暗殺者になりまして   作:お米精米委員会

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来週といったな、アレは嘘?だ


オリ主はついにオルタナの外に!。

今回の視点はオリ主、ゴブリン(やられ役)、別のゴブリンの視点で描写があります。

では(・ω・)



4人

 

それからのことはあまり覚えてない。

驚いてる間にご飯を食べさせられ、そのまま寝かされた。

で、起きたら部屋に服が置いてあったのでそれに着替えて2~3分ほど待ったらケラントに小脇に抱えられていつの間にかオルタナの門の前まで来ていた。

 

「さて、これから嬢ちゃんにはこれから街の外で3日間ダムロー旧市街地に行ってもらう。今回の依頼主は義勇兵団事務所所長ブリトニーから依頼だ。ギルド的には成功して欲しいが、嬢ちゃんにそんなこと言うのは間違いだからな、無理だと思えばここまで帰ってこい。」

 

そう言ってケラントが行っていると物陰からフード付きローブを着て大きな革袋を持った人がこっちに近づいてきた。

 

「あいつはウチのギルドの組合員だ、まだ朝方だからローブは着てこなくても大丈夫だって言ったんだけどなぁ。」

 

恥ずかしがり屋め、そう言いながら顔は笑っていた。

その人物はこちらに近づいてケラントに一礼した後こちらに視線を移した。

 

「初めまして、私はティアという名です、これから宜しくね。」

 

短いながらもそう言って手を差し伸べながら挨拶してきた。

こちらからも手を差し出して「ジャック、よろしく」と挨拶。

ティアは、たぶん女性だ。

声が高かったし、体格もそこまで大きくない、まぁケラントが横にいれば皆小さく見えるけど。

そんなこと考えていたらティアが革袋を降ろした。

 

「これからダムローに行くんだったら色々と道具がいるよね?多分わからないと思うから今から装備の説明をしながら私が着せてあげるね。」

 

そう言って次々と革袋から物を取り出し、あらかた出し終わるとこっちを向いて胸当てなどを手早くつけていく。

防具?の装備が終わったらケラントが近づいてきた。

 

「これは基本昼間街に出るときに必ず着てろよ。顔を見られるのはまずいからな。」

 

そう言ってティアさんと同じ色、真っ黒のローブを着せてきた。

どうやら組合員全員に渡されるものらしく、ティアさんも懐かしいのだろうか目元などは見えないが口元がうっすらと笑っている。

 

「さて嬢ちゃん準備は出来たようだな。こっちに来な、今から武器を渡すからよ。」

 

ケラントが手招きして呼んできたからだろうか、ティアはすっと自分の近くから離れていった。

どうやら彼女の仕事はここまでのようで「じゃあね」とこちらに手を振りながら脇道に消えていった。

 

「嬢ちゃんに渡すのは、ナイフ4本、投げナイフ18本、ロープ、飲み薬4錠、ポーチ、針、後は俺からの選別だ、火炎瓶3個これで全部だ。」

 

ケラントはそう言いながら渡してきた。

ナイフは2本ずつ腰に、ポーチは腰に巻くタイプだったので腰に、投げナイフは太ももの部分に装備できるように革製のものを巻き、両足に4本ずつ装備、余ったナイフとその他はポーチに入れた。

 

「嬢ちゃん、死なない程度に頑張るんだぞ。死んだらそこで終わりだからな。」

 

ほら行った行った、ケラントはそう言って背中を押してきた。

自分は門の近くにいる兵士に見習い章を見せて門の外に出た。

 

正直不安しかないが少しだけ、ほんの少しだが楽しみだと思う自分もいる。

どんな生物がいるのだろうと心を弾ませてダムローに向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、ありえない。

そう思ったのはいつだったろうか。

ゴブリン(ゴブリンAと誇称)は仲間のゴブリン4匹、計5匹で行動していた。

なんでこんなとこにいるかといえば、最近旧市街地に新入りが来て暴れているせいで街が一時的に危険になったのでこうしてダムローを離れしばらく森にいようと考えて来たのだ。

なんてことはない、いつものことだ。

新市街のところから来た連中は大体が覇権争いに負けて無気力だが、一部違う奴もいる。

そいつらが今旧市街で暴れている奴らだ。

まだ俺はできる、こんな糞溜めから一刻も早く抜け出してやると躍起になって暴れるのだ。

そんなわけでとりあえず仲間と相談して旧市街地から離れて数日過ごしていた。

なんてことない、代わり映えしない毎日を仲間と酒を飲みながら楽しみ、そろそろ大丈夫だろうと旧市街に帰ろうとしていたところで、『奴に出会った』。

最初に見つけたのは仲間の中でも小柄な奴だった(Bと誇称)。

「そいつが後ろの方になにかいる」そう言いながら指を差した。

皆が振り向くと確かにいた、人間だ。

匂いと体格で大体わかった、どうやら人間の子供のようだ。

大柄なゴブリン(C)は「どうせだから殺してから帰ろう」と斧を構えた。

一人が言い出すとそれはみんなに伝染していき、全員で取り囲んでいた。

それまで奴は一歩も動くことなくただじっとこちらを見ているだけ。

仲間のうちの一匹が、これは楽に終わるなっと言っていた。

皆大なり小なり人間にはいい感情を抱いてない。

同族同士の争いは嫌いだが、人間なら話は別だ。

俺も自分の相棒の剣を構えながらジリジリとと近づいていく。

子供の上面にいたゴブリンCは「ウボオオオオオォォォ!!」と雄叫びを上げながら斧を振り上げ、子供に振りおろした。

しかし人間はそれを軽々と、少し横にずれただけで躱してしまった。

斧は勢いよく地面に叩きつけられて、振り下ろしたCは何かを感じ取ったのか、急いで斧から手を離して距離を取るべく動き出していた。

しかし遅かった。

人間は一瞬のうちにCに近づいたかと思うとそのまま横を通り過ぎて止まった。

俺は首を傾げてしまった。

どうして何もせず移動したのか、気になったがその次の出来事で一瞬でどうでも良くなった。

 

Cの首がゆっくりと地面に落ちた。

わけがわからなかった、この中で一番体格のいいCが死んだことも驚いたがそれ以上にどうやってCを殺したのか理解ができなかった。

あいつは武器を抜いていないはず、そう考えてる間に奴は動き出した。

向かう先は次に体格のいいゴブリン(D)だ。

Dは槍を構えて迎え撃つ姿勢に、Bは剣を振りかぶって奴に向かっていき残った俺と短弓を奴に向けて構えているゴブリン(E)は少し離れていつでも割って入れるように構えた。

まずBが最初に奴に最初に斬りかかった。

右上段から奴に向けて斬撃を放つもあっけなくよけられてしまう。

奴が斬りかかる前にDが槍による突きを放つが、これも体を少し曲げて避けられた。

チャンスと思ったEは矢を奴に放つが、避けられた。

奴は右腕を振るった。

高速で何か飛んできたがそれは全てEに向かってだった。

予想だにしない反撃にEは成すすべもなく両目を殺られた。

Eは痛そうにそこらへんの木などにぶつかりながらも転げまわるのをやめなかった。

よく見るとEの目には金属っぽいものが見えた。

よくわからないが、相手は遠距離用の武器を持っていると分かってこの位置はマズいとB、Dに近づく。

 

「ギャガギャギャギャ!!」

 

一旦集まれ、そう言えばBとDはこちらまで走って近づいてきた。

奴は危険だ、なら逃げればいいと思ったがその考えは瞬時に諦めた。

負傷したEを担いでダムローまで逃げても先程の動きを見たので逃げ切れないのはすぐにわかった。

なのでなんとか相手を負傷させてその隙に逃げることに賭けた。

B、Dは俺と顔を合わせて頷く。

どうやら二匹とも理解したようで覚悟を決めたように奴を睨みつける。

俺達は真ん中にD、左右を俺とBが固める形をとった。

まず俺とBが斬りかかり、隙を作る。

どちらかが殺られる又は最悪二人共やられる場合でも最後にDの槍でトドメを刺すそんな作戦だ。

作戦、とは呼べないかもしれないが今ここで即興で作ったとしたら褒めて欲しいぐらいだった。

奴はゆっくりとこちらに歩きながら近づいてきている。

俺達は雄叫びを上げながら奴まで走り出した。

最初の通りに俺が左上段から斬撃を放ち、Bが右に水平切りをした。

Dは槍の突きの威力を貯めるために腰を落とし溜めの姿勢に入っていた。

やれる!奴はこちらに視線すら向けていない。

 

そのはずだった。

まず奴は俺の首に左腕で刺突、俺の動きが止まっている瞬間にBの脳天目掛けてナイフを投げ、ナイフはBの頭を貫通して後ろの木に刺さった。

一瞬のうちに殺られてしまったが、Dはあらかじめ聞いていたの表面上驚くようなことはしなかった。

Dによる突きは技、威力、それに速さも今までで見てきた中でも一番の出来だったに違いない。

そのDの渾身の突きを、奴は俺という壁を作ることで防いだ。

俺の体に槍が刺さっていることを視線だけで確認して、俺の首のナイフを引き抜き一気に俺の脇をすり抜けてDまで向かった。

Dの槍は俺の腹の部分に刺さっているためすぐには抜けない。

多分なす術無くやられたのだろう、ドサッと音が聞こえてDの持っていた槍で刺されていた俺も膝立ちのような格好になった。

まさか楽勝だと思った奴にあっという間にやられてしまうとは少し前の俺なら思わなかっただろう。

辺りに視線を向ける。

頭から血を流して死んでいるB、首だけになったCはその光のない瞳で俺を見つめ、見えないがDも同じ感じだろうと予想する。

Dは先程まで五月蝿いぐらい喚いていたのに、今は仰向けの体制でピクリとも動かなかった。

後ろから足音が聞こえる。

死ぬのだろうと直感的に思った俺は目を瞑った。

思い出すのはこの五匹で一時新市街で一旗揚げようとただ我武者羅に戦った日々、戦いに疲れて酒を飲んでは馬鹿みたいに笑いあっている。

昔のことを思い出してAは笑う。

悔いはないとは言えない。

もっと仲間と馬鹿みたいに騒いでいつか子供でも作ってゆっくり過ごしたいという気持ちもある。

ただもう無理なだけ、もうピクリとも体は動かない。

そう思いつつ俺の意識は遠のいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近、旧市街では黒い影を昼夜問わず見かけると噂が流れていた。

例えば、気づいたら横の仲間が消えていた、例えば建物の屋根を高速で移動している黒い影を見たとか、そんな噂が最近の旧市街では出回っている。

つい昨日も最近ここいらで一旗揚げようと鎧を着せたホフゴブリン3体を連れて歩いていたゴブリンが、次の日には仲間のホフゴブリンもろとも室内で殺されていた。

アイツ等の死体は四肢の全てが切り落とされてるもの、首を絞め殺されてるもの、心臓を一突きにされたもの、縦に真っ二つに切られていたりと普通に戦ったらそんなやられ方しないだろうと思えるものまである始末。

何体かいなくなった奴もいるが、それはこの街じゃあ当たり前だ。

周りは大体ビビった奴らは森に、面白そうだと残ったやつは街に、そしてどうでもいいやって感じのやつも街に残るってところだ。

実の所、黒い影を見たって奴は大勢いるが、黒い影の正体を見た奴が一人もいないのだ。

全部ってわけじゃないが、基本媚びてれば色々と喋るので聞いて回ったのだが、それらしい話は一切聞かなかった。

頭の酷い奴は不死の王が蘇った!なんてことまで言い出す。

まぁ俺からしたら害がなければ問題じゃない。

そう思いながら今も旧市街を歩いている。

いつまでもビクビクしてられないのでその黒い影の正体を突き止めようとする一団に加わって街を見回ることにした。

しかしそれから直ぐに森の方に黒い影が走り去っていくのを見た奴が出てきてその一団は解散となった。

そして少し経てばそれすら忘れて、いつもの日常に戻っていく。

今日も俺は影を探し続ける。




さて今回はこのへんで。
Fate/goのバレンタインチョコ、俺ジャック来てないんだよね・・・・・。
悲しくてそのまま起きてたらこんな時間に・・・w
さて次回は・・・どうしよう( 」´0`)」
取り敢えず義勇兵章買わせるとこまでできているんですが、原作主人公達とどうやって自然に会えるようにするかまだ考えてるので、来週後半ぐらいに出すと思います。
また、誤字脱字ここおかしいなどの意見感想も待っています
それじゃあこの辺で
では~(・ω・)
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