圧倒的
そうその二文字が当て嵌まる
突如乱入してきたドイツ 国家代表候補生のラウラ・ボーデヴィッヒとの戦闘は圧倒的と言えた。
因みに此れはラウラ・ボーデヴィッヒが圧倒的と言うのだ、そう
2対1と言う圧倒的不利にも関わらずだ
本来戦闘と言う暴力を用いる行為では数の暴力は絶対的有利なのだ、例え世界最強と言える織斑千冬でもIS戦闘部隊一個大隊を注ぎ込まれてしまえば、疲弊して倒れてしまう。
漫画やアニメの世界見たく、一人で大勢を倒せる程この世界はファンタジーな世界ではない、そう戦闘と言う暴力の世界では数こそ絶対なのだ。
だが…この光景は何なのだ?明らかに一人で2人の人間……しかも選ばれし人間である筈の国家代表候補生その専用機持ちが一人の暴力に圧倒されているではないか。
因みにこの2人が圧倒されているのか、その要因は二つある。
まず一つ 此れは連携が出来ていない、2人の代表候補生 セシリア・オルコット、鳳鈴音の2人は連携の練習等は当然出来ていなくアッサリとラウラ・ボーデヴィッヒの反撃に逢う。
そして二つ ラウラ・ボーデヴィッヒの専用機 シュヴァルツェア・レーゲン 黒い雨の名を持つこの専用機の恐るべき能力 AIC 慣性停止結界 これはISの機体に搭載されている PICと言う機能の発展型で任意で物体を停止させる事が出来ると言う恐るべき能力だ。
その恐るべき能力と二人の連携が取れていないと言う二つの要因の所為で二人は一人に圧倒されているのだ。
グルリとシュヴァルツェア・レーゲンの武装の一つワイヤーブレードが鈴音の足に絡み付き、其の儘後方に居るセシリア・オルコットに投げつける。
「なっ⁉︎」
驚き一瞬動きを止めてしまうセシリア・オルコット
そして…その反応の遅れでセシリア・オルコットは鈴音と衝突、そしてそのまま2人は錐揉みしながら地面に衝突
更に連続しての射撃音
地面に倒れている二人に向け、ラウラ・ボーデヴィッヒがシュヴァルツェア・レーゲンの肩部レールカノンを連続して発砲。
そして同じく連続して装甲が削れる音が聞こえる。
「ふん……この程度か」
上空から二人を侮蔑した目で見ながら、つまらなそうにラウラ・ボーデヴィッヒが呟く。
「この程度か…他国の専用機持ちは……一騎当千の力を持つISを使う者の力は…………なら」
そう言いながら腕にプラズマブレードを展開する。
「二人で一人に負けるなどと言う恥など晒しながら生きていく等辛いだろう、一思いに私が引導を渡してやる。」
そう言いラウラ・ボーデヴィッヒが二人目掛け急降下
「死ね‼︎I力と言う絶対の物を扱えない自分の惨めさを恥じながらッ‼︎」
そう言い二人にプラズマブレードを振り下ろす。
ガキン‼︎
「な…………に⁉︎」
確かに無様に地に伏せている者達にプラズマブレードは当たる筈だった……なら………そしてラウラ・ボーデヴィッヒはプラズマブレードを受け止めた乱入者を見る。
「きっ………貴様はッ‼︎」
ギリッとプラズマブレードを受け止めた者を親の仇を見るかのような目で見る。
「織斑光ッ‼︎」
そうプラズマブレードを受け止めた乱入者は生身でIS近接ブレード 葵を片手で持っている織斑光なのだ。
「俺は…お前など知らないのだがな」
「丁度いい!教官に汚名を塗った貴様と織斑一夏を倒す‼︎」
言うや否、光にAICを使用、更にレールカノンを発砲同時にワイヤーブレードを全て展開し射出
ラウラ・ボーデヴィッヒは確実に彼女 織斑光を挽肉……この世から光と言う人間の肉体を消滅させる気だ。
「光⁉︎/さん⁉︎」
地に伏せる二人の絶叫
だが…
光は先ず、AICを近接ブレード 葵を前に突き出し即席の盾にし、レールカノン ワイヤーブレードを掠りもせず全て回避する。
「なっ……全て…回避するだとぉ⁉︎停止結界もレールカノンもプラズマブレード全てを回避するだと⁉︎……なっ………な…何なんだ……貴様は⁉︎織斑光ッ‼︎貴様は⁉︎」
ヒステリックにラウラ・ボーデヴィッヒが光に向け叫ぶが……
「俺は織斑光だそれ以上も以下もない………さて俺は名も知らない貴様を一身上の都合で倒す。」
そう言い……腕を顔の前でクロスする。
「蛆には腐肉を 蠅には糞を 百舌には蛙の串刺しを 今宵の虎徹は血に飢えている」
はい、次はラウラと光の戦闘です。