特にその前の会話が。
もうすぐ日が暮れる。
あれからどのくらい時間が経ったのだろう。
確か帰って来たのは昼前。 今は夕暮れ。
俺はその間ずっと泣いていたのだろうか?
でも、もう涙は流れていない。
気持ちの整理はもうついた。
俺は親父と母さんに
「いつか必ずちゃんと弔うから待っててくれ。」
と言って庭に出る
じいちゃんは国から払われた多額の金を一つは親父を育てるため、もう一つは庭の倉庫の中にある。
俺が倉庫を開けるとそこには脛当·籠手·防衛ベスト·腿覆い·安全靴などの防具と、脇差しと剣鉈にライオットシールド(透明な盾。機動隊とか装備するあれ。)が置いてある。
俺はそれらを車に運ぶが鉈と防具だけ装備しておく。
他にも保存のきく缶詰やカップラーメンなどに、紅茶やほうじ茶のパックなども車に乗せておく。
俺は車は運転したことないが、調べてみたところそんなに難しくなさそうだった。
車を使ってどこにいくかは決めてある。
圭が通う巡ヶ丘学院高等学校だ。 彼女がいる可能性としては一番高い。
俺は学校に向かう前に圭の家にお邪魔した。
やはり、こっちも酷い有り様だった。 リビングには仕事で忙しい親父の代わりによく遊んでくれた第2の父親とも言えるおじさんが襲いかかって来た。
噛み付いてくるおじさんに俺は足払いをかけて転ばし首に剣鉈を突き刺しトドメを刺す。
最悪の気分だ。
俺が圭の家に入った理由は彼女が学校に居なくて入れ違いで圭が家に帰って来た場合を考え置き手紙を置いておくためだ。 内容は簡単に言うと俺は生きてて君を探すために君の学校行ってるという感じだ。 手紙を置き、家の外に出る頃にはもう夜だった。
俺は高校まで慣れない運転をしながら途中で車をコンビニに停めて今日は寝ることにした。
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少し時間が遡り彼がまだ両親の死に茫然自失していた頃巡ヶ丘高校では...
私は先輩を担ぎながら奴等(学園生活部視点では屍とは言わない)の居ない屋上に向かっていた。 部活中だったのに突然みんながおかしくなり、襲いかかってきた奴等のことから私を庇って先輩は怪我をしてしまった。
私は突然起こったこの出来事に戸惑ったが逃げたほうがいいと思い怪我をした先輩を担ぎ今に至る。
屋上に着いたが鍵が掛かっている。
「お願い、開けて!」
屋上のドアをドンドン叩きながら叫ぶ。
早くしないとここにも奴等がやって来るだろう。
「お願い、開けて! 開けてくれ!」
すると、鍵が開きドアが開かれる。
そこには女子生徒2人と国語教師のめぐねぇがいた。
私は先輩を屋上のフェンスに寄りかからせる。
「恵飛須沢さん!? 先輩君のその怪我は!?」
『酷い傷..保健室に行かなきゃ』
髪の長い女子生徒が先輩を見てそう言うが
「ダメだ!」
一階はもう多分奴等で一杯だろう。
『でもその傷よ?』
「下はもう駄目だ!」
「なら救急車を..」
「駄目、さっきからかけてるけどつながらない!」
めぐねぇは電話掛け続けているが一向に繋がる気配がない。
そしてまたドアの叩く音がした。
逃げて来たのか、それとも奴等なのか考えていたがドアのガラスを割って腕がたくさん出てきて私は奴等だと確信する。
「園芸部のロッカーを!」
そう言ってめぐねぇはロッカーをドアの前に押し出し、ドアを破られないようにするが女性一人の力では容易に破られるだろう。..が
「若狭さん!?」
髪の長い女子生徒もドアを支えるのに加わり、自分も加わろうとすると先輩が立ち上がった。
しかし、様子が変だ。 先輩がまるで奴等のような唸り声を上げ、私に手を伸ばしてくる。
「先..輩..?」
すると先輩は私のことを突飛ばした。
私は突然のことに対処できず尻餅をつく。
「恵比寿沢さん、逃げて!」
先輩は私に向かってきた。
私は恐怖で近くのシャベルを手に取り先輩の首を斬りつけ倒す。
そして私は立ち上がり倒れた先輩にシャベルを何度も何度も突き刺す。
想いを寄せていた先輩を。
「駄目だよ!」
気がつくと髪の短い女子生徒が私に抱きつき、私のことを泣きながら止めていた。
「馬鹿だなぁ、何でお前が泣いてんだよ。つうか、お前誰だよ」
私は涙を流しながら言った。
胡桃が先輩を殺害した後学園生活部がその日どのように過ごしたか分からなかったので接触するのは次になると思います。
圭が出るのはいつだろう....。