IS~転生者は頑張って生きるそうです~(凍結) 作:赤い変態
それは五月のある日の事。
「うーん、拓海君のとこの技術…IS以外への応用を考えると……。
医療関係ならこれで…災害時の対処に使うならここを弄って…っと」
友人の子を養子として向かい入れ、更に自身の息子と同じ学園に通わせるために準備をある程度終えていた那美。
彼女はフランスでの仮住まいで改めて別世界の技術を研究していた。
もっとも、既に必要としていた部分は完成させていたので、後は様々な分野への応用手段を完成させるだけだ。
「…よしっと、とりあえずこんなモノかしらね。
さて、二日後に行われるIS学園のクラス対抗戦に間に合うよう『ライゴウガンダム』のパーツの最終調整を……あら?」
ふと端末に[World Connect System]を使った、並行世界からの通信が入ってきたことに気付く。
接続先は先ほどの技術の提供者―――若き天才技術者のいる世界からだ。
随分と頻繁に掛かって来るわね、最近…と感じながら接続を開始する。
『夜分遅くにすみません、那美さん』
「久しぶりね、拓海君。今日はどうしたのかしら?」
画面に映る少年――相沢拓海の姿が映る。
たしか向こうも二日後にクラス対抗戦がある筈だから忙しいと思うんだけど…。
『実は別世界に協力をしてあげて欲しい技術者がいるんですが…』
「あっ、なるほど。そういう事ね……。…その世界の接続世界名は?」
『理解が早くて助かります。Hueckebeinと言う世界です。』
「あぁ…あの世界ね…」
拓海の言葉になんとなく顔を顰める那美。
「たしか、ブラックホールエンジンを積んだ機体があったわね……」
『え、もう知ってたんですか?』
「昔、少しだけこっそりと行った事があるだけよ。
で、どういう理由で向こうの世界の技術者が協力を申し込んできたの?」
『…実は――――』
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「…『屑鉄』ですって? 技術者が血と涙を流して開発した機体を何だと思ってるのかしら……!」
拓海から詳しい話を聞いた那美は、不快感を露わにする。
確かにその『屑鉄』と呼ばれた機体とAICは相性が悪い。
だが、だからとはいえ、それはあまりにも酷い話だ。あまつさえ『最弱』とまで言ったというではないか。
これは、『規格外』の本気を持って協力に臨んだ方が良いと那美は考えた。
「じゃ、すぐに準備に取り掛かるわ。 もう、これでもかって位に強化してあげるわよぉ!!」
『あ、あまりやり過ぎない様にお願いしますよ? それじゃあ、今日はこの辺で』
拓海が顔を若干ひきつらせながら通信を切る。
それを見届けると同時に那美は20枚近いディスプレイを展開、使えそうな技術データを漁る。
今まで自分が確立させて技術、もしくは別世界へ行った際に手に入れた技術など数百種に及ぶそれらの中から目当てのモノを表示させる。
「まずは…ヴォアチュール・リュミエールと凪の機体のウイングソーのデータ……それに、『ビームマグナム』も…さらにムラマサバスターも使うとしましょうか……」
今この瞬間、並行世界のISの『超・魔改造』が確定した。
と、いう事で……アリアンさんのIS二次【IS〜凶鳥を駆る転生者〜】と、龍使いさんの【IS 〈インフィニット・ストラトス〉~可能性の翼~】との連動コラボです。
…うん、みんなの知るアルトとヴァイスがトンデモナイことになるな……(汗