この世界線の蔵持技研の末路が明らかに!
「ふむ、ウェイトレス君」
「待ちなさい、箒」
「なんだ? 鈴」
「メニュー表を渡しなさい」
ほらほら、ラウラ? そんなに急がなくてもポテトは急に無くなりませんよぅ?
ケチャップ付け放題なのは分かってますから落ち着いて、ほら、もう〝ケチャップ付けたポテト〟なのか〝ポテト付けたケチャップ〟なのか解らなくなってるじゃないですか。
「む? なにかどうしても頼みたいものがあったのか?」
「箒、何を頼もうとしているのか言ってみなさい?」
「はっはっは、鈴。〝ここからここまで〟だ」
「見開き一ページ頼むバカが何処に居るのよ!」
「ここに居るぞ? それにだ。こういうものは一期一会、出会いと冒険心が大切だぞ?」
ああもう、口の周りもケチャップまみれにして。
こら、じっとしなさい。
あ、チキンナゲットなんていつの間に頼んだんですか?!
オムライス食べれなくなっても知りませんよ?
「そんなに食べたら太るわよ!」
「太るか? 私達が?」
「太・・・らないわね」
「専用機持ちなら、尚更太りませんわ」
「と言うか、食べないと痩せるよね?」
「・・うん・・・」
世の減量、スタイル維持に悩む皆様。IS学園に入学すればそんなお悩み、一発解決ですよぅ。
IS乗って空飛んで、楽そうに見えても、あれですよぅ?
あれ、めっちゃ必死に動かしてますからね?
全身運動ですよぅ。
織斑先生も、モンド・グロッソ決勝の後は体重が3㎏落ちてたそうです。
ISのパイロット保護機能があっても、3㎏落ちるのです。
ちょっと保護機能弱めに切ってガッツリ飛んだら、5㎏位なら直ぐに落ちますよぅ。
・・・身の安全は保証しませんが。
「はっはっは、ではウェイトレス君。〝ここからここまで〟宜しく」
「・・・はあ、吹雪以来よ。こんな頼み方するの・・・」
〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃
「じゃあ、〝ここからここまで〟でお願いしまーす」
「ふぶっちふぶっち! メニュー表の最初から最後までだよ!」
「あ、はい。二品ずつでお願いします」
「総長からチケット貰ってて助かったぜ・・・!」
〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃
あ、このパスタ美味しいですよぅ。
夏野菜の醤油パスタ、当たりでした。
「そう言えば箒、今年の夏祭りはどうするんだ?」
「神楽なら私が踊るぞ。・・・間違っても、姉さんに踊らせたら、な?」
「アキレス腱断裂とかやりそうだな・・・」
束さんの場合、それで済めばいいですよね。
因みに初めて会った時は、花粉症で脱水起こしかけてました。
「あ、一夏。ソース取って」
「あいよ」
「一夏、塩取って」
「ほい」
「一夏さん、お茶をお願いしますわ」
「うい」
なんか、自然と一夏が動いてますけど、ある意味諦めの境地ですよぅ?
「唐揚げにはマヨネーズですわ!」
「いや、塩コショウだね!」
「オーロラソースだ!」
「ゆず胡椒は異端か?」
なんでもいい派です。あ、でも、レモンはかける前に言ってください。
それを黙ってしたら戦争です。
熊谷家絶対のルールです。
「夏休み、どうする?」
「僕達海外組は帰るまでまだ日はあるよ」
「帰っても、そんなに長くは居ませんし」
「プールでも行くか?」
「キャンプはどう?」
「千冬姉に頼んでみるか?」
私は部屋に閉じ籠って本を読みます。ヘヤノスミスでラウラを抱っこしながら本を読みます。
誰が来ても部屋から出ない構えですよぅ。
あ、でも、蔵持技研に呼ばれてました。
ふぅ、面倒です。
「皆皆、あれ、あれ!」
「どうした? シャルロット・・・ やりおったわ」
「はっはっは、流石は総長だ。手が早い」
「一応、国とべったりの企業の筈よね?」
「母様?」
「・・えー・・・?」
『緊急ニュース速報。蔵持技研がハードラックダイアモンド社に買収されました』
私の所属企業、買い取られました。
夏休み始まってすぐにこんなニュース見るなんて、ついているのかついていないのか。
あぁ~~・・・
ラウラが柔らかい~~
髪飾¦『蔵持ザマァwwwwwwww!』
ほーき¦『簪? 実験はどうだ?』
髪飾¦『成功、今は
白夏¦『マジで?! サインください!』
髪飾¦『残念だったな。機体はあってもチャンプが居るとは言ってない』
白夏¦『う、裏切ったな! 俺の硝子の心を裏切ったな!』
髪飾¦『粉々に踏み砕いてやる』
あぁ~~、ラウラが柔らかいぃ~~・・・
お腹もほっぺもムニムニ柔らか~~・・・
あぁ~~・・・
白猫¦『まあまあ、ほら、まだニュースがあるみたいだよ?』
『また、ハードラックダイアモンド社は新型Eosイェーガーの開発を発表しており、第五世代イェーガーを開発中・・・』
蒼雫¦『第五世代ですか』
すずね¦『ISも箒の第四世代が最新式なのに、早いわね』
ほーき¦『EosはISよりも造りが単純だからな』
白猫¦『蔵持技研を買収したのって』
髪飾¦『ハードラックダイアモンド社、IS造るってさ』
白夏¦『なんか、聞き覚えがあるような気がする語感』
ほーき¦『む? 真琴、どうした?』
本熊¦『・・なんか・・・こうキャ・・パオー・・バー』
熊兎娘¦『母様母様、このケーキ美味しいよ!』
なんと言うか、所属企業がいきなり買収されて混乱しない人は居ないと思いますよぅ。
用務員¦『おう、ガキ共』
白夏¦『あ、北上の姐さんだ。どうしたッスか?』
用務員¦『一夏か、この表示枠ゆうがは中々能がいいのう』
すずね¦『ISのプライベートチャンネルを流用してますからね』
北上さん、H.Nがそのままです。
あれ? 箒ちゃん、どうしたですよぅ?
いきなり席を立ったりして?
用務員¦『まあ、それはかまんがの。のう、おんしら?』
え? 支払いも済ませて偉く急いでます。
あ、ラウラ、お腹一杯でおねむですよぅ。
ほら、ギューしてあげますよぅ。
用務員¦『今、何時か解っちゅうかや?』
あ、門限!
リニアの移動時間入れたらギリギリですよぅ!
約全員¦『しまった・・・!』
い、急ぐです!
北上さんは割りと容赦しない人ですから、遅刻したら閉め出しとか普通にやられますよぅ!
「急いで!」
「姐さんの番の日に遅刻とか死ぬ!」
「真琴と箒、早!」
「待ってほしいですわ!」
この後、なんとかギリギリで門限には間に合いましたが、リニアの発着駅からあんなに走ったのは初めてでしたよぅ。
夕石屋¦『実験成功!』
紅茶姉¦『ご苦労様デス』