久しぶりの更新です。こちらは書けたら書く、というスタンスなのでかなりの不定期更新ですがなるべくクオリティを高く保てるよう頑張ります。
「...早く起きすぎたか」
部屋の時計は午前五時を示している。ソラが隣に目を向けるとまだ寝ているカザリの姿がある。
「任務は七時からで内容は実地訓練....ダミー相手の訓練はどうした?」
新人はまず、死ぬことのない訓練室のダミーシステムを使い訓練する。それによってある程度の立ち回りを覚えるとともにゴッドイーターの身体能力に慣れるところから始める。
ゴッドイーターになる、というのは何も肩書きだけじゃない。
ゴッドイーターとは本来人間では持ち得ないオラクル細胞をその身に宿しアラガミに近いもの、人として生きることを辞めた者達のことだ。それ故、その身体能力は人間のそれを遥かに上回る。最初に己の身体能力に戸惑い、実戦で使い物にならないとあっては困る。そのためのダミーシステムである。
「本当にここの人たちは恐ろしい人ばかりだ」
『恐ろしい』、この言葉とは合わない憧憬の篭った声色でソラは言葉を漏らす。
そもそも、
人としての生を捨て、
「ん、んぅ....そらぁ....?」
「悪い、起こしたか?」
「大丈夫....おはよ」
「あぁ、おはよう」
こうして、ソラとカザリのゴッドイーターとしての生活が始まった。
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アナグラ出撃ロビー
カウンターには任務を受注するためにきたゴッドイーターたちが並んでいる。
「カザリ、しっかり歩け。俺に凭れ掛かるな」
「うぅ....まだちょっと眠い〜」
ここにも任務を受けにきた二人の姿があった。
「おはようございます、ソラさん、カザリさん」
「おはようございます、ヒバリさん」
「おはよーございます....」
二人に挨拶をしたのは竹田ヒバリ。神機使い候補者だが適合する神機が見つからず本人の希望もあり、オペレーターとして他の神機使いのサポートをしている。
「挨拶くらいちゃんとやれ。すみません、ヒバリさん」
「いえいえ、お気になさらず」
朝からカザリの保護者のような真似事をしているソラ。
「そういえば、なぜ俺たちの任務は実地訓練なんですか?新人はダミーが相手の訓練からではなかったですか?」
気になったことをヒバリに聞いてみるソラ。その内容は今朝感じた疑問だった。
「そのことですが....」
「俺が説明しよう」
「!....リンドウ隊長」
ソラたちの背後からリンドウが歩いてきた。ソラが敬礼をしようとするが
「あー、いい。堅苦しいのは嫌いなんだ。隊長もよしてくれ、みんな名前で呼ぶからお前たちもそうしろ」
「では、リンドウさんと」
「おう、おはよう。昨日はよく眠れたか?」
「はい、体調に問題はありません」
「ボクもだいじょーぶでーす」
「お前はさっさと頭を回せ、これから任務だ」
「あーい」
「おーおー、仲がいいのはいい事だ。それで、任務の話だが....実地訓練に関しては上からの支持でな、ダミーの相手させてる暇があるんだったらさっさと実戦で経験積んでこいだとよ。ただでさえ数が少ない新型だから早く使えるようにしたいんだとよ」
「へぇ....」
「!!」
今から実戦と言うことを聞いてソラとカザリは反応する。
(貴重な新型なんだから余計に訓練して死なないようにするもんだとは思うだがな....)
リンドウは当然の疑問を抱いたが
「俺なら構わない、早く実戦に出れるのなら好都合だ」
「ボクも同じく」
二人は殺意を滲ませながら言う。
(っ!....こいつらなんつー目をしやがる)
「....そうか、他でもないお前らがそう言うならいいか。....よし!準備を済ませたらすぐに行くぞ!」
「「了解」」
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