艦これ世界に転移した狙撃兵の戦闘記録   作:Lindwurm

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いや(しんへ生活)キッツゥ‼︎ どうもLindwurmです^^
今回もメチャクチャですw ホントあり得んくらい時間ないからこうなるの許して下さいまし…

では、最新話 どうぞ!


…あぁ、疲れた


Misson9 第1小隊の愉快(?)な仲間たち

 

08:15 朝礼

 

「申告します!日本国海兵隊櫻井少尉、星野少尉の2名は、横須賀鎮守府陸戦隊へ入隊を命ぜられました! 敬礼!」

 

柊司と龍弥2人ピッタリの敬礼に提督も答礼を返す。

 

休暇期間も終え、動き出したここ横須賀鎮守府では、柊司と龍弥の入隊式(?)が執り行われていた。

 

「慣れない環境への戸惑いもあるかと思うが、新しい環境、仲間達に慣れて国と艦娘を守る力として期待する」

 

この提督の訓示を2人は真剣な表情で聞き、 「海兵隊員としての誇りと自信を胸に、全ての兵士の模範たるべく努力し、規律の厳守、犠牲を恐れず勇敢に戦い、敵を倒す技能を磨き上げ、いかなる状況にあっても国土、国民、戦友を守り抜く強靭な海兵戦士としての自覚を忘れずに国家、国民、軍隊に尽くす事を固く誓う」と海兵隊の入隊宣誓で力強く宣誓した。

 

その後は階級付与、小隊長引き継ぎ、秘書艦の長門から改めて歓迎の挨拶で締めくくられ、入隊の儀は終了した。

 

「あっ、2人共後ろを見て」

 

まだ何かあるのか?そう思いながらも提督の指示通りに後ろを見ると

 

「「「「「「櫻井少尉、星野少尉‼︎鎮守府へようこそ‼︎」」」」」」

 

そこには、艦娘、職員が揃っており、五月雨と電が「ようこそ!横須賀鎮守府へ!」と書かれた横断幕を掲げていた。

 

それを見て、「忘れられない日になった」と柊司、龍弥は「やべぇ、俺泣きそう」と嬉し泣きしそうなのか目を擦っている。

 

「「みんな本当にありがとう‼︎これからよろしくな‼︎」」

 

2人揃って敬礼で返し、互いに笑顔の花を咲かせ、気持ちのいい雰囲気で一日中を始められ、2人は正式に日本海軍横須賀鎮守府の一員として迎えられたのだった。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

横須賀鎮守府 営庭

 

営庭の一角がにわかに張り詰めたような、近寄りがたい雰囲気を醸し出していた。なぜなら

 

「小隊長臨場部隊気をつけ!」

 

「気をつけえーッ‼︎」

 

号令が掛かり、ザッ!と戦闘靴の音が短く響き、柊司が整列した隊員の正面に立つ。

 

「小隊長に敬礼!」

 

「かしらーーー中ッ‼︎」

 

隊員の敬礼を一身に受けた柊司は一人一人を確認する様に答礼を返した。

 

「直れッ‼︎」

 

さっきまでゆったりとしていたのが、こんなにも一糸乱れぬ見事な敬礼に、統制された一つ一つの動作をしている…少数ながらも一人一人から精鋭隊員としての意識がうかがえる。

 

「小隊長挨拶」

 

提督に促され、お立ち台に登壇すると精悍な顔つきをした隊員達の顔が向けられる。

 

 

成る程、流石は先日の戦闘でも此処を守り抜いた奴らだ…

 

 

休ませの号令を掛け、柊司は挨拶を始めた。

 

「三浦二曹に変わって第1小隊長へ上番した櫻井だ。 長ったらしいと聞き飽きて眠くなるだろうから端的に言う」

 

俺も長話は嫌いだしな。 そう付け加えるとハハハと笑い声が列の中から聞こえる。

 

「俺からの要望事項はただ一つ、兵士としての役目を果たせ。これだけだ。あとは、楽しく気楽にやってこうや。以上。なにか質問は?…おう、そこの兵長」

 

すぐに手を挙げた最前列の若い兵士を指名して聞くと、その兵士はオドオドしながら答えた

 

「え、えっと…3班の上原です。ええっと…「おい、落ち着け。別に質問したからって取って食うわけじゃねぇから」は、はい、少尉はかなり若く見えますが、お幾つですか?」

 

年齢を聞いてくるか… まさかの質問に苦笑いになるが、そのまま教えても面白くない。 ここは田所の真似でもして…

 

「そうだな、俺は…24歳学s「柊司、それはやめろ!色んな意味で不味いww」んだよそれ〜仕方ねぇな…」

 

と、思ったが、龍弥の強制ストップによって中断してしまった。

 

田所の奴、分かっててやりやがったな…後で〆てやる…そう静かに決意して肩を震わして笑っている兵長に逆に質問を投げる。

 

「今のは冗談として、じゃあ、上原だっけ?何歳に見える?「えぇ…21歳ですか?」惜しいな「へぇっ⁈」すっげぇ声出たな今…」

 

逆にこっちがビックリした。へぇっ⁈って何だソレ…

「20代か?」「いや、もしかして…年下か?」「案外おじさんだったり…」列の中からも推測しているのか話し声が聞こえる。

 

あと、おじさんとか考えた奴後で小隊長室な

 

かなり頑張って考えているんだろう。時間も押してるし、申し訳ないがここで正解を投下

 

「18歳だ」

 

「…え?」

 

一言そう言うと上原は目を点にして聞き返す。何だコイツ、聞こえてなかったのか?

 

「18歳」

 

「18…歳?」

 

「そう」

 

「Eighteen yers old?」

 

「…yes」

 

「えっ…ええええ⁈「うるせぇよ!何だこのくだり!」あっ、すいません。びっくりしたもので…」

 

先日、俺と龍弥を迎えにきた田所達は知っているから普通にしているが、他の隊員はそういうわけにもいかない。表情からもかなり驚いているのが分かる。

 

だが、それだけじゃ意味がない。

 

「そう、俺は18歳だ。ガキだ。年齢聞いて落胆しただろう。だが、どうか俺を信じて付いてきて欲しい!こんな小僧に命を預けられるかと疑問に思うのは重々承知している。子供のくせに少尉などふざけてるのか?そう思う者もいるだろう。でもな、俺は仲間の為ならなんでもやってやる!命捨てる事ぐらいとっくに覚悟できてんだ!仲間の為に死ねるなら喜んで死んでやる!だから頼む!俺に力を貸してくれ!」

 

俺は有りっ丈の思いを眼前の部下達にぶつけた。彼らも気圧されたのか真剣な表情で視線を向けていた。

 

こんな事したのはあの日始めて隊を任された時以来だ。あの時もこんな感じで思いをぶつけたんだよな…

 

部下達を前にそんな事を思い出していた。またこんな事するとは思ってもなかったが…

 

「少尉、自分は貴方に付いていきます。いえ、付いていかせてください」

 

「…⁈」

 

「木村さんから聞きました。お二人が自分達を狙撃援護して榛名さんを救ったそうですね。そんな人が自分の上官になっていただけるなんて光栄です」

 

「上原…」

 

「俺も同感だぞ少尉。あんたならきっと俺達をひっぱってくれる。そう確信したから役職を託したんだぞ。それにお互いをまだ知らないならこれから知っていけばいい」

 

「三浦…」

 

「そうですねぇ〜俺も同じですけど、あんな高度な狙撃技術と戦術、若いのに俺達以上にしっかりしてるから命預けるにはこの人しかないってハッキリ確信したからですねぇ!」

 

「田所…」

 

 

胸が段々と熱くなってくるのを感じた。

それを誤魔化すように龍弥をチラリと見るとニコリと笑ってうなづく。 コイツも考えは同じ… だったらもうやる事は決まりだ。

 

「そうか…後になって転属させてくれなんて言っても聞かないぞ。 言ったら…分かるよな? そこにいる星野少尉がボコボコd「何でや‼︎ワシ関係ないやろ‼︎」冗談だ」

 

ハリセンに気づいた龍弥が抵抗するのを見て、隊員達が笑う。

やはり、これはいいモンだ。

 

「まあ、皆ありがとう。そしてよろしく頼む。さっきも言ったように楽しくやってこう。俺からは以上だ。星野少尉何かあるか?」

 

「いや、言いたい事は言ってくれたからいいや」

 

「提督は何か」

 

「いいえ、特には。ただ一つ言うなら時間が…」

 

時計を見ると0830…

 

「あ"っ‼︎ 」

 

既に10分以上が経過していた。

やっちまった…簡潔に言うはずがこんなにひっぱるとは…

そういえば龍弥のヤツ、時計をしきりに見てやがったけどまさか…

 

龍弥を見るとわざとらしく目を逸らした。こいつ…

 

「龍弥…」

 

「な、何でございますか小隊長」

 

そんなお茶目な副小隊長に"笑顔"で問いかける。

何故だろう。心なしかカタカタと震え、汗が滝のように溢れ出てきているように見えるのだが、気のせいだろう。

 

いつもの"笑顔"なのに可笑しいやつだ

 

 

「お前、時間過ぎてたの分かってただろ?」

 

「いえ、そ、そんな事ありませんよ⁈ とても素晴らしい事を仰っていたので、時間を気にする暇なんて…あっ!」

 

「…ほう」

 

汗をダラダラ流してフリーズ…

 

あら、自爆しちゃったよ…

いつもの事だけど今回は"優しく"お仕置きしてやろう。優しくな…

 

段々と龍弥の顔が青ざめていく。笑顔なのにどうしてだろうな。

そんな龍弥は放っておき、俺はハリセンを振りかぶり、

 

「こぉんの野郎ォ‼︎」

 

「ヒェー‼︎」

 

高速で龍弥目掛けて振り下ろした。 しかし、すんでの所で躱されてしまう。が、先回りして捕まえて二、三発食らわしてやった。

 

「ったく、思い切り時間オーバーじゃねぇか…他に質問あったら後で答えるからな。じゃあひとまず解散!この後の行動は追って伝える。以上別れ!」

 

「「「わ、別れます!」」」

 

キッチリと挨拶するつもりが結局この始末だ…これもまあ、お約束みたいなものだがこうなってしまった以上、追いかけ回してハリセンの刑を執行するのみ…

 

 

 

マテコラァ!

 

シュウクンヤメチクリ-!

 

シュウクンッテヨブナバカヤロ-!

 

ヒョェェェエ!

 

 

「全くもう…」

 

追いかけっこを繰り広げる小隊長と副小隊長を呆れた様子で見ていた。

 

「まあ、いいじゃないですか提督。何だかんだであの2人面白そうですし」

 

「そうだよ(便乗) 最初は少し心配だったけど、あの若さであれだけ言えたから俺達がしっかり支えるだけだゾ」

 

「そうですね。じゃあ僕達も櫻井さんの為に全力を尽くしましょう!」

 

「おっ木村、たまにはいい事言うじゃん」

 

「いいねぇ〜じゃけん今夜はたらふく飲ませましょうね^〜」

 

「やめてくれよ…」

 

「貴方達も程々にね」

 

「「「ハーイ」」」

 

 

 

 

こうして柊司と龍弥を迎え、横須賀鎮守府陸戦隊第一小隊は新たにスタートを切った。

この先、数多の作戦でこの小隊が活躍する事になるのを柊司達はまだ知らない…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜その日の勤務中の出来事〜

 

 

 

「そういえば櫻井少尉、パーティで星野少尉が彼女持ちだと言ってましたけどマジすか⁈」

 

「え!俺もそれ気になった」

 

「小隊長!部下として詳しい状況報告を求める!(笑)」

 

「はえ〜こんなイカついのに彼女いるんや…」

 

書類作成の作業に追われていた柊司はある4人の隊員に詰め寄られていた。後で教えると言ったにも関わらず、しつこく聞いてくるのも無視出来ず、

 

パソコンのキーボードから手を離し、下から睨みつけるよにしてダルそうに一言

 

 

「…悪いか?」

 

 

「「「「えぇぇぇぇぇえ⁉︎」」」」

 

一瞬の静寂の後に信じられないと言わんばかりの大合唱

 

「こんなおっかなそうなのに彼女持ち⁈」

 

「ウッソだろお前wwwww」

 

「いよっ、青春だね〜おじさんも羨ましいねぇ!」

 

「ホントだったんか…」

 

 

 

 

ワイノワイノ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブチッ…(#^ω^)

 

 

 

 

 

 

 

 

(このバカ共、聞いたと思えば信じられないと来るか…○すしかねぇ…)

 

 

 

ここまで言われると流石の柊司もカチンときてしまい…

 

 

 

 

 

 

二時間程パソコンをカタカタし、ハンコを押すをひたすら繰り返していた柊司はそこそこイラついていたわけで…

 

「お前ら…」

 

キーボードを叩く手を止め、立ち上がり…

 

「「「「む?」」」」

 

いつのまにかあったMP40を手に取って…

 

「そこに直れバカ共ォォォオ‼︎まとめてお仕置きじゃぁぁぁぁああ‼︎」

 

 

「「「「ぎょぇぇぇぇええ⁉︎⁉︎」」」」

 

怒りの形相でMP40を乱射!

ぶったまげた4人は蜘蛛の子を散らすように逃げ出し、2人が正面衝突を起こして沈没。結局、この小さな騒動は提督と長門が止めに来るまで続いた。

 

当の柊司は「むしゃくしゃしてやった。後悔はしてない」とスッキリした顔で言っていたそうな…

 

 

 




あぁ、疲れた… ケータイ弄れるのが土日くらいしかないから執筆進まないっすわww その分平日は胸ポケのメモ帳に下書きをしているわけでありまして…
しかし悲しいかな、ネタが中々思い浮かばないのです… だから投稿も下手したら半年に1話か年単位になることも…これは職業柄仕方ない事なのでどうか大目に見ていただけると嬉しいです。
でも、なるべく早めに出そうと思ってるので今後とも宜しくおねがいします

では次回お楽しみに!

因みに宣誓のアレ、米海兵隊、自衛隊、中国軍の宣誓を参考にしてます。興味を持った方是非調べて見て下さい!


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