バッサバッサ
バットは早いんだけど、乗り心地がイマイチなんだよね。
でも、さっさと温泉宿でゆっくりと身体を休めたいので、休憩をはさむことなく飛び続けている。
あぁ。無駄に疲れた。こんな日は温泉に入ってゆっくりしたい。その為にわざわざ、サファイアと別れてまでフエンタウンを目指しているのだ。
ここはえーと。えんとつ山の辺りか。っつーことは、フエンタウンはこっちの方角であってるな。
ん?あれはなんだ。マグカルゴと赤い髪の女の子が走っている。それは別にかまわないんだけど、それよりその女の子を物陰から隠れてチラ見しているのはシーシェパー◯の連中じゃねぇか。
くそっ、悪事が上手くいかないから、その辺の女の子で憂さ晴らしをしようってのか。許せん。俺が助けてお礼を女の子から頂戴せねば!
「バット、タチの悪いナンパ野郎どもがいる。反捕鯨団体だ。急いでむこうに向かってくれ」
「ギュエ」
バットは急降下し、奴らの方に接近して行った。
しかしバッド流石だな。俺が何も言わずとも、背後から接近するなんて、ようやくいい感じに仕上がってきたな。
「よぉし!来るなら来てみろ、サファイア!トパーズ!」
と、赤い髪の女の子が叫ぶと。
「トパーズ?あなた今、トパーズって言いましたよね?」
「彼を知っているんですね?」
「だったら教えてくれませんか?」
「どこにいるのかを!」
そう言って、アクア団の二人組がいきなりルンパッパとキバニアで女の子に襲いかかった。
やべぇ、いきなりヤバイっぽい。とりあえず
「バッド、ふきとばし!」
ピューーーーードカッ
勢いよく飛びかかった2匹だが、不幸にも後ろからの突風に吹き飛ばされ地面に激突した。
「だれだ!!?」
「なんだかんだと聞かれたら…。ってのは別の悪の組織か。俺はトパーズ!最強のポケモントレーナーだ。」
そう名乗るとアクア団の二人組は顔を見合せ笑った。何がおかしいんだぁこら。潰すぞ。まぁ潰すけど。
「貴方がトパーズでしたか。あら、ちょうど良かったですね。シズクさん」
「ええ。探す手間が省けました。」
「んだよ、俺になんか用か?」
「あなたによって、デボンの荷物の奪取に我々は失敗ししかも我々の悪事を見たあなたをそのままにしてしまいました。」
「よって、あなたがこれ以上我々の邪魔をしないようにと、口封じのため消させていただきます」
「上等だコラ!かかってこい、てめぇらのせいで給食にクジラの竜田揚げが出なくなった恨みを俺も晴らしてやる」
俺とアクア団の二人組が火花を散らしていると
「ちょっと!一体どうなってるんだよ?こいつらは?あんたは?」
すっかり状況においてかれてしまった、赤い髪の女の子が混乱した様子で尋ねてきた。
っつーか、この子めっちゃ可愛くねえ、しかもヘソ出しとかまじエロいし、それに何より、胸が結構大きい。やべー。まじタイプなんですけど!
「ここは危ないです。私に任せてお逃げください。」
ふっ、完璧に決まったぜ。
「おっと、そこの人も我々のことを見てそして知ってしまいました。ここからこのまま返すわけには行きませんね」
アクア団の連中がそうぬかしてきやがった。いいところなのに水差しやがって。
「よくわかんないけど、あんたが味方で、こいつらは敵ってことだね!あたしも一緒に戦うよ」
ずいぶんと強気な女の子だった。目の中に炎が見えるぜ。oh。なんだか燃えているみたい。
バトルジャンキーだったら少しやだなー。
「なら、サクッとこいつら片付けて、その辺の喫茶店でもご一緒にいかがですか?」
「うぇ?おお、お嬢さん?あたしが!?」
「我々のコンビネーションにあなたたちが勝てるとでも?」
「やってしまいましょう、シズクさん」
俺と赤い髪の女の子のタッグとアクア団二人のダブルバトルが始まった