ダンまち~転生したら一撃男でした~   作:セルタッチmk.2

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遅れてしまい申し訳ございませんでした。

生徒会長になんかならなければ良かったな。色々大変ですわ。
皆さんも止めといた方が良いでせうよ。

それでははじまりませう


四撃目

 ロキ・ファミリアに入団した日の翌日、俺は食堂に来ていた。まぁ、飯を食いに来たんだが……俺の膝の上に座ってリスみたいにほっぺ膨らませながら飯を食ってるアイズは昨日の時点で何となく想像していた。すると、いきなり隣にヒュリテ姉妹の妹の方、ティオナがやって来た。何でも俺の強さが気になるらしい。昨日は凄かったねー、どうしてそんなに強いのーなど色々質問してくる。俺はそれに適当に返事をしながら、改めてティオナを見た。一見、普通の女の子に見えるが、アマゾネスという種族らしい。戦闘技術に長けており、グラマーな女性が多いらしい。こんな身近に人間とは違う種族がいるのかと、少なからず感動をしていると

 

 「さっきからじっとこっち見てどうしたの?」

 

 「ちょっと考え事してたわ」

 

 悪い、と言いながら視線をティオナの顔に戻すと、顔の周りにソースを付けながら豪快に飯を食べていた。そんな姿に俺は驚きつつ苦笑した。昔のアイズも口の周り汚しながら食ってたなと思いながら

 

 「ティオナ、ちょっとこっち向け」

 

 「なに~?」

 

 と言いながらこちらに顔を向けて来たティオナ。それを確認すると、俺は指で口の周りについているソースを拭ってそのまま口に入れた。すると、一瞬でティオナの顔が真っ赤になった……具合でも悪いのだろうか?

 

 「大丈夫か?」

 

 「だっ、だいじょうぶだよぉぉ!?」

 

 ……全然大丈夫にはみえないんだが、本人が言ってるから大丈夫か。そうこうしているうちにアイズが飯を食い終わっていたらしい。アイズに今日の予定を聞いてみたら

 

 「後輩の面倒をみる事になってる」

 

 そう言って準備をしにいってしまった。手持ち無沙汰になってしまった俺は頭を掻きながら何をしようか考えていた。すると、食堂にやって来たベートを見つけた。昨日の事を謝ろうと近づいていったら、ベートと目が合った。

 

 「ベート、昨日は「すみませんでしたっ!!」 ……え?」

 

 俺が謝ろうとしたら逆にベートに謝られたでござる。何で? 俺が固まっていると

 

 「俺は昨日サイタマさんに敗れて自分の未熟さを理解させられました。同時にサイタマさんの強さに惹かれました。俺もサイタマさんの様に強くなりたい……。なので俺を弟子にしてくださいっ!」

 

 「あ……うん。…………え?」

 

 色々と意味がわからない。取りあえず、明日来てくれと伝えたら、ベートは尻尾を振りながら飯を食べに行ってしまった。……まぁ、ベートも明日の朝に来るわけがないよな。……たぶん。

 

 「サイタマやっと見つけたで~」

 

 そう言って肩に上ってくるロキに俺は丁度良かったので次に何をすればいいのか聞いた。

 

 「そんならまずギルド行こか」

 

 と言って俺に元気よく前進!とか指示してくるロキ。

 

 「お前、仕事とかあんじゃねーの?」

 

 「うっ、きょ、今日は休みの日なんや!」

 

 ……こいつ仕事サボりたいだけだな。どうなっても知らないかんな。

 

 俺の肩の上で上機嫌に鼻歌を歌いながら指示をしてくるロキに従うこと数十分。ようやくギルドに到着した。何やら騒がしいのでそちらの方を向いてみると、女性ギルド員と冒険者が言い争っていた。その様子を確認した俺はロキに降りてもらい、そこに向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私、エイナ・チュールは困っていた。それは目の前にいるソーマ・ファミリアの冒険者のせいだ。

 

 「ですから、こちらが正当な換金額なんですよ」

 

 「嘘だっ! もっと高くなるはずだっ!」

 

 さっきからこのやり取りの繰り返し。他のギルド員に助けてっと目線を送ると目を逸らされた。……薄情者どもめぇ! と同僚の事を恨みながら対応を再開しようとしたら

 

 「いいからもっと高くしろ!早くしないか!」

 

 「おい、おっさん」

 

 「何だ!」

 

 「いい加減にしろよ。その人にも周りの人にも迷惑かかってんのわかんねーのか?」

 

 「何だとっ! 俺はLv.2の冒険者だぞ!」

 

 「そんなの関係ねぇよ」

 

 いきなりやって来た男性と冒険者の言い争いが始まってしまった。私は急いで止めようとしたけど、それよりも早く冒険者の方が痺れを切らして男性の方に武器である大剣を振りかぶって襲い掛かった。私は目の前で起こるであろうことを想像して目を瞑った。……しばらくして私は目を開けた。そこで、私は驚きの光景を見た。男性が片手で大剣を受け止めていたからだ。私は勿論、他の人達も驚きで声を出すことができなかった。そのまま片手で武器を破壊し、冒険者の顔目掛け拳を打ち出した。ブォンと途轍もない音をたてたその人の拳は冒険者の顔の目の前で止まった。寸止めされたのに関わらず冒険者は気絶していた。その人は何事もなかったかのようにこちらに近づいてきて

 

 「怪我なんかはないか?」

 

 そう私に声を掛けてくれた。

 

 ……この日、私は本当のヒーロー(英雄)に出会った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 冒険者を鎮圧した後、無事に冒険者登録も終わって、ホームに帰っているところだった。俺が助けたギルド員……エイナは終始顔が赤かったんだけど大丈夫だったんだろうか? 俺の周りでは瞬間的な風邪でも流行ってるのか? 俺も気を付けなきゃな。

 

 ホームに到着した瞬間にリヴェリアに連れていかれたロキを見送りながら、後からやって来たアイズと合流して、食堂で飯を食っていると、いつの間にかティオナがいた。アイズは食事中にあまり喋らないから、ティオナがいると場の雰囲気が明るくなるので楽しく感じる。飯を食い終わって、アイズとティオナと別れ、自室に向かった。明日も楽しくなりますように、そんな事を思いながら、俺は眠った。

 

 




ベート「先生っ!!」

サイタマ「マジで、きやがった」

そんなやり取りが早朝にあったとかなんとか
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