唐突に思い付いたFateネタ「聖杯は俺の嫁」   作:シフシフ

15 / 15
お久しぶりです!シフシフですよ。

ちまちまちまちまと書いていた最新話、まぁ内容は全く進みませんがね!

今回は題名にあるとおりマユさんのにっきを覗く。


後日談2/まゆのにっき

今日も今日とて平和な日々が続いている。数ヶ月前に戦争が起こっていたなんてまったくもって感じさせないな。

 

「ショウ?どうかしたの?」

マユだ、俺の隣で雑誌を読んでいたが、俺の心を読んだんだろう、こっちを向いて首をかしげる。・・・ほら、目を背けた。

 

「いや、見てないよ?聞いてないし見てない・・・・・・そ!そんな目で見てもダメです。」

 

ハハハ、拗ねてるよ。

 

「拗ねてなーい!今日のご飯はなしね?」

 

それは困るなぁ・・・どうにかしてマユの可愛さ愛らしさ美しいさを讃える言葉は無いものだろうかっ!ああ!俺の語彙力の無さがもどかしいっ!

 

「・・・・・・・・・ご、ご飯何がいい?好きなの作ってあげる///」

 

あ、心読んで自滅したぞこのポンコツ。

 

「うがーー!もう作ってあげないからね!」

 

と走り出した。さすが敏捷値D、素の能力なら俺より足速いからね、夫としてどうかと思うが、まぁ、いいか。

廊下の方で「キャッ!」って聞こえたぞ?全く廊下を走るなと言っただろ、少し前だけど。

 

廊下を出ると案の定エリーとぶつかったマユがいた。

 

「「痛たたた・・・」」

 

何やってんだか・・・。

 

「主。如何がなされた」

 

とハサンの1人が駆けつけた。

 

「いや、気にしなくてもいい。じゃれついているだけだ」

 

は、と言ってハサンは居なくなる。

 

「もうエリー、廊下は走っちゃダメでしょ?」

「え?!私は走ってなかったわよ!?」

 

あ、あのポンコツ罪をなすりつけようとしてんよ。

 

「ち!ちがわい!」

「あ、かんだ」

「あぁ、かんだな」

 

もう作ってあげないんだから〜!と走り出したマユ。走るなと言っておきながら何を「アギュ!?」・・・あ、ギルガメッシュに当たった。

 

「ぅうぅ・・・グスン・・・うぅ」

「・・・・・・・・・ぇ?こ、これは我が悪いのか?我は当たられた側だぞ?え?なんだこの状況は、なぜ我が悪者みたいな目で見られている?」

 

可笑しいだろ!万死に値するぞこの冤罪は!と喚くギルガメッシュ。だがな、残念だギルガメッシュ。マユ泣かせたら俺は確定で敵対するように出来ているんだよククク。

 

「おのれショウ・・・!」

 

やるせなさを俺にぶつけようとしているのか王の財宝を展開するギルガメッシュ。

 

「まぁ待てギルガメッシュ。今日はアイツらが帰ってくる日だ。城を汚すわけにもいかんだろう?」

「あぁ、そうだ・・・なっ!」

 

ドシュン!と放たれる1本の剣。MPを100使ってピオラを唱え、超加速。更にMPを100使ってインテを発動、加速した身体を操作するだけに必要な情報処理能力を手にする。

 

首スレスレでランクA相当の短剣を回避し、左手で掴み取る。そしてそれをギルガメッシュの首筋に。

 

「・・・俺の勝ちか?」

「否。後ろに、注意だ」

 

ニヤリと笑うギルガメッシュ。短剣を下ろし後ろを見ると5個金色の波紋見たいのが浮かんでいる。ずるくね?こんなの純魔法使いだ接近戦出来ない貧弱ショウ君にどうにか出来るわけがない。そしてマユ笑うな。こっちだってやってんだから。

 

「こ、呼吸が・・・ふぅ、ふぅ・・・プクク・・・」

「笑うなマユ。・・・ギルガメッシュ、全体的に見渡してみろ。」

 

ギルガメッシュが首だけ動かし後ろを向くと剣が天井壁床から伸びてギルガメッシュを貫くのを今か今かと待っている状況だった。

 

「・・・・・・ふむ、やるなショウ。我が気がつけないとはな」

「ふっ、直前までレオルムを掛けていたからな」

「ちっ、透明化か・・・」

 

全く。この城は俺の魔術工房なんだぞ?この中なら俺はだいぶ無茶できる。にしても、だ。この城・・・でか過ぎねぇかな?現代最高にデカイ自信あるぞ。山一つ丸ごと結局城になったじゃねえか。俺の嫁、木が話友達だったと言うのに・・・まぁなんでも「「「俺達を使ってくれ!」」」と木が言ったらしいから仕方ない。

 

はぁ、家の中の移動手段にルーラを使う日が来るなんて思わないよな。ちなみに一番高いところで8階建てだ。上3、地下5の割合だな。上が生活スペース、地下が魔法研究施設、訓練場。魔法試射場。他にも教室や、何故か牢屋まである。

 

「はぁ〜・・・ショウ、最上階まで転移で我を連れていけ」

 

ギルガメッシュが歩くのが面倒臭いのか俺の肩に手を乗せ、ぐてーっとする。めんどせぇのはこっちだよ、城の規模を決めたのお前だろうに。

 

「こほん!ならば私が連れていってやろう。ショウ、魔力を寄越せ」

 

とマユさんがカリスマ(笑)を発動させた。いやぁ、いつみても凄いカリスマ(笑)だ。

 

「・・・・・・///。・・・そ、その。いたたまれなくなるから、その・・・早く魔力欲しいな?」

 

鼻血が出そうだったので強引に堪える。

 

「マホアゲル」

 

「んん!さぁいくぞギルガメッシュよ!ルーラ!」

 

いやぁ、騒がしかったなぁ。

 

「行っちゃったわ・・・。むぅ、私を置いていくなんてママは酷いわ!」

「ならこっちに来いエリー、一緒にアイツらを迎えに行こう」

「ええ!わかったわパパ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

城の無駄に長い廊下を歩き数分。無駄に広い中庭を抜け

、無駄に広い庭を抜ければ正門まで到着だ。なぜ歩いたのかと言われると、まぁ時間が余ってたからってのが理由なんだが・・・後はエリーとのたわい無い世間話とかしたかったからね。話の内容は勿論エリーの「魔術と魔法の習熟」に関してだ。エリーは火属性に高い適性が見受けられたからな、メラ系を集中的に教えていたんだが、既にメラミを使える。凄いとしか言いようがない。何故ってコイツどうやってメラミ撃ってるかわかってないんだぜ?マナとかオドの話をしても頭に「???」って浮かべるだけだし。

 

「さぁ、もう少しの筈だが・・・」

 

太陽を見上げ時間を確認する。するとエリーが何かを見つけたのか1点に注目した。

 

「何かしら・・・?パパ、見てあそこ。ほら、何かあるわ・・・・・・こっちに向かって来てる」

 

ん?何処だ?・・・・・・・・・おー、ホントだ。黒い点が空にありますね。で?こっちに来てるって?

 

やばいじゃん。エリーに何かあっては大変だ。

 

「きゃぁ!?チョチョちょっと!パパ!?何やって・・・!」

「避難するぞ。」

 

 

エリーを担ぎ上げ自身にピオラをかけて加速、素早く城の中に退避する。飛来物はどんどんその大きさと輝きを増し・・・・・・・・・俺達が城の中に退避したと同時に城に激突した。そして凄まじい轟音が響く。がシャンドゴゥ!ゴロンプシュー!という感じ。

 

「うるさっ!?」

 

あぁ、そうだな。うるさいだけだ。ふふ、この城は例え月が落ちてこようと壊れんよ。

 

「・・・さて?どんなお客さんが来たのかな?」

 

トベルーラを唱え身体を地面から1mほど浮かせる。ちなみに天井は10m以上高さがあるから問題ない。というわけで外に出てみると

 

 

ロケットが墜落していた。ていうか崩壊している。なるほど、城に突っ込んでひしゃげた訳か。扉をガンガンと蹴っているようだ、自爆特攻にしては有情な設計だな、脱出口があるなんて。扉が蹴り破られ吹き飛んでいく。

そして誰かが転がりでる。

 

「くっ・・・ケホッ、ケホッ!・・・・・・セイバーたる私が、このような失敗とは・・・にしてもなんて硬さ、恐るべき城よ。」

 

「大丈夫ですか『X』?」

 

「ええ、問題ないですよ『L』って『K』は大丈夫ですか!?」

 

「あ、あぁ・・・問題、ない。」

 

「ピンチじゃないですか!!くっ!なぜセイバーパワーには回復が無いのか・・・!」

 

「問題ないと言ってるだろう『X』私は回復魔術が一番得意なのだ」

 

「おお!流石は『謎のヒーローK』!確かに今思えば貴方の回復魔術には助けられてきました!主に腹痛から!」

 

「ええ、確かに私の胃の痛みを和らげてくれます」

 

「当たり前だ、なにせ『謎のヒーローK』なのだから。」

 

 

・・・・・・・・・・・・ぇ。あいつら何やってんの・・・?なんでお揃いの服きてんの?え?鎧は?え?え?

 

「パパ・・・、困惑するのはわかるわ・・・でもあれはアルトリ「セイバーーッ!」ひゃっ!?」

 

X「世界のセイバーを倒すため!」

L「主の暴走を止めるため!」

K「世界の平和を守るため!」

 

KLX「我ら『謎のヒーローKLX!!』」

 

「ふっ・・・決まった・・・!」

 

 

やべぇ、困惑しかねぇ。

 

「・・・・・・どなただろうか?」

 

「そんな!?この私を忘れたとは・・・・・・っ、そ、そうでした私は謎のヒロインX、はじめまして!そしてこれからもよろしくお願いします!ご飯食べに来ましたよショウ!」

 

あ、やっぱりアリトリアさんだわこれは。

 

「すみません、少しお付き合い下さい(小声)」

 

ランスロットが小声で俺に耳打ちする。アルトリアはいい笑顔でサムズアップしている。言峰は普通に立っている。

 

「・・・んん!そうか・・・貴女は俺の探索魔術すら突破する凄まじき技量の持ち主の様だ」

 

探索魔術なんて使ってないけど。合わせてやろう。

 

「ふっ、当たり前です。私はどんな相手にも正々堂々不意打ちをしますから、探索まじゅちゅ・・・まじゅちゅ・・・・・コホン。外法の技など効きません」

 

・・・・・・・・・堪えろ、耐えるんだ。シリアスを維持しろ・・・イメージするのは常にシリアスな自分。

 

「ふむ、なるほど。通りで効かぬわけだな、俺の魔法が。普通ならば死んでいてもおかしくは無い」

 

嘘ですが。

 

「えぇ!?・・・・・・その通りです。私はAランクまでのまじゅちゅ・・・外法の技を無効化しますから」

 

「・・・ゴホン」たえろ、耐えるんだ。

 

「して、俺に何か用かね?・・・・・・それとも正々堂々と不意打ちを行うのかな?」

 

「ぇ・・・ぇ?・・・いえ、その、ご飯を食べに」

 

「なるほど、俺の様な魔法使いなど朝飯前と・・・そういう事か・・・。良いだろう、久しく全力など出していなかったが・・・・・・・・・Aランクの魔術に耐えられるのならば全力で挑まねばな・・・・・・!」

 

ごめんなさいするまで徹底的に虐めてやろう。魔術を外法の技と呼ぶなど言語道断!魔術の結晶である聖杯であるマユを侮辱するとは許すまじ。

 

「す!すみません!マジちょーし乗ってましたっ!!私本当にご飯を食べに来たんです!帰ってきたんです!」

 

あれ、すぐ謝ったぞ・・・?チラッとランスロットを見れば微笑ましい笑みをアルトリアに向けていた。仕方ない、ここは迎え入れてあげようか。

 

「あぁ、わかっているとも。・・・おかえり、アルトリア」

 

こういう時は自然と微笑んでしまうものだ、わかるだろ?親戚の人とか来ると頬が緩むのは。

 

「しょ・・・・・・ショウ・・・」

 

なにやら顔を赤くしているアルトリアだが、俺は靡かないぞ?なぜならばマユ一筋だから!

 

「さて、では中に行こうか。」そう言って4人に手を差し伸べ、掴まった事をしっかりと確認した後、ルーラを唱え天辺に転移した。

 

このあとめちゃくちゃ受肉した。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、話は変わるが・・・・・・今俺はマユの部屋に来ている。

 

理由?・・・・・・・・・特にはないけど。そうだな・・・入りたいから入ったっ!(変態)

 

まぁ実際は俺の作ったアイテムがなくなっていてな、マユの反応からここを探そうと思ったわけだ。ちなみに盗まれたのはアルトリア達に上げたものよりも数段効率が上がった魔力自動生成機能付きの魔道具な訳だが・・・・・・本当油断も隙もないな。

 

んーー、ここら辺か?・・・こっちか?・・・っと・・・なんだこれ?

 

俺が部屋の中を物色しているとパンツやら何やらが出てくるのだが・・・ハムスターのデミウルゴスの籠をどかしたらその下に1冊の本を見つけた。題名は

 

『まゆのにっき』

 

・・・・・・・・・危なかった、ちょっと鼻血が・・・・・・。

 

にしても知らなかったな、マユ日記つけてたのか。

 

 

 

 

 

 

ちょっとくらい見ても大丈夫だよな?な?な?・・・・・・・・・もう限界だ!見るね!

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――

 

〇月×日

 

これはこの世全ての悪(アンリマユ)が記す日記である。これを読んだ者には確たる死とともに未来永劫はるか昔すら焼き尽くす破滅の呪いをかけてやるつもりだ。

 

だが、それを行うにもあの男から大量の魔力供給が必要となる・・・・・・・・・おのれ、忌々しき魔法使いめ。我が肉体には肉体を維持するだけの魔力すらなく、魔力を生成出来ない以上あの男から魔力を得るしかない。幸いあの男は私の本心には気が付いて居ないらしい。

 

無様だな、だからこそ御しやすい。何れ寝込みを襲い首を掻き斬ってやる。

 

――――――――――――――――――――――

 

う、うわぁ・・・・・・・・・・・・覚悟してたけど・・・くっそ心にダメージを負ったぜ・・・。だが。もう少し読み進めてみるか。

 

―――――――――――――――――――――

 

〇月×日

 

糞が!どうなっているんだこの身体は!少しでも魔力を得るためにと食事を取ろうとしたらこれだ!

 

なぜ無意識にあの男の分まで私が作っているんだ・・・!おのれ聖杯め・・・!この私すら拘束するか・・・!

 

そしてあのうざったい内心が私を苛つかせる。なにが(マジ天使、まじオレの嫁。)だ。糞が!死ね!死んでしまえ!なぜ死なんのだ!お前のせいでこうなっているというのに!

 

・・・今日はここまでにしておく。

 

――――――――――――――――――――――

 

僕は死にましぇーーーーん!(泣き)知ってた、知ってたから。めっちゃうらまれてんねんなって、知ってたからさ。怨めしい目で見てたのはわかってたから。

 

え、えぇ・・・どうしようかな。何かここら辺を読んでいると心が折れそうだし・・・・・・少し飛ばそうかな・・・。

 

―――――――――――――――――――――

 

〇月×日

 

最早この日記に愚痴を書く事が唯一のストレス解消手段となっている。本当にこの身体は嫌だ、悪寒すらする。

 

軟禁状態にある私は、暇つぶしを探さなくてはならない。だと言うのに、頭の中に浮かぶのは掃除やら洗濯やら・・・・・・本当に嘗めている。私を馬鹿にするのもいい加減にしてもらいたい物だ。

 

あの男もそうだ、なにが天使だ、何が嫁だ。まだ婚姻届すら出していないだろ。本当にムカつく。

 

遠まわしに魔力を要求しても話をそらしてくるしな。もういい、あんな奴は嫌いだ。魔力を渡してくるのは食料を補給する時だけだ。

 

それに奴は並大抵の事は何でも出来てしまう。なんでも一人暮らしが長いのだとか。なぜそんな事を尋ねたのか?聖杯がコミュニケーションを取らせて仲を良い方向に進展させようとしているのだろう。馬鹿な物だ、話すだけで私が靡くものか。

 

・・・今回はずいぶんと長くなった。終わりにしとこう。

 

――――――――――――――――――――

 

・・・・・・・・・今気がついたけどさ、守る為とはいえ、美少女を家に監禁とか・・・・・・俺ってやばいヤツ?

いや、いやいやそんなありえんありえん。俺がやばいヤツなわけがないなほんとうん。

 

――――――――――――――――――――

 

〇月×日

 

奴はヤバイ奴だ。(いきなり肯定されたぁあああ!!?)

 

何がヤバイと言われると、この監禁状態は私を守る為・・・・・・と言うのが後付けの理由である事だ。(え?!まじかよ・・・嘘やん?)

 

特に理由も無いが、外に出すと面倒くさいから、の後に「あっやばいな聖杯だから色々と危ないじゃん」なんて心の中で思ってこうしたみたいだ。

 

実は私などどうとも思っていないのでは?と私は思い始めた。今思うと全てが白々しい。表情はめったに動かないし、そもそも奴は『魔法使い』だ。心の声など如何様にでもいじれるかも知れない。いや、私のスキルに細工を施している可能性すらある。

 

考えれば考えるほど恐ろしいな。やめなきゃ。じゃない!危険は考慮するべきだ。・・・少しだけこちらから話しかけてみるか。情報を集めてみよう。

 

―――――――――――――――――――――

 

(´・ω・`)

 

―――――――――――――――――――――

 

〇月×日

 

本当に何者なんだ奴は。私が「貴様の使う最弱の魔法を見せろ」と言ったら「いいだろう、これがギラと言う魔法・・・・・・いや、今では魔術か」

 

とそう言ってギラと言う物を放ったんだ、それは私の腕くらいの太さの光線だったのだが・・・・・・神秘の濃度が尋常ではなくてな、宝具に例えるならEからD-程の威力だろうか。

 

消費が軽くて使いやすい、などと・・・・・・あんな物並の魔術師では10発も撃ったら魔力を枯渇させるぞ。

私に限っては1発が限界か・・・そもそも使えるかもわからんがな。

 

あ、そうだ!他にも物凄いものがあったのだ。ええと、たしか・・・「ルーラ」と「ホイミ」だったか?

 

そう、転移魔法と時間操作の魔法だ。しかも消費が先のギラよりも軽い。顔には出さなかったが「嘘だろ?」と思ってしまった。

 

しかもその後ナイフを渡されてな。「自分でやれ、貴様は馬鹿なのか?」と押し返したのだが、「ナイフ程度で傷付く身体では無いのでな」と内心では謝罪を繰り返しながら無表情で言い切った。

 

これによって奴はある程度の防御が備わっていることもわかったし、心の声を弄っている可能性が高くなった。

 

それで仕方なく。そう、仕方なくナイフで手を切ったのだ、・・・痛かった。やつに従うのは業腹だったが、魔法は見てみたかった。仕方ないな、仕方ない。

 

「痛っ・・・」と言ってしまった私は悪くない筈だ、なぜなら肉体を得てから初の負傷だったからな。そうしたらあの男は私にホイミをかけた。すると見る見るうちに傷が塞がったのだ!

 

と、すこし書き過ぎたな、終わりにしよう。

 

―――――――――――――――――――――

 

(*´ω`*)あぁ~心がほっこりするんじゃ~。魔法に興味津々なマユさん可愛いぇす。

 

―――――――――――――――――――――

〇月×日

 

はぁ、やはり、奴の心が本心だとは思えん。いきなりの書き出しだがまぁ仕方ないだろう。何なんだやつは取り敢えず私が何かするたびに「マジ天使」とか心の中で思ってるぞ。おかしい、絶対に細工してるはずだ。

 

それにしても不思議だ。心を読まれないように細工してるのはいいとして、そんな輩に食事や家事を任せるなど・・・・・

 

まさか、いや、そんなことはないと信じたいが身体やこの考え方すらやつに操作されているのでは?たしか奴はメダパニという思考を混乱させる魔法を使える筈だ、そういっていたからな。

 

それに、マヌーサという幻覚を見せるものもあったはずだ、なんて恐ろしいんだ・・・・・。もしや、魔力量が少ないのは奴のマホトラのせいなのでは?

 

っ、と、私はずいぶんと奴の魔法に詳しくなってしまったな。なんだかムカつくのでこのあたりにしておこう。

 

―――――――――――――――――――――

 

こわ、誰だよそんなことしそうなヤツ。あ、俺か。いや、しないからね?してねぇからな!?

 

 

と、そんな時だ。

 

ガチャ。とドアノブを捻る音が。ゆっくりと扉が開く、そして空いた隙間から凄まじい殺気と魔力が流れ込んでくる。

 

「みぃたぁなぁ~!!!」

 

それは激おこプンプン丸状態のマユさんだった。どうしよう、ルーラしようかな。

 

「何を、とはいえないみたいだな。」

「当たり前でしょ!!なんで人の物を勝手に見るの!!」

 

ほう、そう来たか。ならばこちらにも用意があるぜ?

 

「不公平だとは思わないか?」

「え?」

 

だってそうだろう。向こうはこっちの心の中を好きに覗けて、でもこっちは覗けない。

 

「そ、それは・・・」

 

ほら、覗いた。けれどこっちにそれをなす手段はないのだから自分がマユにどう思われてるのか、気になって覗いてしまったとしても・・・・・・そうだな、それで打ち消しって事には出来ないか?

 

「で、でも。その日記に書いてある事は本心って訳じゃなくてね?その!ほんとだよ?最初の方はひどい事書いてたし、中盤までショウのこと悪く言ってるけど、今は本当にそんなこと思ってないから・・・・・・グスッ。嫌いに、ならないで?」

 

(心が死んでいます。原因は萌え死)

 

「ショ!ショウ!起きて!死なないで!」

 

はっ!このいい匂いはマユ!(変態)

 

「/////」

 

・・・・・・・・・まぁ、この本の内容もそれはそれで可愛いしね、見方によるけどさ。まぁ、つまり?マユはなんであれ絶対に可愛いことが判明したわけですよ。夫として大満足。てか上目遣い&涙目&服をちょこんと掴んで引っ張る&首をかしげて尋ねるとか・・・・・・マジでストックが一つ減るかと思ったぜ・・・・・・・・・。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。