艦これ世界に転移した狙撃兵の戦闘記録   作:Lindwurm

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お久しぶりです。昨日は寝タバコで丸焦げになるかもしれなかったLindwurmです^ ^
前から約2ヶ月ほど開けましたけどこれにはかくかくしかじか理由がありましてね… どうか許してください。なんでも(ry

関係ないですが、11(4514)ヶ月ぶりにタバコ解禁してアメスピ吸ったのですが、個人的にはメンソール系がいいなと思いますた(粉蜜柑)

それではほんへどうぞ


Misson10 大本営

 

 

乱闘騒ぎ(?)から落ち着いた頃、MP40の洗礼を受けた4人の兵士と柊司、龍弥(←副隊長なので呼ばれた)は執務室で提督のお説教を受けていた。

 

「全くもう、詮索し過ぎた4人もそうだけど櫻井君もやり過ぎよ。4人とも黒焦げだし就任早々に庁舎の中が戦場になるなんて聞いたことがないわ」

 

椅子に座ってプンスカ怒る提督だが、ふわふわ揺れるポニーテールとふくれっ面、そして椅子を左右に揺らしているのはいじける女の子の様で可愛く見えてしまうのは年相応といったところか。

 

 

「まあ、今回は厳重注意という事にしておいてあげるけどやり過ぎはダメだからね!」

 

某団長のようにビシッと柊司を指差して注意するが

 

「分かりました(やり過ぎなきゃいいって事なのか…)」

 

注意を受けた柊司は心の中で困惑していた。

しかし、それと同時にやり過ぎなきゃハリセンも喰らわしていいと勝手に解釈して悪い笑顔を浮かべたのだった。

 

「4人は戻ってもいいわよ。あっ、櫻井君と星野君は残ってちょうだい」

 

「了解しました。それでは自分らは先に失礼します」

 

「じゃあ、俺らは残るかチェリーs「死にたいのか?」ゆ、許してヒヤシンス…」ミシミシ

 

4人が出て行って早速要らぬことを言ってしまった龍弥が"笑顔"の柊司からアイアンクローを食らって悶える。

 

「こら2人とも!ほら、櫻井君は星野君を離す!」

 

「ふん、分かりましたよ」

 

 

「いてて、顔がぺしゃんこになりかけたお…提督、謝謝茄子!」

 

「君達もじゃれ合いは程々にね?仲が良いのは分かるけど仲裁する子達の身にもなって欲しいな…」

 

「おおっ…可愛い(小声)」

 

 

涙目+上目遣いの提督に少し罪悪感を覚えた。 龍弥、しっかり聞こえてんぞ?

提督顔赤くしてるし…

 

しかしまぁ、こいつは反省してないってハッキリわかんだね。

そう判断した柊司は作り笑顔で提督に

 

「分かりました提督。次はやり過ぎないようにしますから」

 

「ちょっ、柊司おまっ!」

 

「そう程々にね。それくらいなら許そうかしら♪」

 

「えぇ⁈嘘でしょ〜」

 

 

まさかこうなるとは思っていなかったのだろう。膝をガクリと着き、頭を抱えて「そんなのやめちくり〜」と嘆く龍弥を提督と笑う。

 

 

「まあおふざけはこの辺にしておいて、2人には大本営に行くことになったわ。何でも大切な話があるとかで」

 

「む?大切な話とは何ですかい?」

 

オーマイガーとムンクの叫びの如くのたうち回る龍弥が起き上がり不動の姿勢で詳しく聞く。

 

「さあ?"やんごとなき方々"が連れてこいって連絡きただけだから分からない。」

 

やんごとなき方々ね…

大方、勲章をジャラジャラぶら下げて椅子にふんぞりがえってるゲームや小説に出てくるようなお偉方を連想して柊司は苦笑いを浮かべる。

 

海兵隊にはそのような指揮官はあまりいなかったが、別世界の同じ国の上層部にはどのような者がいるのか、そしてその人物には"命を託すに値する将器を持ち合わせているのか"という品定めをしたいと考えていた柊司や龍弥にとって今回の大本営行きはある意味僥倖であった。

 

「櫻井君、仕事はある程度済んでいるみたいだし、制服に着替えて10:00に庁舎前に集合。5分前の精神忘れずにね!」

 

「了解しました。では、帰ります!」

 

執務室から出た柊司と龍弥は戦場跡と化した小隊事務室に残る隊員に事後の指示を与え、自室で五分もかからないスピードで制服に着替え、定刻5分前に庁舎前へ向かった。

何事も無く素早くこなす辺り流石は兵士といったところである。

 

柊司が階段を一段滑ってずっこけた以外は…

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

side 柊司

 

「いってぇ…」

 

や ら か し た

 

まさか階段ですっ転ぶなんて思っても無かったからな。 幸い、咄嗟に受け身を取ったのもあってかほぼ無傷…制服が少し汚れた程度ですんだ。

 

下手して足でも捻ろうものならそのまま顔面スライディングで床とキスをして「アシクビヲクジキマシター」と助けを求めるも顔面を蹴り飛ばされて見捨てられる某漫画のシーンが再現されていただろう。

 

再現されていても決して気持ち悪い声は出さない。龍弥か田所は出しそうだけどな…

 

「すっげぇコケ方だったけど大丈夫か?」

 

なんとかな… ったく、折角キレイにプレスした制服が汚くなっちまった。 こんなの青葉に見られようものなら新聞のネタになる事間違いねぇ。

 

 

「ごめ〜んおまたせ。車の運転なんて久しぶりだったから時間かかっちゃった☆」

 

そうこうしているうちに提督の運転する業務車1型(黒塗り日産のアレ)が庁舎前に到着した。

フロントライト下に小擦り傷が見えたのはきっと錯覚だろう。そうであってほしい……

提督だから運転に慣れてないなんてそんな事はないだろうからな。

 

たとえそうであってもきっと触れてはいけない事に違いない…

 

触らぬ神になんとやら…おお、こわいこわい

 

…なのだが

 

「あれ?提督この車前っ側にキズあったけどどうしたの?」

 

どうして聞いちゃうかね副小隊長…

 

「はは〜ん、もしかして提督免許取りたてだったり〜」

 

「おいバカ、なに失礼な事言ってんだ!提督が免許取りたてなn「うそ!なんで分かったの⁈」……え?」

 

 

 

 

 

は?ごめん、今なんて言った?

 

 

 

 

 

取りたてって悪夢のようなセリフが聞こえたんですがそれは…

 

 

「二週間くらい前にね叔父様からほぼ強制的に連れてかれて取ってきたんだ^ ^ 私は別に自転車あればいいのにね…」テヘペロ

 

嘘だろおい…提督だし車の免許は持ってるとばかり思ってたのがこの始末とは

 

言っちゃ悪りぃけど何日掛かる事やら…

 

「ま、まあ、何とかなるわ!じ、じゃあ行きましょう!」

 

ガガガガッ…

 

「あれ?どうしたんだろ?進まない…どういうこと〜」

 

提督、クラッチがその位置だと。

 

ガガガッ、ブスン……

 

エンストするんだよなぁ…勘弁してくれよ。

 

「も〜どういう事なのよー!うわーん!」

 

終いにはポニーテールを振り乱してハンドルを半泣きでポコポコ叩きはじめた。

 

もしかして提督…いや、考えるのはやめておこう。その方が身の為だという気がする。

 

「て、提督、俺と柊司で運転するからさ?後ろ座って景色眺めてて、どうぞ。 柊司もそれでいいよな?」

 

このままだとへそ曲げかねないからという龍弥の小声に同意し、交代で運転して大本営まで向かう事になった。

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

数時間後

東京 大本営

 

「うし、到着!予定よりも10分早く着いちゃった!どこぞの照れ屋さんと違って俺ったらさっすが☆」

 

「ハイハイソウデスネー さて、提督着きましたよ。起きてくれ」

 

「夏海姉〜悪即斬ってなにそれ〜へんなの〜」

 

気持ちよさそうに夢を見ているところ申し訳ないが起きてくれ

 

「ほら提督、着いたぞ。大本営だ」ユサユサ

 

「んん〜?あれ?着いたの?思ったよりも早いね」

 

「提督爆睡してたからね〜ちゃんと毎日寝てる?折角の美貌が台無しだお」

 

え?お前女じゃねえのに美貌とか語る意味…

 

とりあえずバカは放っておいて

 

「龍弥は放っておいて早く行くぞ?って…」

 

提督にそう催促した俺だったが、思いがけない事に動きを止めてしまう。 それは…

 

「か、可愛いって言われた……えへ、えへへ〜////…はっ!も、もう!星野君!余計なお世話ね‼︎」

 

 

「(ええええええええええええええええ⁉︎⁉︎⁉︎)」

 

 

頬を赤らめてクネクネしてる我らが指揮官…一瞬我に返り、龍弥の背中にどぎつい一撃を放ち、満更でもなさそうに締まりのない笑顔を浮かべていたのだ。

 

「ボクナニモシテナイノニボクナニモシテナイノニボクナニモシテナイノニ........」

 

一方、背中に致命弾を受け膝から崩れ落ちた龍弥は目からハイライトが消えボロボロと涙を流し、呪詛めいた何かをボソボソと呟いている………

 

 

意外とチョロくポンコツな提督、背中を引っ叩かれて呆気なく轟沈したクソの役にも立たぬ副隊長…

 

「(どうしてこうも周りにいるのはこんなアンポンタンな奴ばっかりなんだ‼︎)」

 

目的を果たす前からこんな調子では流石に頭と腹が痛くなる…

どうやら腹の底からせり上がって来る声を抑えらぬようだ。

折角だしこのアホにぶつけてやろう。既に何人かの職員と歩哨が見ているが知ったこっちゃない。

 

息を吸い込み

 

「このバカチン共‼︎時間なくなんだろうが‼︎さっさと動け‼︎」

 

「「はっ、はぃぃぃぃぃいい‼︎」」

 

今日イチの怒号を市ヶ谷にぶちまけてやった。

 

ああ、このアホ2人のせいで1日分の労力消費した気がする…

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

side ⁇

 

サッサトウゴケ!!

 

高層階にある一つの部屋に白い二種軍装に身を包んだ2人の男とこれまた白い制服と腰に刀を差している髪の長い女性がそこにいた。

 

⁇「どうやら奈々美君は面白そうなお供を連れてきたようだ」

 

ニコニコと窓から下を見下ろし将官らしき男が言う。

 

⁇「やれやれ、やっと来たか…申し訳ありません」

 

将官の言葉にもう1人の男がバツの悪そうな表情を浮かべ頭を下げる。見たところ同じ将官の様だが、階級は下のようだ。

 

⁇「いやいや私は別に気にしておらんよ。私と君の仲だからな新島中将」

 

振り返りそう言われた男_新島中将は苦笑いを浮かべた。

 

新島「そう言われてもなぁ…はぁ」

 

横須賀に来た時よりも幾分小さくなってしまっている新島中将にその将官は隣にどかっと座り、肩をバシバシ叩いて笑う。

 

⁇「お前が横須賀で見た"例の2人"も居るんだし気にすることはないさ」

 

新島「ああ、あの2人なら奈々美を任せても良さそうだしな」

 

階級の差を気にすることもなく和気藹々と話す2人の後ろに控えていた長髪の女性がもどかしそうに口を開いた。

 

⁇「ああもう待ちきれぬ!叔父上、私が奈々美達を連れて来ます!暫し待たれよ」

 

⁇「そうか、じゃあ夏海君任せたよ」

 

新島「そうだな。じゃあ、奈々美達は夏海に任せて俺達老いぼれは気長に待つとしようか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なあ、元帥閣下」




う〜ん、今回も微妙ですねぇ…
まあ、次の回で元帥とお話ししたり、ある戦友と再会するのでお楽しみにしててクレメンス…

あっそうだ(ホ特唐)、当分戦闘シーンはないです(多分)許してくり〜

ああ^〜実家帰ってヤ○オクで落としたタナカのkar98k触りたくて1919回も燃料漏れたんや これから関西圏に生活の場を移すので会えそうな奴至急メールくれや
ああ^〜早くBB弾塗れになろうぜ(?)
…ケータイ見る時間すら削られるだろうけどorz

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