腐った世界で強者を求め戦う少女   作:抹殺完了

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第24話 邪魔

悪鬼村正…勢洲右衛門尉村正三世が背中の単発のブースター 俺が居た世界では此れを合当理(がったり)と呼び、其れを吹かしながら此方に接近する村正。

 

『一夏!奴の攻撃を凌いでくれ…その隙にケリをつける!』

 

「承知!」

 

劔冑の通信機能 金打声(きんちょうじょう)を使い一夏に言う、本当ならばISの基本的な機能を使えば良いのだが…活かせん今の状態ではISの機能が使えないのだ。

 

作戦はこうだ

 

一夏が村正の攻撃を凌ぐ

 

その隙を突き、正宗の搭載兵器 正宗七機巧で片を着ける

 

 

 

村正が急接近する…土煙を巻き上げ野太刀を構えながら迫る

 

狙いは………俺

 

一夏は直ぐさま俺と村正の間に入り野太刀を受ける為に雪片二式を盾の用に構える。

 

「ウォォォォオオオ‼︎」

 

空気を読めないとは正に此れなのだろう…先程俺が逃げろと言った筈の黒いISに乗る転生者が叫び声を上げながら村正に迫る。

 

黒いISのブースターが破壊されているので地を脚で踏み締めながら村正に迫るその姿は滑稽だ。

 

「馬鹿か貴様は⁉︎」

 

「神居逃げろ‼︎」

 

俺と一夏の叫びに転生者は

 

「煩い!僕は主人公になる人間なんだ‼︎選ばれし人間なんだ‼︎黙ってろ!」

 

「ッ…此れだからッ」

 

『御堂!悪鬼があの小童の所に!』

 

先の叫び声で奴が転生者に対象を切り替えてしまった。

 

「デェェェイ‼︎」

 

気合の篭った声と同時に転生者は黒い雪片二式……黒片と命名

 

転生者が放った黒片の一撃は村正に当たった……

 

 

 

 

否‼︎

 

あの村正があの程度の攻撃を喰らう筈がない

 

そう村正は喰らっていなかった

 

「アッ……アァ…アァァァァァッッ‼︎腕ぇェ⁉︎僕のうでがァァ⁉︎」

 

宙に飛ぶ転生者の腕…そして転生者の悲鳴

 

簡単な話だ転生者の黒片が振るわれる前に村正が転生者の腕を斬り上げで斬り飛ばしたのだ。

 

「言わんこっちゃないッ‼︎」

 

「糞!……如何する光⁉︎」

 

「ちっ!」

 

たった一人の連携の取れない人間の所為で此方側に手痛い損傷を与えられた。

 

今も俺らと村正の間で痛みで苦しみもがき悲鳴を上げている…正直邪魔だ

 

あんなど真ん中に転生者が居たら七機巧どころか下手に動けば村正が転生者を殺してしまう。

 

其れだけは何とかして阻止しなければ…

 

「正宗!七機巧ッ‼︎」

 

先ずはあの転生者を何とかしなければならない…何故七機巧かと言えば、とある機巧に丁度良いものがあるからだ。

 

名を割腹・投擲腸管(かっぷくとうてきちょうかん)と良い、自分の腸を鋼鉄のようにコーティングし其れを相手に投げつけるのだ。

 

此れを相手の首目掛け投げ其の儘絞め殺すと言う方法も出来、味方の胴体に巻き付け救出すると言う方法も出来るのだ。

 

正宗が応えるよりも速く上空から的確に村正目掛け一発の銃弾が放たれる。

 

「「⁉︎」」

 

いきなりの村正目掛けの攻撃に驚く俺と一夏…其れを他所に先の攻撃をかわした村正に今度は熾烈な銃弾の雨が降り注ぎ確実に転生者から村正を離して行っている。

 

「これは…」

 

「すまない一夏、光遅くなった!」

 

背後から声が聞こえ振り向くと其処には打鉄を纏った千冬が居た、周りを見ると上空から村正を的確にライフル 焔で狙撃する打鉄に転生者とその腕を持ち後退するラファール…其れを援護するかの様に物理シールドを展開しているラファールと重機関銃 デザート・フォックスで弾幕を張る二機のラファール。

 

計五機のISが援軍として駆け付けて来たのだ。

 

「織斑先生!神居君を確保しました!」

 

転生者…神居を抱えながら報告する教師 山田摩耶が千冬に報告をする。

 

「そうか…助かる山田君……早く神居を医務室へ」

 

「その切り口なら早めに治療すれば何とかなる。」

 

千冬の言葉に付け足す様に神居の切断面を見ながら言い其れを聞いた山田摩耶は急いで医務室に向かっていく。

 

「…其れで如何する光、このままじゃジリ貧だぞ!」

 

教師陣の弾幕をかわしている村正を見ながら千冬が叫ぶ。

 

「織斑先生!私が奴に盾殺しを当てに突貫します‼︎」

 

「駄目だ‼︎神居の二の舞いになるぞ‼︎」

 

「でしたらッ‼︎」

 

「駄目!このままじゃ突破される‼︎」

 

「弾が無くなった‼︎」

 

「私の方も‼︎」

 

「援護でクアッド・ファランクスを‼︎」

 

 

「……千冬教師陣を下げろ」

 

「何⁉︎…如何するつもりだ光。」

 

困惑する千冬を尻目に俺と一夏は戦闘準備を整えた。

 

「千冬姉…此奴は俺達三人がやらなきゃ駄目なんだ…」

 

「そういう事だ構えろ千冬…行くぞ」

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