IS~転生者は頑張って生きるそうです~(凍結)   作:赤い変態

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最初に言っておきたいことがあります。

徹夜テンションで書くのは辞めよう……。
なんか変な感じになってきているような…




四人で買い物に来たんだが…

凪side

 

 

「はい、じゃあ『シラヌイ』を試してみてくれるかい? ラウラさん」

「わかりました」

「それで凪とシャルロットちゃんは『ハイペリオン・パック』を試してみてくれ」

「あいよ」

「はい」

 

土曜の早朝のアリーナ。

俺とシャル姉、ラウラは親父に頼まれて新武装のチェックを任されていた。

何故早朝からこんな事をしてるかと言うと、昨日の放課後に遡る。

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

俺は各ストライカー・シルエット・ウィザードに慣れる為、いつものようにアリーナに向かっていた。

 

PLLLL…

 

「む、電話? ……もしもし?」

『おお、凪。明日は早朝から暇かい?』

「? ああ、土曜だから暇ではあるが…何故に早朝?」

『来週から臨海学校があって、そこで武装の試験運用があるんだろう? その時に持って行かせたい『新武装』があるから早めに完成させたいんだ』

「つまり、データ取りか。分かった――――じゃねぇ、なんで知ってるんだよ。来週臨海学校があることや武装の試験運用関係のこととか」

『あはっ、IS学園のデータをハッキングしたからに決まってるじゃないか!』

「マジで逮捕されろ」

『まあまあ、落ち着いて。あとついでなんだけど、シャルロットちゃんと、例のラウラさんにも頼んでくれるかい? 二人にもデータ取りに協力して欲しんだ』

「ん? 空はいいのか?」

『ストライカー対応機じゃないと意味が無いんだ。くーちゃんには悪いけど…』

「そういうこと…了解、二人に頼んでみるよ」

『ありがとう、それじゃ明日♪』

 

そう言うと同時に電話は切れる。

…さて、忘れる前に二人に伝えておかないとな――――って、

 

「あ、凪。今日も練習?」

「おう、シャル姉。そうなんだがその前にちょっと話が」

 

ちょうど目の前に通りかかったシャル姉に親父からの要件を伝えようとするが―――

 

「む、嫁よ、どうしたのだ?」

「お、ちょうどいいところに来たな、ラウラ」

「? ラウラにも用事があるの?」

「ああ、二人とも関係あるしな」

「「?」」

 

ラウラも見つけたし、さっそく伝えるか。

 

「あのさ、シャル姉、ラウラ。付き合って欲しんだけど」

「へ?」

「ぬ?」

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

――――――とまあ、こんな感じだったのだが……いやはや、いくら休日とはいえ早朝の五時から装備のデータ取りとは疲れる。

……それにしても、なんでシャル姉もラウラも不機嫌気味なんだろう?

俺何か変なこと言ったっけ?

 

 

凪side out

 

 

 

シャルロットside

 

「(まあ、こんな事だと思ってたけどね…ラウラも誘う時点で)」

 

今朝から僕はちょっと不機嫌だった。

原因は昨日の凪の言葉の所為。

まったく、期待した僕の方が馬鹿だよ。

……でも、この後は何も無いんだし、凪を連れて買い物でも行こうかな?

来週の臨海学校に持って行く水着を選んでもらう名目で…で、デート…とか。

…とりあえず、ラウラには気付かれないようにしなくちゃ。

 

―――って、な、なにを考えてるんだろうねっ、僕は! 義理とはいえ弟である凪にそんなことを…!?

でも、ラウラに取られるのは嫌だな…って、本当に何を考えてるんだ僕は!?

 

 

シャルロットside out

 

 

 

ラウラside

 

「…意外と難しいな、この『シラヌイ』は……」

 

凪(嫁)の父親である武さんの開発したストライカー型新パックのデータ取り、協力したはいいがなかなか難しい。

七機のビット兵器を同時に操るのと言うのはかなり疲れるな。

セシリアの『ブルー・ティアーズ』に比べ、防御にも使えるという点を考えると凄いの一言に尽きるが……

(その分、使う者を選ぶな、これは)

セシリアですら四機同時の制御なのに、七機同時とはまた随分と扱いずらいモノを…。

まあその分完全に扱うことが出来れば素晴らしいものだが。

 

…しかし、凪め。シャルロットも誘うからまさかと思っていたが、データ取りだけとは。

期待させておいてこれとは…どうしてくれようか。

……しかし、これが終われば今日はフリー。

その後は特に用事は入ってない。

ふむ、どうやって誘うか…。

 

 

ラウラside out

 

 

 

凪side

 

データ取りから解放されたのは七時だった。

親父はシャル姉とラウラに礼を言うと、さっさと帰ってしまった。

帰ってすぐに取り掛かる必要があるって言ってたし…。

しかし、まさか『アカツキ』の『シラヌイ』と『ハイペリオン』のバックパックユニットをストライカー化したモノを持ってくるとは…。

まあ、さすがに『シラヌイ』は金ピカじゃなかったけどな。

 

さて、それより今日はどうしようか。

来週の臨海学校に備えて水着でも買っておくか?

ふむ、シャル姉やラウラも誘うか? あ、そういや空は持っているのか?

もし無いなら買ってやらねえとな。ついでに誘うか。

 

「なあ二人とも、この後暇か?」

「う、うん。暇だけど…」

「特に用事はないな」

「そうか、なら後で水着でも買いに行かないか? 来週の臨海学校に備えて」

「あ、そうだね。僕、水着持ってなかったからちょうどいいかも」

「ふむ、学園指定の水着ではダメなのか?」

「後、空も連れて行くけどいいか? たぶん空も水着とか持って無いだろうし」

「いいよ」

「私も構わない」

 

さて、とりあえず飯食ってから行くとするか。

 

その後、空にも誘いの言葉を掛けたのだが、

 

「不純ですよ、凪兄さん」

 

と言われた。……何故だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そこのあなた、この水着片づけて置いて」

「は?」

 

昼ごろ、シャル姉、ラウラ、空の三人を連れてショッピングモール『レゾナンス』に来ていた俺。

一応、俺は既に自分のを買い終わり、三人が戻ってくるのを待っているのだが……。

 

「それぐらい自分でやってくれないか?」

「ふぅん、自分の立場がわかってないようね」

 

御覧の通り絡まれてます。

はぁ、この世界に転生してから嫌と言うほど味わってきたが、久しぶりだな。こういうのは。

ISを作った篠ノ之束博士はこの女尊男卑の世についてどう思ってるのかね。

まあ、考えてないような気もするが。

 

「あ、そこの警備員さん、ちょっと来てください!」

「どうしましたか?」

「この男が私に暴力を振るってきたんです!」

「はぁ…」

 

やれやれ、警備員を呼んだか。

この手のやり方は久しぶりだな。

さて、どうしたもんか…。

 

「そこの君、本当かい?」

「違いますよ、俺はやってません」

「はっ、何を言ってるのかしら? 警備員さん、さっさと逮捕でも何でもして」

「しかし―――」

「どうでもいいから早く連れて行きなさいよ! それとも何? そいつがやってないって証拠があるの!?」

「そ、それは…」

 

ちらちらと俺と女性を交互に見る警備員の男性。

はぁ、仕方ない。

 

「じゃあ聞きますけど、証拠はあるんですか?」

「証拠? そんなものあるのかしら?」

「ありますよ――――そこの監視カメラとかが」

「は、そんなものある訳――」

 

そう言いながら俺が指差した天井の監視カメラの姿を確認した女性は、一瞬言葉を詰まらせる。

 

「警備員さん、あの監視カメラって録画機能ありますよね?」

「え、ええ…一応」

「ならちょうどいい。今から確認しに行きませんか? そこの女の人が言ったようなことが本当にあったかどうかを」

「…………っ、これだから男は…!」

 

それだけ言うと女性は早歩きで去って行った。

次からは絡む相手を見定めるんだな。

 

「さて、警備員さん。迷惑を掛けてすいません」

「い、いえ。それでは…」

 

警備員も自分の仕事に戻っていく。

ふむ、このまま突っ立ってても今みたいになるかもしれないし、シャル姉たちの様子でも見に行くか。

 

 

 

 

 

「よう、買うものは決まったかい? シャル姉」

「あ、凪。一応二つに絞ることは出来たけどなかなか決めることが出来なくて…凪が決めてくれる?」

「いいぜ」

「じゃ、じゃあこっち来て!」

 

俺の手を引っ張っていくシャル姉。

はは、そんなに慌てなくても水着は…逃げ……。

……試着室の前に来てしまった。

 

「なあシャル姉、一つ聞いていいかな?」

「な、何かな?」

「何故に試着室?」

「ほ、他の人に…み、見られると恥ずかしいからっ!」

 

いえ、顔を真っ赤にされて言われても困るんだが!?

つうか、これ俺の社会的死が待っている気がするんですけど!?

しかし、抵抗する暇もなく連れ込まれてしまう俺であった。

 

「と、とにかくいいと言うまで後ろ向いててね!」

「あ、ああ…もう好きにしてください」

 

回れ右して、シャル姉の体を見ないようにする。

だが、無情にも聞こえてくる衣擦れの音がががががががががっ!?!?!?!?!

 

「も、もういいよ」

 

とりあえず振り返ってみると

 

「…に、似合ってるかな?」

「……very good 女神に見えるよ…」

「あ、ありがとう……」

 

オレンジ色の水着を着たシャル姉がいた。

うん、なんというか…『我が生涯に一片の悔い無し!』って気分です。

というか、互いに顔真っ赤です。

あ、いかん。鼻血出そう…。

 

「も、もうそれでいいじゃないかな!? とても似合ってるし!」

「そ、そう? じゃあこれにするね」

「じゃ、じゃあ俺はもう出るから―――」

 

シャッ

 

「……何をしてるんですか、二人とも」

「「あ、空(ちゃん)…」」

「…お前ら、何をしている……」

 

妹と、教師に見つかりました。

 

「おーい、千冬姉。どうしたん…何やってんだ、凪」

 

鈍感君にも見つかりました。

 

 

 

 

「お前はこういう事をする奴とは思わなかったんだが…」

「誠に申し訳ありません…」

 

俺は土下座で織斑先生に謝っていた。

シャル姉は空の水着を選ぶのに行ってしまったが、その際に空からの視線が痛かったのは別の話だ。

あと、一夏は先生の水着の支払いに行ってる。

 

「はぁ……それよりお前に聞きたいことがある」

「なんでしょうか?」

「ラウラの事はどう思っている?」

「え、それは…どういう意味で?」

「あいつを惚れさせたのはお前が初めてだからな、訊いておきたいのさ。あいつの事をどう思っているかを」

「ええと……まあラウラは可愛いと思いますよ…」

「ふむ、まんざらでもないか」

「いや、そうじゃなくて……俺には贅沢ですよ、あんな純粋な子は」

「そうか、ではお前の姉はどうだ?」

「シャル姉ですか? いや、どうと言われても…身内ですし」

「可愛いとは思ってるんだろう?」

「え、ええ。まあそりゃあ…可愛いですよ、シャル姉も」

「そうかそうか」

「……なんでニヤついてんですか」

「気のせいだろう? では一夏が待ってるからそろそろ退散させてもらう」

 

そう言い織斑先生は去って行った。

にやけながら。

 

 

 

その後、シャル姉たちと合流して帰路に着いたんだが……どうしてラウラの顔は赤くなっていたんだろうか?

 

 

≪オマケ≫

 

「あ、武さん? 今度ある凪達の臨海学校に乗り込もうと考えてるんだけど、試作段階の『アレ』を持ってってもいいかしら?」

『おお、『アレ』かい! 勿論! 『アレ』こそ最高の複合武装だ、持って行くには上等だよ!』

「なら決まりね! じゃ、すぐに準備に取り掛かるから!」

『無理しちゃだめだよ、那美さん』

「ありがと♪ 武さん!」

 

ガチャッ

 

「さーてっ、忙しくなるわよ~! 『タクティカルアームズ』、完成させなくっちゃ!」

 

 

 

 

 






シラヌイとハイペリオンのバックパックをストライカーにして登場させることにしました。

それと凪ママが何やら動き出すような感じが…
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