別作品のアホ共がひっそりとバカやったりしてます
諸君!待ちに待った瞬間が遂に来た!
それは諸君らが待ち望み、私が手繰り寄せた一抹の奇跡!
この瞬間を迎える為に、数多くの勇敢な戦士達が散っていった!
彼らは勇敢だった!勝ち目の無い戦いだと分かっていながら、彼らは笑って逝った!
自分達が!己達の死が!無駄ではないと分かっていたからだ!
ならば!ならば、我々はそれに応えねばならない!
諸君!私は真琴が好きだ!真琴が大好きだ!
諸君!私はラウラが好きだ!ラウラが大好きだ!
この世のありとあらゆる真琴が好きだ!
この世のありとあらゆるラウラが好きだ!
教室で!廊下で!部屋で!図書館で!この世のありとあらゆる場所で行われるまこ×ラウが好きだ!
ポヤポヤとした真琴が、好きな作家の最新作を読む為にキリッとするのが好きだ!
キリッとしたラウラが、真琴に抱き抱えられてホニャッとなるのが好きだ!
本を読みながらラウラを抱き抱える真琴が好きだ!
本を読みながらじゃれつくラウラをあやす姿など、心が踊る!
寝起きでキョロキョロする真琴が好きだ!寝起きのはだけた寝間着でタレラウラを抱き抱えて二度寝をする姿など、胸が熱くなる!
好き作家の最新作が買えなかった時の真琴が好きだ!シュンとしながら肩を落として歩く姿は、とてもとても悲しいものだ・・・
あのムッチリたっぷりとしていながら確りと引き締まった身体が好きだ!緩めに仕立てられた制服からピッチリとしたISスーツに着替えた時に現れるあの扇情的なシルエット、そこに未成熟で愛らしいラウラが加わった時など、あまりの背徳感で絶頂すら覚える!
諸君!私は真琴とラウラが好きだ!大好きだ!
そこに性別の壁など存在しない!
この胸から溢れる愛は誰にも止められぬ!
この溢れる愛を抑えるなど、愚の骨頂!
ならば我々はどうする!我々は何を望む!
まこ×ラウ!まこ×ラウ!まこ×ラウ!まこ×ラウ!まこ×ラウ!まこ×ラウ!まこ×ラウ!まこ×ラウ!まこ×ラウ!
よろしい!ならば、まこ×ラウだ!
我らは総勢千にも満たぬ!だが!
だが!私と諸君らの溢れる愛があれば、その総勢は千をも越える!
まこ×ラウを!一心不乱のまこ×ラウを!
「という訳で、スタンバイはオーケーだ!」
布団は確りと三つ、ぴったりと寄せて敷いて枕元にはティッシュ箱を完備、完璧だ。ティッシュ箱はやり過ぎかもしれんが、何が起こるか分からんからな。準備はしておいて損は無いだろう。
いや、だがしかし、その様な関係を持つにはまだ早いか?もし、関係を持つなら責任をとらねばならない。私達はまだ学生だ、責任をとると言っても社会的にも経済的にも脆くひ弱な立場でしかない。
そんな立場でどうやって責任をとるというのだ。私の愚か者め!
一時の欲に目が眩み、愛する者を傷付けようなどと、乙女のすることではない!
「去れ煩悩!来たれ悟りの境地!我、これより死地に入る!」
危ないところであった。もう少しで、愛する二人を傷付けるところであったわ。ティッシュはあっちにポイだ。
いや、だが、涙を流す二人も背徳的でそそるものが・・・
「マイド~、トクベツサービスデス」
「ツゥカァレタァガクセイノゥミナサマニィオカシトジュースゥサシイレネ~」
「あ、これはどうも」
丸いレンズのグラサンをかけた男性と茶髪の女性の仲居さんがお菓子とジュースを差し入れてくれた。
それはいいのだが、この二人。何処かで見たような?
「あの、二人共何処かでお会いしましたか?」
「キノセイデスネー」
「ソデスネー、キノセイデスネー」
ソーナノカーキノセイナノカージャアシカタナイネー
んなわけあるか!紅椿持ってきた人達じゃないか!
て言うか、何故にカタコト?
「貴方達、いったい何を・・・」
「ア、コレツイカノサービスデスヨ」
グラサンの男性が差し出してきたもの、それは。
「真琴とラウラの入浴写真だと!」
「ワガハンノユシュウナスタフガサツエイシマスタ」
「ベネ!ディッモールトベネ!」
素晴らしい!素晴らしい写真だ!湯船に浸かりラウラを抱き抱える真琴の写真とはな。しかも、湯煙の演出効果による『見えそうで見えない』が情欲を更に駆り立てる!
スタッフよ、分かっているではないか!
「お勤め御苦労様です!」
「デハワタシタチツギノヘヤイクネ」
「デハデハ~」
仲居さん達が用件を終え、次の部屋に向かうが、何故か千冬さんの怒声と先程の二人の奇声が響き渡っている。と思ったら、千冬さんが部屋に飛び込んできた。
「おい!篠ノ之、奴等を見なかったか!」
「い、いえ、次の部屋に向かってからは見てません」
あの千冬さんがここまで怒るとは、何をしたんだあの二人は。
「奴等め、私の秘蔵の酒を盗みやがった!生かして帰さん!」
おぅふ、千冬さんから酒を盗むとは命知らずな。しかし、千冬さんから酒を盗める程の実力者とも言える。あの二人は本当に何者なんだ?
「ちっ!まあ良い。見掛けたら知らせろ、良いな!」
「は、はい!」
千冬さんが怒髪天を突かんがばかりの勢いで二人の探索に戻っていった。と思ったら、また怒声と奇声が鳴り響いている。それはいいのだが、先程より奇声の数が多いような?気のせいか。
まあ、それは良いとして、そろそろ真琴とラウラが風呂から帰ってくる頃だ。
ホッコリと暖まって帰って来るがよい、篠ノ之家秘伝のマッサージで全身解き解してやろう。
「ただ・・いま・・・」
「戻ったぞ」
「おかえり、二人とも。そこにお菓子とジュースがあるぞ」
「・・いた・・・だきま・・す・・・」
「いただきます!」
むぅ、何の疑いも無く食べ始めよったわ。真琴も普段よりフニャフニャしているし、ラウラも真琴の膝で何時も以上にタレている。
やはり、日中の訓練が効いているようだな。
「む~・・・」
「母様、どうしたのだ?」
む?真琴の様子がおかしい。顔も赤いし、体も左右にフラフラとしている。
「む~・・・」
「は、母様!いったい、どうしたの・・・ワップ!」
「ま、真琴!」
真琴が突然ラウラを押し潰す様に押し倒した。
「母様!母様ー!」
「む~む~・・・」
押し倒したラウラに真琴は、ご機嫌な様子で体を擦り付けている。
その体勢が何と言うか、その、とてもエロイ!
ラウラと真琴では体格がまるで違う、そのため、真琴はこう、此方に尻を突き出した体勢になる訳だ。
その結果、何が見えるかと言うと、浴衣に包まれた真琴のムチタプキュッとしたまロい尻がラウラにじゃれつく度に上下左右にフリフリと振れているのだ!
誘っているのか?後ろからグッとイケと誘っているのか!
落ち着け私、そんな訳がある訳無かろう。
「む~・・・」
「はは、しゃま~・・・」
ぬぅ!ラウラがあれ程までに蕩けるとは、予想外だ。今の真琴はそれほどまでに気持ちいいのか。
「?・・ラウラ・・・?」
蕩けに蕩けてグッスリスヤァしてしまったラウラ、それを見て首を傾げる真琴。これも、アリだな!
「?・・・!・・ほーきちゃ・・・」
ラウラがスヤァしたことを理解したのかは分からないが、キョロキョロと部屋を見回し私を見付けると、トロンとした笑顔を浮かべて私に近寄って来る。
「ま、待て真琴!そんなポーズで迫られたら、私は、私は!」
「ほーきちゃ・・・ほーきちゃ」
くぅ!真琴よ、そんな女豹のポーズでゆっくりと体をくねらせながら迫るだなんて、私の理性は崩壊寸前だぞ!
それに加えて、今の真琴はヤバイ!瞳は潤みトロンと蕩け、頬は上気し薄く紅が挿している。それに浴衣がはだけ、たっぷりの双丘と渓谷がモロ見えだ!
何と言うか色気が半端ではない、部屋に充満する噎せ返るような濃密で甘い香りが私の脳を痺れさせ正常な判断力を骨抜きにしていく。
「ほーきちゃ、ほーきちゃ」
「真琴、真琴ー!」
いかん!ボーッと見とれていたら、真琴に押し倒されてしまった!このままでは、いただかれてしまう!
「ほーきちゃ、むぅ?」
「ど、どどうしたのだ?真琴」
私を押し倒した真琴が私に体を擦り付けようとするが、何故か途中で止めて怪訝な顔で首を傾げている。
「ふん、ふんふん・・ む~」
突然、私の匂いを嗅ぎ始め眉をひそめると全身を私に擦り付け始めた。それも先程のラウラにやったものよりも、深く激しく『甘える』ように擦り付け始めたのだ。
ふおおおお!真琴の!真琴の体が!ムチタプでフワフワの体が!私の全身に擦り付けられている!
ここがヴァルハラか!ハラショー!
しかし、何故にこのような桃源郷が訪れたのだ?確か、真琴がこうなったのは差し入れのお菓子を食べてからだな。
というか、なんだ?真琴から酒の匂いが?まさか!
(やはり、そう言うことか!)
差し入れが乗っている盆に目を向けると、『ウィスキー☆ボンッボンッ!超アルコールゥ』と書かれた包み紙が一枚あった。それと『少女よ、You がcan出来るなら Do しちゃいなよ』と書かれたメモ書きがって、余計なお世話だ!
「ふんふん・・む~?」
ある程度体を擦り付けると、また私の匂いを嗅ぎ始め首を傾げる。ま、まさか、臭うのか?風呂に入り身嗜みを整え、もしもの為にセシリアから香水を借りたのだが、臭うのか?だとすれば、なんたる失態か!
「ま、真琴?」
「む~・・・セシリアの匂い・・ん~」
どうやら、セシリアは香水の匂いで認識されている様だ。
だが何故、そこまで不満そうなのだ?セシリアが嫌いなのか?
いや、それは無いな。真琴は昔から嫌いな相手には近付かないからな、セシリアとは読書仲間だし、自国の作家の作品を取り寄せたりする仲だ。羨ましくなんかないぞ!
「ほーきちゃ」
「真琴?」
真琴が急に大人しくなり、私にしがみつく様にして体を預けてきた。
ああ、そうか。そうだったな、お前は昔から甘えん坊だったな。今はラウラや皆が居て、逆になっているが、本来は甘えられるより甘える方が好きな奴だったな。
私としたことが、忘れていたよ。荒熊と呼ばれ次期国家代表とまで謳われる様になり、お前は甘える事が出来なくなっていたんだな。
その『箒ちゃ』と言う呼び名もお前が私に甘えていた時のものだったな。何もかもが懐かしい、いつの間にか背も追い越されたが、お前は変わらんな。
ならば、私のやることは一つだ!
「よしよし、真琴。もう少し強く抱きついても良いぞ」
「ん~、ん~」
すると、真琴は私の腹の辺りで丸くなった。だが、手は私の浴衣を掴んでいるから、これは抱っこのおねだりだな、私には分かる。
「ほら、真琴。これで良いか?」
「んふ~」
満足気に息を漏らし、更に体を押し付けてくるが、私には先程までの邪念が消え去っていた。
寧ろ、懐かしさと愛らしさで胸が一杯だ。
さて、夜も更けてきた。もう一人の甘えん坊を私達の間に挟み、川の字で寝るとしよう。
諸君、これで臨海学校編は終わりだ。明日も座学であったり、昼にはBBQがあったりするのだが、作者のネタが一時的に尽きたのでな。これで終わりとなる。
ああ、作者の心配は要らない。アレの事だ、煙草吸って酒でも呑めばネタを思い付くだろうさ。
それでは諸君、また次回会おう!私は二人の甘えん坊から一晩中甘えられなければならん。
おまけ
「束ー!あのバカ共は何処へ行った!」
「み、皆なら、『キョキョキョキョ!』とか奇声をあげながら帰って行ったよ」
「あのバカ共がー!」
「ごめんね、ちーちゃん。今度、スコールとジンクに叱ってもらうから」
「私の酒を返せー!」
おまけ2
「なぁ、なんでシャルはこんな廊下で倒れてるんだ?」
「簡単よ一夏、大方真琴達の寝顔を見て邪念が浄化されたんでしょ」
「シャル、なんなん?」