戦国ラブライブ! 〜みんなで作る戦国時代〜 作:pocky@
久しぶりの二夜連続投稿じゃないですか?あらやだ(殴
まぁいいです。
今回の前書きは長いですよ。私結構自分の作品読み返したりするんですけど、気づいたことがあったんですよね。
最新話になるにつれてなんかこう、面白さというかぶっ飛びさがなくなってるんですよね。まぁ、長くやってるせいで、きれいな文章書こうとか、構成ちゃんと練ろうとか思ってしまった代償ですよね。
そのおかげで、いちいち構成考えるの面倒くさくて、執筆とまったり、みたいなことにつながったのかなぁ、と。
長すぎですね。反省はまたあとがきに回します。
今回は構成もくそもありません。全部私が勢いで書いたこの小説特有の謎文章となっております。書き直しなんてしてません。なので謎解き頑張ってください。
今回は狸…ということで。いろいろ暴れます。
それではそうぞごゆっくり。
感想が、すごくほしいです。みんなで作る戦国時代、と銘打ってますので、正直読者様の感想がなくなったらおしまいです。
何か月も放置していたくせになにを言うか、と思われるかもしれませんが、なにとぞよろしくお願いします。
徳川本陣--
「ざんねーん。ここから先は行き止まりだよー」
「んー?君はー?君の名はー?」
「な、と、殿!!ふざけてる場合ではありません!!こやつは高坂の間者、星空凛にございます!!」
「星空…。えっ、えっ??あの高坂の?」
「だからそう言うております!!!!」
「あっははー、そりゃまずいね、すごくまずいね!っていうかなんで僕たちの居場所ばれた??」
「んーそれは教えられないにゃ。なんせ軍の機密事項なんで」
「そんなことはどうでもいいのです!!殿、どうされますか!!!」
「そうだね、星空がここにいるってことは、高坂が来たってことだよね?」
「ま、まぁそうなるかと」
「よし。じゃあ……………逃げるっ」
「あっ、殿!!お待ちください!!」
こちら星空の奇襲が入った徳川本陣。高坂が到着し、分が悪いと感じた家康もとい化け狸は、家臣をほったらかして逃走を図ろうとしている様子。さすが未来の脱糞大名、逃げるのだけは早い。
「あーー、そっちは危ないかもしれないよーー?家康さーーん」
「危ない…?おい貴様!!一体何を!!」
「ん?そんな大層なことじゃないよ?でもまあ…」
刹那。
「うわぁぁぁぁぁああああああああああああッ!????」
「家康様!?????」
「あーあ、だからいわんこっちゃない」
家康の叫び声が響き渡る徳川本陣。本陣にいた誰もが家康の名を叫んだ。コーレスかよ。
「そっちには罠があるよーって親切教えてあげようと思ったのに…。ただのアホかもしれないにゃ」
「だずげでぇぇぇぇぇ」
「家康様!??なんということだ…!!おい!!誰かこの網から家康様を助け出せ!!」
その罠とは、単純明快。木の上に網の端を持った忍がちょうど四隅にスタンバイし、獲物がその下を通ったら、一気に引き上げる。どうも動物の罠に使われそうなものだが、まあ今回その罠に引っかかったのは間抜けな狸…ではあるため、使用目的は間違っていないかもしれない。
「はぁ…。もしかして刀抜く必要ないかもしれないにゃ?」
「いやぁ……。もしかしたらもしかするかもしれませんねぇ…」
「殿!!!」
「家康様!!!」
「おい!!早くしろ!!これではまるで家康様が罠にかかった狸ではないか!!!!」
「ちょっと!!誰だ!!僕のことを狸だとか言ったやつ!!!!」
「…はぁ。もうこれ帰っていいかにゃ?」
「いやー…一応いたほうがいいのではないかなぁと」
「…そうだね、そのうち本多も来るだろうし、真姫ちゃんの援軍だってくる予定にゃ」
「…に、しても、もしかして拙者たちは…」
「うん。…本多が来るまでこのアホみたいな光景を見てなきゃいけないかもしれないにゃ…」
凛とその家臣は盛大にため息をついた。
戦国ラブライブ! 第74幕 狸
「穂乃果!あの向こうに見える旗は…!」
はい、こちら高坂軍。順調に逃げ惑う徳川の兵を蹴散らし、千歌たちのもとへ絶賛進軍中。
「おぉ!よく見つけたね絵里ちゃん!」
「よくみつけたねって…。あぁ、そんなことはどうでもいいのよ!あれが高海軍の旗なの?」
「うーん…。多分??」
「なんで自信ないのよ…。貴女が高海さんと同盟結んできたんでしょう?」
「あっははー、ごめんねぇ」
「まったく…。もう、海未!あれが高海さんの旗?」
「えぇ。間違いないかと」
「そう。ならよかったわ。ほら、穂乃果、高海さんと合流しなきゃ」
「うん!任せて!」
一体何が任せてなのか分からないぞ穂乃果よ。
「とりあえず、こちらの軍旗を掲げてあちらにも気づいてもらいましょう。その方が円滑に合流できるかと」
「…と、いうことだよ、みんな!」
「いや、それは穂乃果が本当は指示するべきことでしょ…」
「あはは、なんてったって穂乃果ちゃんやししゃーないやん。な、海未ちゃん」
「はい。穂乃果に考える頭がないことなんて今に始まったことではありませんし」
「ちょっと!?」
「とりあえず、絵里。旗の方をよろしくおねがいします」
「任されたわ」
まったく仕事のできない総大将様に代わり、軍師様が出した命令をこれまた軍師様が実行した。
高坂家の軍旗・「ほ」の文字が書かれた旗が明け方の内浦の空にでかでかと掲げられる。
もちろん、この軍旗は海未の狙い通り高海軍の皆様の目に入ったようで…。
「千歌ちゃん、あれ!」
「ん?……わ、あれって、穂乃果ちゃんのとこの軍旗、だよね?」
「だと思いますわ。「ほ」と書いていますし」
「じゃあもうそこにいるってことでしょ?合流したほうがいいよね」
「いえーーーーす!!!!私たちの救世主とご対面よーーーー!!!!」
「鞠莉さんうるさい」
「あはは…。とりあえず、こっちも旗掲げたほうがいいんじゃないかな、千歌ちゃん」
「うん!そーだね!じゃあ果南ちゃん、出番だよ!」
「力仕事はとりあえず私だとおもってるよね…。まぁいいけど」
と、いうことで、高海軍も高坂への返事として軍旗を掲げかえした。
双方、お互いの存在、そして居場所の確認完了である。
「お、高海さんの方も旗ふりかえしてくれたみたいやね」
「はい。あとは無駄に余っている徳川の兵を削るのみですが…」
「まだ撤退命令は出ないのね?凛の奇襲は成功したと聞いたし、真姫も援軍に向かったわ。…それなのに撤退命令がでないのは一体…?」
「凛ちゃんたちから援軍の要請も来てないし、凛ちゃんたちがおされて危ない!…ってわけでもなさそうだしねぇ」
「はて、では一体何が起きているのでしょうか…?」
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徳川本陣---
「……ねぇ、凛。これは一体どういう状況なわけ?」
「さぁ…。凛に聞かれても困るにゃ」
はい。こちら徳川本陣。西木野軍も到着し、徳川へ追い打ちをかけよう、としていた…のだが。
「おい忠勝!!どうしてそちらを引っ張る!!」
「酒井殿こそ何故某と逆方向を引っ張るのじゃ!!!」
「早く助けてよ!!このノロマ!!!」
「はぁぁぁ?もとはといえば家康様が阿呆なのがいけないのではないですか!!!」
「そうでございます!!家康様が奇襲をうけてけがをしたというから、某はもぉぉそれは烈火のごとく本陣に舞い戻ったというのに!!戻ってきてみればなんですかこの様は!!!」
「あぁぁぁぁ!!!君たち言ったね!!もーいいよ、忠勝と忠次は自室没収にするから」
「「はぁぁぁぁぁぁぁあああああ!?????」」
「せっかく必死に助けているというのになんですかその口の利き方はぁぁぁああ!!!!」
はい。忠勝も無論本陣に到着しており、家康撤退のために星空軍と交戦…をするはずだったのだが、罠にかかったアホ狸の救出に必死。
まだ下で戦っている兵に撤退命令も出さず、徳川の中枢の皆様は大ゲンカしていた。
「…あのー」
「なんじゃ星空!!悪いがそれどこではないのだ!!!」
「というかそもそもお主がかけた罠で家康様がこのような哀れなお姿になってしまったのではないか!!」
「いやいや、その網は本当ならすぐ獲物が取り出せるようになってるはずなんだけど、なんでそんなに苦戦してるの?」
「簡単にほどける?そんなわけなかろう!!!」
「あーーーもう!!!そんなことはどうでもいいのよ!!一体徳川はどうするわけ!?撤退するの!?しないの!?早く決めないと全員撃ち殺すわよ!??」
「撃ち殺すだと!?貴様一体誰に向かって口をきいているのだ!!!」
「あんたたちバカ全員よ!!!!どれだけ長い時間あんたたちのアホみたいな喧嘩見てなきゃいけないわけ!????」
「ば…っ!今君バカっていったね!??いいか!?バカって言ったほうがバカなんだぞ!!!」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!!さっさと帰れこのバカ狸ぃぃぃぃぃいいいいッ!!!!!!!!」
銃声とともに、真姫の絶叫が響きわたった。
無論、この後すぐに徳川軍には撤退命令が告げられた。
お疲れさまでした。
いやぁ、久々に叫んでましたね。
そして勢いしかない糞文章+改行の暴力。書いてる側からすると楽でいいですねぇ。
てことで、きれいにかこうとするのはやめますので。読者様、これからも謎解き頑張ってください。
次回はまぁ高坂と高海でわちゃわちゃおしゃべりでも。徳川もいなくなったことですし!!(←
では次回またお会いしましょう。
追記
火水木と授業やらなんやらが忙しい日が続きますので、多分更新不可です。
よって次の更新は大方金曜日になると思いますので、よろしくお願いします。