楽しみにしていた方々には多大なる御迷惑をお掛けします事をお詫び申し上げます。
誠に申し訳ありません。
諸君、久しいな。篠ノ之箒だ。半年以上諸君らと会う事が無かった訳だが、息災だろうか?
息災であるなら良しとしようではないか。
さて突然ではあるが、一つお知らせせねばならない事がある。
突如として始まり止まっていたセシリアクッキング編であるが、作者のミスにより消えた。
正確には、奴が続きを書こうとしたが、プロットを消失し手元に残ったのはラストシーンの一部のみ。それも千冬さんととある人が何故か全てを持っていくという、セシリアクッキング編とは一体何だったのかと言いたくなるようなラストシーンだったらしい。
流石のナマモノもあれはアウトだと思ったのだろう。
セシリアクッキング編のリテイクが決定した。
予定は未定ではあるが、プロットが組直り次第作成していくそうだ。
諸君らには多大なる迷惑を掛けて申し訳なく思う。
本当に申し訳無い。
良ければ、これからも『とある代表候補生の奮闘記』を宜しくお願いする。
では、話に入ろう。
諸君、愛する者の寝顔は愛しいものだ。
そうだろう?
寝顔というものは、本来であれば他人では誰も見る事の無いものだ。
しかし、今私はその他人では見る事叶わぬ寝顔を見ている。
それが何を意味するのか。解らぬ皆ではあるまい。
「・・ん~・・・」
ふぅ、エクセレント!
真琴とラウラ、この二人の寝姿のなんと愛らしい事か。
ふむ、見たいかね?
嗚呼、そうだとも。素晴らしきものは共有されて然るべきだとも。しかし、そう、だかしかしだ。
諸君、私は独占欲の強い女なのだよ。よって、二人の寝姿と寝顔は私だけのものだ。
羨ましいかね? んン?
羨ましければ、液晶と次元を越えて来るが良い。
・・・話を戻そう。何故、二人がこの休日の昼前まで寝ているかだ。
夏休み前の休日、なにもする事が無くテストも無事終わり、後は答案が返ってくる休日明けを待つのみとなった。
そんな日だ。
シャルロットからゲームの誘いがあった。
白猫¦『ねえ皆、戦車乗ろうよ』
すずね¦『またいきなりね』
白夏¦『え? なに? ゴジラ出た?』
蒼雫¦『それだと、私達全滅不可避ですわよ?』
本熊¦『・・じゃあ・・・ガメラ・・?』
熊兎娘¦『ギャオスだー!』
ほーき¦『イリスはダメか?』
熊兎娘¦『ダメ!』
ほーき¦『そっかー』
白猫¦『それは後でDVD観ようか。ほら、あの戦車ゲーがアップデートしてたからさ』
すずね¦『それで、久々にね?』
蒼雫¦『英国の優雅な戦車を見せてあげましょう』
白夏¦『戦車で優雅・・・?』
ほーき¦『一夏、雉も鳴かずば撃たれまいという諺を知っているか? 知っているな。つまり、そういう事だ』
白夏¦『完結! 勝手に完結した!』
すずね¦『いいから、撃たれてなさい』
本熊¦『・・一夏・・・さよなら・・・』
熊兎娘¦『良い奴だったのに・・・』
ほーき¦『惜しい奴を亡くしたな・・・』
白猫¦『それじゃ、二十時にジークフリートライン集合ね』
約全員¦『ういうい』
まあ、そんな話があって夜通し戦車に乗っていた訳なのだ。
因みにだが
私がBT-7
真琴がKV-2
ラウラがポルシェティーガー
セシリアがチャーチル
鈴がパンター
一夏がルノーB1
シャルロットがマウス
このやる気あるのかという編成で挑み、簪に皆殺しにされた。
あのT-28おかしいよ。
髪飾¦『マウマウだー!』
とか無邪気に言いながら、シャルロットと一夏が虐殺され、鈴が何とか後ろを取ろうとしたが瓦礫に引っ掛かり見事な無駄死にを遂げた。
髪飾¦『ソ連許さない』
私もその時についでとばかりに殺られた。
残るはセシリアと真琴にラウラだが、セシリアが見事な寝落ちをかまし、ラウラも眠気で操作がおぼつかず真琴も二人のサポートに忙殺、敢えなく皆殺しにされた。
その惨劇の後、起きてる面子で試合をしてみたが、一夏が何故かヘルキャットに乗り突っ込んだら、真琴のKV- 2により吹き飛んだ。
野良でヘルキャットに酷い目にあったらしいからな。
徹底していたよ。
流石の私も怖かった。
小さな声で
本熊¦『・・糞猫・・・ユルサナイ・・・』
と呟く真琴は。
ラウラが聞いていたら、どうなっていたか。
まあ、次の試合でフレンドリーファイア食らいまくった一夏が泣きながらルノーに戻ったら、飛び入りのLee先生が無双してきて全滅したりもしたが、久々の戦車ゲーは中々に楽しかったと言えるな。うん。
「ん・・・」
「起きたか、真琴」
「・・あ・・ほーきちゃ・・・」
「ああ、私だ。ほーきちゃんだとも」
「・・・う~」
なんと言うか、鈴も言っていたが、真琴とラウラの寝姿はこう、〝ムギュッ〟と密度が濃いな。
〝ギューッ〟でも〝キューッ〟でもなく〝ムギュッ〟としている。これは互いに互いを抱き合って生まれる密度、ほら、あれだ。子猫が集まって寝ているあの感じだ。
そう、あの感じで真琴がラウラをムギュッとした感じで抱き締めている。
寝起きで頭が働いていないのだろう。寝惚け眼で周囲を見渡しては、首を傾げて私を見ている。
しかし、一夏の友人の奴も中々にやるではないか。
茨城に旅行に行った土産に、この〝えらく傷だらけの熊の着ぐるみパジャマ〟を買ってくるとはな。
なんでも、ノリと勢いで買ったらサイズを間違えて、真琴とラウラサイズのセットを買ってしまったとか言っていたらしいな。
ナイス判断としか言い様が無いな!
「あ、箒だ」
「ああ、ラウラ。おはよう」
やってやるやってやると言い出しそうな熊親子が、もそもそベッドから這い出し、寝惚け眼を擦りながら洗面台へと向かう間に、私は朝食、いや、昼食だな。それの準備を進めるとしよう。
「母様、寝ちゃダメー」
「・・・むぅ・・」
「真琴、今日は出掛けるのだろう?」
「・・・うぅ・・」
「母様ー!」
ああ、真琴が二度寝の体勢に入って、ラウラを抱き締めて丸くなってしまった。
これは今日は無理かもしれんな。
ほーき¦『と言う訳だ。皆は先に行ってくれ』
すずね¦『あんたも大変ねぇ』
ほーき¦『愛する者の為なら苦労ではないさ』
蒼雫¦『時々、箒さんの性別が解らなくなりますわ』
白夏¦『箒は昔からこうだよ』
白猫¦『そうなんだ』
熊兎娘¦『そうなの?』
そうだとも、私は変わらん。
変わりようが無いからな。
では、中途半端な所だが、真琴が本格的に二度寝へと向かい始めたので、今回はここで失礼する。
色々と急な事柄があったりもしたが、これからも私達の日々をふらりと見に来て貰えると嬉しい。
それでは、次回は近いうちに。
熊ママがKV- 2な理由は、砲頭が北国のあの帽子を彷彿とさせて可愛いから