とある代表候補生の奮闘記   作:ジト民逆脚屋

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今回のお話の元ネタが分かる人は挙手!

あと、これは学園寮でのお話です。
学園寮でのお話です。

そして、今回のチャットは都道府県マルチ


RE : 十九冊目

白猫¦『さて、積雪1㎝で都市機能が麻痺する下等民族共を支配しちゃおう』

すずね¦『あぁん? 雪なんか降るわけ無いだろ? 盆地なめんなよぉ!』

白夏¦『雪降るんすか、そこwwww』

 

夏休みになり、チャットも賑わいを見せてますよぅ。

シャルの不規則発言もキレを増してます。

 

白猫¦『もっきゅもっきゅ、もっきゅもっきゅ。あぁ~、林檎美味しいんじゃあ~』

蒼雫¦『なんか、順当に青森食べてる方が居ますわ~』

白夏¦『夕張メロンと掛け合わせて、夕張ンゴ作るんじゃ~』

すずね¦『やめーや!』

 

そう言えば、このプライベートチャンネルを利用したチャットを誰にでも使える様にするって、束さんが言ってましたね。

まあ、何時になるかは分かりませんが、そうなったら今以上に賑やかになりそうですね。

 

白夏¦『誰か! 誰か、俺を殺せ!』

すずね¦『なんか一人、違うゲームしてる奴が居るわね』

白夏¦『AIに殺されるとか嫌や!』

 

なんで一夏だけ、いつも展開が早いんですかね?

どのゲームでも、一夏だけ急激な展開をみせます。

さてさて、AIに殺される運命の哀れな一夏は放って置いて、私は私のやる事をしますよぅ。

 

では今日は、料理をしましょう。

目的は、ラウラのゴーヤとピーマン嫌いを直す事です。

あの子、基本好き嫌いしないのに、この二つはどうしてもダメなんです。

あ、でも、最近はピーマンを食べる様にはなってます。

その時は何故か本音が〝誰か〟と囃し立てていたような気がしますが、気のせいですね。

だって、その席には本音以外誰も居ませんでしたし。

 

「・・えと・・・かぼちゃと・・・」

 

まあ、それはさておき。

今日の料理の材料です。

今回は〝かぼちゃとゴーヤのカレー炒め煮〟です。

カレー炒め? カレー煮? ・・・炒め煮です。

イメージ的には、スープの多い炒め物みたいな感じですかね?

それをラウラと箒ちゃんが帰って来るまでに、作りますよぅ!

 

このカレー炒め煮なら、ラウラもゴーヤが食べられる様になる筈です。

かぼちゃもカレーも好きですからね。

 

「・・ゴーヤ・・・挽き肉・・カレー粉・・・」

 

二人が帰って来るまで後、二時間ちょっと。それまでに目指せ完成です。

ではでは、行きます。

 

「・・・まず・・」

 

かぼちゃを一口大にして軽く塩を入れて下茹でしてる間に、ゴーヤのわたを抜いて薄切りに、底の深いフライパンにオリーブオイルをしいて、クミンシードで香り出しと本には書いてますけど、そんなものは無いので挽き肉を入れて火が通ったら、ゴーヤを入れてカレー粉ドーン。

焦がさない様に炒めて、カレー粉と挽き肉の脂でゴーヤの苦味を軽くしていきます。

なるかどうか知りませんけどね。

 

白夏¦『箒、ラウラ、真琴、助けてくれ! 俺を殺せ、殺してくれ!』

すずね¦『これだけ見たら、凄い事件が起きてそうよね』

白猫¦『他人に自分を殺せなんて言うの、初めて聞いたよ』

蒼雫¦『と言うか、今日は真琴さんしか居ませんわよ?』

本熊¦『・・うん・・・』

白夏¦『え、そうなん?』

本熊¦『・・ラウラは・・・本音と・・・箒ちゃんは・・横須賀・・・』

白夏¦『あ、嘘。ちょっ、たすけ・・・!』

白猫¦『さらば、一夏』

 

一夏が散りました。良い奴でしたよ。なんだかんだ言って、嫌な役割とか雑用とか進んで引き受けてくれる一夏。

チーム戦では「任せろ囮! 轟け俺の零落白夜!」とか言って、零落白夜ブンブン振り回しながら視界端で鬱陶しい動きを見せて、同じチームの筈の鈴に「鬱陶しい!」の一言と共にドロップキックを食らった一夏。

そして、まぐれ当たりした零落白夜で二人揃ってアウトになり、今年の学園珍プレー好プレー大賞候補の一つとなった一夏と鈴。

自分達で決めた作戦を自分で破綻させるなんて、どれだけ鬱陶しい動きをしていたのか?

それはご想像にお任せしますよぅ。

 

それで、ラウラと箒ちゃんが何処に出掛けているのかと言うと、ラウラは本音達と買い物に、箒ちゃんは束さんの雇い主でもあり学園のスポンサーでもある〝ハードラックダイアモンド社〟に紅椿のメンテナンスへ行きました。

 

「あ・・焦げる・・・!」

 

おっと、いけません。危うく焦がすところでした。

うんうん、挽き肉も火が通ってゴーヤもしんなりしてきました。

ちょっと焦げたかもしれませんが、大丈夫。

母さんが言ってました。

 

料理は愛情+結果オーライと。

 

そうです。熊谷家は結果オーライ、最終的に〝かぼちゃとゴーヤのカレー炒め煮〟になれば良いのです。

さて、ではかぼちゃも茹で上がったようですし、鍋から上げてフライパンへポーン。

ここでも焦がさない様に、味付けしたゴーヤと挽き肉と茹で上がったかぼちゃを混ぜていきます。

これ以上焦がしたら流石にアウトです。

火を弛めて、全体に馴染んだら、少し鶏ガラスープを足して弱火で煮込みます。

レシピでは、ターメリックやコリアンダーにチリペッパーやらガラムマサラを加えないといけないみたいですが、そんなスパイスはありません。

なので、熊谷家の料理モットー〝料理は愛情+結果オーライ〟で突き進みますよぅ。

 

水気が減ったら味をみて、塩コショウ少し加えて味を調えて、それでも足りなければカレー粉を足して少し煮たら出来上がり!

 

「・・出来・・・た・・」

 

出来ました。〝かぼちゃとゴーヤのカレー炒め煮〟です。

けど

 

「・・・淋し・・い・・・?」

 

これだけだと、なんか淋しい感じです。

ふむ、どうしますか。

かぼちゃ、余ってますね。

野菜、あります。

レタス、トマト・・・

サラダ。

 

かぼちゃサラダ、いきましょう。

 

レタスをざく切りに、トマトを輪切り、かぼちゃはスライサーで細切りにして軽く湯通しして、レタストマトかぼちゃの順で盛りつけて完成。

 

「・・フンス・・・!」

 

今度こそ完成です。

 

〝かぼちゃとゴーヤのカレー炒め煮〟

〝細切りかぼちゃとざっくりレタスとトマトのサラダ〟

〝炊きたてご飯〟

 

これならラウラのゴーヤ嫌いも直る筈です。

後は二人の帰りを待つだけですよぅ。

 

「・・あ・・・」

 

ほら、足音と声が聞こえてきましたよぅ。

 

「・・おか・・・えり・・」

「ああ、ただいま。真琴」

「母様、今日のご飯なに?」

「・・・今日・・は・・・」

 

それじゃぁ、手を洗って、いただきます。




白夏¦『・・・・・』
白猫¦『・・・・・』
すずね¦『・・・・・』
蒼雫¦『・・・・・』
髪飾¦『・・・・・』
ほーき¦『言いたい事があるなら言うといい』
約全員¦『いやなにも』
ほーき¦『だろうな』


生徒会長のH.N どうしよう?





ハードラックダイアモンド社

なにやってるかよく分からない位、手広く様々な事業を行っている会社。
束の才能と脆弱さに虚弱体質をいち速く見抜き、彼女の為の部署を設立し雇用した。
会社の長は、社長と呼ばれず〝総長〟と呼ばれている。



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