戦国ラブライブ! 〜みんなで作る戦国時代〜   作:pocky@

73 / 82
どうも皆さんこんにちは、ポッキーことポッキーです()
さてさて、2週間も放置してましたね、許してくださいお願いします。
冬には部活がオフに入るので、執筆する時間が増えるので投稿ペースが上がるかと思いますので、許してください。

今回は訪問者……ということで、懐かしいあの人物がやってきます。爆弾発言ありかも……?

それではどうぞごゆっくり。

前回感想をくださった
ウイングゼロさん
宇宙とまとさん
ありがとうございました!



第65幕 訪問者

 

「………………」

「………………」

「………………」

 

「………あんな、絵里ち。うちの目の前をウロウロするのやめてもらってええ?鬱陶しいんよ」

 

「……………だって」

 

「あんな、穂乃果ちゃん達が心配なのは分かるんよ。だからってな、そんなウロウロせんでもええやん。よりによってうちの目の前で。邪魔なんよ」

 

「………穂乃果達にもしものことがあったら」

 

「なぁんでそんな考え方しか出来ないん?もしかしたら高海さんところと仲良くなって長居させてもろてるかもしれないやん」

 

「………だからって遅すぎるわ」

 

「…………あんな、絵里ち。穂乃果ちゃん達の到着の予定は今日。ちょっとくらい遅れることやてあるやろ」

 

「しかし」

 

「何がしかしやねん」

「だがしかし」

「いい加減にせぇよ?」

 

「のじょみぃぃぃい!!!!」

 

 

 

 

 

 

「……何あれ」

 

「何って……。ポンコツエリチカでしょ」

 

「いや、ポンコツの域超えてるわよ、あれ」

 

「にこに言わないでよ」

 

「ヤバイわね」

 

「うん、高坂の未来が心配よ、にこは」

 

「それにこちゃんが言うの?」

 

「………少なくとも、にこは今の絵里よりは賢いと思うわよ」

 

「………それは認めるわ」

 

 

 毎度恒例、絢瀬絵里のポンコツコーナー。仲間を思う気持ちが人一倍ある絵里。それ故に生んだこの奇行である。希が可哀想だ。

 

 

 

「申し上げます!」

 

 

「穂乃果達が帰ってきた!!?」

 怒り喰らうアヤセエリ。

 

「絵里ち、伝令さんに迷惑やから止めて。……で?どうしたん?」

 

「は、はい。武田勝頼夫妻が皆様にお目通りしたいと、参られておりますが」

「勝頼夫妻って……。亜里沙ちゃんか!」

 

「お通ししますか?」

「そりゃ勿論!ほら、絵里ち、亜里沙ちゃん来たから、シャキッとしいや」

 

「…………亜里沙が来たのね」

 

「せや。頼むで、お姉ちゃん」

 

「お姉ちゃん……。ふっ……。任せなさい」

 絢瀬絵里・クールモード。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 戦国ラブライブ!第65幕 訪問者

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「長篠の戦い……?」

 

「はい。流石の穂乃果でも長篠の戦いくらいは知っているでしょう?」

 

「うーんと、そんな感じの戦があったような……。無かったような……」

 

「……待ってください、長篠の戦いを知らない日本人なんているんですか?」

「幼稚園児」

「じゃあ貴女は幼稚園児なのですか?」

「華の高校生です」

 

「まさか穂乃果がここまでとは……」

 

「いやいや、知ってるよ、知ってる!織田信長が武田信玄を倒した戦でしょ?」

 

「……ちょっと違いますね。織田信長・徳川家康連合軍が武田勝頼を倒し、武田軍を滅亡まで追い込んだ大戦です。全く……。それくらい覚えておいてください」

 

「あはは……。でも大体あってるし!」

「あってません」

 

「え、でもちょっと待って。じゃあ信玄さんはどこいったの?」

 

「信玄公は長篠の戦いの2年前、1573年に病死します」

 

「………んん?え、1573年ってもう2年後じゃん!」

 

「はい、ですので信玄公はあと少しで死にます」

「死にますって……」

 

「同盟は結んでいますが、特に特別な関係ではないですから、大丈夫ですよね?実際、信玄公が亡くなってくれた方が高坂としても安心なんです。亜里沙の夫である勝頼公が高坂を裏切るなど考えられないですし」

 

「まぁそうだけど……。一応同盟結んでるし……」

 

「穂乃果、ここは戦国時代です。親密でもない同盟国の当主の死を一々悲しんでいては何も変わりませんし、前にも進めません。出来るだけ非情になってください」

 

「………凄いね、海未ちゃんはもう戦国時代に順応してる」

 

「順応してる……わけではないですね。はっきり言ってもうヤケクソですよ。何を考えた所で、現世に戻れるわけでは無さそうですし。だったらこの時代を生き抜くしかないんです。開き直りですよ」

 

「あはは……。穂乃果の方が戦国歴長いはずなんだけどなぁ……。海未ちゃんの方がプロって感じがするね!」

「戦国のプロって何ですか」

 

「それで?その策って何?」

 

「今言っていいのですか?この策を実行するのは四年後ですよ?」

 

「大丈夫大丈夫。とりあえず聞くだけだから」

 

「分かりました。お教えしましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 音ノ木坂城——

 

 

 

「お姉ちゃん!!」

「亜里沙ッ!!!!!」

 

 

 こちら音ノ木坂城。武田家に入った亜里沙が久々に帰ってきたとうことで城にいた者、皆大広間へ集合した。

 そしてこの感動的な光景である。絢瀬姉妹の久方振りの再会。亜里沙が絵里の胸に飛び込んできた……のではなく、絵里が亜里沙に飛び付いていた。お姉ちゃん頼むぞ。

 

 

「突然お邪魔して申し訳ない」

 

「いえいえ、全然大丈夫やで〜。長旅ご苦労さん!」

 

「かたじけない。亜里沙がどうしても来たいと言うものでな」

 

「そうやろね。1年くらいみんなと会ってへんし」

 

「あぁ。亜里沙は今日の日をずっと楽しみにしていたのだ。昨日の夜など興奮しすぎて寝付けなかったくらいだからな」

 

「あはは、それは嬉しい限りやんな。それで、勝頼さんは護衛でついてきたん?」

 

「まあそれもあるが、姉上や高坂の皆にしっかり挨拶しておこうと思うてな。一回もちゃんとした挨拶をしていなかったのを気にしていたのだ」

 

「姉上って……。絵里ちのことか!あっはは、こりゃ面白いで!」

 

「……?何かおかしかったか?」

 

「いやいや、こっちの話や。それじゃ、とりあえず最初に“姉上”に挨拶してきたらどうや?穂乃果ちゃんは今おらんし」

 

「そうだな。そうさせてもらう」

 

 

 

「………絵里ちが勝頼さんの姉上ねぇ。……ダメや、うちツボってもうた」

 

 希がここまで腹を抱えて笑うのはかなり珍しいのではないだろうか。まさか「絵里が姉上」ということだけでここまで笑えるとは……。

 

 

 

 

「お姉ちゃん、元気にしてた?」

 

「勿論よ。亜里沙は大丈夫?酷いことされてない?」

 

「全然大丈夫だよ〜。武田の皆さんもよくしてくれるんだ!」

 

「そう、それは良かったわ。監禁でもされてるんじゃないかって心配だったのよ」

「お姉ちゃん、それは武田家に失礼だよ」

 

 

 

「姉上、お話よろしいでしょうか」

 

「そうだ、今日は泊まっていきなさい。穂乃果と海未も明日帰ってくるらしいし、顔を見せてあげて」

 

「姉上、お話を」

 

「亜里沙は海未が好きだからねぇ……?久々に話聞いてもらいなさい?」

 

「姉上」

 

「お、お姉ちゃん。迷惑じゃなければそうさせてもらうけど……。あ、あのね?」

 

「そう!それは良かったわ。ことり達も美味しい料理作るって張り切ってたから」

 

「………姉上」

 

「ったく……。容易く姉上って呼ばないでくれるかしら。お婿さん?」

 アヤセエリ、激おこぷんぷんまるである。

 

「それでは何とお呼びすれば?」

 

「名前でいいわよ」

 

「絵里殿……でよろしいですか」

 

「ええ、そうしなさい。アンタなんかに姉上なんて呼ばれると吐き気がするわ」

 

「お姉ちゃん!」

 

「……構わん。それくらいお主の事を大切に思っているということだ。いい姉上を持ったな」

 

 

 勝頼が大人なお陰で大事にはならなかったが、下手をしたら絵里の首はとんでいたかもしれないレベルの失礼な行動である。賢い可愛い生徒会長は何処へ。

 

 

 

 

「亜里沙ぁぁあ!!!」

「雪穂ぉぉ!!」

 

 感動の再会パート2。今回は一方的ではなく、2人が一緒に飛び付いた。親友との久々の再会。2人とも待ちわびていた時がようやくやって来た。

 

 

「変わってないねぇ……。相変わらず亜里沙って感じで良かったよ」

 

「それは雪穂もでしょ?元気そうで安心したよ」

 

「亜里沙は今日泊まっていくんでしょ?」

 

「うん、穂乃果さんと海未さんに挨拶もしたいし」

 

「良かった。じゃあ今日は私の部屋に泊まりなよ。色々話したいこともあるし」

 

「えへへ〜言われなくてもそうするつもりだったよ!」

 

「それじゃ話は早いね!今日は寝かせないよ?」

 

「亜里沙だって寝る気はないし、寝させる気もないから覚悟しておいてよぉ?」

 

 是非是非、楽しいひと時をお過ごしください。

 

 

 

 

 一方、姉と弟の関係になった絵里と勝頼の2人。しかしまぁ、この2人に流れる空気は悪い。特に絵里が。正に一触即発である。特に絵里が。

 

 

 

「勝頼くん、1つ聞きたいことがあるんだけど」

 

「……はい」

 

「貴方……まさか亜里沙に手出したりしてないでしょうね」

 

「………というのは?」

 

「だから、そういうことよ」

 

「……………まさか。拙者だって忙しいのだ。手を出してる暇などござらん」

 

「その変な間は何よ、その変な間は」

 

「それは気にしすぎかと。本当に特に何もない」

 

「………武士の心に誓えるかしら?」

 

「………………」

 勝頼氏、追い詰められました。

 

 

「ど・う・な・の・か・し・ら?」

 

「…………申し訳ござらん」

 勝頼氏、全ての亜里沙ファンに向けた謝罪である。

 

「…………そう。まぁそういうこともあるわよね。一応夫婦だし?」

 

「すまぬ」

 

「……えぇ、そうね。本当なら斬り殺したい所だけど……。そんなことしたら亜里沙が可哀想だし」

 

「…………」

 

「ま、その代わり亜里沙をちゃんと守りなさいよ?亜里沙を泣かせるような真似をした時は………分かってるわよねぇ?」

 

「あぁ、勿論だ。彼女を泣かせたら腹を切って詫びようではないか。それくらいの覚悟は出来ている」

 

「そ。ならいいけど。……頼んだわよ」

 

「……承知」

 

 

 勝頼は歴史上でも家族を大事にした、と良く言われる武将である。それ故に、亜里沙に関しては心配はいらないであろう。しかも亜里沙の後ろには高坂……特に絵里というシスコン猛将がついている。これによって、亜里沙の未来は安泰である。

 しかし、勝頼よ。合法JC……許すまじ。

 

 

 

 

 

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「…………というわけです」

 

「………凄いね、結果を知ってるからこそ編み出せた卑怯な作戦だね」

「誰が卑怯な軍師ですか」

 

「しかし、戦なんて勝てれば何でもいいんですよ。使える情報は最大限に使う、これが策をたてる上での極意です」

 

「極意って……」

 

「勝たなければ、私たちが死にます。それでもいいなら長篠の結果は全く知らない体で策を考えなおしますが?」

 

「いえ、大丈夫です、その策でいきましょう」

 

「分かればいいんです。はっきり言って織田はそれくらいの情報量がなければ倒せませんよ。あそこは何故か運も物凄く良いことで有名ですしね」

 

「桶狭間もほぼ運だよね」

 

「……まぁそうですね。ですのでこの策で行きます。……四年後ですが」

 

「え、じゃあこの策はまだ皆に言わない方がいいよね?」

 

「はい。四年後ですし、状況が変わらないとも言えません。事実、私たちは今、歴史を変えているのですから」

 

「そう考えると穂乃果達すごいね」

「あり得ないですよ」

 

「音ノ木坂がいつか、日本の中心になる日がくるといいね」

 

「そうですね。平和な世の中の中心に」

 

「さってと!じゃあ急ごうか!音ノ木坂で皆待ってるからね♪」

 

「はい!」

 

 2人は馬が走る速度を上げた。パカラパカラと馬の走る音が平原に消えていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………しかしお尻が痛いですね、乗馬というのは」

 

 

 

 

 

 

 

 




お疲れ様でした。
いかがでしたかね?ちょっと絵里ちゃんで遊びすぎましたね、次回からもう少し賢いエリーチカ、出していきましょうか。
そして勝頼氏の爆弾発言。皆さん落ち着いてください。
長篠の際の策はまだ秘密……ということで。まぁ大したことはないです(←

次回はほのうみがようやく帰還します。そして駿河の方で一大事が……?お楽しみに。

※毎週月曜日には投稿出来るようにします。冬まではこのペースです。ご了承ください。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。