今回は士道です、次回からアスナも出ます
終わる日常
俺は学校の支度をしてリビングに向かった、ドアを開けるとそこにはテーブルを盾とした小さなバリケードが建っていた、そこにはピンク色の髪がプルプルと動いていた。
「琴里おはよう」
「ヒッ」
琴里は俺を見るなり後ずさった、先程のTウイルスが余程効いたのだろう、
「もう大丈夫だよ、いつものお兄ちゃんだオレ琴里トモダーチ」
「良かった」
「さぁご飯の準備をするからテーブル戻しとけよ」
「はーい」
そういうとテーブルを戻してテレビをつけた、
《今日未明空間震が天宮市近郊で観測されましたーーー》
「ん?近いな、にしても最近空間震が増えてきているな」
空間震.....およそ30年前に突如地球におとずれた広域震動現象、発生原因不明、発生時期不定期、被害規模不確定の爆発、その他諸々の現象の総称である、ユーラシア大陸の中央部当時のソ連、中国、モンゴルの一帯が一夜にしてくりぬかれたかのように消失した、死傷者およそ一億五千万人史上最悪の事件となった、それ以降は小さなものであるものの数例の空間震が観測された、最近落ち着いてきたと思われていたのだが五年前位からまた頻発に発生している...多くが日本で。
「天宮市で空間震が多くなってるのも否めないな」
「うんそーだねー......ちょっと早いかな」
とテレビを見ながら琴里が言う、とりあえずご飯を並べて朝食を食うことにした、
「そーいや、中学校も今日始業式だっけか?」
「うん」
「ならお昼は二人ともなしか、何か食べたいものとかあるか?」
「デラックスキッズプレート!!」
「うちではつくれないな、仕方ない久しぶりに外で食うか」
「本当か?約束だぞ空間震が起きても絶対だぞ」
「はいはい」
朝食を食べ終わり俺らは学校に出た。
「二年四組か」
俺は新しいクラスの場所を確認し、クラスへと向かった
「五河士道」
後方から俺の名が呼ばれた気がした、振り向くと肩に触れるか触れないかほどの髪に人形のような顔が特徴的な女の子が居た
「君は?」
「覚えていないの?....ならいい」
彼女はそういうとどこかへ行ってしまった、そのあとなんやかんやいろんなことがあってようやく学校が終わったときだった
ーウゥゥゥゥゥゥゥゥゥー
けたましいサイレンが鳴り響いた、そして
《空間震が観測されました!!これは訓練ではありません、速やかに近隣のシェルターへと避難してください》
アナウンスが鳴り響き生徒達は一斉にシェルターと避難を開始する、俺もその渦に乗りシェルターへ避難する、ふと俺は思い出した琴里は避難したのだろうか、朝のやり取りが脳裏によぎる
『空間震が起きても絶対だぞ!』
俺は急いでGPSで位置を確認する、居場所はファミレスを指していた、俺は咄嗟に駆け出した。
ファミレスのあった場所はなんにもなくなっていた、そしてそこには栗色の長い髪に美しいドレスを纏った少女が居た。
次回はアスナサイドです、このお話はアスナと士道のsiseを交互が多くなると思います