屍動   作:小野田あさ

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2話

首相官邸

 

「総理、本日の予定です」

「むっ。ありがとう」

 

今日の予定が書かれている用紙を受け取ると、大まか流れを頭の中でシュミレーションしておく。

 

シュミレーションを終え、顔を上げると秘書官が耳元で囁く。

「あと…少々耳に入れておきたいことが…」

 

「どうかしたか?」

「いえ、実はですねアフリカ方面で奇病と言うか伝染病が…」

「奇病?」

「ええ。今は伏せられていますが、徐々に蔓延するのではないかと言われています。」

「ふむ…で、どういったものだ?エボラのようなものか?」

「それが、致死率が99.9%と言われているそうで…」

「何っ!?」

「詳細も分かっていないのですが、やばいものではないかと言うのは各国の首脳に伝えられているそうです」

「あえて100%と言えないのも、企業へのクレームを配慮したみたいものでが、ほぼ100%ではないか」

「あくまで、耳に入れておくだけですから…」

 

 

「総理。そろそろ玄関へお願いします」

 

外から、運転手が声を掛けてくる。

 

「うむ。分かった。すぐ行く」

 

(分かった。しかし、他の国はどう動くのだか…)

 

 

翌日

 

 

プルルルル

「はい。けい」

「警察ですか?大変です。人が!」

「お、落ち着いてください。まず場所と状況を」

「えっ、えっと、コ、コンビニのそばです」

「え、いやですから、もっと…あの地名を」

「し、新宿の○○です。早く来てください!血まみれです!」

「けが人がいるのですか?とりあえず、救急車も要請しますので、警察もすぐ向かわせます。」

 

 

・・・

 

「先輩、この辺りだそうですが…?」

「あ、あの人だかりかな?」

 

「お、おまわりさん!早く!」

 

「はいはいー」

 

人ごみを掛け分けると、男が男に覆いかぶさっている。

 

「ちょっと、これどういう状況か誰か、見てましたー?」

「は、早く取り押さえてくれ!」

「はいはい。分かりましたよ」

 

「ちょっと、お兄さん。あんまり暴れちゃだめだよー?こんな真昼間からお酒飲んでるの?」

 

警察官が覆いかぶさってる男の肩に手を置く。

首がこちらを向く。

 

口元にはべっとりと血が付いている。

 

一瞬目が合うと、ガブリ。

 

鮮血が舞う。

 

「ぎ、ぐあああああああ」

 

「先輩!ど、そうしたんですか?」

 

周りの人に事情を聴いていた警官が悲鳴を聞いて、振り向く。

 

そこには手を喰いちぎられた先輩警察官の姿があった。

 

「うぐっ、な、何しやがる」

 

バン。

 

銃声が鳴る。

 

噛み千切ったやつの胸に命中する。

 

しかし、確かに心臓を打ち抜いたであろうが、動きを止めない。

やむを得ない。

 

バン。

 

もう一発。

 

今度は頭部を打ち抜く。

そして、ようやく動きを止める。

 

え?

俺じゃないぞ?

 

「おい、何やってんだ。なぜ拳銃を使った?

「い、いや1発だけ…」

「2発撃っただろうが!」

 

ピーポーピーポー

 

「救急隊ですが、負傷された方は…?」

 

「おい、何人いるんだ?」

「えっと、先輩入れて10名です」

 

「分かりました、すぐ簡単な治療と搬送が必要な方を病院まで搬送します」

 

…この事件が後に、パンデミックとなる出来事となるほんの1コマであった…

 

 

 

 

「次のニュースです。今日午後1時ごろ、都内新宿区で通り魔事件がありました。犯人は警察官を負傷させたのち、射殺されました。薬物を使用していたなどの証言もあり、慎重に捜査を進めていくとのことです。また、警視庁は今回の拳銃の使用について問題はなかったとしてますが、波紋を呼びかけそうです。

続いては、日経平均株価が…」

 




前に投稿していた時は、なかったお話です。
序盤から何やら不自然な空気がw

後半は1話であったニュースの事件の現場ですね。
しかし、中々うまく書くことが出来ませんでした…
修正出来たらしていきたいですね(^^;

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