「ねぇ織斑君と付き合ってるって本当なの⁉︎」
「どうやって告白されたの?」
「彼氏何て羨ましいなぁ」
などなど休み時間になるやクラスの女子達が一斉に俺と一夏に群がってきて質問攻めをされていたのだが…等の一夏は篠ノ之箒に拉致されてどっか行ってしまった……おのれ!篠ノ之箒め‼︎
まぁクラスの女子の1人が彼氏を彼女の無許可で連れて行くのはないんじゃないと言ったのだが…篠ノ之箒の無言の睨みで封殺され一夏は拉致されてしまった。
「おのれぇ‼︎篠ノ之箒ィィィィ‼︎」
この渾身の叫び声で周りが怯えたのは言うまでも無いだろう。
「一夏何故あんな奴と付き合っているんだ!」
場所はIS学園の屋上
其処で1人の女子の叫び声が聞こえてくる、声の主は鋭い目つきでポニーテールの女子で正にサムライと言う単語が似合う女子で名前は篠ノ之箒と言いかの天災 篠ノ之束の妹だ。
「何でって言われても…好きなんだからとしか言えないんだが…」
困った様に言う彼は世界初の男性操縦者である織斑一夏だ。
織斑一夏のその解答に納得行かないのか更に怒鳴る
「何であんな奴を好きになる⁉︎私がいるのに‼︎」
此れに彼は多分頭のてっぺんにハテナマークを浮かべる。
私がいるのに?つまり…箒は俺の事が好きなのか?
きっとそうだ今のでわかった、箒は確実に惚れていると一夏は何と奇跡的に分かった。
「なぁ…箒は俺の事が好きなのか?」
かぁ!と顔が赤くなっていく篠ノ之箒、もう明らかに惚れている。
光と付き合う前迄だと、先の発言で気付かないばかりか顔が赤くなってもきっとこう言うだろう。
「熱でも出ているのか?」
「なっ!なっ何を言う‼︎私は別に…」
顔を赤くしながら恥ずかしそうにする箒を見て、一夏は申し訳無さそうな表情をする。
それもそうだろう今から一夏は彼女に残酷な言葉を言うのだから
「箒……嬉しいけどさっきも言ったけど俺は光と付き合っているんだ…だからすまん。」
そう言い一夏は屋上から出て行く。
「なっ…まっ待て一夏‼︎」
彼女の制止も虚しく一夏は屋上から出て行ってしまった。
「そんな……一夏…お前は私を選んでくれる筈なのに…」
1人ポツンと屋上で佇む箒はポツリと呟く
自然と彼女の目から涙が流れる
此れだけならただの青春の1ページに収まるのだが……
「光…」
ポツリと自分から一夏を奪った少女の名前を呟く
「光……織斑光‼︎お前さえ!お前さえ居なければ‼︎」
彼女はどんどんと憎しみの炎を燃やす
「必ずお前から一夏を取り返してやるからな…織斑光‼︎」
憎しみに燃える彼女は憎き人間の名前を叫ぶ
篠ノ之箒が戻ってきたのは授業のチャイムが鳴り授業が始まった時だ。
彼女は千冬の無慈悲な出席簿アタックを喰らい、自分の席に戻る時だ
(なんだ?この殺気は?)
篠ノ之箒が俺に殺気を出してくる、殺気自体は武者同士の殺し合いをしてきた俺自身は別に何でもなく、逆に温く感じるのだが…殺し合いをした事が無い人間にしては凄い方だろう、現に俺の周りに居る女子達は顔を青くし震えている。
(全く殺気を出すなら俺単体に出せよ。)
全く迷惑なと同時に此れは面倒な事になるなぁと心の中で呟く。
又休み時間
今度は一夏は篠ノ之箒に奪われずに俺の一緒に居て、先の休み時間と篠ノ之箒から来たストレスを発散するために一夏の膝の上に座って頭を撫でて貰っている。
どうだ?羨ましいか?羨ましいだろう!だが…やらん‼︎やらんといったらやらん‼︎一夏は俺のもんだ!
むふー♪
「ちょっと宜しくて?」
「むふー♪」
「本当好きだよな光」
「当たり前だろう?彼氏に頭を撫でられるなんぞ、凄い嬉しいんだぞ?」
「ちょっと聞いていますの⁉︎」
「そう言う物なのか?」
「そう言うもんなのだ…だからもっと頭撫でろ一夏」
「はいはい」
「お願いですから聞いてください…」
其処には頭に金色のドリルを二つ携えた西洋人が居た。
「「誰?」」
「誰ですって⁉︎このイギリス代表候補生のセシry」
彼女的にはタイミングが悪いのだろう無情にもチャイムが鳴り、セシさんは涙を浮かべながら。
「ただお二人のいちゃいちゃを見せつけられただけだなんてあんまりですわ‼︎」
そう言って逃げていった。
結局何がしたかったのかよくわから無い奴だった。
ん?さっきアイツは大英連邦(イギリス)って言った?つまり…
「GHQの手先?」
「GHQ?」
流石に膝の上に居てそんなこと言ったら流石に気付かれるか。
「ううん、何でもないよ」
「さてこの時間は実戦で使用する各種装備の特性についての説明を………その前に再来週のクラス代表に出る代表者を決めないと行けない…誰かいないか?」
クラス代表…つまりクラスの顔になる人間という訳で
まぁこのクラスにはIS学園唯一の男子生徒である、一夏が居るから物珍しさにクラスに選ばれるだろう。
「はーい!織斑君が良いと思いまーす!」
「さんせーい‼︎」
「いぎなーし!」
「光さんも賛成だよね?」
急に俺に振るなよ…でもまぁ
「確かに一夏の活躍は見てみたいな……俺も賛成だな」
「ちょっ光⁉︎」
「さっすが光さん分かってる!」
「納得いきませんわ‼︎」
バン!と机を叩き先のGHQのドリル娘が叫びながら立ち上がる。
「この様な選出なんて認められませんわ‼︎だいたい実力からいけばわたくしがクラス代表になるのは必然!それを物珍しいからという理由で極東の猿がクラスの顔になるだなんて困りますわ!そもそも、わたくしはこのような島国までIS技術の修練に来てるのであって、サーカスをする気は毛頭ありませんわ!いいですか!?クラス代表は実力トップがなるべきで、それはわたくしですわ!大体、文化としても後進的な国で暮らさなくてはいけない自体、わたくしにとっては耐え難い苦痛で…」
……GHQに似た様な奴いたなぁ…たしかアスカロンVIIの仕手も似た様な事言ってたな…やっぱり世界は違っても大体同じなんだな。でも…流石に国家代表候補生がそんな他国を侮辱して良いのか?
いや…普通駄目だろ下手すれば国際問題になりかね無いのだが……まさか自分の立場を理解していない?
「イギリスだってメシマズの国何年連覇だよ?」
顔に青筋立てている一夏がそんな事を言い、金色ドリルと口論になるが……内容があまりにも幼稚過ぎて……遂には
「決闘ですわ‼︎」
「あぁいいぜ?四の五の言うより分かりやすい」
千冬?千冬が二人目掛けて出席簿を振り下ろす。
「勝手に話を進めるな……全く、だがまぁ話は纏まったな。では織斑、光、オルコットは一週間後の月曜日 第3アリーナで行う良いな?」
「ちょっと待て何で俺の名前がある?」
「そうですわ織斑先生、私は織斑さんと戦うのであって別に光さんとは」
「オルコットお前は確か実力トップがクラス代表になるべきと言ったな?」
「はい、ですから私が」
「実力だったらお前より光の方が上だぞ、言っておくがコイツの実力は一年最強と言ってもいいぞ。」
おのれぇ千冬…全く迷惑な事をしてくれる!
ほら金色ドリルがコッチを睨みつけてきてるではないか!
「光……貴女は私を馬鹿にしましたわ!徹底的に潰してあげますわ‼︎」
別に馬鹿にとかはしてないんだけどな…
大体千冬の所為で俺はやらなくてもいいクラス代表戦をやる羽目になった。
あれ?箒が……なんでぇ?