神様のいない世界   作:柊ナタ

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皆様、初めまして。初めてじゃない方はどうも、柊ナタです。

性懲りも無くまた新作です!ISの方が行き詰まって息抜きのつもりがこんなことに....!

と、言う訳でこの小説は不定期更新です。書いたら更新するスタイルでいきます。


第一話

鎖に繋がれた少女は同じく鎖に繋がれた少年にこう言った

 

【唐突だけど神様っていると思う?】

 

++++++++++

あぁ、信じてるとかそういうのでもいいかな。

いるかいないか、ボクはそれを聞いているんだ。

なんでそんなこと聞くのかって?ふふっ、まぁ気にしないでおくれよ。ただの戯言さ。

信じてる、いると思うと答える人は結構いるんじゃないかな。キミは...いると思う?いないと思う?どっちなんだろうね。

でも、この時だけでいいからその考えを一旦捨ててくれないかな。そうして、考えてほしい。

神様の定義ってなんだと思う?

天地を造ったから神様、なんでも知っていてなんでもできちゃうから神様、人によって千差万別の答えが返ってくることはわかってる。

曰く、イエス・キリストはユダに裏切られ処刑された後に蘇ることで神と呼ばれ崇め奉られるようになった。

曰く、ヘラクレスは十二の難業を乗り越え神々の仲間に迎えられた。

このことから己が不死性を証明することで神様と呼ばれるものもある。

ここまで話せば大体わかったかな。

そう、神様に決まった定義なんてない。なぜなら、神様とは人々の信仰によって形作られる存在だからだ。死を恐れるが故に『死』と言う概念を神聖化しそこに神をみる。だからこそ、『死神』なんてものが存在する。

でも、おかしいよね?神様が人々を、この世界を作ったんじゃなのいかな?神様は人々を生み出した。神様は人々の信仰によって形作られる。明らかに矛盾だ。

人が生み出したのが神様?人を生み出したのが神様?本当の神様はどっちだろう?

ボクはね誰も答えなんてわからないと思うんだ。

そして、答えなんて必要ないと思うんだ。

だって......

 

 

 

 

++++++++++

 

この世界には絶望しかない。そんな世界で少女はそんなことを感じさせないほどの綺麗で、そして、どこか現実味のない何かが欠けているような空虚な笑顔で最後にこう言った。

 

 

「だって......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この世界に神様なんていないんだから!」

 

その笑顔と言葉を俺は永遠に忘れることはないだろう。

 

 

++++++++++

 

西暦2071年、人類は滅亡の危機に瀕している。

 

【アラガミ】と呼ばれる存在によって。

 

荒神―あらゆるものを捕食する細胞、【オラクル細胞】から形成される怪物。人智を超えたその姿に畏怖を込めて神と呼んだ。荒神には現代兵器は一切効かず、今まで食物連鎖の頂点にいた人類は捕食される側になった。

 

だが、人類はそこで諦めなかった。人類は考えた。そして、至った。目には目を、歯には歯を、オラクル細胞には...オラクル細胞を。

 

そうして、研究に研究を重ねた結果...【神機】が。そして、それを扱う神喰らいしもの...【ゴッドイーター】が生まれた。アラガミに近い存在となりながら人々の希望となるその者達を。

 

++++++++++

 

俺に永遠を刻んだ少女はその日

 

「だからさ......壊してよ。この世界を...。もし、本当に神様がいるならさ......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一緒に殺そ?」

 

 

俺に呪いをかけた。

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