恐暴竜を宿した赤龍帝   作:鬼塚虎吉

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投稿が遅れてしまって申し訳ありませんでした。

今回はタイトル通りだと思います。


第6話

時間が流れて、放課後。

 

俺は授業が終わると同時に教室を出ていき、アパートにへと帰る。

 

校門を出たところで待ち構えていたかのように夕麻が現れる。

 

「イッセー君‼」

 

笑顔で俺の名前を呼んでくる夕麻。

 

「あぁ、夕麻。」

 

俺も夕麻の名前を呼ぶ。

 

すると、夕麻が俺にこう言って来る。

 

「イッセー君、ちょっと公園に行かない?」

 

そう言って来る夕麻に対して俺はこう言った。

 

「あぁ、いいぞ。」

 

俺と夕麻は公園にへと向かったのだった。

 

公園に着くと、俺達は互いに向かい合う形を取りながら話を始めた。

 

「ねぇ、イッセー君。」

 

「なんだ、夕麻?」

 

夕麻が俺の名前を呼んだ後、はっきりとこう言った。

 

「死んでくれないかな?」

 

それを聞いた瞬間、俺は寒気を感じて後ろにへと飛びのいた。

 

すると、俺がさっきまで立っていた場所に赤、青、黄の三色の槍が刺さっていた。

 

俺はそれが上から降ってきたのが見えたため、視線を上へと向ける。

 

すると、そこには黒い翼を生やした男女がいた。

 

「へぇ、躱すとは下等な人間にしてはやるじゃ無いっすか。」

 

俺を小馬鹿にした態度でそう言って来るゴスロリ娘。

 

「しかし、見れば見るほど下等な人間にしか見えんな。」

 

腕を組みながら俺に向かってそう言って来るコートを着込んだ男。

 

「どうでもいい、早くこの人間を始末するぞ。」

 

ボディコンスーツを着込んだ青髪の女は俺を殺す発言をしている。

 

俺を殺すだと…?

 

イイ度胸じゃねぇか、翼が生やしてるだけで偉そうにしてんじゃねぇぞ‼

 

俺は左腕を翳し、今朝出て来ていた籠手を発現させる。

 

すると、籠手は発現と同時に機械音を発する。

 

Boost!

 

その機械音の後に身体が軽く感じた。

 

それを感じた後、俺は夕麻を含めた四人を視界に捉える。

 

すると、夕麻がこう言って来る。

 

「危険な神器を宿していたのは聞いていたけど、ただの龍の手じゃないの。」

 

俺の左腕の籠手を見てそう言っている夕麻に対して、青髪の女がこう言った。

 

「レイナーレ様、ここは私達があの人間を始末しておきましょう。」

 

女の言葉を聞いて、夕麻はそれに同意して奴ら三人と同様の翼を背中から生やしてどこかへと飛んでいくのだった。

 

俺は夕麻を追いかけようとするが、三人が邪魔をしてくる。

 

「どけ、邪魔するならテメェ等から消すぞ。」

 

俺は籠手を構えながらそう言うと、男がこう言って来る。

 

「フン、下等な人間風情が神器を持っているからと言っていい気になるな‼」

 

男はそう言いながら俺へと槍を持って突っ込んできた。

 

その事に俺は笑みを零した、獲物が自分から来てくれたんだからな。

 

俺は膝を折って身体を屈ませ、勢いよく突っ込んでくる男に対して飛び掛かった。

 

「なっ!?」

 

男は俺がそんな行動するとは思っていなかったのか、動きを止めてしまう。

 

だが、それは愚行である。

 

俺は動きの止まった男に向かって籠手の付いた拳で思い切り殴り飛ばした。

 

殴り飛ばされた男は地面に叩きつけられ、倒れこんだ。

 

「ざまぁねぇな、まずは一匹めだ。」

 

俺はそう言いながら残った女二人の方に目を向ける。

 

「ミッテルト、お前はドーナシークを連れてレイナーレ様の元にへと戻れ。」

 

青髪の女がゴスロリ娘にそう言いながら槍を俺に向けてくる。

 

「了解っす‼」

 

ミッテルトと呼ばれるゴスロリ娘は男を抱えて夕麻ことレイナーレの元にへと向かった。

 

俺はそれを視界に入れながらも青髪の女から注意を逸らさなかった。

 

それに、さっきから空腹が止まらねぇ。

 

だがしかし、こんな事は昔にも合った。

 

それは両親を食い殺した怪物を見た時と似ている。

 

ぐぅぅ~~‼

 

そう思っていると、俺の腹がさっきよりも空腹を訴えて来る。

 

俺の目の前には黒い翼を生やした青髪の女がいる。

 

ソウダ、アイツヲクッチマオウ。

 

そう決めた俺の口からは大量の唾液が溢れ出し、零れ出してきた。

 

「何だ、こいつは…⁉」

 

青髪の女は俺の事を見ながらそう言って来るが、気にはしない。

 

どうせ、食われる奴の事を気にする必要もねぇだろ?

 

すると、籠手以外の俺の身体が暗緑色の鱗に包まれ始めた。

 

それに対して、俺は懐かしさを感じた。

 

夢の中で頭の上に俺を乗せていてくれたあの暗緑色の竜の事を…。

 

「久々の…飯…だ、せいぜい…俺…を…満たせ…。」

 

俺はそう言った後、青髪の女に襲い掛かった。

 

俺が女に向かって飛び掛かり右腕にかぶりつくと、ブチリと言う音が鳴った。

 

それは女の右腕が俺によっていとも簡単に食い千切られたからだ。

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

女は自分の腕が簡単に千切れたのが有り得ないのか、腕のあった場所を抑えながら悲鳴を上げる。

 

それをよそに俺は食い千切った女の右腕をガリボリと音を立てながら咀嚼していた。

 

そして、腕を食い終わった俺は女に向かってこう言った。

 

「不味い、雑味が多いな。」

 

俺はそう言いながら歯に引っかかっていた腕だったものを地面に吐き捨てる。

 

そして、最後にこう言った。

 

「お前、いらねぇや。消えてなくなれ。」

 

俺はそう言った後、赤黒いエネルギーを右腕に纏わせて青髪の女にそれを放った。

 

赤黒いエネルギーを受けた女は跡形もなく消し飛んだ。

 

エネルギーを撃ち終えると、俺の身体に現れていた暗緑色の鱗はきれいさっぱりに消えていた。

 

それを確認した俺はさっさと帰路に着こうと歩き始めたその時、後ろから声をかけられる。

 

「ちょっといいかしら?」

 

俺が後ろを振り返ると、そこには駒王学園二大お姉様とマスコットと王子様がいた。




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