唐突に思い付いたFateネタ「聖杯は俺の嫁」   作:シフシフ

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息抜きほのぼの回です・・・え?次の投稿は1週間後じゃなかったのかって?・・・テスト期間って執筆が進むなぁ・・・(遠い目)

戦闘シーンは1秒たりともありません・・・OK?


平和な日々:1

山奥の小さな龍脈の上に建つのは杏里邸、無駄に広いと落ち着かないと言うショウの為に探し出された場所である。

 

洋風建築で庭付き、更にこの周辺の山は彼の所有地だったりする、遠坂時臣が弟子入りする際に送られた土地だ。

 

そんな家に2日ぶりにショウは帰ってきた。出ていった時よりも遥かに人数が増えているが。

 

 

 

 

おっす、おら悟空。嘘だ。俺はショウ。・・・いや〜激動の2日間だな

 

倉庫街でいきなり一回死んだし、間桐でうっかりやらかして桜が一回死んだし・・・エリザベートを仲間にしようとしたら龍之介がうるさくて思わず噛み砕いてしまったし・・・あ、一応生き返らせて交番の前に捨てて置いた。・・・なんでか知らんが凄い幸せそうな顔していたな。後は子供達にかかった魔術を解除し回復させて・・・ってな感じか。あぁ、アサシンは帰らせたぞ、ずっと俺の元にいさせる訳にも行かないしな。

 

おお!愛しの我が家が見えて来た・・・!やっと帰ってきたぜ・・・。あぁ早く嫁の手料理が食べたい。

 

「ここがパパの家?何だか小さいのね、でも可愛いかも!」

 

エリザベートが俺の家をそう評価する・・・「へ?パ、パパ?」ってヤベェ、心の声が!今すっごい間抜けな声出たぞ・・・。

 

「アハハ驚いてるっ!そうよ、パパとママはドラゴンで私はその子供だもの♪」

「そ・・・そうか。」

 

あれ?・・・桜はまだ養子にしてないからエリザベートがお姉ちゃんなのか・・・ってそこじゃねぇよ、どうすんだこれ、エリザベート受肉させられるのか?無理じゃね?ザオリクだって受肉は無理だし、あぁちなみにサーヴァントにザオリクで受肉ができない事は前回の聖杯戦争でわかった事な。・・・使いたくは無いが・・・嫁の宝具を使うか?

 

「くくく、さしもの魔法使いも童の強引さには弱いと見た」

「・・・私もああすれば良いのか・・・なるほど・・・」

 

おいお前ら、・・・確かに押しには弱いが・・・だからと言ってそうすればいいという訳でもないわけでしてって何を言っているんだ俺は。

 

「ええい、うるさい。さっさと家に入るぞ。」

「うわっ、パパが怒ったっ」

「怒っていないぞ、あれは照れ隠しだ」

「おおー、流石ママねっ!」

「ふふん、当たり前だ、ショウの妻は私にしか勤まらん。」

「ほう?言うではないか、どれ我も「駄目だ!絶対にダメだ!本当に駄目だぞ!?」・・・ふむ、それはいわゆるフリという奴か?」

「ふ、フリ?違う違う!本当に駄目なのっ!」

「ママのキャラが壊れたッ!?」

「ブフッ!アハハハッ!愛いやつよの、ショウが羨ましいなあ・・・どれ、少しこねくり回して・・・」

「ひゃ!?」

 

・・・何か後ろで凄い話しが展開されているが・・・俺はマユ一筋だからな?姫ギルさんは言峰にでもくっついてください。そんなこんなでドアノブに手をかける、しかし違和感に今更気が付いた。・・・あれ?結界張ってあったはずだけど・・・無くね?あれ、やばくねこれ、もしかして家の中に誰かいる?俺はドアノブを捻り中へ入る。そこには・・・。

 

「んん?おお!やっと帰ってきおったか!待ちくたびれたぞ・・・!いやぁ、それにしてもここの酒は旨いっ!なかなかに年代物じゃないか、それなのに殆ど手を付けていないとは勿体ない・・・どれ、お前も飲まんか?確か・・・名はショウと言ったか、ハハハ!」

 

おのれ筋肉ダルマ、トッキーが誕生日にくれた特別なワインを・・・!嬉しくて手をつけなかったのになんてことを!俺は手をライダーにかざし魔法を放とうと意気込むがそれよりも先にライダーは口を開く。

 

「おいおい、そんな真似はよせっ!酒が無くなるだろう!勿体ない」

 

・・・そっちかよ。まぁ確かに勿体ないけど。俺はこういった場面では彼は戦わないと知っているから、ライダーの座るソファーの対面に有る椅子に深く座り込む。・・・もう疲れてんだよ、これ以上疲れさせないでくれ・・・。一応一般的な感性の持ち主よ?俺は。なのに戦いばっか!・・・怖ぇよ、正直。

 

「おおっ!そうそうか!よしっ、小僧!隠れてないでグラスを持って来い!お前もショウと話がしたかったのだろう?」

「お、おい!言うなよ!?2人だけで話せばいいじゃないか!僕は死ぬのはごめんだぞ!?」

 

・・・人の家に入り込んで何言ってんだか・・・結界破ったらバレるとか思わなかったのか?いや、思っても勝手にライダーが破るんだろうけどさ。・・・いやまぁ気が付かなかったんですけどね?

 

「ウェイバー・ベルベット・・・来るといい、ここは俺の家だ、何処に隠れようと無駄だぞ?それにここでは暴れないさ。」

 

なるべく怖がらせないように優しさを前面に出してアピール。実は今回の聖杯戦争の目標は・・・前回の相棒の様な被害者を出さない事だ、まぁつまり救える奴は全部救う・・・ま、マユの発言で決めたことなんだけどさ。但し虫爺、てめぇは駄目だ。

 

「ほ、本当だろうな?そんな事言って不意打ちなんて・・・」

「俺を誰だと思ってる、用件があるんだろ?さっさと言え、そして帰れ。」

 

さっきからパスを通して大量の魔力がギルガメッシュ達に送られている。・・・ここを出たら剣やら槍やらの雨がわんさか降ってくるんだろうなぁ。・・・ルーラで送ってやるか。

 

「実はな・・・」

 

ライダーが腕を組み・・・真剣な顔になる。・・・なんだよ、一騎打ちとか言うんじゃないだろうな。目を瞑り・・・そして開く。

 

「酒盛りを開こうと思っている・・・」

 

ですよね、知ってた。

 

「だが場所が無くてなァ・・・、ここはダメか?庭とか、あるだろ?」

「ダメに決まってるだろ!?馬鹿なのかお前は!常識を考えろよライダー!僕はなrブルワッハッ!」

 

図々しいなぁ・・・ま、そういう所が好きなところでもあるんだけどな、このキャラ。後は声か。そしてウェイバー大丈夫なのか?空中で三回転捻りしながら何も壊さずに頭から落ちたけど。

 

「庭はあるが・・・狭いぞ?」

 

そう、さっきも言った通り俺の家は狭い、庭なんてマユが家庭菜園を楽しむ為に作ったようなものだ。土地はクソ広いけどな・・・ってなるほど、土地が余ってるから城を作ろうって言ってたのか・・・。そだな、聖杯戦争終わったら作るか、頑張って。

 

「うーむ、まぁ多少狭くても・・・いや待てっ!今から作るのはどうだ!」

「馬鹿なのkカルシュウムッ!?」

 

いや馬鹿だろ、それは・・・いや待てよ?城をつくための整地だと考えれば悪くは無い?・・・って何ヶ月かける気だ。

 

「時間がかかり過ぎる、却下だ」

「ハハハ待て待て、我が神威の車輪ならば森なんぞイチコロよ」

「止めろこの周りの木々は嫁の話し相手なんだ」

「なんと!そりゃ凄いな、どうやって話すんだ?魔術なのか?いや、スキルかも知れんな。」

 

あぁ良かった、咄嗟に言ってしまったが「可哀想な子なんだな」とか言われたら魔法撃ってたわ。

 

「・・・と、と言うかショウ、随分と乗り気じゃないか。私を差し置いてそんな男と内緒話か?」

 

絶対にスキルを使って盗み聞きしていたと思われるマユが入ってくる。だって顔赤いし、多分魔法を撃ちそうになったところ辺りを聞いて赤くなったに違いない。

 

「おお?なんだショウ・・・こんな女子を隠していたのか?お前も隅におけぬ奴だなぁうんうん。どれ、余が夜のお相手「前言撤回だ、暴れさせてもらうぞウェイバー」おお!怖い怖いハハハ!元気があってよろしいッ!いやぁ此度の聖杯戦争、より楽しみになった!」

 

殺す、絶対殺す。・・・いや、落ち着け。あれはきっと抱きたいくらい美人だっていう褒め言葉・・・なわけないだろ征服王だぞ・・・。ひいぃ!とか言ってるウェイバーを尻目に思わず立ち上がっていた俺は座り直す。

 

「マユ、アイツらも家に上げてくれ、外で待たせる訳にも行かないだろう」

「あぁ、わかった」

 

マユがギルガメッシュ達を呼びに玄関に歩いていく、その尻をイスカンダルが堂々と眺めているので近くの棚からただの拳銃を取り出し頭に発砲する。

 

「アイタッ!おおい、何もそんな怒ることは無いだろうに」

 

誠に残念ではあるがサーヴァントに現代兵器は通用しない・・・神秘を含んだ物でない限り傷を付けることすら難しいのだ。ウェイバーがあひぃ!?とか言っているのを尻目に俺はライダーを半目になって睨む。まぁいいか、とりあえず場所は此処でいいだろ・・・てかなんでここを選んだんだ?俺の住居は意外と魔術師の間では有名だから簡単に見つけられるのは解るが・・・。

 

「此処で酒盛りをするのは別に構わん・・・、だがどうして此処なんだ?」

 

俺の質問にイスカンダルは、む?と片方の眉を上げてから説明してくれる。

 

「なぁに、どうせ酒盛りをするなら魔法使いの館でもと思ってな、そこらの居酒屋では勿体無いだろぅ。いやぁそれにしても魔法使いと話しが出来るとはなぁ・・・どうだ?余の軍勢に加わる気は?」

 

ふむ、なるほどね。そりゃあ3人も王様が居て居酒屋は無いだろう、常識的に考えて。・・・あと、館ってか一軒家だけどな、ここ。でかくないから、何度もいうけど大きくないから。

 

「なるほど、一理ある。あぁそれと、軍勢に加わる気は無い」

「そうかぁ・・・勿体ない・・・あぁ勿体無いのぉ・・・」(チラッ?)

 

やめろ、チラチラ見るな、筋肉ダルマがやっても可愛くないわ。そう言うのは可愛い子がやって初めて効果をだな・・・ってそうじゃない。そんな事を考えていると扉が空いてギルガメッシュ達が入ってくる。どうやら武装を解くようにマユが説明したらしい。

 

「全く・・・ショウ・・・貴様我に「聖杯戦争中出来るだけ真面目に戦ってくれ」と言ったではないか・・・!なのに何だこの体たらくは!何故我を誘わない!酒盛りだと!?我が準備しよう!最高の酒!最高の料理!我が宝物庫には全てが揃っているぞ!フハハハ!」

「おお!それは有難い!いやぁ楽しみになった!最高の酒!!最高の料理!!そして麗しい美女達ッ!流石は最古の王、話がわかる・・・うんうん。どうだアーチャー、王として共に語らい会おうではないか!」

「ふん!いいだろうライダー!まぁ?我の方が圧倒的に王としては格上だろうがなっ!」

「フハハ!そうでなくてはな!この征服王イスカンダルの格、どこまで通ずるか試してみたくなったッ!」

「「フハハハハハハハハハハハハッ!」」

 

・・・着いていけねぇ。エリザベートも何か固まってるし。マユは・・・「あれ?料理って作った方が良いのかな?うーん、でもギルちゃんが出してくれるらしいし・・・ま、いっか!」とか言ってる・・・気をつけろよマユ・・・ギルガメッシュの前で素が出てギルちゃん何て言ったら何が飛んでくるかわかったもんじゃねぇぞ。・・・あ、マユの顔が青ざめた・・・こっち見た、泣きそうになってる。・・・可愛い。あ、拗ねた。

 

 

ライダーが帰ったあと外の警戒をしていたバーサーカーも家に呼び、全員で机を囲む。

 

「マジャスティス」

 

俺はバーサーカーに魔法解除の呪文を唱える。するとどうだろう、バーサーカーから狂気的な戦意を感じなくなった・・・それどころかおもむろに兜を脱ぎ始めた。

 

「いや・・・あの、マスター・・・狂化を解くのは止めていただきたいのですが・・・」

 

そして中から幸薄そうなイケメンが現れたではないか。そう、ランスロットさんだ。・・・実は彼の聖杯戦争参加理由は「狂いたいから」という何とも反応に困る物だったのを思い出した俺は手始めに狂化を解いて見た。

 

「「キェェェェェェアァァァァァァシャベッタァァァァァァァァ!!!!」」

 

エリザベートとマユが二人揃って悲鳴を上げる。ギルガメッシュはニヤニヤして事を見守る事にしたらしい。

 

「何なんですか!私だって話くらいします!・・・というか少なくともマユ殿は普段から私と話してましたよね?」

「あれ?・・・コホン。・・・ふむ、まぁそうだな。だが心の声と幾分か違ったもので驚いたのだ。」

 

マユぇ・・・。てか心の声って印象違うのか・・・あ、でもそうだよな、上司の前では媚びへつらうのに心の中ではこのクソ野郎!みたいに思ってたりするもんな、つまりそういう事なんだろう。・・・てかバーサークしてる奴の心の声ってどんな感じなんだろうか・・・。

 

「ん?心の声か?そんなの簡単だろう?すっごいネチネチと生前の自分の境遇についてグチグチグダグダとだな」

「いや、もういい、教えなくていい。」

 

てかスキル使うなって・・・、何ハッとしてるのさ、バレてるわ。

 

「ふん!確かそこな雑種はランスロットとか言ったか・・・ふむ、・・・寝取り騎士だな?」

「グハァッ!」

 

ギルガメッシュの歯に衣着せぬ正直な感想がランスロットを襲う。

ら、ランスロットぉおーーー!

 

「え、やだ!最低よ!そんなの最低な男がする事だわ!この変態!」

「グフッ!?カハッ・・・!」

 

エリザベートの歯に衣着せぬ正直な感想が倒れたランスロットに止めを刺しに飛んでゆく。・・・吐血した。

ら、ランスロットーーーー(棒)

 

「ブフッ・・・ククッ・・・だめっ、耐えらんないっ!そん、そんな!心に・・・ププッ・・・傷を・・・ククッ、負ってるなんて・・・アハハハ!知ってたけど、おも、面白すぎる!アハハハ!」

 

・・・マユの正直な感想が(ry

 

体から金の粒子を撒き散らしながらランスロットがこちらを見る、俺はランスロットを抱き起こし、顔をのぞき込む・・・そこには死んだ目をしたランスロットが。

 

「マスター・・・・・・私は・・・もう駄目なようです「そうだな」・・・あぁ・・・私は罰を受けたかった「今受けなかったか?・・・あ、罰じゃなくて罵倒だったな」・・・今回の聖杯戦争・・・存分に楽しめました・・・「・・・その、他人の性癖に口を出すつもりは無い、安心してくれ」・・・では、さようなら・・・マスター・・・」

 

ランスロットが最後の言葉を残し消えていく・・・訳もなく。エリザベートがライブ演出の為に作ったキラキラするだけの魔術(本人はどうやってこの魔術を作ったのか解っていない)によってキラキラしていたランスロットはスッと立ち上がりエリザベートと硬い握手を交わす。

 

俺はその余りのシュールさに思わず吹き出してしまった。

 

「ブフッ!ハハハハっ!何だそれ!・・・ククッ・・・だめだ、止めろっ、・・・は、ハハハハ!」

 

するとどうだろう、マユとエリザベートが「やったーーーー!」と飛び跳ねハイタッチを行う。ギルガメッシュはニヤニヤとコチラを見ているし、ランスロットは申し訳なさそうに頭を下げる。・・・What?これは一体?

 

「えへへ〜!ビックリしたでしょ?私のスキルで皆と話し合ってショウを笑わせようと計画してたの!・・・その、何だか最近悩んでるみたいだったしっ!笑えば、少しは楽になるかなって・・・思ったの・・・どう?楽になった?」

 

初めはドヤ顔しながら胸を張っていたのに段々と声が小さくなり心配そうに聞いてくるマユ。・・・せこくね?こんなの可愛いに決まってるだろ。・・・にしても、心配させてたのか、なるほど、だからスキルの使用頻度が上がってたんだな。草や木、動物達に俺について聞いてみたり、時々我慢しきれずスキルを俺に使ってみたりしてたんだと思う。

 

なんて言うかこう・・・胸に来るものがあるな!

 

「ふふ・・・ありがとう皆、お陰で気が楽になったよ。ごめんな心配かけて。・・・そうだな、少し体も軽くなったかも」

 

こういう時って勝手に頬が緩むよな。そんな訳で俺は微笑んでみんなに礼を言う。するとマユが顔を真っ赤にして頭から湯気を出し始め正座のまま動かなくなった。ギルガメッシュは意外なものを見た、と言った風に目を軽く見開いていた。エリザベートは純粋に、喜んでくれた事が嬉しいのかニコニコしていて、ランスロットは小さく笑う。・・・いいなぁ、こういう光景って。

 

「ショウ、貴様好青年の様な面も出来るではないか、てっきり表情筋の殆どを失ったかと思っていたぞ我は」

 

そう言ってクククと笑うギルガメッシュ。うるさい、人と話す時は緊張して表情固まっちゃうんだよ、仕方ないだろ。

 

「あわわ・・・ショウが笑った・・・えと、前に笑ったのはええと何時だっけ・・・痛っ!」

 

赤くなって湯気を出したままアタフタと動き出したマユ、けど思考の方はショートしてるみたいだ。机の角に足をぶつけたし。

 

ふとランスロットの方を見てみると笑っていた筈の表情には影が入り込み、どこかここでは無い遠くを見つめ始めた。そしてそれを察知したのかエリザベートがキラキラエフェクトを掛けている。目が死んでるのに体全体がキラキラしていて凄いくだらない矛盾が発生している。

 

「ブ・・・はー、ふぅー。」

 

笑いそうになるのを深呼吸で打ち消す。あぶない、あの光景は俺のツボにはまっているらしい。・・・ランスロットがキラキラしながら突然立ち上がりこっちを見た。路地裏同盟のポーズ付きだ

 

「ブハァッ!ハハハハハハハハハハハハッ!ヤメっ!止めろぉそれ!クククっあっははは!」

「アハハハいいぞ道化!もっと我らを楽しませろ!」

 

あれはっ、あれは駄目だろっ・・・こんなの、たえ、耐えられる訳が無いだろ!くそ、滑舌が・・・くふ、くくく。いつ、いつの間にかギルガメッシュも笑ってるし。

 

ランスロットはその後も真顔+死んだ目+キラキラエフェクトのコンボでジョジョ立ちやブレイクダンスを踊るなど凄まじい働きを見せた。最高クラスのステータスを誇るランスロットが行うブレイクダンスはキレがあり過ぎてヤバかった、どんな精神状態でも完璧と言われるだけはある。

 

次第にエフェクトも種類を増やしランスロットの周りに花がぱぁ〜と咲いてきたり、後光が差したり、集中線がひかれたりと凄まじかった。少なくとも十年分くらいは今日で笑ったかもしれない。

 

「はぁ、はぁ!・・・お腹が痛い・・・。ベホマ、ベホマ使おう!」

 

マユが脇腹を抑え、目の端の涙を指で拭き取り、そう提案する。俺もお腹が限界に近かったのでその提案に飛びつき、ベホマを自分とマユにかける。

 

「はあぁ・・・疲れたね」

「ああ、疲れた。でも楽しかったな」

「うん。ふふふ」

 

ソファーにマユと一緒に座り、休憩をする、普段からしている行為ではあるものの、普段とはこうも違う物なのかと思い知った。言葉で伝えるってのはすごい大切な事なんだとはっきり認識した。

 

「もうっ!2人で熱くなっちゃって!私も混ぜなさいっ!」

 

そう言って俺達の間にエリザベートが飛び込んでくる。そして俺達に抱きつき

 

「パパもママも大好きよっ!」

 

と満面の笑みで言った、俺とマユは向き合い、目が合った所でニコリと笑った。

 

「ほう?我を差し置いて何やら楽しそうではないか・・・どれっ!我も交ぜろっ!」

 

そう言ってギルガメッシュまでソファーに飛び込んで来た、危な、そう思った時には若干遅く、ソファー事皆ひっくり返った。

 

「「「のわーー!?」」」

 

アイタタタ、なんて言いながら起き上がり互いの顔を見合わせ吹き出す。ランスロットはキッチンで料理の下ごしらえをしながらニコニコと微笑んでいた。

 

「うふふ♪さぁ、ランスロット?下拵えはすんだ?「ええ、済みました」わかったわ!ねぇねぇパパ、ママ?今日は私が料理を振る舞うわ♪遠慮しないで食べてね?」

 

エリザベートがスキップする様に台所に向かい、ランスロットがコチラに帰ってくる。するとランスロットはテーブルの上を片付けはじめ、マユが食器を準備する。俺も何かやらなくてはと思い立ち埃っぽくなっている部屋の空気を変えるために窓を開けた。・・・ギルガメッシュだけが優雅にワインを飲んでいたのが彼女らしい。

 

 

 

準備も終わり、テーブルには料理が並べられている、エリザベートだけが緊張した面持ちで見守る中、全員が笑顔でスプーンを手に取った。そして――――――――――――その後、この陣営を見たものは居なくなった。

 

と、言いたいもののそんな事はなく、ただ、味と言ったら味に失礼になるのではと思う程の摩訶不思議奇想天外な味に全員がひっくり返っただけなのである。それでも最後まで食べきったショウとランスロットには惜しみない拍手を送るべきだと思う。エリザベートは泣いて喜んでいた。




ランスロット・・・すまん・・・悪気はあった。だってランスロットのネタ画像って少ないから・・・ちょっと妄想したら面白くてさ、ネタキャラになるのはほのぼの回だけだから許してヒヤシンス。

皆さんもキェェェェェェシャベッタァァァァ!って思ってくれるかな?

あっ、言い忘れてた・・・キャラ崩壊注意です。
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