戦国ラブライブ! 〜みんなで作る戦国時代〜   作:pocky@

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最近忙し過ぎて、死にそうなポッキーです。
久々に書きました故、色々と文章がおかしくなってる可能性が。
ご了承ください。

そして、海未ちゃんを殺してしまったことにより、ほのうみの夫婦喧嘩が書けないことが発覚(今更
楽しかったのに…。ま、仕方ないですね。

それではごゆっくり。


前回感想をくださった
ウィングゼロさん、
宇宙とまとさん、
ありがとうございました!




第34幕 約束

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お姉ちゃん!!行くよ!!!」

 

 

 

 

 

「嫌だよ…!!海未ちゃんがいないなんて…!!」

 

 

 

 

 

「大丈夫です。生きて帰りますから」

 

 

 

 

 

「…絶対だよ」

 

 

 

 

「はい」

 

 

 

 

 

 

穂乃果は雪穂に引っ張られ、その場を走り去った。

 

 

海未との最期の約束をして。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海未ちゃん、絶対に生きてまた会おうね———

 

 

 

 

 

 

 

 

戦国ラブライブ! 第34幕 約束

 

 

 

 

 

 

 

穂乃果は走った。ただひたすらに。

 

 

 

 

(ここで穂乃果が死んじゃったら…。海未ちゃんが頑張ってくれてる意味がないよ…!!)

 

 

 

 

「お姉ちゃん!まだ休憩は大丈夫?」

 

 

 

 

穂乃果は並走している雪穂へ、無言の合図を送る。

無論、まだ大丈夫の合図だった。

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

上杉領側関所前——

 

 

 

 

 

「どうする、関所を開けるか?」

 

 

 

 

「開けねば戦えぬぞ?」

 

 

 

 

「しかし、信長様は開けていいとは…」

 

 

 

 

「どうせ壊されるのだ。だったら開けてしまえ。受け身になる理由はない」

 

 

 

 

「この戦…。必ず勝たねばならぬぞ」

 

 

 

 

「ああ、そうだな」

 

 

 

 

「これで負けようものなら…」

 

 

 

 

「信長様に何をされるか分からぬ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

その場が凍りついた。信長はそれほど恐ろしい奴なのである。

 

 

 

 

 

 

「よし、よし、やるぞ、いいな!!皆の者!!」

 

 

 

 

「「オォ!!!」」

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

上杉軍——

 

 

 

「謙信様!陣はここに敷いてしまってよいのですか?」

 

 

 

「ああ。織田軍は我らが攻めてきたと知れば、必ず関所を開けて、攻め入ってくるはずだ。我らは受け身に回る」

 

 

 

 

「しかし、受け身に回ってしまってもよいのでしょうか?」

 

 

 

 

「問題ない。上杉領で戦をできる、というのはかなりこちらにとって有利であるからな。地形をよく知っているのは上杉。こういうのを利用すれば、我らの半分の兵力の織田など瞬殺することが可能だ」

 

 

 

 

「ふむ、地形を生かして戦をするためにここに陣を敷かれたのですな!」

 

 

 

 

「そうだ」

 

 

 

 

「いつ関所が開くでしょうか?もうじきでしょうか?」

 

 

 

 

「もうじきだろう。いつでも迎えうてるように準備しておけ」

 

 

 

 

「ハッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

「お姉ちゃん…!ちょ…!!待って…!」

 

 

 

 

「雪穂!!早く行くよ!!」

 

 

 

 

「まっ…。も、もう無理…」

 

 

 

 

雪穂がその場に膝から崩れ落ちた。

 

無理もないだろう。彼女達はあの後、約2時間は走りっぱなしであった。

 

ほぼ全力で。

 

 

 

 

「ダメだよ…!!海未ちゃんが頑張ってくれてるんだから…!!」

 

 

 

 

「いや…。そ、そうだけど…。さすがに…」

 

 

 

 

「…しょうがないなぁ」

 

 

 

 

「城下町の近くに馬を用意してくれてるみたいだから…。とりあえずそこまでだね…」

 

 

 

 

「うん…」

 

 

 

 

穂乃果が雪穂の横に座る。

 

 

その表情は死んでいた。

 

 

 

 

「…海未ちゃん?」

 

 

 

 

「……」

 

 

 

 

「海未ちゃんの事…考えちゃうからあんなに黙々と走ってたんでしょ?」

 

 

 

 

「……」

 

 

 

 

「立ち止まると、心配で、心配でいられなくなる。海未ちゃんを助けにいかなきゃ…とか考えちゃう」

 

 

 

 

穂乃果が顔を上げ、何とも情けない顔で雪穂を見る。

 

 

 

 

「あはは…。全部お見通しなんだね…」

 

 

 

「そりゃそうでしょ。何年お姉ちゃんの妹やってると思ってるのさ」

 

 

 

「…それもそうだね」

 

 

 

「…お姉ちゃん。海未ちゃんなら大丈夫だよ?」

 

 

 

「大丈夫…?」

 

 

 

「うん。海未ちゃんは約束を破るようなことはしない…。そんな事、お姉ちゃんが一番分かってるでしょ?」

 

 

 

「そうだけど…」

 

 

 

「お姉ちゃん。海未ちゃんを信じて。海未ちゃんだって、私たちが逃げ切れることを信じて戦ってくれてる。だから…。私たちも、海未ちゃんが必ず生きて音ノ木に帰ってきてくれるって、信じよう?」

 

 

 

 

雪穂の言葉は太陽を覆っていた分厚い雲をはらっていく。

 

 

 

 

 

「えへへ…。さすが穂乃果の妹だね!」

 

 

 

 

「ようやくいつものお姉ちゃんになったよ…。それじゃ、行こうか!」

 

 

 

「ええ!?もうちょっと休もうよぉ!」

 

 

 

「はぁ!?お姉ちゃんが早く行こうって言ったんだよ!?」

 

 

 

「あれぇ…?そうだっけ?」

 

 

 

「はぁ…。落ち込ませたままの方が良かったかもなぁ…」

 

 

 

 

 

「雪穂…。君はいつからそんな悪い子に…」

 

 

 

 

 

「いいから早く行くよ!!!」

 

 

 

 

 

雲の切れ目から、太陽の光が地上へ差し込んだ。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

上杉軍——

 

 

 

 

 

「……」

 

 

 

 

織田領と上杉領を隔てる関所の前には、謙信と弥太郎、2人が馬に乗り、立ち塞がっていた。

 

 

 

 

 

「弥太郎。関所が開いたらすぐに織田をこちらへ引き寄せるぞ。開いたら走る…。よいな」

 

 

 

 

「謙信様こそ…遅れてはなりませんぞ?」

 

 

 

 

上杉の策はこうだ。

 

 

謙信と弥太郎がおとりとなり、関所から織田家臣軍を上杉領へと引き込む。

 

 

あるポイントまで引き込んだら、上杉軍の攻撃開始である。

 

 

開けた土地へ織田を誘い込み、そこで一気に四方八方より攻撃をしかけ、潰しにかかる。

 

 

謙信はおとりの役目を終えた後、いくらかの兵を引き連れ、もう一度関所へ。

 

 

そこで、穂乃果達がやって来るのを待ち、音ノ木への退却の手助けをする。

 

 

これで、とりあえずは乗り切れる…と謙信はふんでいた。

 

 

 

 

 

 

すると、関所が少しずつ開き始める。

 

 

 

 

 

 

 

 

「準備はいいか、弥太郎」

 

 

 

「拙者はいつでも」

 

 

 

 

 

 

関所が完全に開く。その奥では織田家臣軍が何ともいえぬオーラを放ち、スタンバイしていた。

 

 

しかし、その織田家臣軍もすぐそこに謙信がいるとは思わなかったのだろう、その光景を見て、動揺が広がっていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これも謙信の策の1つである。

 

 

 

 

 

 

 

 

「我は上杉謙信!!!織田家諸君…。我を討ち取って功名とせよ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

謙信が織田の皆さんに向かい、大声で叫ぶ。

 

 

 

 

 

 

「行くぞ、弥太郎!」

 

 

 

「承知!!」

 

 

 

 

 

叫んだと同時に、謙信と弥太郎は馬の方向を変え、すぐさまスタートを切る。

 

 

 

 

 

「なっ…」

 

 

 

 

 

「おい!!突っ立ってないで早く追わんか!!」

 

 

 

 

「「オ、オォッ!!!」」

 

 

 

 

 

織田家臣団、総勢2500が上杉領へとなだれ込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




お疲れ様でした。
謙信さんかっこいい!(←
軍神としての力を発揮してもらいたい所ですな。

書いてて悲しくなってきますわぁ…。約束ですって。海未ちゃん…。

いいえ、それが戦国です。死ぬのは仕方ありません。それも、穂乃果を守ってなら尚更。

次回は穂乃果達が脱出できるのかどうか…という所を。
お楽しみに。

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