってね、お友達を食べちゃった。

 

 

皆、怖くなって逃げた。

 

 

怖くて、叫んで、泣いて逃げた。

 

 

さっきまで楽しかった学校が皆を食べちゃった。

 

 

だから外に出た。

 

 

学校にいると先生や友達に食べられちゃうから。

 

 

 

でも、お外も怖かった。

 

 

先生みたいに青くなった顔をした人たちが一杯いた。

 

 

友達みたいに泣いた大人の人達も食べられちゃった。

 

 

怖いよ……気持ち悪いよぉ……もうやだよぉ……

 

 

たすけてよぉ、りーねー……

 

 

ぼうしが飛ばされたときだって迎えに来てくれたもん。

 

 

きっと、きっと来てくれるよね……

 

 

 

だから、るーもがんばるよ……

 

 

 

 

 

 

 

 

まちのなかをはしった。

 

どれだけはしったか分からなかった。

 

るーを食べようとするオバケが怖くてにげた。

 

はしって、はしって、転んだ。

 

 

「うええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん……」

 

ひざもすりむいて、痛くて、泣きたくて……りーねーを思い出した。

 

 

お父さんとお母さんがいつもけんかしてるとき、いつもいてくれた……

 

お父さんたちがいないときもご飯つくったり、おかしもつくってくれた。

 

 

わたしがりーねーにつかまるとなでてくれた。

 

クッキーやチョコレートのあまいにおいがして、あたたかかった。

 

 

あたたかくて、いいにおいで、大すきなりーねー

 

 

あいたいよぉ……こわいよぉ……

 

 

 

つかれたよぉ、もうあしがうごかないよぉ……

 

 

 

オバケがるーのところにあるいてくる。

 

 

 

動けなくて、ねむくて、いたくて……あいたくて……

 

 

 

 

もう、あえないのかなぁ……

 

 

りーねーもオバケになっちゃったのかなぁ……

 

 

るーもオバケになっちゃうのかなぁ……っ

 

 

 

「りーねーー!! りーねーー!!」

 

 

 

るーが泣いてたらいつも来てくれたりーねーが来ない。

りーねーがいない……

 

オバケがるーのからだをつかんだ。

 

 

「痛い痛い痛い!! やだぁ! はなしてぇ! おうちにかえしてぇ!」

 

 

 

でも、オバケははなしてくれない。

 

るーを持ち上げて大きくて、くさくて、こわい口を開けて近づいてきた。

こえも出せなくなって、もうりーねーに会えなくなっちゃうんだって思った……

怖くて目を閉じた。

 

 

 

でも、いつまで経っても痛くなかった。

さっきまで痛かったのに、なんだか今は痛くない。

 

それでも怖くて、怖くて目をつぶってた。

 

それでも、オバケは何もしてこなくて、なにかあったのかな、って思った。

 

 

それで、目を開けたら―――オバケがぜーんぶ倒れてた。

 

るーは何も見てなかったからわかんなかった。

 

でも、うしろからだれかが話してたからそっちをむいた。

 

 

 

おっきい目がすぐそこにあった。

 

「人間の子供か……情報源としてはあまり期待できねえなぁ」

「……っ!?」

 

見たこともない生き物がしゃべってびっくりした。

 

ずっと前に、お父さんたちがまだ仲良かったときに読んでもらった一つ目おばけみたいだった。

でも、なんだかこわくなかった。

 

なんだか、ほかのオバケと違った。

私をつかまえたオバケが周りでたおれて、一つ目オバケは何もしてこないから。

 

「あなたは、オバケさんなの?」

 

ちょっとこわいけど、さっきまでるーを追いかけてきたオバケとは違うからはなしてみた。

すると、目のすぐそばにおっきい口が出てきた。

 

「何だお前、パラサイトってのを知らねえのか? テレビのニュースでもやってるのくらい見たことねえのか?」

「う、ううん……」

 

パラサイト

 

それがなにか分からなかったから首を振るとオバケさんは目をパチパチさせた。

 

「何だよ、この様子じゃあ欲しい情報は持って無さそうだな……ハズレかぁ」

 

何を言ってるかわからないけど、すごく落ち込んでるのが分かった。

 

るーが何かわるいことしたのかなぁ。

 

あやまろうとしたら、オバケさんの後ろから大人の人がでてきた。

その人には口が無くて、鼻からふーふーと息が出てた。

 

オバケさんの体も大人の人から伸びてた。

 

その人は携帯電話を動かして、こっちに向けてきた。

そうすると、オバケさんがそれを見て、大人の人の口が出てきた。

 

「ぷはっ! お前、口まで塞ぐなよ! 危うく窒息するとこだっただろ!」

「お前がトロトロしすぎなんだよ。人間のガキを助けろってうるせえから射程伸ばしてやったんだ。喚くんじゃねえ」

「ジョー……お前、ほんとに口悪くなったな……っ!」

 

おじさんがオバケさんとけんかしてる。

すごく怒ってるおじさんだけどオバケさんは目玉を別の方向に向けて知らんぷり。

 

「おじさん……だれ?」

 

すごく怖かったけど、おじさんはオバケじゃないとおもったから聞いてみた。

 

「僕は宇田、宇田守だよ」

「うだ……おじさん……と、オバケさん……」

 

そう言うと、おじさんは笑った。

 

「はは……こいつはジョーだよ。英語で『顎』って意味だけど分かるかな?」

「能書きはいいから早くここから離れようぜ。また集まってき始めたぞ。そのガキが余計なことしねえよう見張ってろよ」

 

オバケさんが言うと、手から包丁が生えて、オバケに向ける。

 

 

そっか。

 

るーをまもってくれたのはオバケさんだったんだね。

 

 

オバケさんはいいオバケさんだったんだ。

 

 

 

なんだか、るーはまたねむくなっちゃった。

 

つかれて、足もいたい……

 

 

でも、うれしいなぁ……

 

 

つぎに、るーねーに会ったら“じまん”しちゃおう

 

わたし、オバケさんにたすけてもらっちゃった……て

 

 

だ、から……るーを……むかえに……き、て……

 

 

 

 

 

 

―――とある小さい少女は運命的な出会いを果たした。

 

 

 

 

 

本来なら、惨劇に巻き込まれて既に死んでいた身なのかもしれない。

本当ならここで尽きる運命だったのかもしれない。

 

それでも、歪んでしまった世界は少女の因果さえも歪ませた。

 

既に死んでいたであろう、その身を救う形で。

 

 

あまりに皮肉で、悲しい出会い

 

 

少女は安心で気を失う最後まで想った。

 

 

いつでも自分の味方だった姉を

 

 

そして、自分を見つけて探し出してくれた一つ目オバケのことを

 

 

その姿に幸せと喜びを見出して

 

 

少女は地獄の中心で、笑顔のまま倒れた。




やっと出せました!!
自分的ベストキャラの宇田さんとジョーです!
そして、りーさんの鍵である妹のるーちゃん!

この二人の参戦はこの作品を作る時から決まってました。
やっぱり寄生獣にはパラサイトです!

宇田さんとジョーですが、完全に新一くんの癒し要員です。
そうしないと新一くんが辛すぎてやばくなりすぎると思ったからです。

ここで、ジョーを出してしまうと強すぎてバランスが悪くなると思ったのですが、案外そうでもないかな? とも思ってしまいました。
実際、ジョーは寄生した場所もあって、普通のパラサイトや新一たちよりも不利なんですよね。
その上、あまり戦った描写が無いから戦闘は不慣れというデメリットがあるので、パラサイトの実力的には下の方なんですよね。
ですから、『奴ら』相手はともかくパラサイト相手だとマジでやばい……!
なので、出しても問題ないと思って出しました。

今回、ジョーがるーちゃんに姿を見せたのが相手が子供だから、言いふらされても信頼されないことと、『奴ら』が蔓延りすぎてるから堂々と殺ってもあまり問題ないと判断したが故です。

感想でも偶に作者の浅はかな構成を指摘する人がいてドキっとしました。
でも、るーちゃんは原作ではまだまだ謎が多く、それでいて重要キャラだから書く直前まで困りました。
作者としてはるーちゃんは既に故人にした方がいいかなって思いました。
でも、それだとりーさんがダークサイドまっしぐらなので救助しました。
ただ、あまりに設定分からないので、今後は作品が終わるまで無口キャラとしていかせてもらいます。

ここでやっと序章が終わりました!
ここまで書きましたが、予想以上の反響でビックラしました(汗)。
皆さんの期待を裏切らないよう、最大限頑張ります。
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