「漸く来たわね!一夏!」
アリーナに佇む一人の少女 鳳鈴音
「あぁ待たせたな鈴」
「まさかアンタがクラス代表なんてね。」
「俺もだぜ鈴」
『試合開始‼︎』
「来なさい!一夏‼︎」
「仕る‼︎」
「わぁ〜始まったね〜」
「うむ、そうだな」
「……」
「ですわ」
今俺は右隣をのほほん、左隣を水色の髪をした大人しい子、真後ろにセシリアと言う配置で観戦している。
「ヒカルんは何方が勝つと思う?」
「そうだな…彼女の意見だと一夏が勝つ!って言いたいけど…難しいな」
「何でですの?一夏さんが押しているのに?」
疑問そうにセシリアが聞いてくるが…
「鈴の機体が一夏と同じ純近接特化な訳無いだろ?必ず何かある…」
やはりと言うべきか…急に一夏が後方に吹き飛ばされたが
「何も見えなかった?」
「あれは!」
何か知っているのか、セシリアが驚く
「知っているのかセシリア?」
「えぇ…あれは衝撃砲っと言って空間自体に圧力をかけ砲身を作り、衝撃を砲弾とするものですわ。」
「んー?つまり空気砲?」
「えぇ…そうですわ。」
「不味いな…」
見えない砲弾など、そんな近接機にとって天敵とも言える物を搭載されているなんて…此れでは一夏の勝率がかなり低くなってしまった。
何とか一夏が衝撃砲の対処方法を考えなければ、間違いなく一夏は負ける。
「わぁ〜おりむ〜すご〜い!」
きゃあきゃあと騒ぐのほほん
俺が考え事をしている間に何か起こったのだろうと思い、見ると
空中を自在に飛ぶ一夏に悔しそうな表情をする鈴
「なる程…あぁやれば確かに見えない砲弾も当たらないな。」
どうやら衝撃砲が効かないと分かったのか、近接武器を構える鈴。
そして…二人が接近し決着を付けようとしたその時
二人の間に桃色の極大のレーザーが二人を遮る。
「なっなんですの⁉︎」
セシリアが混乱して叫ぶが…
試合を邪魔をしたのは腕が異様にデカく全身装甲の異形のISだ。
「二人は此処から逃げろ!セシリアは念の為にISを展開して避難誘導を!」
「わかりましたわ!」
そう言いセシリアはブルーティアーズを展開。
「仁義礼智忠信孝悌 抜けば玉散る氷の刃 振れば命散るさだめのツルギ」
俺もすかさず、劔冑を装甲する
今俺が装甲した劔冑は村雨と言う劔冑で最新鋭の真打である。
「さて…」
アリーナの出入り口を見るとドアが開いてなく人間でごった返していた。
『一夏』
プライベートチャンネルを開く、相手は一夏
『光⁉︎』
『俺は今避難誘導をしてる、俺が来るまで耐えれるか?』
『大丈夫だ!』
『よし、なら任せるぞ!』
「お前ら邪魔だ退け!今からそのドアをこじ開ける‼︎」
そう言い周りに居た人間を退かし、村雨さんブースターを吹かし手に持つ武器である大槌を振り下ろしドアを吹き飛ばす。
「さぁ!行け‼︎」
さて…急いで一夏の所に行かなければ!
『いちかぁぁぁぁああああ‼︎男なら…男なら……その程度の敵倒せなくてなんとするうッッ‼︎‼︎』
声が絶叫が管制室から聞こえてくる
「この声……篠ノ之箒⁉︎」
「箒⁉︎」
「この……馬鹿ッッ‼︎」
俺と鈴の驚愕の声と共にあの無人機があのアリーナのシールドバリアーを破った、あのレーザーを管制室に箒に
「やめろおぉぉぉおおお‼︎」
無慈悲そう無慈悲
無人機の凶悪かつ必殺の桃色のレーザーが管制室に放たれた‼︎
管制室に当たるか当たらないかその一瞬
影が割って入った
「ぐっぅぅぅッッ‼︎アァァァァ‼︎‼︎」
苦痛の声を出す彼女……彼女は
「「「光⁉︎」」」
彼女 織斑光は村雨の大槌を盾にし耐えるが…恐るべし熱量で大槌がドロドロと溶け彼女 村雨にも恐るべし熱量が降り注ぐ。
「いっ…一夏ぁぁぁあああ‼︎やれええええッ‼︎」
「承知ィィィィ‼︎零落白夜ぁ‼︎」
ザンッッッッ‼︎
無人機が織斑一夏の白式の零落白夜により、縦に真っ二つに斬り裂かれる
無人機が破壊されレーザーも止まり、光が落下していくが一夏が光を空中でキャッチする。
「はぁ…はぁ……いち…いちか……やったか?」
「あぁ!あぁ‼︎やったよ…光……」
「なら…済まない……少し寝る…」
「光?おい!光‼︎」
「そん…な……」
ペタリと管制室で篠ノ之箒が倒れる
「わたしは……一夏を…一夏を……応援する為に……ごめん…ごめんなさい…ごめんなさい光…」