「ここが、ホウエン地方かい。中々wonderfulなところじゃないか。こんな素敵な地方は僕のカッコよくて、かわいく、たくましく、かわいく、そして美しいポケモンたちに相応しい。」
…久しぶりに幼馴染みに会える、そして、そいつが俺の住むホウエン地方に引っ越してくるってきいたから手伝いに行って見たら。随分と雰囲気が変わっていた。
この、聞いてる方が恥ずかしくなるような台詞を冒頭で吐いたのは、俺の幼馴染みのルビーだ。
ジョウトにいた時は家が近く何度か遊んだことがある。しかし、ある日を境に急に疎遠となり家もルビーの家が引っ越してしまったので会わなくなってしまった。
以前は、わんぱくでこんなキザなこという奴じゃなかったんだが…。
おっと、自己紹介がまだだったな。俺の名前は、トパーズ。両親と共にこのミシロタウンに住む、普通の12歳の男だ。一応ポケモントレーナーで近い内チャンピオン目指して旅立つつもりだ。
「おっす!ルビー。久しぶりー元気してた?」
「ええっと、君は・・・誰かな?」
「ちょちょっと、酷くね!?俺だよトパーズだよ。」
「ああ。トパーズね久しぶり。」
このやろー。俺のことを忘れていやがった。そりゃ何年も前に会ったきりだけどさ。
覚えててくれてもいいじゃん。ま、思い出したみたいだしいいか。
「ルビーお前、しばらく見ない内に変わったな。そんな小綺麗なかっこなんかしてよ。」
「ふふん。当然さ僕は美しさだけを追い求めているからね。」
「へぇ。そうなのか。ところで話は変わるが挨拶がわりのポケモンバトルといこうぜ!昔みたいによ。」
「嫌だね。僕はもうポケモンバトルはしないことにしているんだ。」
どうやら、変わったのは見た目や雰囲気だけじゃなく、性格まで変わったようだ。
「そうか。まぁ無理にとはいわねぇよ。」
ルビーの性格がかわってしまったのは恐らく、あれが原因だろうな…。まぁ無理もないか。かく言う俺も・・・
まっ、この話はいいか。
「あらー。トパーズ君、久しぶりね。すっかり大きくなって、わざわざ手伝いに来てくれたの?ありがとう」
俺たちの会話が途切れた瞬間、ルビーの母さんが俺に話しかけてきた。
「はい、お久しぶりです。あぁ、あとセンリさんのジムリーダー就任おめでとうございます。」
この人はあんまり変わっていないようだ。
「それじゃ、早速手伝いますよ、これ何処に運べばいいですか?」
「あらあら、ありがとう、ルビーあなたも手伝いなさい。」
「変な筋肉が付くと美しくなくなるから嫌だ」
ルビーはそう言って二階の自室に行ってしまった。
ルビーの母さんが申し訳なさそうにしていたので、取り敢えず俺は苦笑しておいた。
引っ越しの手伝いを終えた俺は、一旦家に戻った。そして、特にする事もなかったの自室で寝転んでいると母親がおれを呼んだ。どうやら、ルビーが今日誕生日だそうだからルビーの家で誕生会をするらしい。その手伝いをしてこいとのことだった。
「はぁー。めんどくさいな。引っ越しの手伝いで充分頑張ったじゃんよ。」
と、文句を垂れつつルビーの家に行くと、ルビーが窓から縄をだしてそこをつたって降りていた。
「何してんの?」
「げっ。トパーズ」
何だ人を厄介者みたいに。
「ルビー。どこいくつもりだ?今日はお前の誕生会だろ。主役がどっか行ったらダメじゃないか。」
「いやー。ちょっとNANAの散歩に」
そんなことを言いながら、自分のポチエナにむかって話しかけているが。
そんなことで俺が誤魔化される筈もなく。
疑惑の目を向けていると
「はぁ。分かったよ実は家出するつもりだったんだよ。」
「なんだってまた?」
「僕はポケモンコンテストを巡る旅に出たいんだけど、父さんが許してくれないんだ。だから今日抜け出すつもりだったんだ。頼むトパーズ見逃してくれ。」
成る程ねー。だいたいの事情は分かった。
「良し。分かったここは見逃そう。ただし、少し付き合って貰うぜ」
「分かったよ。ただしいそいでね。」
「安心しろそんなに掛からねえよ。」
そんな感じでルビーを連れて向かった先は俺の家だ。
ルビーに少し待ってるよう言って、俺は家に帰った。
「母さん。俺、今日からポケモンマスター目指して旅に出るから」
「あらそう、気を付けてね」
この間わずが5秒。恐るべき放任主義だ。
「おっす!待たせたなルビー。んじゃいこうぜ」
「あぁ。ところで何の用事だったんだい」
「母さんに旅に出る了解をもらってきた」
「ええっ!随分とあっさりしてるんだね」
ルビーが俺を驚いたような呆れたような目で見てきた。
まぁ、いやね、我が親ながらサッパリしてると思うよ実に。
「よし、それじゃいこうぜ!取り敢えず隣のコトキタウンにレッツゴー」
俺が元気よく叫んでもルビーが乗ってくれなかったので軽く凹んだ。
そんなこんなで、俺たちがコトキタウン目指して歩いていると、誰かがグラエナに追いかけられていた。
「君たち助けてくれ〜」
と薄汚れた博士から助けを求められた。