「オダマキ博士じゃないですか。」
「君は!?トパーズ君じゃないか。隣の君は?」
「ルビーです」
「えっ、!ルビー君だって?ひょっとして君は…。」
「博士、今はそんなことよりも目の前のグラエナです。ルビー、手を貸してくれ」
と、俺はルビーに助力を求めたが
「こんなところで、戦わせたらポケモンが汚れるから嫌だ」
「…」
こいつ、本当にあのルビーか。まるっきり変わってしまったようだ。グダグダ待っている余裕もないし、この程度はジム戦前の肩慣らしか。いくぜ!
「出てこい!レイトス!」
「ヘラッ!ヘラクロスッ!」
俺はレイトスことヘラクロスを繰り出した。タイプ的にはこっちが有利だ。
「レイトス、かわらわりだ!」
俺の指示を受けたレイトスはひたすらかわらわりを放つ。しかし、スピードは向こうのグラエナの方が速くらしくかわされてしまう。
「チッ。レイトス、敵に左手を噛ませろ!肉を切らせて骨をたつんだ!」
「ヘラッ!」
指示通り左手を前にだし誘うレイトス。案の定グラエナは左腕に噛み付いてきた。
「耐えろレイトス!所詮いまひとつ程度の攻撃だ。そこでかわらわりだ!」
「ヘラッ!ヘラッ!」
レイトスのかわらわりはグラエナの首に当たり、グラエナは倒れ動かなくなった。
「ふっー。よくやったレイトス。ナイスガッツだぜ」
俺はレイトスをボールに戻し改めて辺りを見渡すとルビーが崖に向かってもうダッシュしていた。
「うわっー。何だよこの靴ー。」
そのまま落ちていってしまった。
「と、トパーズ君!大変だルビー君が…」
「ああ、博士今すぐ助けに行きますよ。」
そう言って俺は、モンスターボールを取り出した。
「出てこい!バッド!」
俺は、バッドことゴルバットを繰り出した。因みにさっき出したレイトスとバッド
が現在俺の持っているポケモンだ。
「バッド頼めるな!ルビーを探すのを手伝ってくれ」
「ギュウーギュエ」
「よっしゃ待っとけよルビー!」
俺は、バッドに肩を掴ませルビーを探しに飛んで行くのだった。
「ところで、ルビーどのへん落ちたかバッド知らない?」
「ギュエ」
「はぁー。だよね、地道に探していくしかねぇか、おーいルビー!何処にいるんだー」
それからしばらく上空を無駄に飛び回っていた俺とバッドであったが、人らしきものをとらえたと、バッドが主張するのでそちらに向かって行った。
流石にバッドのちょうおんぱは頼りになるぜ!
ついてみるとそこは洞窟で、何やら男女の言い争い?のような声が聞こえてきた。
片方の声は完全にルビーの声だ。
「ビーンゴ!よくやったバッド、戻っていいぞ」
俺は、バッドをボールに戻し洞窟の中に入って行った。
「助けてやったとにいきなり襲いかかるとはどゲンコツね!」
「いや、誤解なんだって落ち着いて、だいたい君がそんな格好してるから」
「科学製品ば付けたら、ポケモンがよってこんと。」
「だからってせめて衛生的にしてくれ不潔だ」
「なんやとー。もう許さんたい」
あー。すっかり盛り上がっちゃって全然こっちに気づいてないよ
「ちっす。お二人さんお熱いようで俺はお邪魔だったかな?」
「!?トパーズか。よかったー。」
「なんねトパーズ、こん男と知り合いね?」
実はこの野蛮人のような格好の少女は、サファイアと言ってオダマキ博士の娘だ。狭いミシロに住んでいるので俺とも知り合いだったりする。
「こいつは、ルビー。今日ホウエン地方に引っ越してきた俺の幼馴染みだ。」
「んで、こいつはサファイア。さっき会ったオダマキ博士の娘だ。」
「「・・・」」
俺という第三者が来たことで二人の言い合いはおさまったようだが、まだ互いに睨み合っている。
はぁ仕方ないここは俺が丸く収めますか。
「まぁこの辺で…!?」
とその時何かが俺たちに向かって襲いかかってきた。
「ハブネークったい!きいつけんと」
「ああ、こいつには毒があるからな」
などと言いながら、俺とサファイアは臨戦態勢に入るが、
ルビーはポケナビで誰かと話しているようだ。
「あんたも戦わんね!」
サファイアがルビーを責めるが
「嫌だね、僕のポケモンはコンテスト専用さ。バトルなんてさせない」
と、相変わらずのルビーであった。
こいつ、とことんまでバトル嫌いになってるなー。あのバトルジャンキーだったルビーが…。
などと、俺が考えていると、サファイアが一人でハブネークと格闘していた。
「おい!ルビー!俺のポケモンはさっきのバトルとお前を探し回るので疲れていて、万全じゃねえ。頼む力を貸してくれ」
まぁ実際は何とかならないこともないのだが、ルビーのバトルを久し振りに見たかった俺は頼んでみた。
「はぁ、しょうがない。さっき博士から一匹貰っていいって言われたし…。」
心底嫌そうな顔をした、ルビーはミズゴロウをくりだした。
ハブネークは相変わらずサファイアと格闘している
しかしサファイアもすごいな。よく振り落とされないもんだ。っと、今はバトル中か。
隣のルビーを見ると図鑑を見ながら真剣な顔でハブネークを見ている。するとルビーは
「今だ!みずてっぽう!」
大暴れしている上に下手をするとサファイアに当たってしまうというのに、ルビーの奴は正確に指示をだしてみずてっぽうをハブネークの顔にお見舞いし、ハブネークは驚いて逃げていった。
「流石ルビーだな。腕は落ちていないみたいじゃねえか」
と、俺が称賛すると、ルビーは心底嫌そうな顔をしてきた
やれやれなどと思っていると、突然、俺のポケナビが鳴りだした。
「もしもし、トパーズです」
「トパーズ君かい?そっちは大丈夫かな?」
「はい、ルビーが博士のミズゴロウでハブネークをたおしたので」
「そうか、無事で良かった。すっかり聞きそびれていたが、君はあんなところで何をしていたんだい?」
「ポケモンマスターを目指して旅に出ることにしまして、いきなりその道中博士に出くわしたというかんじです」
「そうか、頑張ってくれ。ところで旅は危険が多い。そこできみにも私のカバンのポケモンと、図鑑をあげようと思う。やくだててくれ」
「マジっすか?ありがとうございます!それではっ」
「あっトパーズ君!ルビ」
ピッ。とよっしゃー俺も図鑑貰えるぜひゃっはー
どれどれカバンの中は
キモリと、図鑑と。よし、GETだぜ!
と一人で昂っていると、
「期限は80日たい!」
「いいよ」
向こうも何やら話が終わったみたいだ。
すると、サファイアが突然倒れてしまった。
すぐに、俺とルビーで治療をした。どうやらルビーを庇って怪我をしてしまったようだ。
「ところで、さっき何の話をしていたんだ?」
俺はルビーに気になったので聞いてみた。
「コンテスト制覇とジム制覇をそれぞれ80日以内に終わらせられるか、勝負するって話さ」
「そいつは、面白そうだな!んじゃ俺も参加っと!」
「僕は構わないけど、君は何を達成するつもりだい?」
「そうだなー。80日以内に俺は、この地方最強のトレーナーになる!」
「最強クラスのトレーナー?リーグにでも挑戦するつもりかい?」
「いいや、流石にそれは時間が足りねえ、だから圧倒的強さでジムリーダーや、その辺のトレーナーを倒して有名になって、リーグチャンピオンを倒す!そしてモテモテになる」
「成る程、トパーズは、ホウエンの全ジムリーダーとチャンピオンをを80日以内に倒すってかてことかな。」
「おう!ところで流石にサファイアをこのままおいとけねぇから俺は一旦ミシロに戻るが、ルビーはどうする?」
「僕はこのまま先を急ぐよ、あまり時間もないし。」
「そうか。じゃあなルビー」
「またね」