魔物使いのハンドレッドクエスト   作:兵庫人

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今回は今までに登場したキャラクターの紹介です。


第百話

★アルハレム・マスタノート

 

 物語の主人公。

 ギルシュの貴族で隣国エルージョとの国境付近に領地を持つマスタノート辺境伯を母にもつ。

 マスタノート家の男子はアルハレムしかいないのだが、マスタノート家は昔より「最も強い者が家督を継ぐ」というしきたりがある上、父親が違う姉二人と父親が同じ妹が優秀な戦乙女であるため、家の中の地位と継承権は一番低い。(実の父親と義理の父親の二人はすでに死亡している)

 しかしアルハレムはそのことをあまり気にしておらず家族の仲も良好で、少しでも家族の力になろうと訓練に明け暮れていた時に偶然クエストブックを手に入れる。

 クエストブックに叶えてもらう願いは今のところ特にないが、クエストを達成した時に得られるという使用者に力を与える宝石「神力石」を目当てにクエストブックを開いて冒険者となる。

 

 種族はヒューマン。

 男、十八歳。

 外見は中肉中背で、顔立ちは整っているのだが髪を目元まで伸ばしているので地味な印象かある。

 髪と目の色は金と青。

 

 ちなみに「アルハレム・マスタノート」という名前は「とあるハーレムのマスター」の文字の並びを入れ換えたもの。

 とあるハーレムのマスター → あるハレム・マスタのーと → アルハレム・マスタノート

 

 

 

☆リリア

 

 アルハレムが最初に仲間にした魔女。

 二百年以上昔に「マリアス」という高位のサキュバスと今は滅びた国の大神官との間に生まれた。

 大神官である父親が生きている間は家族三人で暮らしていたが、父親が死ぬと母親のマリアスはリリアをおいて何処かへ旅立ってしまう。

 父親の死去と母親の失踪の後にかつて父親がいた王国の王子が現れて「自分の女になれ」と迫ってきたがリリアはこれを物理的に拒否、その結果王子の怒りをかって王子に従う戦乙女に封印されてしまう。

 封印されてから二百年後に封印が劣化したことで意識を取り戻したリリアは、そこに現れたアルハレムと仲間になる代わりに封印を解いてもらう契約をする。

 

 種族はサキュバス(魔女)。

 女、十六歳(封印されていた期間を加えれば二百十六歳)。

 外見は女性として理想的な体型で、革でできた極細の帯のような衣装を身に付けていて、背中の翼と尻尾の動きを邪魔しないようにしている。

 髪と目の色は桃と金。

 

 リリアという名前は聖書に出てくる女悪魔「リリス」の名前を少し変更したもの。

 

 

 

☆レイア

 

 アルハレムが仲間にした二人目の魔女。

 アルハレムとリリアがエルージョとギルシュの国境にある山を野宿していた時、アルハレムが持っていた水を酒に変える丸薬、エールボールから作った酒の匂いにつられて姿を現した。

 レイアの種族ラミアは総じて無類の酒好きで、酒につられてアルハレム達の仲間になる。

 またリリアは例外として魔女には名前を付ける習慣はなく、名付け親はアルハレムである。

 

 種族はラミア(魔女)。

 女、一歳(魔女は生後一年くらいで成年ぐらい外見となって死ぬまで外見が変化しない)。

 完全なポーカーフェイスで滅多に表情を変えず、声を発せず台詞は「………」しかない。

 髪と目の色は紺と青。

 

 レイアという名前は「レイミア」という人間とラミアの恋物語からとったもの。

 

 

 

★ライブ・ビスト

 

 アルハレムの幼馴染みでギルシュの貴族。

 両親が死亡したため、マスタノート領の隣にあるビスト領を統治するビスト家の若き当主となる。

 若いなりにも貴族としての務めを果たして領民からも慕われている善き貴族なのだが、獣の耳や尻尾を持つ女性「ケモノ娘」を病的なまでに愛していて、ケモノ娘が関わると人格が代わり人知を越えた実力を発揮する。

 

 種族はヒューマン。

 男、十八歳。

 髪と目の色は金と緑。

 

 ライブは「ライク(Like)」と「ラブ(Love)」を合わせた名前で、ビストは「ビースト」を短くした苗字。

 

 

 

☆ルル

 

 アルハレムが仲間にした三人目の魔女。

 食糧を得るためにビスト領にある共同墓地から数日に渡って死体を漁っている(ルルの種族であるグールは死んでから時間が経った獣の肉が主食)と、墓荒しを捕まえに来たアルハレム達と出会う。

 契約の儀式でアルハレムと一対一の戦いを行ったが負けてしまい、彼の仲間になる。

 

 種族はグール(魔女)。

 女、二歳。

 外見は胸や股間の最低限の部分だけを守るいわゆる「ビキニアーマー」を身に付けていて、背中に大剣を背負っている。

 髪と目の色は銀と朱。

 

 グールは最近ではアンデッドとして扱われていて、作者の中では「話ができるアンデッド=片言で喋る」というイメージがあり、片言で話すキャラクターに。

 

 

 

☆ツクモ

 

 アルハレムが仲間にした四人目。

 ツクモの種族「猫又」はマスタノート家が始まった時から影から協力関係をとっており、その事もアルハレムとは十年以上前からの知り合いで姉のような存在。

 ツクモ達猫又がマスタノート家に協力する理由は、マスタノート領にあるダンジョンに囚われている「霊亀」という魔女の子供を一緒に助けてもらう代償で、アルハレム達がダンジョンを攻略して霊亀を仲間にすると霊亀の護衛をするために自らもアルハレムの仲間になる。

 

 種族は猫又(魔女)。

 女、二十二歳。

 外見は生まれの地方にある「キモノ」を大胆に着こなしており、頭には人の耳とは別に猫の耳があって癖毛のように見える。

 自分のことを「ツクモさん」と呼び、「ござる」口調で話す。

 髪と目の色は銀と金。

 

 

 

☆アイリーン・マスタノート

 

 アルハレムの父親違いの姉でマスタノート辺境伯の最初の子供。

 強力な固有特性と卓越した剣技を操る戦乙女であると同時に優秀な指揮管でもあり、次期マスタノート辺境伯と周囲から期待されている。

 責任感が強く自分にも周りにも厳しい性格だが、家族を何よりも大切にしていて家族を守るためならどんな強敵にも一歩も引かない勇敢な女性。

 

 種族はヒューマン。

 女、二十歳。

 動きやすい甲冑か服装を愛用していて、常に腰に二振りの剣を指しているため外見は男装の麗人。

 髪と目の色は赤と青。

 

 

 

☆アルテア・マスタノート

 

 アルハレムの父親違いの姉で、アイリーンの双子の妹。

 戦乙女である上に他者の傷を癒す稀少な固有特性と人当たりのよい性格から「慈悲の聖女」、「マスタノート家の癒し」と呼ばれている。

 その優しい性格からマスタノート家の皆からも慕われているが、怒らせればマスタノート家で最も恐ろしいと噂されている。

 

 種族はヒューマン。

 女、二十歳。

 外見は双子の姉であるアイリーンと瓜二つだが、服装はドレスみたいな服を好んで着ている。

 髪と目の色は赤と青。

 

 

 

☆アストライア・マスタノート

 

 アルハレムの母親で現在のマスタノート辺境伯。

 他者に自分の意思を伝える固有特性を持ち、軍の指揮に長けていることから「神速の名将」の異名を持ち、ギルシュだけでなく他国にも名前を知られている。

 典型的な「力こそが全て」が信条なマスタノート家の人間で、貴族らしい振る舞いは全く苦手でその態度は貴族というよりも傭兵に近い。

 アルハレム達の父親であった二人の夫も元々は部下の傭兵だった。

 国王の信頼は高く、王子に武術を教えた経験もある。

 

 種族はヒューマン。

 女、四十一歳。

 女性でありながら獅子を思わせる威厳を感じさせ、その姿はまだ二十代といっても通用するくらい若々しい。

 髪と目の色は金と青。

 

 

☆アリスン・マスタノート

 

 アルハレムと父親が同じ妹。

 長期間休まずに活動できる固有特性とその荒々しい戦いぶりから「戦場で遊ぶ悪童」の異名で呼ばれている。

 過去にあったある経験から兄であるアルハレムに強い愛情を懐いているが、アルハレム以外にはあまり心を開こうとしない。

 

 種族はヒューマン。

 女、十七歳。

 兄妹というだけあって顔立ちはアルハレムによく似ていている。

 髪と目の色は金と青。

 

 

 

☆ヒスイ

 

 アルハレムが仲間にした五人目の魔女。

 ヒスイの種族「霊亀」は「自分が認めた者以外入れない空間を創り出す」という種族特性を持つ種族で、その力に目をつけたエルフ族に百年に拐われてダンジョンの「核」にされた。

 エルフ族はヒスイを核にしたダンジョンの奥で自分達の集落を作るが、ダンジョンにはヒスイの意思が宿っていて、彼女の怒りに触れたエルフ族はダンジョンに閉じ込められて全滅してしまう。(ヒスイ自身はエルフ族を殺すつもりはなく、「ちょっと」ダンジョンに閉じ込めて自分の気持ちを知ってもらおうと思っただけなのだが、霊亀の「ちょっと」は百年単位の時間であったため結果的にエルフ族を全滅させてしまった)

 ダンジョンを攻略したアルハレム達によって解放されたのだが、ダンジョンの呪縛から解放される方法が契約の儀式で仲間になることだけだったので、その後はアルハレムの仲間として行動する。

 

 種族は霊亀。

 女、百二歳。

 外見は二十代後半から三十代くらいでリリア達とはまた違った魅力がある。

 髪と目の色は両方とも緑。

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