ラスボスは甘党デブ公、弟弟子はアンラッキー主人公、父親は外道鬼畜神父 作:天才になりたい
てことで、どーぞ。
ーリー家ー
「というわけでして、ご息女のリナリーさんを教団で保護させてもらいたいのですが…。」
「それは保護という名の戦場に出すために鍛えるため、という解釈でいいですよね?」
「いやまあ、確かにそういうことになるんですが……」
いやー、あの教団一の良心にしてエクソシスト一の知識者&常識者ことイェーガー元帥が負けてます。父親って怖いね。超睨まれております。ちなみにお母さんと兄のあのシスコン野郎も。リナリーは何が何だかまだよく分からない様子。まあしゃーない。まだ6歳だもん。
「この村を救っていただいたことや娘を助けていただいたことは有難く思っています。しかし、それとこれとは話が別だ。娘を、しかもまだ10にもならないこの子を戦場に出すために投げだせと?あなた方はふざけているんですか⁉︎」
「いや、仰りたい事は分かっているのですが…」
「ああ、もう!このまんまじゃ埒あかないじゃないですか!もういいです!オレが説得します!」
「ええ⁉︎君反対派だったのに⁉︎」
「冷静に考えればオレが間違ってたってだけです。そもそもオレのわがままで元帥に迷惑かけるわけにもいかないし」
「いや、だがね…」
「黙れ。」「はい。」
ここはもうハッチャケていきましょう!現実を見せてあげるよ、リーさんや。
「リーさん。別にね?オレらだって出来ればこのまんま何も見なかったことにして帰りたいですよ?これでもこの人元教師だから子供のこと大事に思ってますし。オレだって自分より小さい子が戦場に送り出されるとかふざけんな!って思いますし。
でもこれは仕方ないことなんです。オレらじゃどうにもならないことなんです。オレらがもしここでの事を黙って教団に戻ったとしてもすぐにバレるに決まってる。教団はそういうとこだから。そうじゃなくたって、イノセンスの適合者としてまたここが昨日のバケモノに襲われないとも限らない。そういう意味でも保護という言葉は当たっています。
それにもし離れたくないとおっしゃるなら方法はあります。適合者は強制入団。子供年寄り問わず、ね。でも他の人たちは入団試験を経て教団に入団します。どうしても一緒にいたいと願うのならそういう方法もあります。少なくとも此方には元帥が1名います。紹介はできる。オレが室長に掛け合って内密に人事異動をさせることも出来るかもしれない。あの人結構甘いから。
さっきも言ったように教団に見つかれば適合者は全員強制入団だ。それだけはどう足掻いても避けられない。だから諦めてください。エクソシストはみんなそうやって諦めて入団してる人、ウヨウヨですから。」
「……君は、どうなんだい?」
「オレ?あー、オレは別に何も。親がエクソシストの時点で詰んでるんで。何も思いはしないっすよ。つか、教団に行く前はあちこちフラフラしてたんで、むしろ教団はオレにとってのホームです。」
「そうか……」
「で?どうするんです?オレらだってずっとここにいれるわけじゃない。今すぐ決断してください。家族みんなで話し合って決めてください。これはあなた達の物語だ!(ドヤァ」
名言発動!イエイ!
親父さんの方はなんだか少しは考えてくれてるみたいだよ〜。お母さんの方もね。でもシスコン野郎は未だにすんげー睨んでらっしゃる。あんたこの頃から相当のシスコンだったんですね。リナリーの将来が心配です。結婚できるのかな?
「明日の朝、オレらは発ちます。その時返事を聞きにきます。それまでに決めといてください。」
失礼します。と言って退室。イエイ!
じいさんはオレに全部もってかれて拗ねてまーす。元気出してくれたまえよ。じいさんや。
「まあまあ、元気出してくださいって。今日はオレが好きなもんなんでも作ってやりますから。」
そんなこと言ったらすんげー顔キラキラさせて喜ばれた。
うん、まずはお腹からゲッツ!だよね〜。
〜次の日〜
さて、リーさん一家はどんな決断を下したのやら。たーのしーみだーねー♪
「おっほよーございまーす!」
「ハルくん、君はその顔でそのテンションだと怖がられる可能性が高いからやめたほうがいいと思うが…」
グッサー。結構気にしてること言わないで。そうじゃなくてもこないだのリナリーから言われた言葉できてるんだから。
「ハッハ、オレが好きでこんな顔だとでも?身長よりも気にしてること言わないでください。俺のハートはガラスのハートですよ?顔に似合わずね!」
「いや、すまない。ただ初対面の相手だとかにはやめたほうがいいと思うとだけは言っておくよ」
「オーキードーキ!」
なんてバカな話しながら待ってたらみんな出てきたー!
さて、どんな決断をしたのやら。
パピーが口を開いたよ〜。
「昨日、お二方の話を聞いてもう一度よく家族で話し合って考えました。出来ればこの子を危険なところにやりたくはありません。しかし此処にいようが何処にいようが無駄だと言われましたね?それにここにいれば村の皆さんに迷惑がかかってしまうかも、と。」
「まあ、そっすね。事実ですから。」
「はい、なので私たちは娘を教団に入団させることにしました。その上で私たちも教団に入団したいと思っています。ご協力していただけますか?」
「おおふ。まじですか。よくそこのシスコンお兄さんが許しましたね(苦笑」
「いやー、すごくこれでも苦労したんだが?で?どうなんです?」
「まあオレが提示したことですしね。じいさんは頼まなくても協力してくれますし、室長は食いもんで釣る!」
「だからその顔でのそのテンションやめなさい。一応これシリアスシーンのはずだから。」
「だからこそです!オレはシリアスが一番嫌いだ!」
「だろうね。最近素が出過ぎなきがするんだけどね。」
「はっはっはー。どれだけテンション高くしようがオレの顔のテンションはいつでもダダ下がりだぜぃ!」
「はいはい。
リーさん、もちろん協力させてもらいます。私の部下を置いていくので、リナリーちゃんには申し訳ないんですが一足先に教団に向かってもらいます。私の部下とともに支部の方まで行っていただいて、そこで教団の人間に迎えに来させます。」
「お二方が連れて行ってくれるのではないんですか?」
「私はまだ教団には戻れないので。彼も急いで戻ったほうがいいので申し訳ありません。あれだけのことを言っておいて」
「いや、オレとしては寄り道したいんですが。帰りたくないんですが。婦長の般若のような顔しか思い浮かばないんですが⁉︎」
「おとなしく帰りなさい。寄り道禁止!オーケー?」
「ええ。」「ん?」「わ、わかりましたー!」
また般若が見えたぞ、おい!
「ハハハ、まるで本当の親子みたいですね」
「「は?」」
「いや、なんか失礼なことでしたか?」
「ああ、いえ。そうではありませんよ。しかしハルくんと私が親子ですか。ふむ。クロスに聞かせてやりたいですね」
「いや、あいつに聞かせたところでどうするんですか?」
「それはもちろんあれに危機感を覚えさせるのですよ。いい加減あれも父親としての自覚を持ってもらいたい。もう5年以上経つというのに何も変わらないじゃないですか」
「ええ。あれが変わったら逆に怖いんですけど」
「いや、あれはあれで結構子煩悩な所はありますよ?女の子限定ですが」
「ですよね〜」
「そのクロスという方は君の父親なのかい?」
「ええ、一応は。血縁上的には、父です。父親とは思いたくないほどの外道鬼畜神父ですがね(苦笑」
「え、それ大丈夫なの⁉︎」
「返り討ちにしてるので大丈夫です!おかげで団員の皆さんに被害被ってますが」
ああ、汗ダラダラだー。そりゃ心配しますよね〜。でも大丈夫!すくなくともリナリーと奥さんは。コムイとリーさんは知らんが。
「まあ、リナリーの心配はしなくていいと思いますよ?あれ女たらしなので。女性には優しいので。」
「何処も信用できないじゃないか!リナリーの貞操が奪われたらどうしてくれるんだい⁉︎」
ここに来てシスコンお兄さん乱入!黙れシスコン。お前ならあれとリナリー関連なら張り合えると思うよ!
「もしそうなった場合は母さんとオレで制裁を加えます。地獄にたたき落とします。てかそうなる前にオレ特製爆弾と母さんのイノセンスでブッパします。」
「いや、そんなことしたら教団崩壊するから。やめなさい。
お兄さん、流石にクロスもそんな小さい子に手は出しません。てか出したら社会的に抹殺されますのでご安心を。」
「しかし!やっぱり父さんやめよう!リナリーをそんなとこに一人でやるなんて危険すぎる!」
「だから私たちが入団するんじゃないか。それに教団まで行けば彼がいるのだから大丈夫だろう」
「なんつー適当さ!」
「コムイ。君もいい加減妹離れしなさい。」
あ、やっぱシスコンだったんだ。別にリナリーが教団に来なくても将来ああなってたと思うのはオレだけか?
まあ、そんな風にリー一家とは仲良くなりました。コムイを除いて。なんかすごく敵視された。なんでさ。
で、オレは元帥たちとお別れして教団に帰りました。
ひっそりと自分の部屋に戻ったら般若を後ろに携えた婦長と母さんに見つかりました。うそでしょ⁉︎なんで部屋の前で陣取ってるのさ⁉︎怖いから!
その後朝日が昇るまで正座でお説教されて、強制医療室でした。なんでさ!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ハル:11歳11ヶ月
さて、リナリーの精神崩壊阻止しました。家族がいれば大丈夫だよね?ハルくんは室長に漬け込むよ!おかげでコムイが室長になるのはもうちょい後かな?ていうかコムイってすごいよね。4年間で支部長も班長も通り越して室長とか何もん。シスコンすぎるやろ。こえーわ!まあ今作ではそんな簡単に室長にはさせないがな。
オーキードーキってのは、ようはイエッサーと同じです。世界名作劇場(ラスカルとかフランダースの犬とか)の七つの海のティコで出てきて家で使ってたんですけど、オーストラリアのホームステイ先でふざけて通じるかな?と思って言ったら通じました。オーストラリアでは使われているようで、嬉しかったのを覚えています。ティコいいですよ〜。海好きには是非とも見て欲しいですね。あと、シャチ好きには。
ではまた次回。久しぶりにクロスも登場!のはず。