ラスボスは甘党デブ公、弟弟子はアンラッキー主人公、父親は外道鬼畜神父 作:天才になりたい
シリアス頑張る!
ではどうぞ。
仲間の死
ルガーさんが死んだ。オレの目の前で。
ルガーさんは装備型だ。アクマの能力に当てられれば死ぬ。
分かってた。いや、わかってたつもりだった。
いままでだって多くの仲間の死を見てきた。
でもやっぱり自分の関わりがある人とそうじゃないのとでは大きく変わってくる。
いや、悲しいんだ。仲間たちが死んだ時悲しかった。
でもそうじゃない。
ルガーさんはオレの初任務のとき、優しくエクソシストとしてのことや任務中に何が必要かとか、色々教えてくれた。
ヘブさん除けば、教団に入団してからの初めての友人とも呼べる人だった。息子と父親ぐらいの年齢差はあったけども。
そんな人が今目の前で串刺しにされている。
頭がいたい。かち割れそうだ。体の中からなにかドス黒いものが溢れてきた。なんだろう。ボーッとしてきたんだ。
気付いた時、オレはアクマを倒し終えていた。ルガーさんの後はない。彼が来ていた服とイノセンスが発動を止めて銀時計に戻っていた。
ファインダーの人が心配そうにしていたけど、オレは無視して服と銀時計を回収して停まっていた宿に戻った。
そして教団にルガーさんのことを告げて寝た。
「う、ううううううう」
ファインダーの人たちにばれないように必死に枕に頭を突っ込んで泣き止もうとしたけど、無理だった。
約束してたんだ。今回の任務終わったら、一緒に師匠の誕生日プレゼント買いに行く約束をしてたんだ。
でももうルガーさんはいない。どこにも。そして彼の死は、遺族に伝わることもないまま、永遠に歴史の中に埋もれてしまう。それがたまらなく悔しかった。
彼にはオレぐらいの息子がいたんだそうだ。ダレス室長に匿名でいいから誕生日プレゼントを送らせてくれって嘆願してうちの師匠が脅してやっと許可がもらえたそうだ。
本当はその息子のプレゼントも選びに行くはずだった。なのにそれが届くことはもうない。あの人が選んだプレゼントが彼の息子の元に届くことはありえない。
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「なあ、ハルくん。もし私が死んでしまったら、私の代わりに君が息子にプレゼントを送ってやってくれないか?」
「なんだよそれ。ルガーさんは死なないよ」
「うん、そうだね。私は死なないよ。でももしもだ。もしも私に何かあったらお願いできるかい?」
「まあそのもしもがあればね。いいよ。」
「約束してくれるかい?」
「ああ、約束するよルガーさん。
でもほんとにオレでいいの?」
「君にだからこそ託せるんだよ。
君はね、きっと最後まで生き残るんだ。
たとえ私が死んだとしても、君は最後まで生き残る気がする」
「うーん、そうかなぁ?」
「ああ、きっとそうだ」
「ああ、それともう一つ。……」
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それでもオレは約束を果たさなきゃいけない。あの日誓った約束を。
あなたの想いをあなたの最愛なる人に届ける為に、、、
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〜一ヶ月後〜
ーとある母子の家ー
「ハルバート!今年も届いたわよ!」
「ほんと⁉︎ってはぁ。今年も名前なしか。」
「それでもきっとあなたのパパからよ、さあ、開けて見せて?」
「うん!今年は、、、うわぁ!これすっごい高いとこのお菓子詰めだ!」
「あら、珍しいわね。お菓子だなんて」
「でも一度でもいいからここのお菓子食べてみたかったんだぁ」
「ふふ。良かったわね」
「うん!じゃあ。はい、あーん」
「あらあら、ありがと。あーん」
雪がちらちらと降る雪の日のことだった。
何故にお菓子詰め⁉︎
これから毎年ハルくんは約束果たしに送り続けます。
そして、いつかもう一つの約束を果たしに彼はこの戦争を終わらせようと頑張ります。
シリアスは無理ですね(遠い目
のあぐみはよでてこい
ではまた次回!