ポッターを取ったぞ   作:混沌とン

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亀裂

「僕は、ハーマイオニーともロンとも縁を切るつもりは一切ないよ。」

ハリーは強い意志を示した。

「うん...何も縁を切れとは言うつもりはないんだけどさ...あまり関わらない方がいい。特にドラコたちの目があるところではね。でもコソコソ関わっていてもいつかボロが出るとは思わないか?」

核心をつかれた。

この状況はまさにそのボロだ。

「確かに今まで僕はみんなに知られないようにハーマイオニーと図書館で会っていた。でも...うん。今決めた。これからは隠すことをやめる。」

「ハリー。君に後悔してほしくないんだ。キツイ言葉を言うようだけど君は優柔不断すぎるよ。グリフィンドールの奴と仲良くしてるのがドラコたちに知れたらどうなるか。たぶん...みんなは甘くない。」

マルサスは真剣な表情だ。

今、僕らは空き教室で話をしている。

図書室の外でアルドに声をかけられたときマルサスはハーマイオニーとのことは話さずにただの軽い口喧嘩だとごまかしてくれた。

「分かってる。分かってるんだ。でも僕はやっぱり納得できないよ。」

「君はスリザリンに選ばれたんだ。そして僕もだ。君を大切な仲間だと思ってる。君はどうなんだい?」

「僕だってそうだよ。」

「ならなんで分かってくれないんだ?君はあんなやつらとつるんだって悲しい思いをするだけじゃないか。」

マルサスは懇願するように話す。正直心が痛い。スリザリンのみんなもやっとできた友達だ。マルサスの気持ちも分かる。けど僕は・・・。

「君はハーマイオニーやロンのことを誤解してる。確かに他のグリフィンドールの人たちのことはよく知らないけど二人は大丈夫だとはっきりと分かるんだ。」

「ロン?君は他のグリフィンドールのやつとも・・・。ハリー。二人と大勢どっちを取るんだ?」

「どっちも取るよ。結果として大勢を失うことになったとしてもね。」

「君は・・・でも覚悟ができてる訳じゃないだろう?なあ・・・頼むよ。」

マルサスは辛そうな顔でハリーを見る。言葉を後悔しているように唇を噛んだ。

痛いところをつかれた。マルサスがアルドにうまくごまかしてくれたとき、正直ホッとしている自分がいたからだ。結局どちらも失いたくないから今まではっきりと言えずここまできているのだ。マルサスはスリザリンのみんなを大切に思うハリーの気持ちも分かっているはずだ。自分の言葉がハリーの決断を早めてしまうことになると思ったのだろう。

「覚悟は・・・近いうちに・・・。」

「よく考えてくれ・・・。」

マルサスは暗い表情を浮かべながら教室を後にした。

ハリーは一人教室に取り残された。

僕は弱い。

夕闇の教室でしばらく思考がストップした。

コツコツコツ。フクロウが窓ガラスをつついている。窓を開けると紙がくくられた足をつきだしてきた。ほどいて読んでみると汚い字で『ハリー。暇だったら明日お茶でもしませんか?ハグリット』と書いてある。

正直迷った。こんなことがあったあとで明るくふるまえるだろうか?

まあ無理に明るくふるまう必要もないか

そうだハグリットに相談でもしてみよう。

ハリーはすぐに紙の裏にOKと走り書きをしてフクロウの足にくくりつけた。

 

 

 

 

 

ハグリットの小屋に向かう途中ロンに会った。ロンは友達と向こうから歩いて来る。ハリーは声をかけた。

「やあ。調子はどう?」するとロンの隣にいた少年は怯えたようにそそくさと歩いて行き、ロンは申し訳ないというよな顔でハリーを見ると少年を早歩きで追いかけ僕を無視して去っていった。

ハリーはショックでその場でしばらく立ちつくした。

 

 

 

 

ハグリットの小屋ではファングの手荒な歓迎にあった。

「まあスリザリンとグリフィンドールの溝は深いからなあ。おまえさんが無視されるのも仕方がないっちゃあ仕方がない。」

「でもロンとは組み分け前まで普通に話していたのに酷いじゃないか。」

「まあな。おまえさんが言っとることはもっともだ。」

「もういっそのこと孤立してしまった方がいいのかな。」

「バカを言うんじゃねえ。それじゃおまえさんが辛いだけだ。せっかくのホグワーツでの生活が。」

「でもスリザリンのみんなに嘘をつくのももう耐えられないよ。」

「よし!分かった!少しなら俺がなんとかしてやる!」

「なんとかって?嬉しいけどこれは僕の問題だ。僕が自分自身でなんとかしないと。」

「まあまあそういうな。そのロンとかいうやつの兄貴を俺は知っている。なんせあの二人を禁じられた森から追っ払うのに俺は城が建てれるぐれえの労力を使っているようなもんだ。」

二人?ダイアゴン横丁では妹のジニーとパーシーしか見ていない。

「監督生の?パーシーがそんなことするの?」

「フレッドとジョージを知らんか?」

「うん。」

「そういやフレッドとジョージはおまえさんと買い物に行ったときにおらんかったな。有名なやつらだがおまえさんが自分たちのことを知らんのを知ったら大広間を爆発するだろうよ。」

「相当な問題児そうだね・・・」

「まあたいそうな異名もつくぐらいにな。聞いたことないか?」

「うん。なんて呼ばれてるの?」

 

 

 

「グリフィンドールの天災双子だ。」

 

 

 




文字数バリ少ないです。すみません汗

間が空いてしまったのでできるだけ早く投稿したかったのですが・・・
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