GS横島争奪大作戦   作:右近

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まだまだ続くよプロローグ
やっぱり短い文章で
始まりますよ第2話目
それでは開演致しましょう



~プロローグ2~

夕食の食材を両手に美智恵は事務所に着く。

 

「こんにちは幽幽」

 

『美智恵さん いらっしゃいませ 現在は全員出払って不在ですが』

 

「構わないわ。入れてくれる?夕食の準備もしたいから」

 

『判りました 鍵を開けます』

 

ここはかつて美神除霊事務所があった旧渋鯖邸。現在は

 

【横島霊能事務所】

 

結婚を期に忠夫が令子から引き継ぎ名前も変えた。しかし、オーナーは令子なので夫婦になった忠夫は人工幽霊1号に旦那様と呼ばれている。

その人工幽霊1号は忠夫に

 

『名前が長すぎて呼ぶのが面倒だから、今日から【幽幽】な』

 

と強引に名付けられたが、本人は意外と気に入っている。

 

事務所に入り、お風呂と夕食の準備に取り掛かる美智恵。下ごしらえを終えたところにひのめを連れだって忠夫達が帰ってきた。

 

『皆様お帰りなさいませ』

 

「ただいま幽幽」

「ただいまでごさる~」

「ただいま」

「ただいまぁ~」

 

疲れた様子も無く、晩ご飯は何にするかワイワイと話ながら入ってくる。

 

『旦那様 美智恵さんがお越しです』

 

そう告げる幽幽は忠夫達を応接室に案内した。

 

…ガチャ

 

「こんにちは。お義母さん来てたんっすね」

 

「ママも来てたんだぁ~」

 

「美智恵どのお久し振りでござる」

 

「いらっしゃい」

 

「あら、今日は早かったのね。もう少しで夕食が出来るから、先にお風呂に入ったらどう?それに、ひのめも一緒だったのね」

 

「帰り道でお兄ちゃんにあって一緒に家でご飯どう?って誘われたの♪」

 

ぽっと頬を赤らめて美智恵に告げる。

 

「忠夫君は、令子だけじゃ飽きたらず、幼い義妹のひのめまで手を出すなんて」

 

美智恵の言葉にニヤリと黒い笑みを浮かべ忠夫を見る小学生ひのめ。その横では笑うのを必死に我慢しているタマモと呆れた目で見つめるシロ。

 

「がぁぁぁぁぁぁあーー‼違うんやー‼ワイはロリやないんやー‼」

 

ここにいる全員が冗談だと判っているのに必死で弁解をする忠夫。それを条件反射でしてしまうのは、令子の教育とフリには全力で応えるノリのせいだろう。

 

「貴女達先にお風呂に入ってらっしゃい」

 

「ハーイ♪タマモおねいちゃん、シロおねいちゃん一緒に入ろ」

 

「私は報告書を少し書くから、先にシロと入っていて」

 

美神親子とタマモにスルーと言う名の放置プレイで撃沈した忠夫をよそに各自行動を開始する。

忠夫復活まで後1時間…

 

 

ー1時間経過ー

 

 

ダメージが大過ぎたのか血涙の跡を残しながらも漸く復活した忠夫がソファーに腰掛けていると

 

「今日、お見舞いに行ってきたのよ。令子は順調に回復してるわ。忠夫君が取ってきてくれたお陰よ。有り難う」

 

「いやぁーお礼だなんて。妻を助けるのは当たり前じゃないっすか」

 

美智恵から令子の状態を聞き、照れながらもはっきりと言い切る。令子は自分が守ると。

 

「ふふふ。ここでもノロケを聞くなんてね。令子ったら貴方の話しをする時、何時もニヤケてるんだから」

 

「えっっ!?」

 

美智恵が明かした衝撃の新事実!?に目を見開き驚く忠夫。

 

「其にしても、時間移動なんてまた無茶な事をしたわね。私でも危険だったのに」

 

美智恵は過去に自身の能力で移動している。忠夫も移動しているが、それは巻き込まれての事である。

 

「いやー、中世と平安時代に行って無かったら考えもしなかったっすよ。あの経験のお陰でイメージ出来たっすから」

 

忠夫にとって巻き込まれただけの時間移動が糧に成るとは思ってもいなかった。しかし、其が無ければ令子を助ける事は出来なかった。たまたまなのか必然かは判らない。

 

「其に…大切な人をもう失いたく無いっすから」

 

幸せな現在でも未だ夢を見る。

 

究極の選択…ルシオラか世界か…

 

後悔が無い訳では無い。ルシオラの犠牲の上にある平和な世界。自分に生きる資格があると思えない。其でもルシオラが望んだから…

 

取り繕った笑顔で答える。

 

「そう…何か悪い事聞いたわね」

 

懺悔にも聞こえる忠夫の告白。美智恵自身も助けられたかもしれないと思うと辛くなる。しかし、現在の幸せが間違いだとは思わない。

 

(忠夫君の中にはルシオラが居るのね。亡くなった人には生きている間は勝てないか)

 

そんな重苦しい雰囲気を破ったのは

 

「せんせー、お風呂先に頂いたでござるよー」

 

何時も明るく元気なシロによって雰囲気は一気に軽くなった。

 

「おう。それじゃあ俺も風呂に入るか」

 

立ち上がり、風呂に向かう忠夫。その後風呂場からタマモの悲鳴と忠夫の叫び声が聞こえるのは、横島霊能事務所のお約束である。




今回で、プロローグを終わらすつもりでしたが、綺麗に纏まってしまったので次回に持ち越し(先送りと言う)にしてしまった寝落ち奉行です。
他の作家さんの1/10書くのに時間が掛かるぅ~
更にアニメドラ○ンボ○ルZよろしく話が進まない。(短いので当たり前)
それでも、気長にお付き合いくださる方は暫しお待ちを。
ではまた次回お会いしましょう。
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