と言うわけでお久しぶりです。明日前期教育が終わるLindwurmです。
パーティーの回を分割したんですがどうでしょうか… 取り敢えず、読んで見て、どうぞ
side 柊司
「おおっ、こりゃ美味い!」
パーティーが始まり早速俺は豪華な料理を堪能している。こんなにも美味い料理は基地やレストランでも食べた事がない。この料理を作った人が誰なのか気になった俺は、始まってすぐに側に来ていた雷に聞いてみるとこにした。
「なあ雷、この料理一体誰が作ってるんだ?」
「間宮さんと鳳翔さんが作ってるわ!ほら、厨房の中にいるあの人よ!」
雷が示している方を見ると厨房の中で割烹着にエプロンを着けた女性と、薄紅色の和服を着て、忙しい中でも穏やかな表情を見せる女性が居た。 そしてその周りを忙しなく動き回る妖精のような小さい人…ん?
ちょっと待て、妖精のようなじゃなくてガチの妖精か?
「な、なあ…その鳳翔さんと間宮さんの周りを動き回ってる妖精みたいな小人って」
「そう、あれは妖精さん。私達の艤装を制御したりしてるわ!って、妖精さん見えるの⁈こんな早い段階で見えるようになるのは珍しいのよ!…もしかしらた柊司兄には提督の資質があるのかもしれないわね」
「俺が提督に? 似合わなさそうだけどなぁ…」
雷が驚いた様子で聞いてきた。てか本当に妖精って存在するのか… そして、見えるまでに期間もあるそうで… これは驚きというより何だか面白い。
「それよりも皆んなに柊司兄を紹介してないし、さあ行くわよ!」
「お、おいっ、うわっ⁈」
テンションMAXの雷に手をグイと引かれ駆逐艦の場所へと連れて行かれた。
あれ〜?俺より力強くない?
「みんな!榛名さんを助けたヒーローを連れて来たわよ!」
雷のその言葉に反応した少女達がワラワラとやってくる。その時、青い長い髪の子がつまづいて目の前で転んでしまった。
「派手にコケたけど大丈夫か?」
涙目で泣きそうになっているのに気づいた俺はしゃがんで起こしてあげた。
「うぅ…」
ま、不味いな… とにかく慰めてやらないとな
「傷は特にないから大丈夫だ。よく泣かなかったな。偉いぞ」
頭を撫でてあげると目を細めて気持ち良さそうな表情を浮かべていた。よし、大丈夫そうだ。 撫でるのをやめると寂しそうになったのには罪悪感を感じた。ゴメンよ…
ん?何か多くの視線が俺に…
何かと思えば他の駆逐艦の子が、俺の方をじっと見ていた。何か不味い事でもしたか?
「えっと…何んd「「「お兄ちゃん‼︎」」」おっ、おにぃ⁈」
突然駆逐艦の子達が「お兄ちゃん」と呼んだと思ったらどっと詰め寄ってきた。てかいつから俺は君達の兄になったんだ⁈
「何んだ⁈」
いきなりの事に他の艦娘も何事かと見ているようだ。ただ、龍弥の野郎はこれから何が起こるのかを予想してるのか笑いを堪えてやがる…
こいつ…絶対処す…後で処す
「「「お兄ちゃん‼︎」」」
「おっ、おう‼︎」
そして駆逐艦の子達は…
「五月雨だけ撫でられてずるいっぽい!」
「レディーを放っておくなんて紳士じゃないわ!」
「わ、私だって…」
そうか、つまりは…
「「「私達も撫でて欲しい(っぽい!)」」」
やっぱり撫でて欲しかったのね君達…
てか、普通に撫でて欲しいって言ってくれ‼︎
俺は殺到してきた駆逐艦の皆んなに揉みくちゃにされた。
「ちょっと待て!順番で撫でてやっから!慌てるな!うわぁ⁈ おい、龍弥テメェ‼︎笑ってんじゃねぇよ‼︎だから皆んな待ってくれ〜‼︎」
ど、どうしてこうなるんや…まあ、いいか
side out
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side龍弥
「だから待ってくれ〜‼︎アッー!」
「あっはっはっはwww こりゃ面白えww」
駆逐艦の子達に揉みくちゃにされてる柊司を見て俺は笑いが止まらない。普段はキリッとしてるあいつがあんな風になる姿はレアだからなぁ。
「ね、ねぇ…あんな事になってるけど大丈夫なの?」
横で心配そうに言うのはツインテールが可愛い正規空母の蒼龍ちゃん。相方の飛龍さんと第二航空戦隊を編成している。
「大丈夫大丈夫。アイツのあの姿を見れて面白いってのもあるし、長く相棒を務めた俺としてはアイツもこういう時に揉みくちゃにされたり、はっちゃけて今だけは戦場を忘れてリラックスして欲しいのもある。アイツ、かなりキてるからさ…」
「そうなんだ…」
少ししんみりした雰囲気になっちまったな。折角のパーティーだってのに…
そうだ!こういう時は絶品料理と俺の会話スキルで盛り上げるしかないな!
「なあ、蒼龍ちゃん「ヘーイ!そこのNew face!」おわっ⁈」
蒼龍ちゃんと話ししようとした時、カタコトの日本語と同時に後ろから抱きつかれた。
よく見るとさっきの巫女服の子と同じ服を着ている。何よりメチャクチャ可愛い!
「ええと、ななななにか御用でしか⁈/////」
うわ〜こんな美少女前にして噛むとかもう最悪や… 柊二じゃあるまいしなんで俺が…おっと、これ以上言うとアイツに殺される。しかし、こんな美少女を前にして情けねえゾ…てか当たってるんだよねぇ〜色々とヤバい…そう、色々と…
特に胸とか胸とかさぁ…
……揉んでもいい…よくない?実際揉みたくて頭の中で天使と悪魔が白兵戦をしてる。
やべぇよやべぇよ…ここでそんな事したら間違いなく居場所は無くなるし、人として終わるナリ…ああああああ‼︎(ry
そう言うわけで、悪魔と煩悩、ムスコは収まれ…
白兵戦を制したのは天使だった。すると、抱きついた女の子は離れてこんな事を聞いてきた。
「YouがワタシのSisterを助けたSniperデスカー?」
Sister…妹…そうか!さっきの巫女服の子はこのメチャカワの娘の妹さんだったのか!
「ま、まあ…そうですが…どうかしました?」
確かに俺はその妹さんに危害を与えようとした奴を倒したけど、柊司もそうだ。
今だけは取り敢えず答えておいた。
すると、ぎゅうと抱きしめられ、俺は色々とヤバイことになりかけてた。
ん?あれ?この娘…何か震えてる?
「Thank you…本当にアリガトウ…ううっ…」
いきなりの行動にビックリしたが、泣いてるのが分かった俺は背中をさすってあげる事にした。
「仲間は絶対に助けるのが俺達の任務ですから。何より貴方の妹さんが無事でよかった。」
暫くその人は俺の腕の中で啜り泣いていた。泣き止むまでの間俺はずっと背中をさすってあげた。 蒼龍ちゃんや飛龍さん、提督も泣きそうな様子だった。
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「グスッ、見苦しい所を見せてしまったネ…」
「いえ、お気になさらず結構ですよ」
泣き止んだこの美人さんを交えて話しをしていると
「あっ、お姉様!」
「お姉様を泣かせる人は…許さない!」
「比叡お姉様落ち着いて!」
これまた3人の巫女服の美少女がこっちに着た。その中に黒い髪のあの娘も…
1人は何やら怒っているようだけど…なんでだろう
「あ''あ''^〜つ〜か〜れ〜た〜」
「おつかれw 中々面白かったぜw」
「……覚えとけよ」
丁度いいタイミングでさっきまで駆逐艦に揉みくちゃにされてた柊司が来た。
な〜んか目線が怖いなぁ
「そうだ、名前を教えてくれませんか?」
この巫女服4人組の名前を聞いてなかった事に気付いた俺は名前を聞く事にした。
「じゃあ、私から行くネ! 英国で生まれた帰国子女 金剛デース!ヨロシクオネガイシマース!」
「金剛お姉様の妹分、比叡です。 お姉様を泣かせる人は許さないっ!」
「高速戦艦 榛名です。 さっきは本当にありがとう………うっ、うわぁぁぁぁん」
「おわっ////……えっ、ええっと…と、兎に角君が無事で良かった。安心したぞ」
言い終えると榛名ちゃんは柊司に抱きついて泣いてしまった。 当の柊司は顔を真っ赤にしてるが優しい表情で背中をさすってあげている。やっぱり優しい顔出来るじゃねえか。
次は、メガネの人だな
「グスッ、私とした事が…初めまして、私霧島です。宜しく」
メガネを掛けた知的な委員長を思わせる美少女こと霧島さんが自己紹介を締めくくった。
依然、榛名ちゃんは柊司の腕の中…くっそぉ、羨ましい…
あれ?比叡ちゃんが居ない。どこに行ったんだ?どこかと見回すと、大きなカレー鍋を持った比叡ちゃんが来た。
「龍弥君!コレを食べてくださいッ!」
「ん?これ、カレーかぁ!ありがと。頂くぜ」
何も考えずにカレーを渡された俺はひとすくい口の中へと入れる。
金剛ちゃんや榛名ちゃん、霧島さんの顔が強張っているも気にせずに。
その直後
「あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''あ''‼︎辛ぁぁぁぁぁ‼︎」
口の中を言葉では表現できないくらいの辛さが駆け巡る。ヤバい!これは本当に死ぬ!た、助けてくれェーー‼︎ 比叡ちゃんが「やってやったぜ!」というような顔をして両手をグーにして、所謂、コロンビア状態でドヤっている。 な、何故俺がこんなハメに…
「金剛お姉様を泣かせたから」キリッ
お、俺が泣かせたわけじゃないのに…か、辛い…このままじゃ俺しんじゃあぁぁぁ↑う(半狂乱)
俺が死にそうな状態で転げ回って居るのを尻目に柊司が無言でカレーをまじまじと見ている。何をする気だこの男…
「…………………………………」
何を思ったのか柊司の奴、この激辛カレーをパクリと食べやがった!こいつ馬鹿か⁈並のやつが食べれるレベルの辛さじゃねぇんだぞ!
一口食べた柊司は…
「う、美味過ぎるッ‼︎おい、もっと食わせろ!」
某伝説の傭兵が言いそうなセリフを言いながらガツガツ食べてる。あっ、柊司って大のカレー好きだった…
「あ、あれ?私食べられないくらいに気合、入れて、辛くしたはずなのになぁ〜あれぇ〜?」
比叡ちゃんが柊司を驚いた表情で見つめている。そりゃ驚くわな。こんな激辛カレー食べれる奴頭おかしい…(小声)
つか、人が食べれないくらいに辛くしたカレーを食べさせたのか…
「おい、君か?このカレー作ったのは?」
柊司が若干威圧気味の声で比叡ちゃんに聞く
「そ、そうだけど…」
気圧された感がハンパない比叡ちゃんが答えると柊司は笑顔になって
「そうか…メッチャ美味しかった!また作ってくれよ!」
「えぇっ⁈あっ、は、はい!////」
比叡ちゃんは顔を赤くして、びっくりした表情で柊司を見ている。
「いたいた! お兄ちゃん! 夕立達とお話しするっぽい!」
「ゆ、夕立ッ!ちょっ、まっ…アッ!」
柊司はそのまま駆逐艦の子に引っ張られてどっかに行ったけど顔を赤くした比叡ちゃんは柊司を目で追っていた。
「はぁっ‼︎は°うっ‼︎あ''っ‼︎う°わぁぁぁぁあ''あ''あ↑っああああ‼︎っぷっあ°っ‼︎ハアハア(解読不能)」
それよりも誰かみ、水を……
「ね、ねぇ、星野君…大丈夫なの?」
も、もうダメぇ……
「ンンッ……マ°ッ!ア''ッ!↑(絶命)」
自分でもこんな声出たとかと驚いたところでプッチンしてしまった
結局俺は霧島さんに助けられ、比叡ちゃんにペコペコ謝られ、長門さんに「比叡の激辛を食べるとは中々骨が太い奴だ」と背中をバシバシ叩かれながら言われて痛かった。
当分カレーは食いたくない…そう思った
その後は田所や三浦、提督達と話をしたり、柊司が金髪でデカい(ご想像にお任せ)重巡のお姉サマに抱きしめられて顔真っ赤にしていてそれを笑ったら追いかけ回されたり、駆逐艦の娘達にお兄ちゃんになって欲しいと頼まれ、完全に出来上がった軽空母の姉さん達に酒を飲まされそうになったり、伝統ブン屋を思わせる重巡の娘からあれこれ質問されたり、柊司と一航戦の赤い方?と呼ばれる美人さんのフードファイトで柊司がダウンしたりと非常に楽しいパーティを過ごした。
side 柊司
「ふぅ〜久々に楽しめたな…」
パーティーを終えて居室に戻った俺は風呂に入り、ベッドメイクと転移してきた残りの荷物を整理している。何故荷物も転移して来たのかは分からないが、恐らく俺が居た世界で俺の存在が無かったことになったからなのか…
考えるのも疲れたしさっさと寝るか
そう思いながらベッドに横になる。思えば今日から色々と衝撃的だったな。異世界に転移したり、駆逐艦の子から兄として見られたり、美味い料理を腹一杯食べたり…
これからの生活が楽しみだが、一つ心の中で気がかりな事が…
「結衣……」
写真に写る俺の腕に抱きついてとびきりの笑顔を見せる大好きな人…自分で言うのもおかしいかもしれない。一人前の狙撃手として情けないかもしれないが、もう二度と会えなくなると考えると…何と言っていいやら
兵士である前に俺だって人間だ。悲しいものは悲しいし、辛いことは辛い。
「21:36か…早ぇけど寝るか…」
USPが収められたレッグホルスターをベルトごと外し、枕元において電気を消してすぐに眠りの世界へと落ちて行った。
(さて、明日から気張って行くか…あぁ、ねみぃ〜 あっ、そうだ、龍弥ボコるの忘れてた…明日でいいか)
次の投稿がいつになるのか任地もどこになるのかワカンネ…どうすっぺ…
じ、次回もお楽しみに!