ニセコイ Another story 俺と楽の波乱万丈な日常!? 作:覇王神 ゾディアーク
ようやく投稿できました!
またどんどん投稿していくのでよろしくお願いします!
鶫のラブレターの件から何日か経ったある日・・・・
「楽ーーーー!!」
「ん?」
「この日誌ってどこに持っていくんだっけ?」
「ああ?さっき先生が準備室にって言ってたじゃねぇか。」
「あぁ、そっかそっか。」
正義と楽は小野寺に話しかけようとしていたのだが、千棘により割り込まれてしまった。
「千棘ーー!理科準備室だぞ!?また音楽のほうだと間違えるなよ!」
「りょーかーい」
(あれ?楽と桐崎が名前で呼び合ってる?)
「なぁ兄貴?桐崎と名前で・・・」
「ん?あぁ。実は最近下の名前で呼ぶことになってよ、なんかあいつの友達から恋人同士なのに苗字で呼び合うのは変だって言われたんだとよ。」
楽と桐崎が偽の恋人関係になってから
早くも何ヶ月か経っていて、これだけ長く一緒にいれば仲も深まるだろう。
「ふーん。ま、いいけどよ。」
「とこでよ?小野寺。名前で呼び合うってやつそういえばまだだったな?どうだ?」
「ブフゥ!」
小野寺は突然のことにびっくりしたのか
口から何かが吹き出す。
「だ、大丈夫か?」
「う、うん。名前・・・名前・・・名前・・・ま、ままま正義君・・!」
「お、おう、こ、ここ小咲・・・」
(やべぇーー言い出しっぺ俺だけどすげえ緊張するぅう!!)
二人の顔はとても赤らめていて、まるで
完熟したリンゴのようになっているのだ。
「ご、ごめんなさーい!!」
「え!?な、何が!?」
小野寺は羞恥心の所為かその場から猛スピードで走り去ってしまう。
「待ちなさいよ小咲ー!」
一緒にいた宮本も逃げる小野寺についていく。
(小野寺に名前で呼ばせるのはすこしまずかったか・・・?まぁ俺もすげー恥ずかしかったし・・・。)
正義は悩んだ表情で頬を掻く。
「さてと、俺らもそろそろ・・・」
「待て、一条楽、一条正義。」
教室のドアから出てきた鶫に、呼び止められる一条兄弟。実の兄弟ではないが。
「鶫か。どうしたんだ?」」
「お嬢が何処にいるのか知らんか?」
「桐崎なら理科準備室に行ったぞ?」
「そうか。なら都合が良いな。」
「は?」
「小野寺様達は何処に?」
「小野寺ならさっきまで居たけど、走り去っちまってな。」
「小野寺様達にはこの後伝えるとして、今から大事なお話があります。」
「大事な話?」
「実は今日は千棘お嬢様のお誕生日なのです。なのでお嬢を楽しまさせて差し上げたく
サプライズパーティーを計画中でして、
小野寺様達も来てくれればお嬢もお喜びだと思います。」
「ほぉーいいじゃん。じゃあプレゼントとか必要だな。」
正義はプレゼントを何にしようか悩んだ表情で指を顎につけて考えている。
「まぁ、貴様も来たいというのなら来ても良いが?貴様もお嬢の護衛で友人だし、呼んでやらんでもないが・・!まぁ私は貴様の顔なんか見たくないがな!」
鶫は外方を向いてそう言う。
「なんだよ。そんなに嫌なら行かねえよ。兄貴だけで行かせるよ。」
鶫は顔を赤くして、
「こ、こ、来いよ・・・・‼︎」
「どっちなんだよ!?」
「ったく。じゃあ兄貴は小野寺達にこの事を伝えに行ってくれ。桐崎にバレんなよ?サプライズが台無しになるからな。」
「わかってるつーの。」
楽はぶっきらぼうにそう返して、小野寺達を探しに行く。
「さてと・・・じゃあ鶫行くか。」
「ファア!?ど、何処にだ!?」
「何処にってプレゼントを買いにだよ。」
「貴様は1人で買いにいけるだろ!」
「行けるけど、俺は桐崎の好みとかよくわかんねえし、お前なら桐崎と長いこと一緒にいたんだからわかるだろ?俺はセンスがねぇしよ。あと、やっぱ可愛い女の子の意見を聞いて選んだ方がいいと思うんだよ。プレゼント渡すとき白けるの嫌だし。」
その言葉に鶫は顔をトマトのように赤くする。
「か、か、可愛くなどないわ!馬鹿者!」
「えぇ!?」
何故怒られたのかよく分からず、戸惑った表情になる正義。
「ま、まぁ取り敢えず!急いで家に帰って着替えて買いに行くぞ!?日が暮れちまう。」
*ーーーーー
俺は家に帰って着替えて待ち合わせの喫茶店でコーヒーを飲みながら待っている。
正義は夏らしい格好をしていて、ジーンズに
半袖の柄の入ったTシャツといった格好をしている。
「鶫のやつ遅えな・・・。早く来いと言っておきながら何してんだ?」
ここに集合する前に鶫に「30分前にここにいろ!!」と釘を刺されたのだ。しかし、そう言った主が集合時間になっても来ないのだ。
正義は窓を覗きながらコーヒーを飲んでいると見覚えのある人が走ってくるのがわかる。
そう鶫だ。
鶫は急いで店に駆け込み、正義の元へと向かう。しかし、少し普段と違うところがある。
「あれ?お前今日は女の子の服なんだな。俺はてっきり、動きやすい服装でくるのがと思ってたけど。」
「う、うるさい!お嬢にこれを着ていけと言われたのだ。私にこの格好は似合わないと言うのか!?」
「い、いや・・・すげぇー似合うと思うけど・・・」
鶫は白いネックレスに水色のワンピースといった格好をしている。制服越しからだとわからなかったが、肌もとても白くて綺麗だ。
「う、うるさい!馬鹿者!」
「シィ〜!店ん中だから!」
「す、すまん・・。」
大声で返す鶫に正義は注意する。
「あなたたち仲いいわね。カップル?」
「「違う!!」」
店員さんにそう言われるが否定の声をあげる
鶫と正義。
店員さんは笑いながらその場から立ち去る。
おそらく信じていないだろう。
「はぁー。取り敢えず座って話そうぜ。」
「あ、あぁ。」
二人はテーブルの下にある椅子に腰掛ける。
「なぁ。桐崎って・・何貰うと嬉しいんだ?」
「お嬢の好きなものは可愛いものとかだな。
食べ物だとラーメンとかだな。」
「ラーメンなんて持ってくの大変じゃねえか。う〜ん。これ考えてもしょうがねえな。
一度店に見に行って決めた方がいいな。」
しかし、正義はある事に気づく。
(あれ?そういえば鶫の誕生日っていつなんだ?こいつも桐崎の誕生日を祝ってるんだ。
こいつにも誕生日とかやってやりてえな。)
「おい!一条正義!何をしている!」
「へ?あ、あぁ悪い・・。」
考え事をしていて、鶫の声が耳に入っていなかった正義。
(ま、まぁいい・・・まだ時間はある。ゆっくりそのことを聞くか。)
俺たちは様々の店をまわって色々物色した。
正義はゆっくりとしていたが買い物の時間はあっという間に終わってしまった。
(結局聞けなかった・・・俺の意気地なし!!)
「ふぅー良いものを買えたな。お嬢は喜んでくれるだろうか。」
「そりゃ喜んでくれるだろうよ。俺らのプレゼントだぞ?」
俺たちは千棘の家に向かうため、下り坂を下っていく。
「なぁ・・・まだ時間あるし、寄り道していいか?」
「何故だ?」
「いいからこっち来いよ。」
正義はやや強引に鶫を寄り道に誘う。
向かった場所は狭い路地を抜けたところに
は見晴らしの良い場所があった。
そこには一本の巨木が立っている。
「よっと・・!」
正義は華麗な身ごなしで木をどんどん登っていきあっという間に木の天辺にたどり着いてしまった。
「ほらーーー鶫も来いよ!」
「ちょっ・・ちょっと待て!」
鶫も嫌そうな顔をしていたが渋々木を登る。
流石優秀なヒットマンなだけあって身ごなしが良い。あっという間に木の天辺に着いてしまった。
「な?すげぇここ見晴らしいいだろ?」
「すごいな〜。こんな狭い路地の奥にこんな場所があるなんて。貴様にしては中々じゃないか。」
「ま、この街は俺の庭だからな。子供の頃はよく街を走り回って遊んでたなー。あの頃は楽しかった。」
正義は懐かしむように鶫に話しかける。
しかし、鶫は・・・
「貴様は今は楽しくないのか?」
「は?いきなりなんだよ。」
「私とプレゼント買いに行って楽しかったかと聞いているんだ!」
鶫は真剣な表情で正義にそう問いかける。
「そりゃ楽しかったよ。友達とプレゼント買いに行くなんて数年ぶりで楽しかったよ。」
「なら良いが。」
「ふーん。そういえば鶫の誕生日っていつなんだ?」
「なんだ藪から棒に。」
「桐崎の誕生日やってるんだ。お前の誕生日もあるのかな〜って思ってよ。」
「私の誕生日は7月30日だ。その日にお嬢と出会った日で、お嬢が決めてくれたんだ。」
「へぇ〜。実は俺も楽と出会った日が誕生日なんだ。やっぱお前、俺と生い立ちが一緒だな。」
「フン。貴様と一緒にされたくないがな。」
「悪ござんしたね。一緒で。」
鶫は正義に悪態をつくが嫌そうな顔をしてはおらず、むしろ笑みを浮かべていた。
「因みに私の誕生日は祝ってなどくれんよ。
せいぜいお嬢が祝ってくれるぐらいだ。」
「じゃ次からはお前の誕生日に出席する人が1人増えるな。」
「まぁいいが。貴様のプレゼントはあまり期待などしてはおらんがな。」
「そんな笑った表情で言われても説得力ねえよ。」
二人とその後も色々と話していたが、あっという間に時間が経ち、千棘の誕生日会の時間になってしまった。
楽たちが集合時間に遅刻してきたのは
また別の話。
*ーーーー
「本当デッケエな。桐崎ん家って。」
俺たちは今桐崎邸の門の前にいる。大富豪が持っているぐらいのサイズであまりの大きさに感嘆の声をあげてしまう一行。
「千棘ちゃんの親ってなにやってる人なんだろう・・・」
(もしかして桐崎のやつ、まさか自分家がギャングだってこと伝えてねぇのか?)
すると、千棘がトコトコと門の前まで歩いてくる。しかも、俺たちが来ていることにとても驚いているのか、もしくは焦っている表情だ。
「な、なんでみんなここに?」
「実は本日はお嬢の誕生日だということで
恐れながら私お嬢に内緒でご招待させて頂いたのです。」
そうして、門が開くと桐崎は楽と正義を引っ張っていく。
「ちょ、なななななんだよ!?」
「どうしよう・・!まだ私みんなにギャングだってこと伝えてないのに!」
正義の予想は的中した。桐崎はやはり、自分家がギャングだってことを伝えていなかったのだ。
(やっぱな・・・。)
「んだよ。そんなことかよ。」
楽はその事に対してそう返す。
「そんなことじゃないわよ。私そのせいで今まで友達出来なかったのよ?気にして当然じゃない。」
「はぁ〜。おーい小野寺〜。実はこいつ家はな〜」
「ヒャアアア!」
楽はこの状況を打開するために小野寺達に強引にその事を伝える。
「まぁ日本でいうヤクザみてえなもんだ。」
「へぇ〜。やっぱ千棘ちゃんってすごいお嬢様だったんだ〜。すごいなー。」
「え?」
「な?平気だったろ?」
千棘は小野寺のものすごい適応力に驚いていた。それだけではない。ギャングということに悩みを抱えていたのだがそれが一気に崩れ落ちたからでもある。
なにもともあれ、俺たちは鶫の案内の元
パーティー会場に向かう正義一行。ドアを開けたそこには・・・
「ハッピーバースデーお嬢‼︎」
「誕生日オメデトーゴザイマース!」
カタゴトの日本語を話す厳ついギャング組員が沢山いたのだ。男たちはクラッカーをパンパカパン鳴らし、拳銃を撃っている者もいた。
「おやおや、これはこれはお嬢のご学友の方々もいらっしゃるのですか。ようこそ。歓迎いたします。」
そこには普段とは違い、紫色のスーツに身を包んだクロードの姿があった。
「一条のお坊ちゃん方もいらっしゃるのですか!これは困りましたね〜!坊ちゃんはさぞ嬉しいプレゼントを用意しているのでしょう!私がプレゼントを渡すのが少々はずかしなってきましたよ〜。」
(こいつ段々と態度が露骨になってきたな・・。)
まぁこんな感じで会場の挨拶は済んだので
桐崎へのプレゼントを渡すこととなった。
「はい。私は文房具。」
「私は小説。」
小野寺と宮本は文房具と小説にしたらしい。
「では私からはこれを。」
鶫は千棘に似合う服をあげた。
そして、正義というと・・・
「俺からはこれ。」
桐崎のリボンと同型だが色違いのリボンをあげたのだ。色は紫。
「ありがとう。大事にするわね。」
「喜んでくれてのよかったよ。」
喜んでくれたことに安心して胸を撫で下ろす正義。
そして肝心な楽はというと・・・
(なんじゃそりゃーーーー!?)
千棘ととても似ている金髪のゴリラのぬいぐるみだったのだ。これは流石に周りのギャングも怒りを買う。
「おいゴラァ!お嬢をゴリラとでも言いてえのか?」
「違う!俺は真剣に考えて!」
しかし、桐崎は・・・
「うふふ!ありがとう!大事にするわね!」
予想に反してとても笑顔だった。これには正義もびっくりである。
(一時はどうなるかと思ったぜ・・。)
この後もパーティーが続いたが、家のベランダから楽と桐崎の叫び声が聞こえたのはまた別の話。
どうでしたでしょうか?
今回はオリジナル要素をかなり入れさせてもらいました。
若干キャラ崩壊してるかもしれません。(焦)
プレゼントをなにを買うのだろうととても迷いました
がやはり千棘ちゃんのトレードマークのリボンに
させてもらいました。
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