それではどうぞ
2016年7月16日
⁇「人が撃たれたぞ‼︎逃げろ‼︎」
ん、この騒ぎは何だ? それに銃撃や爆発音、悲鳴が聞こえる。あれ?ここは俺たちの街…何故だ俺は沖縄にいてビルの倒壊に巻き込まれた筈だ。それなのに何でに3年前のあの日の場所に居るんだ⁉︎
その時俺に声を掛けた男の人が
⁇「おい君! 何をしてる!早く逃げるんd(ダダン!)」
銃撃によって胴体に開けられた風穴から鮮血を噴出させて倒れた。その瞬間、俺の中で何かが切れる音が聞こえた。
⁇「おい、次はお前だ。 仕方がないが平和の為だ。死n(ダン!)」
男がM4を向けた瞬間ポケットから引き抜いたUSPが火を吹いて男の胸を赤黒く染めてゆく。そしてその男が持っていたM4を拾い上げ、逃げ惑う人々に銃弾を撃ち込んでいく連中に狙いを付ける。数人が気づいてこちらに銃口を向けるが遅い。
高速で発射された5.56㎜弾にそれぞれの頭と胴体を食い破られ、操り人形の糸がプツリと切れるように倒れた。しかし、その瞬間視界が急にぼやけ始め、地面に倒れたと気付いた時には視界は暗転し、また眩しい光に包まれた
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ザザザン…ザザザン…
「んんっ…何の音だ?」
目がさめるとそこは海の見える丘だった。 ここは一体何処だ?ビルの下敷きになって目が覚めたらこんな所にいたなんてこんなありえん事があってたまるか。ビルが壊れたと思ったら爆発して吹っ飛ばされたってか? 漫画じゃあるまいし笑い事にもなんねぇ…
装備はしっかりとあるから問題はない。あとは…この伸びてる奴…龍弥か?
「ウゥ…ん…あれ? ここ何処だ?」
こいつもしっかり生きてた。 ハリセンで叩き起こそうと思ったのに…残念だ。 ハリセンで起こす前にハリセン持ってないんだけどな。
「知るか。胸くそ悪い夢から覚めたらこんな見知らぬ所にいた。それだけ」
すると龍弥が真剣な顔をして
「おい、胸くそ悪い夢ってまさか…あの日の?」
何てこった。コイツも見てたのかあの日の夢を
「そうだ。その顔からするとお前も見たようだな」
「ああ…」
2人で同じ夢を見るとは何とも気味が悪い。おまけに見知らぬ場所…こりゃきっと何かある。そう判断した俺はPTTスイッチを押してインカムに話しかける。
「こちらリーパー0-1、シュリ聞こえるか?」
だが返ってくるのはザーッという雑音だけ。もう一回だ。
「こちらリーパー、杉崎大尉聞こえてますか?聞こえてたら返答を!(ザーッ)クソッ!」
よく見たら無線機の液晶にはエラーの表示が出ていた。繋がらないのも当然だ。 でも何でいきなりこんな所で目覚めて無線はエラー何だ?もしかすると…いや、そんな事ありえない。そんな事を思っていると龍弥が
「なあ、信じる信じないは別としてちょっと聞いてくれないか?」
コイツも同じ事思ったのだろうか顔が真剣だ。取り敢えず聞いてみよう。俺がうなづくと龍弥は話し始めた。
「沖縄にいたのに目が覚めると来た事もないような場所にして、無線機も繋がらない。もしかすると俺たちは異世界に来たのかもしれない。」
やはり同じ事を考えていたか。でも異世界に来たなんて非現実的すぎる。どっかの漫画みたいにイージス艦がタイムスリップしたり、何処かの映画みたいに自衛隊が戦国時代で騎馬隊とドンパチするのが現実に起こるなんて可笑しい。
「そうかもな…まあ、そのうち帰れる方法を見つければいい。今はこれからどうするかを考えようぜ」
受け入れ難い事だがこれが現実なんだろう。こうなってしまった以上は受け入れるしかない。そしてこれから先の事を考えるのが先決だ。一刻も早く味方と合流して戦線に復帰するのが急務だからな。仮にも特殊部隊の隊員である俺たちがこんな所ほっつき歩いてるのを市民に見られたら不味い。それに、此処が何処でどんな世界か分からない内は無闇に動き回るのは得策ではない。
「今俺たちは無闇に動き回る事は出来ない。 ここは何処かに拠点を置いて情報収集に努めよう」
「賛成だ。その線で行こう」
数分後、近くに拠点を構えた俺たちは武器、装備の点検をしていた。 幸い、武器と装には何の問題もなかった。龍弥の方も点検を終えて、無線機を弄って何とか繋がらないか奮闘していた。 それよりも何故ビルの倒壊に巻き込まれたのに何故武器や装備が無事なんだ?こっちの世界に放り込まれた時に一瞬にして治ったとでも言うのか? こりゃ笑えねぇ…
「おい、柊司! 来てくれ」
その時、無線機を弄っていた龍弥が焦った様子で俺を呼んだ。もしかして繋がったのか? そんな期待をしつつ、無線機から聞こえてくる声を聞くと
「……こち………て……………く……」
何やら女の子の声が聞こえてきた。ザーザーというノイズが混じっていて何を言っているのかわからないが緊迫した事態が発生してるのは明らかだ。何処かで砲撃音と思しき爆発音も聞こえてくる。ここからそう遠くないところのようだ。
「お前は周波数を合わせてくれ。俺は攻撃を受けている場所を探す。」
「あいよ!」
龍弥が無線機のボタンを操作して声の主であろう周波数に合わせようとしている。その間俺はチェストリグのポーチから双眼鏡を出して攻撃を受けている場所を探した。
「見つけた。距離は約900…ん?何だあれは…」
そこには奇妙な光景が広がっていた。 巫女の様な服、弓道着、セーラー服を着た少女達が海の上を進んでいた。よく見ると手には駆逐艦の連装砲小さな武器が握られていたり、腰の周りに戦艦の主砲を思わせる様な砲が4つ付いていたりしている。
よく見ると攻撃を受けて煙の上がっているレンガ造りの建物へ急いで向かっているようにも見えた。その建物に視線を向けると見えたのは…
「ナチの兵士?いや、アメリカ兵らしき奴だ。それにしても装備や銃は骨董品並みに古臭いし、まるで死人のようなツラしてやがる…ゾンビか?気色悪りぃ」
第二次大戦期のナチスやアメリカらしき軍服に身を包んだ集団が施設を守っているであろう兵士達と銃撃戦を繰り広げていた。
(こりゃ相当ヤバい世界に来ちまったもんだ)
そう思っていると
「よっしゃ、繋がった!」
どうやら繋がったらしい。やはり声の主である女の子は救援を求めていたが所々、深海棲艦や深海陸戦兵、艦娘といった聞いたことのない単語が出てきた。龍弥は何なのかと考えていたが、あの光景を見た俺は瞬時に理解した。
「龍弥、やるぞ」
「お前…やるって何を?」
あれを見てみろと双眼鏡を渡す
「おいおい、人が海の上を走っていてるってどうゆう事だよ!それに軍服着たゾンビみたいな連中と撃ち合ってるし一体何が起きてるんだ⁉︎」
平静を装ってるつもりだろうが軽くパニクってるのが丸わかりだ。まあ、無理も無いだろう。いきなりあんなモノ見たら誰だってそうなる。
「今この瞬間も彼女達は戦っている。 やる事と言ったら1つしか無いだろ?」
「ああ、そうだな。やる事はコレしかない」
俺の意図する事が分かったのか龍弥はニヤリと笑って答えた。
ジャキン!ガシャン!
「敵部隊を殲滅し、彼女達を援護するぞ」
「了解!」
そうして俺たちは狙撃地点へと向かった。守るべき者を守る為に
ふぅ…こんな感じですかね。 これからも書き直しで色々変わりますがそこの所どうかよろしくお願いします。
次回「接触」お楽しみに!