唐突に思い付いたFateネタ「聖杯は俺の嫁」   作:シフシフ

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ギルガメッシュがコメントでだいぶバレていたが何の問題もないな。


開始!第4次聖杯戦争!

最古の王は流れてくる記憶を整理し、目を開ける、そこには2人の人間と・・・不思議な人間、そして・・・謎のサーヴァントが居た。

 

王は考える。誰が我のマスターなのか、と。

 

「お、おお・・・!最古の王、ギルガメッシュ様、私遠坂時臣をあなたの家臣にして頂きたい。」

 

「・・・・・・・・・あー俺は辞めておこう。あくまで同盟だ」

「・・・ならば私もだな。」

 

2人の人間は膝を付き臣下の礼を示した。なかなか見所がありそうだ。故にここでは不問とする。しかし

 

「ほぅ?そこな雑種、この我を英雄王ギルガメッシュと知ってその物言いか?」

 

「ああ、その通りだ。英雄王ギルガメッシュ。」

 

無表情でそう返す魔術師。なかなか・・・

 

「我の威圧を前に飄々と答えるその気概、なかなかに気持ちのいい者よ、しかし、我は王、自らの民に恩恵を与えることはあれど我の元に下らぬと言う者にはそれ相応の対応というものがある」

 

ニヤリと笑いながら王はそう言い放つ。どんな風に対応するか、試してみたかったのだ。

 

「ほう・・・やるか?」

 

結果はまさかの挑発、これにはギルガメッシュも驚いた、たかが人間がこの我と対等であろうとしているのだから。

 

「うふっ、あはは!気に入ったぞ!貴様、名はなんと言う?」

 

「まぁ、名乗られた手前教えぬわけにも行くまい。

俺の名は杏里 聖・・・気軽にショウとでも呼んでくれ。ギルガメッシュ」

 

「アハハハッ!誠見事な気概よな、良い!この名を呼ぶ事を許そう!ではショウよ・・・我のマスターはどれだ?」

 

我の問いに未だ臣下の礼をとる初めに時臣と名乗った男を指さすショウ、なるほど、確かにパスは通っているな。・・・それに魔術師としての実力もなかなかに備わっているようだ。

 

「面を上げよ時臣!貴様をこの我のマスターに認めよう!・・・して、時臣よ、我の財たる聖杯に願う願いはなんだ?」

その言葉に今まで表情を変えることのなかったショウが顔を歪ませる。・・・ほう・・・。

 

「は、王よ、私の願いは根源への到達にございます。そちらに居ります我が師の様に根源に到達したい・・・それが我が願いでございます」

 

・・・ふむ、また新たな情報だ、ショウは根源に到達しているらしい、まぁ鵜呑みにはせんが・・・ならばショウの願いとはなんだ?

 

「わかった下がれ。」

「はっ!」

 

「・・・ではショウよ、聖杯に何を望む?」

 

「む?俺か?俺の願いはそこのマユと死ぬまで添い遂げるだけだが?」

 

・・・・・・ふむ、そうか。愛する女為に・・・というヤツだな?しかし受肉を果たしているにしてもサーヴァントと契を結ぶか・・・やはり面白い。

 

「わかった。もう良い。では我は少しばかり散歩にでも出掛けてくる、我の財を狙う不届き者を見学にな。」

 

 

 

 

「・・・時臣・・・ギルガメッシュ王って・・・」

「はい・・・男だと・・・思っておりました」

 

 

 

 

 

 

山奥の一軒屋にて。

 

「ショウ!起きてる!?」

 

うおっ!?急に部屋に飛び込んでくるのは止めてください!今結界張ってるの!あ、手伝ってもらおう。

 

「いい所に来たなマユ、こっちに来てくれ。」

 

俺が呼ぶと首をかしげながらもパタパタと走ってくる。

 

「よし、いいか?これがマホカンタを応用して作った結界魔術の魔法陣だ、で、こっちがアタックカンタの応用の奴。・・・理解出来たか?」

 

そう、トッキー☆と意見交換を進めるうちにもしかしてドラクエの魔法を魔術に応用できるのでは?と考えてこうして結界を張れるまでに技術を積み上げたのだ。しかしこれは俺だけの秘密・・・だったのだがたった今嫁に教えた。ちなみにメラとかヒャドとかイオとかも練習してるけど・・・うーん、トッキーにキチンと魔術を教えてもらおうかな、そうすれば何とか出来るかもしれない。いつか頼もう、いつか。

 

「うん、少し複雑だけど不可能じゃない。・・・まぁ魔力が無いから出来ないんだけどね・・・チラッ?」

 

上目遣い可愛い。あれ?何かわんぱたーんだな・・・最っと褒め方とか練習しないと。

 

「マホアゲル」

 

「・・・・・・フッフッフッこれだけ魔力があれば人の一人や二人・・・」

 

・・・こんな所のも可愛いと思ってしまう俺氏は駄目な人。 でも悪い事を使用としているのなら怒らきゃダメだよね!

 

「これっ!「アイタッ!」さっさと結界張るぞ?じゃないとお前が危ないんだから」

 

「だ、だからと言って叩く必要はないだろう?!DVだぁ〜!う〜・・・」

 

頭を抑えうずくまりながらの涙目上目遣いアタック!俺はHPを5000を回復した。

 

「可愛いだけだぞ、攻めるどころか回復させてどうする」

 

声に出てしまったが何も問題はないな。

 

「ほ、褒めても何も出ないよ?・・・えと、ご飯何がいい?」

「オムライス」

「わかったっ!じゃあ後で買い物行こう!」

 

えー?もう聖杯戦争始まるんですがそれは・・・いや、まぁいいか。可愛いし。

 

「勿論俺も行く、何があるかわからないしな」

 

 

 

「うおおおおおおおおおおおおおっ!特売に遅れる!!!」

 

はえー・・・すげぇはえー。ママチャリって80キロ出るのね、知らなかった、ピオラかけてるけどこれは速いなー。世界は広いなー。安全装置のないジェットコースターってこんな感じなんだろうね!

 

「到着だ!さぁ降りろショウ!いいか?特売とは主婦の戦場・・・つまり特売戦争という事だな。・・・ふむ、第60次特売戦争だな。」

 

そのキャラでボケられると僕何も言えないです。

 

「なっ!だよな!///」

「あ、はい。じゃあ行くぞ。」

恥ずかしいなら止めればいいのに。うーうー言わない、背中にくっつかな・・・いや、許す。全面的に許す。

 

 

 

 

 

 

 

 

「切嗣・・・」

 

アイリが僕の事を心配そうに見ている。大丈夫、召喚はきっと成功する。・・・だが、彼女が心配しているのはそんな事じゃないだろう。

 

魔法使い杏里 聖、かの大魔法使いが今回も参加する・・・その情報を手に入れた僕は早急に彼を倒す手立てを考え始めた。出来れば味方に取り込みたい所だが・・・遠坂家現当主と懇意であるらしい。味方に取り入れるのが無理だった場合、倒さなくてはならなくなる。本来なら自分のサーヴァントを失った時点で敗退だ。魔術師がサーヴァントを倒すというのは難しいからね。けれど彼は違う、魔法はサーヴァントを打倒し得るのだ。つまりサーヴァントを倒したところで彼を止める手立てが無ければ聖杯は遠のく。

3度死んでも蘇った男だ・・・このアヴァロンのお陰で死にづらいとは言え、死から蘇るなど確信をもって言える訳では無い、そこまで試してみようとも思っていない。

 

噂では銃弾を弾いたとか魔術が効かなかったとか・・・噂に尾ひれが付いて一人歩きしているのだと思い込みたい位だ。けれどそれらは恐らく真実だろう。唯一の救いが彼が人殺しを避けている所だろう。いや、過去には大激怒して魔術師を薙ぎ払ったと情報にはあるが・・・。

 

とにかくサーヴァントを呼び出そう。・・・来てくれよ、騎士王。僕の願いを叶えるために・・・!

 

 

 

 

 

 

「クヒヒヒヒ・・・雁夜よ、サーヴァントを召喚するのだ。・・・聖杯を手に入れれば桜は開放してやる」

 

低い、粘着質な声が地下室に響く。ああ、やってやる!桜ちゃんを助ける為なら、やってやるさ!痛みが思考を妨げる。

 

「誓いを此処に。

我は常世総ての善と成る者、

我は常世総ての悪を敷く者。

 

されど汝はその眼を混沌に曇らせ侍るべし。

汝、狂乱の檻に囚われし者。我はその鎖を手繰る者――。

 

汝三大の言霊を纏う七天、

抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」

 

足りない魔力を補うために体に巣食う虫がその肉を食らう。

 

「ああぁぁああ・・・」

「これでいい・・・!不老の秘密を暴くのだ!さぁ雁夜よカッカッカッ!」

 

意識が遠くなる、そんな遠くなる意識のなかで黒い鎧に身を包んだ騎士を見た。そして、耳にはカッカッカッ!と耳障りな笑い声が聞こえ続けた。

 

騎士に問われた気がする「何を望むのか」と。

 

―桜ちゃんを・・・助けたいんだ・・・。

 

騎士が・・・霞んだ。何かが砕ける様な音は雁夜の耳に入る事は無かった。

 

 

 

 

 

うーっし・・・目的を決めよう!結界は張ったしもうやる事は無くなった!

 

「マユ、他に何が必要かわかるか?」

「それは相手の情報?じゃないかな」

 

うむ、それも最もだな・・・けどそれは綺礼のアサシンが収集してくれるんじゃよ。一人今日欠けるけど。

 

「いや、それには及ばない。」

「そうなのか、うーん・・・何かある?」

「それを聞いてんだけどなぁ〜」

 

キャスターを速攻でぶちのめすか、桜ちゃんを救出するか・・・ん?待てよ・・・俺達夫婦って子供いないよな、まぁそりゃ寿命が無いから子供なんて作っても意味無いって事なんだけど・・・桜ちゃんを貰うってのはどうだろうか!!んでもって雁夜を助けてトッキーと仲直りさせる、そんでもってバーサーカーをこっちの陣営に居れれば・・・圧☆勝!勝ちかくじゃ無いですかやだー!いや待てよ、折角バーサーカーという全サーヴァントの共通の敵が居るのならそれを利用しセイバー陣営を仲間に・・・出来るかな?

 

うーん、考えるだけ無駄かなー、まぁなるようになれ!

 

「・・・今日のご飯は?」

「ステーキでいい?」

「もちろん」

 

幸せです。

 

 

 

 

 

 

「では、これより作戦会議を始める。」

 

遠坂邸の一室に机を囲んで俺達は座っていた。メンバーは、俺と、嫁。トッキー☆と姫ギル、マーボーとチビハサン。

 

・・・なんで話せないチビハサンを連れて来たのかは不明だが、話せないし、会議において大事な事なので二回言いました。・・・まぁいいか、って王の軍勢ってこの子も殺したんだよな・・・うわー・・・じゃ守るの決定で。小さい子が死ぬのは嫌だからね。

 

「ショウ、いつも通りに真っ正面から戦うのではないのか?」

 

マユが脳筋思考に染まりかけている!…いや、おれのせいだけどさ。

 

「勿論戦う時は真正面から戦うが…今回は救出だからな」

 

おれは某碇指令のように手を組ながら話す。誰もが怪訝な表情をするなか姫さんが先に口を開く。

 

「救出だと?身内か何かが囚われているのか?まさかとは思うが我をそれに付き合わせるなどとは言うまいな?」

 

嫌そうな態度を隠そうともせず姫ギルは豊満な胸を持ち上げるように腕を組んだ。眼福です、すみません嘘です本気で、睨まないで睨んだ顔も可愛iすみません嘘じゃないけどごめんなさい。

 

嫁からの睨みに内心謝罪しながら表情を変えずに真正面に座るギルガメッシュの目を見る、全てを見通せそうな目してるな、あれだ、Mだったらその場に跪く・・・トッキー、お前・・・。

いや、そんなこと言ってる場合じゃない。今回の目的は桜の救出。トッキーの性癖とかどうでもいいんだ。

 

「・・・・・・間桐桜の救出・・・それが今回の会議の目的だ」

 

俺の言葉に時臣の眉がピクリと動く、その表情は困惑、確か彼は間桐家が桜にどんな事をしているか知らない筈だ、ふふふ、今回の主役はトッキーって事で。大丈夫だ、死んでもザオリクしてやるから。

 

「師よ、何故桜がでてくるのですか?桜は間桐家に養子として引き取られた筈です」

 

うん、そうだね、そんで、虫に犯されてる訳ですよ、君も父親なら助けに行かないわけには行かないでしょう!俺もお友達兼師匠として手伝うぜ!

 

「あぁ。その通り。そして虫に犯され魔術回路を改造されている。時臣、父親なら・・・何をするべきか分かるだろう?他に宛がないのなら俺達夫婦の子として育てる事も考慮する。弟子の子だ、全力でサポートしよう」

 

俺の言葉に時臣の目が小刻みに震える、そして両手で顔を覆い嘆く。

 

「あぁ・・・そんなことが・・・師よ・・・ありがとうございますっ・・・必ずや救い出してみせる!」

 

うんうん、やっぱり親子愛っていいねぇ・・・。

 

「・・・ショウ?私達の子供は・・・」

「うん?桜にする予定だが?」

「そ、そうか・・・何でもないぞ」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」じーーー

「・・・ショウ?何故だかアサシンが・・・凄いこちらを見ているんだが」

「ふむ?」

 

小声で話す俺達を他所に時臣は覚悟を決めたのか言峰に対して

「アサシンに間桐家周辺を調べさせろ、ただしあの妖怪は殺すな、私が、殺る。」

とすごいカッコイイお父さんになってる。・・・うっかり間桐に桜を養子に出さなければ・・・アチャー。

 

そんな事を考えているとギルガメッシュが不満そうに呟く。

 

「我の出番が無いではないか・・・」

 

フフフ・・・きちんと用意してあるぞ、姫ギル。

 

「問題ない、用意してあるとも。ほかの皆も聞いてくれ、作戦は――」

 

 

 

 

 

コンテナが並ぶこの人気の無いこの場所で2騎のサーヴァントがせめぎ合っていた。

 

セイバーとランサーだ。その戦いはまさに人外と言って差し支えない。戦いはランサーの不意をついた一撃によりランサー優位に傾く。しかしそこに天を轟かせながらライダーが現れ、わざわざ真名を暴露したのに何も得られない、と言う悲しい結果になった。ここに見えているマスターと思しき人物は二人だけだった。他のマスターは誰もその場に出て来ない。

 

「聖杯に招かれし英霊は、今! ここに集うがいい。なおも顔見せを怖じるような臆病者は、征服王イスカンダルの侮蔑を免れぬものと知れ!」

 

イスカンダルが叫ぶ、出て行かなければいいのに、出ていっちゃう奴らが居るんだよなぁ。

 

「この我を差し置いて王を名乗るか雑種」

 

ギルガメッシュキタ━━(゚∀゚)━━!!!!。よし、じゃあ作戦通りに俺も出るぞ。

 

「待てアーチャー、全く・・・俺のサーヴァント(・・・・・・・)ならもう少し落ち着け」

 

「黙れショウ!天上天下に置いてこの我だけが王なのだ!フハハハハハハッ!」

 

この王様、ノリノリである。「我の名演技に踊らされるがいい!」とか人差し指を何故か俺にビシッと指して言ってたしな・・・。するとイスカンダルがおお!と反応する。

 

「お主がアーチャーか・・・見た所どこぞの王と見受けるが?」

 

「おうとも!雑種共よ!我の名を聞くことを許す!我が名はギルガメッシュ!古代ウルクの王にして最強のサーヴァント!そしてこの男、ショウのサーヴァントでもある!ククッ・・・ハハハッ!アーッハハハハハッノ ヽノ ヽッノ ヽ/ \ッ/ \/ \ッ!」

 

うるせぇ・・・隣でどんだけ笑ってんだよ!楽しいのはわかったからさ!可愛い声してんだからコロコロと鈴のように笑ってください!

 

「英雄王だと!?」

 

皆驚いてるよ・・・もっと呆れていいと思うぜ?そんな事を考える内心ため息をついているとアイリスフィール・フォン・アインツベルンが俺に話しかけてくる。長いから次からはアイリで。

 

「待って!貴方が・・・閃光の魔法使い杏里 聖なの?」

 

魔法使い、の単語で周りが多いにざわめく。『ショウ?ショウに嫌悪、嫉妬、悪意を向けてる奴が一人いるよ、どうする?』おっと、念話か、ビビったぜ、急に美少女の声が頭に響くから・・・ついに頭がイカレタかと。

 

『宝具はまだ使わないでくれ、マユ』

『了解』

 

てかさ、ギルガメッシュが女である事に驚かないの?まぁいいか、さぁ、念話も手短に、さぁ会話だ会話!少し緊張してきたぞ!

 

「その通りだ、おr」

 

話し始めた瞬間に黒いモヤが現れてバーサーカーが出現。あの、話させてよ。

 

「誰の許可を得て我を仰ぎ見ている、狂犬めが」

 

まぁいいか、本来ならここからアーチャーとバーサーカーの戦いが始まるんだけど・・・今回はやらせんよ。

 

「話しを遮るな犬っころ。バシルーラ」

 

バシルーラとは相手を遠くにワープさせ、戦闘を終了させる魔法だ。現実世界だと問答無用で相手をワープさせられる。ゲームの時はルーラやバシルーラは空に飛ぶ為、天井があると無理だったが、型月世界だからなのか良くわからないが本気で転移魔法に変わっている。

 

「て、転移の魔法!?」

 

アイリが驚いている、ふふふ・・・・・・第三次の時、これ使ってりゃもっと楽になったんだろうな・・・忘れてたぜ。

 

さ、邪魔者も消えた、やっぱり会話してこその戦いだよね。こほん。『気を付けて!』

 

「その通りだ、おr」

 

話し始めた瞬間にドスッと言う音と衝撃が俺の胸から響く。目の前にはランサー。眉を顰めながら俺の胸から槍を引き抜く。『ショウ!?ショウ!大丈夫?!』

 

その場が騒然となる、魔力の動きからして令呪が使われたのだろう、俺もびびったがランサーのマスターを知っている人物ならよりその驚きは大きいだろう。

 

俺は1歩も後ずさること無く膝をつく。スカラとかアタックカンタとか色々と唱えてたけど・・・やっぱりランサーの武器はつえーよなぁ。

 

「こ、この雑種めがァァ!!!!!」

 

最初笑ったよね?今の「こ、この」の部分一瞬笑ったよね?展開された王の財宝がランサーに向かって放たれる。その数5。しかしランサーは神業と言うべき速さで二槍を操りすべてをたたき落とす。

 

「むぅ・・・卑怯と罵るのは簡単ではあるが・・・油断した向こうの失態とも言えるな。」

「敏捷A+だぞ!?油断してなくても反応出来るわけないだろ!このバカぁ!」

「黙れい!如何に騎士道を持っていようと令呪を使われては仕方あるまい。魔法使いであるならばそこまで警戒しておる筈だ」

 

なんて常識的な子なんだウェイバー君・・・弟子にしたい。それとライダーの観察眼も凄いな。

 

ま、そろそろ立ち上がりますか。できるだけかっこよくな。

 

 

 

 

 

 

 

私がランサーと一騎打ちを行っていると突如としてライダーが乱入してきた。勧誘されたがもちろん断った。私はブリテンの王なのだから当り前だ。

 

「聖杯に招かれし英霊は、今! ここに集うがいい。なおも顔見せを怖じるような臆病者は、征服王イスカンダルの侮蔑を免れぬものと知れ!」

 

これもまた唖然とした、このような呼びかけに答えるわけ無い・・・そう思っていた。

 

「この我を差し置いて王を名乗るか雑種」

 

それは黄金の鎧を着た女のサーヴァントだった、あの威圧感・・・何処ぞの王か?。更に驚きは続く。

 

「待て、アーチャー、全く・・・俺のサーヴァントならもう少し落ち着け」

 

やれやれといった体で出て来たのは黒髪黒目黒服の若い男。私の後ろでアイリスフィールが息を呑むのがわかった、恐らくアイリスフィールが教えてくれた魔法使いなのだろう、マスターでありながらこうして出て来るのなら何らかの対策は練っているはず・・・ライダーのマスターと言う例外もあるが・・・。警戒せねば。

 

「黙れショウ!天上天下に置いてこの我だけが王なのだ!フハハハハハハ」

 

何故か凄い楽しそうなアーチャー・・・もしや戦闘狂、虐殺思考の持ち主かも知れない。危険だ。

 

「お主がアーチャーか・・・見た所どこぞの王と見受けるが?」

 

ライダーがアーチャーにそう問いかける。真名が解れば対策も建てられるというもの、ここはライダーに少し感謝せねば。

 

「おうとも!雑種共よ!我の名を聞くことを許す!我が名はギルガメッシュ!古代ウルクの王にして最強のサーヴァントだ!ククッ・・・ハハハッ!フーッハハハハハッノ ヽノ ヽッノ ヽ/ \ッ/ \/ \ッ!」

 

 

これまた真名を簡単に明かすアーチャー、やっぱり私も名を名乗るべきなのでしょうか。

 

『・・・・・・何であんなに楽しそうなんでしょうか、アイリスフィール』

『そんな事より聞きたいことがあるのよ!』

『あ、アイリスフィール?』

 

私の質問は無視され、アイリスフィールは私の横を通り過ぎて前に立つ。

 

「待って!貴方が・・・閃光の魔法使い杏里 聖なの?」

 

周りがざわめく。魔法使いなんてこの時代ではとても珍しい、故にその力は強大だ。しかし彼は答えない。少し間を起き、彼は口を開いた。

 

「その通りだ、おr」

 

口を開いたものの黒い靄と共にバーサーカーが現れる事でその口は塞がれた。

 

「誰の許可を得て我を仰ぎ見ている、狂犬めが」

 

アーチャーは見られている事が気に食わないのか宝具を展開し、バーサーカーに向けた。しかし

 

「話しを遮るな犬っころ。バシルーラ」

 

そのたった一言でシュン!と言う音とともにバーサーカーが転移させられる。

 

「転移の魔法!?」

 

アイリスフィールが驚いている。当り前だ戦闘中あんなものを使われてはアイリスフィールを守る事など出来はしない、警戒を強める。ショウと名乗る魔法使いは気を取り直したのか、再び口を開く。しかし、

 

「その通りだ、おr」

 

ランサーの槍が胸に刺さる事でその口は再び塞がれたが・・・。ランサーの表情から察するに令呪を使われたのだろう。合理的な判断ではあるが・・・。

 

「こ、この雑種めがァァ!!!!!」

 

流石のアーチャーも、これは笑ってはいられないらしい。思えばアーチャーは自身のマスターと話している時が一番楽しそうな表情をしていた。彼女の怒りはきっと凄まじい。空中が黄金に歪み伝説の剣や槍が無造作に飛ばされる。しかし流石はランサー、それを神業の如き槍さばきでたたき落とす。

 

「むぅ・・・卑怯と罵るのは簡単ではあるが・・・油断した向こうの失態とも言えるな。」

「敏捷A+だぞ!?油断してなくても反応出来るわけないだろ!このバカぁ!」

「黙れい!如何に騎士道を持っていようと令呪を使われては仕方あるまい。魔法使いであるならばそこまで警戒しておる筈だ」

 

ライダー達の言うことも最もだ、魔法使いであれば何らかの対策をしていたはず・・・・・・しかし彼の槍は魔術の類いを無効化出来る、つまりどんな防御魔術であろうと防ぐことは出来ない。

しかし、その時だ。私はとてつもない殺気を感じアイリスフィールを自身の後ろに回す。新手か?!

 

しかし、

 

「騒がしい連中だ・・・」

 

立ち上がった、心臓を貫かれて。

 

「なんと!」

「えええ!?」

「うそでしょ!?」

 

誰もが驚愕する中彼はニヤリと笑い呆れたように呟く。

 

「この程度で死ねるのであればここに俺は居ないさ。」

 

サーヴァントの一撃をこの程度と笑い飛ばす。なんて男だ。ダーーン!と何処からともなく発砲音が響く。切嗣のらいふるだ。その弾丸は彼の頭に正確に命中し――打ち抜く事は無かった。

 

「いて・・・ライフルか」

 

これだけである。小石がぶつかった、その程度しか感じていないかのようだ。

 

「おお!ショウ!なんだ生きていたか!フハハハハハハ」

 

花が咲いたかの様な笑みをアーチャーが浮かべる。

 

「はぁ・・・まぁいいか。それじゃあ、終わりだ(挨拶だ)

 

低く、呟いた。悪寒が体を駆け抜ける。

 

「いかん!」

 

ライダーがムチを打ち戦車で空に逃げようとする。私の直感はこの辺りが全て炎に沈むのを教えてくれる。アイリスフィールを抱え込み風王結界で包み込む。そして魔力放出を全力で行いながら海に走った。

 

「くっ!主っ!」

 

ランサーだけがただ1人コンテナの方へ駆ける、きっとそこにはランサーのマスターが居るのだろう、だが・・・アレでは恐らく間に合わない。

 

「ギラグレイド」

 

たった一言で、対軍宝具に匹敵する全てを飲み込む灼熱の閃光が放たれた。




果たしてケイネス先生この先生き残れるのかっ!

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